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会議結果(平成15年8月26日)
1 会議の名称
平成15年度愛媛県情報公開検討委員会
2 開催日時
平成15年8月26日(火曜日)14時30分から16時
3 開催場所
県議会 農林水産・建設委員会室
4 出席者
委員14名、事務局9名
5 次第
(1)開会
(2)議事(全部公開)
- 情報公開条例・個人情報保護条例の運用状況について
- 個人情報保護法、行政機関個人情報保護法の概要について
- 情報公開事務等の電子化への対応について
(3)閉会
各委員の主な意見
情報公開条例・個人情報保護条例の運用状況について
特になし
個人情報保護法、行政機関個人情報保護法の概要について
(百地副会長)
情報公開条例の実施機関に公安委員会・警察本部を加える時、警察業務の特殊性等から、いろいろ支障があるんじゃないかとかなり慎重だったが、いざ実施してみると、請求件数も意外と少なかったし、特別支障も生じていない。個人情報保護条例の関係についても、適用除外とかしっかり定めておきさえすれば、問題も起こらないだろう。基本的には前向きに検討するということでいい。
(横山委員)
愛媛県は、条例等の制定が他県に比べていつもちょっと遅いかなというのがある。職員等に対する罰則についても、いつかやるのであれば、早く取り組むべきではないか。
(藤山委員)
今後、(学識経験者で組織する)研究会で、13年7月の提言との関係、バランス等について十分に検討したい。
(岡田委員)
改正のポイントの一つに警察本部長、公安委員会の実施機関入りがあるが、情報を隠すことがないようにしてもらいたい。情報は最大限出していかなければならないという姿勢を堅持して、今後ワーキンググループで検討していただきたい。ワーキンググループのとりまとめがあまりにも後ろ向きになったとすると、この条例改正のスケジュールでは非常にまずいと危惧している。
(会長、藤山委員)
何もワーキンググループの検討結果にとらわれることなく、いろいろ意見を言って、直すべきところは直せばよい。
情報公開事務等の電子化への対応について
(岡本委員)
インターネットでの請求のほとんどは、苦情とか情報提供に係るもの。制度自体は周知されているが、手続きが周知されていないので、苦情メールと誤解されて自分の要望を入力してくる。
受付日について、松山市では役所に届いた日、受信した日としている。
抽象的な表現であれば補正を求めれば、受付日は対応できるのではないか。
個人情報の開示請求については、面談方式でないと、成りすましが怖い。
(稲垣委員)
伊予銀行でも、インターネットを利用したサービスを行っており、大きく分けて3つある。1つ目は誰でも利用できる資料や申込書の請求。2つ目は、個人ローンの仮申込で、キャッシュカードを利用しているお客様に限定して、キャッシュカードの暗証番号で本人確認をしている。3つ目は、インターネットバンキングで、厳しく本人確認をしており、事前に会員登録をしている。会員番号、取引番号、本人に直接渡す暗証番号で二重三重にチェックをかけて本人確認を行っている。
データの漏えいとか改ざんについては、現在主流となっている暗号化で対応すればいいのではないか。
あいまいな請求について、伊予銀行の場合、できるだけ画面で選択するものを多くし、なるべくあいまいな受付をしないように心がけて、インターネットのホームページの画面を作った。東京都のように、請求できるのは文書管理システムに登録したもののみという方式でやれば、あいまいな受付けは防げるのではないか。
(岡本委員)
松山市では、東京都のセレクトできる方式も検討しているが、役所言葉の目録を見ても何のことかわからないという方もいる。「こういうものがほしい」とあいまいな請求でも受けてあげれるような運用もしていきたい。
PDFファイル
資料1
資料2
資料3
IT社会における個人情報保護法制の整備[PDFファイル/10KB]
資料4
資料5
資料6
行政機関個人情報保護法の成立に伴う主な条例改正検討事項[PDFファイル/13KB]
資料7
個人情報保護条例改正の検討に係る今後のスケジュール(案)[PDFファイル/10KB]
資料8
電子文書関連システムの整備スケジュールと国の動向等[PDFファイル/46KB]
15年度に開発する電子申請システムの機能概要図[PDFファイル/17KB]
資料9
情報公開事務等の電子化の現状と今後の対応(案)[PDFファイル/105KB]
資料10
都道府県の電子申請による情報公開請求の状況[PDFファイル/10KB]