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愛媛県家畜及び鶏の改良増殖計画(案)の概要
今後(乳用牛、肉用牛、豚は令和17年度、鶏は令和12年度)の方向性として、多様な消費者ニーズに対応した、農場から食卓までを支える強みのある家畜づくりを目指す。
国の家畜改良増殖目標を踏まえて、これまでの生産性を高める改良に加え、乳用牛では、長命連産性の向上のための疾病抵抗性評価の活用、暑熱耐性など愛媛県を含む日本の飼養環境に適した改良、肉用牛では、脂肪交雑だけでなく、食味や飼料利用性、繁殖性など新たな改良形質に着目した改良の推進や短期肥育・早期出荷の普及、豚では、強健性につながる肢蹄評価の活用による改良促進、卵用鶏では、長期にわたり高い産卵性を維持する改良促進、肉用鶏では、飼料要求率と育成率の改良を促進するとともに、地鶏では、特色ある品質を保持しながら、生産コスト低減の取組みを盛り込んでいる。
○具体的な目標
1 乳用牛
目標年度は令和17年度とする。
1 改良目標
- 乳用雌牛の能力(ホルスタイン種)、年間乳量9,800キログラム、乳脂肪3.98%、無脂固形分8.79%、乳蛋白質3.33%
2 増殖目標
- 飼養頭数4,070頭 うち2歳以上の雌牛3,060頭
2 肉用牛
目標年度は令和17年度とする。
1 改良目標
○肥育牛の能力
- 黒毛和種、肥育開始体重280キログラム、肥育終了月齢27か月齢、肥育終了体重775キログラム、枝肉重量515キログラム、1日平均増体量0.86キログラム
- 乳用種、肥育開始体重300キログラム、肥育終了月齢18か月齢、肥育終了体重785キログラム、枝肉重量455キログラム、1日平均増体量1.45キログラム
- 交雑種、肥育開始体重290キログラム、肥育終了月齢24か月齢、肥育終了体重835キログラム、枝肉重量543キログラム、1日平均増体量1.05キログラム
○雌牛の能力
- 黒毛和種、初産月齢25.3か月齢、分娩間隔12.5か月、体高130センチメートル、胸囲190センチメートル、かん幅48センチメートル、体重520キログラム
2 増殖目標
- 飼養頭数 9,260 頭 うち肉専用種5,660頭 うち愛媛あかね和牛510 頭(年間出荷頭数240頭〉
3 豚
目標年度は令和17年度とする。
1 改良目標
○純粋種豚の能力
- ランドレース、育成頭数11.2頭、子豚総体重66キログラム、飼料要求率3.0、1日平均増体量690グラム(体重0~105キログラム)、910グラム(体重30~105キログラム)、ロース芯の面積32平方センチメートル、背脂肪厚の厚さ2.1センチメートル
- 大ヨークシャー、育成頭数11.4頭、子豚総体重68キログラム、飼料要求率2.9、1日平均増体重700グラム(体重0~105キログラム)、950グラム(体重30~105キログラム)、ロース芯の面積32平方センチメートル、背脂肪厚の厚さ2.0センチメートル
- デュロック、育成頭数8.3頭、子豚総体重45キログラム、飼料要求率2.8、1日平均増体重780グラム(体重0~105キログラム)、1,100グラム(体重30~105キログラム)、ロース芯の面積33平方センチメートル、背脂肪厚の厚さ2.5センチメートル
- 中ヨークシャー、育成頭数8.0頭、子豚総体重44キログラム、飼料要求率3.3、1日平均増体重750グラム(体重30~105キログラム)、ロース芯の面積30平方センチメートル、背脂肪厚の厚さ2.5センチメートル
○母豚の能力
- 1腹あたり生産頭数12.6頭、育成率95%、年間分娩回数2.3回、1腹あたり年間離乳頭数27.5頭
○肥育豚の能力
- 出荷日齢180日齢、出荷体重120キログラム、飼料要求率2.8
2 増殖目標
- 飼養頭数215,700頭 うち愛媛甘とろ豚8,600頭(年間出荷頭数15,000頭)
4 鶏
1 改良目標
○鶏の能力
- 卵用鶏、飼料要求率1.9、産卵率89%、卵重量61~65グラム、日産卵量54~58グラム、50%産卵日齢144日齢
- 肉養鶏、出荷日齢46日齢、飼料要求率1.6、育成率95%
2 増殖目標
- 卵用鶏、飼養羽数234万4千羽
- 肉用鶏、飼養羽数89万4千羽 うち媛っこ地鶏 2万6千羽(年間出荷羽数8万羽)
お問い合わせ
愛媛県 農林水産部 農業振興局 畜産課 酪農飼料係
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