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県内産主要農水産物の放射性物質の検査に関する記者発表の要旨について
日時 平成23年9月6日火曜日 11時10分から
場所 知事会議室
(知事)
それでは、県内産主要農水産物の放射性物質の検査についてお話をさせていただきます。福島第一原発事故の影響によりまして、農水産物への風評被害が懸念される中、これから本県農水産物の主力である温州みかんの本格的な収穫時期を迎えます。そういったことから県では、消費者の不安払拭と風評被害防止を図るために、主要な農水産物について、9月から放射性物質の検査を実施し、安全性を確認することとしましたので、お知らせをさせていただきたいと思います。今回の確認検査は、米、温州みかん、マダイなど12 品目について、収穫または漁獲される時期に、簡易放射線測定器、これはサーベイメータ及び簡易スペクトロメータといいますけれども、これによる検査を行いまして、放射性物質の有無を確認するとともに、異常値が検出された場合には、愛媛県原子力センターでゲルマニウム半導体検出器による確定検査を実施し、その結果をホームページで公表することとしています。検査の開始時期は、米を皮切りに、来週9 月12 日から始めることとしています。なお、8 月24 日の定例記者会見の際にお知らせをいたしました戻りカツオの定期検査につきましては、今日、水揚げがなされたという報告が入ってきましたので、早速、現場に向かって、今ちょうど検査をしているくらいだと思います。これも開始をいたしましたことを併せてご報告をさせていただきたいと思います。まだ、結果は出ていません。詳細については、先ほどお話がありましたように、この後、担当部局の方から説明をさていただきたいと思います。
(愛媛新聞)
検査期間が年内になっているが、この先はどうなるのか。
(知事)
これは状況次第ですね。今のところ、まず、とりあえず機器は購入しましたので、そろっていますから、その状況を見極めながら考えていきたいと思います。
(愛媛新聞)
手持ちの機器のみで対応できると。
(知事)
はい、そうですね。
(共同通信)
当初、米の問題などが発生した際には検討するということで、早急に検査体制をという話は出なかったが、ここにきて対象を拡大して検査に踏み切った理由を。
(知事)
基本的には、愛媛県の場合は、距離も遠く離れておりますし、さまざまな測定値も異常な数値が検出されていませんので安全だと思います。ただやはり、消費者の心理というものを考えて、特にこれから愛媛県の主力品種である果樹が収穫期に入ってまいりますから、そういったことをやった上で公表する方が農家のためにもなるのではないかなというふうに思い、実施することといたしました。
<問い合わせ先>
農産物
農林水産部農産園芸課 山中、崎山
Tel:089-912-2555
水産物
農林水産部水産課 八木、関
Tel:089-912-2618