ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 総務部 総務管理局 > 行政経営課 > 愛媛県酪農・肉用牛生産近代化計画(案)の概要

本文

愛媛県酪農・肉用牛生産近代化計画(案)の概要

ページID:0127974 更新日:2025年11月20日 印刷ページ表示

 計画期間は令和8年度~令和12年度(現在の数値は令和5年度)

○基本的な考え方

 本県では、これまで飼養規模の拡大や新技術の導入による経営の安定化により、酪農及び肉用牛生産振興を図ってきたが、高齢化や担い手不足による飼養戸数の減少に加え、飼料を始めとした生産資材の高止まり、環境や持続性に配慮、対応した畜産物生産の必要性の高まり等、酪農、肉用牛を取り巻く情勢は大きく変化している。
 このため、移り変わる経営環境に対応できる持続的な酪農、肉用牛生産を目指した取り組みを推進する。

○具体的な対策(抜粋)

1 担い手の確保、経営力の向上

  • 魅力ある業としての発信、国、県の各種支援策の周知
  • 施設の補改修、家畜導入等の持続的な経営のための支援

2 労働力不足への対応

  • 公共牧場、コントラクター等の外部支援組織の活用や、スマート農業の導入推進による省力化、効率化
  • 外国人材等の多様な労働力の確保、定着に向けた環境、体制づくり

3 家畜衛生対策の充実、強化

  • 水際検疫の徹底
  • 飼養衛生管理基準遵守の徹底による防疫対応の強化

4 安全確保の取組の推進

  • GAPやHACCPの認証取得等による生産から加工までの各段階におけるより高度な工程管理の推進
  • 飼料や動物用医薬品等の適正使用や抗菌薬の慎重使用の取組の推進

5 アニマルウェルフェアの推進

  • 生産者、消費者双方の理解醸成、先進的な取組の普及、啓発

6 環境と調和のとれた畜産経営

  • 耕種農家のニーズに合った堆肥生産やペレット化等による耕畜連携の推進
  • 堆肥センター等の外部支援組織の活用による持続的な経営基盤構築の推進

7 自然災害に強い畜産経営の確立

  • 非常用電源等の融通計画や災害発生時の事業継続体制の整備
  • 牛舎、施設の倒壊等の対策、停電対策、断水対策の推進

8 暑熱対策の推進

  • 畜舎環境等の効果的な暑熱対策の周知、指導
  • 気候変動を踏まえた品種、作期等の検討、指導

9 経営安定対策等の着実な運用

  • 配合飼料価格安定制度を始めとする各種経営安定対策の適切な運用

10 消費者の理解醸成等

  • オンライン等での情報発信による畜産業の社会的意義や畜産物の価格形成に対する消費者の理解醸成の推進

○重点的に取り組む事項

担い手の確保

  • 第3者継承等を活用した担い手確保と地域の連携
  • 事業等を利用した外部支援組織の持続的な経営体制の確立

○飼養頭数等の目標

 現在を令和5年度、目標を令和12年度とする。

1 乳用牛

  • 総頭数 現在4,500頭、目標4,180頭
  • うち成牛頭数 現在3,440頭、目標3,170頭
  • うち経産牛頭数 現在3,140頭、目標2,820頭
  • 経産牛1頭当り乳量 現在9,080キログラム、目標9,600キログラム
  • 生乳生産量 現在28,501トン、目標27,000トン

2 肉用牛

  • 総頭数 現在9,910頭、9,560頭
  • 肉専用種頭数 現在5,660頭、目標5,660頭
    うち繁殖雌牛頭数 現在1,670頭、目標1,670頭
    うち肥育牛頭数 現在3,300頭、目標3,300頭
    うちその他 現在690頭、目標690頭
  • 乳用種等頭数 現在4,250頭、目標3,900頭
    うち乳用種頭数 現在960頭、目標900頭
    うち交雑種頭数 現在3,290頭、目標3,000頭

○飼養戸数の目標

 現在を令和5年度、目標を令和12年度とする。

1 乳用牛

  • 農家戸数 現在78戸、目標55戸
  • 1戸あたり飼養頭数 現在57.7頭、目標76.0頭

2 肉用牛

  •  農家戸数 現在133戸、目標85戸

○飼料作物の作付面積等の目標

 現在を令和5年度、目標を令和12年度とする。

  1. 飼料作物の作付面積 現在1,845ヘクタール、目標1,794ヘクタール
  2. 飼料作物の生産量 現在11,722TDNトン、目標13,110TDNトン

お問い合わせ

愛媛県 農林水産部 農業振興局 畜産課 酪農飼料係
Tel:089-912-2575 Fax:089-912-2574 


AIが質問にお答えします<外部リンク>