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医療施設
医療を担当する場としての医療施設には、病院・診療所・老人保健施設があるほか、広い意味で薬局・医療品販売業も含まれます。
病院・診療所・老人保健施設については、その分布と整備の実態を明らかにするために、「医療施設調査」や「社会福祉施設調査」「介護サービス施設・事業所調査」等が実施されています。
また、病院・老人保健施設における患者・入所者・通所者等の利用状況については、病院や老人保健施設の管理者から「報告」が提出されています。
1病院
- (1)令和元年10月1日現在の病院数は135施設で、前年と比べて6施設減少しました(休止、休診中の施設を除く)。人口10万対病院数は10.1(全国6.6)で、全国平均を上回っています。
なお、市部・郡部別にみると、市部10.3、郡部8.2となっています。
また、開設者別では、医療法人90施設(構成比66.7%)、公的医療機関21施設(同15.6%)、公益法人3施設(同2.2%)、国5施設(同3.7%)等となっています。 - (2)令和元年10月1日現在の病院の病床数は21,170床で、前年に比べ624床減少しました。人口10万対病床数は1,581.0床(全国1,212.1床)です。
なお、病床を種類別にみると、一般病床11,970床(人口10万対894.0床)、精神病床4,481床(同334.7床)、結核病床36床(同2.7床)、感染症病床24床(同1.8床)、療養病床4,659床(65歳以上人口10万対1054.0床)となっています。 - (3)令和元年中の病院の利用状況をみると、在院患者延数は6,018,325人(前年6,148,690人)、平均在院日数は29.8日(同30.5日)、人口10万対1日平均外来患者数は1,355.7人(同1,363.7人)となっています。
また、病床利用率についてみると一般病床が72.9%(前年73.1%)、精神病床が79.4%(同79.2%)、結核病床が26.0%(同18.8%)で、全体では77.1%(同77.2%)となっています。
2一般診療所
- (1)令和元年10月1日現在の一般診療所数は1,226施設で、前年と比べ18施設減少しました。(休止、休診中の施設を除く)。人口10万対一般診療所数は91.6(全国81.3)で、全国平均を上回っています。
- (2)令和元年10月1日現在の一般診療所の病床数は2,406床で、前年に比べ78床減少しました。人口10万対病床数は179.7床(全国72.0床)で、全国平均を大幅に上回っています。
3歯科診療所
令和元年10月1日現在の歯科診療所数は660施設で、前年と比べ12施設減少しました。人口10万対歯科診療所数は49.3(全国54.3)で、全国平均を下回っています。
4薬局・医薬品販売業
- (1)令和元年度末現在の薬局数は598施設です。
- (2)令和元年度末現在の医薬品販売業を業種別にみると、店舗販売業457(卸売を含む)、薬種商販売業1、配置販売業70、特例販売業11となっています。
5介護老人保健施設
令和元年10月1日現在の介護老人保健施設数は69施設で、前年と同数でした。入所定員数は5,289人で、前年と比べて23人減少しました。
6訪問看護ステーション
令和元年10月1日現在の訪問看護ステーション数は156施設で、前年と比べて14施設増加しました。