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松山ー台北線の就航に関する知事共同取材(11月27日)の要旨について

ページID:0011364 更新日:2018年11月28日 印刷ページ表示

日時:平成30年11月27日(火曜日)

 16時00分~16時05分

場所:西予市野村公会堂前

 

(テレビ愛媛(幹事社))

 台湾便の就航が決まったことに対する所感を。

 

(知事)

 まずですね、第3四半期に、どういう形になるかは、まだ正式に決まっていないのですけれども、定期便を就航するという方針を決めていただいたという連絡が入りましたので、本当に長年の夢がようやく実現したということでうれしく思っています。

 振り返ったら初めて仕掛けをしたのは松山市長時代、今からもう15年くらい前になるのですけれども、松山と松山(しょうざん)という同じ名前の空港を、とりあえずまず飛ばすということに執念を懸けてきたのですが、それが認められて今日に至っています。

 特に、このきっかけはですね、やはり多少無理をして誘致した日台観光サミット、もうこれが本当に大きな転換点でした。その時にエバー航空の副社長が初めて来県されまして、もうこの時を逃してはならないということで、愛媛ファンになっていただくように全力を傾けたんですけれども、帰国されてからすぐにチャーター便をやろうという方針を決めてくれまして、この1、2年の間に多くのチャーター便が飛びました。搭乗率が90パーセントを超えていますので、そういう意味では航空会社もいけると判断をしていただいたので、もう関係者の皆さんの総力が結集されて、熱意が伝わったのかなというふうに思っています。

 

(テレビ愛媛(幹事社))

 就航が決定しことで、経済や観光面でどのようなことを期待しているか。

 

(知事)

 しまなみ海道のサイクリングを中心に、この定期便が実現したときに安定した顧客が獲得できるような布石は打ち続けていますので、割とうまく離陸できるのではないかなというふうに思っています。おそらく、この1、2年のチャーター便の運航実績を見ますと、台湾からの団体客も大いに期待できるのではないかなと思いますので、それはそのまま地域経済の活性化に結び付くというふうに思っています。また、ぜひ長い目で育てていかなければいけないので、上海便、ソウル便ともどもですね、愛媛県内の皆さまにも、ご利用のほどよろしくお願いいたします。

 

(テレビ愛媛(幹事社))

 国際便3路線目ということで、さらに期待することというのは。

 

(知事)

 そうですね、行政の役割というのは、国際間の中で懸け橋をつくる役割だと思うんですね。その懸け橋を活用して、大いに県民、市民、町民の皆さんの、個人でもいいし団体でもいいですし、どんどん交流のチャンネルをつくっていって、その懸け橋をどんどん渡っていただけたらなというふうに思っています。

 

(テレビ愛媛(幹事社))

 その先に見えてくるものは。

 

(知事)

 そうですね、やはりいろんな国々とのアクセスでパイプが太くなってくると、それぞれの都市の活性化にも結び付くと思いますし、また、国と国の問題っていろいろと衝突することもあると思うんですよ。それを抜き差しならないようにしない役割として、地域交流とか民間交流の力ってものすごく大きいと思うので、地球人というフィールドの中でですね、国籍を越えた交流が進むというのは、本当に平和にもつながっていくと思いますので、ぜひそんな路線として成長していってほしいと思います。

 

(テレビ愛媛(幹事社))

 最後に、豪雨災害で乙亥会館が被災した中で、今日、違う会場での開催にはなったが、被災地の野村で乙亥大相撲が開催されたところを見て、あらためて所感は。

 

(知事)

 166年の歴史を誇る乙亥大相撲、しかもこの乙亥大相撲は、プロの力士さんとアマの力士さんがガチンコで取組をするという全国でも唯一の大会になっていますので、その歴史が今回の被災でどうなるのかなということは思っていたのですけれども、やはり復興に向けてがんばるぞという気持ちから、やはり代表的なこの乙亥の火は消してはならないという関係者の思いが集約して、本当に制限された中での開催ですけれども、見事に皆さん立ち上がってくださったので、ますます、本当の復興に向けて、全力で支えないといけないなという思いを強くしました。


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