本文
加計学園理事長の記者会見開催報道に係る知事共同取材(10月4日)の要旨について
日時:平成30年10月4日(木曜日)
13時15分~13時20分
場所:リーガロイヤルホテル新居浜
(NHK(代表))
今朝、一部報道で、今治市の加計学園問題に関して、学園の理事長が今月7日に会見を開く方針だという記事が出たが、このことに対する知事の受け止めはどうか。
(知事)
はい。この件に関しては、今、既に学園は開学しまして、現場では、教職員の皆さん、そして学生の皆さん、一生懸命勉学に励んでいる体制ができているわけなんですけれども、学園を運営するコンプライアンスの面、マネジメントの面で、いろんな意見があるという状況でありました。
そういう中で、責任者たる方の記者会見を、中途半端に終わっていますので、しっかりと開いて説明責任を果たすべきではないかということは、ずっと申し続けてきた背景があります。
また、県議会もそういった方向で、ぜひ説明責任をという決議も可決しているところでありまして、7月以降、豪雨災害もありましたので、その辺りも考えた上で、今回、その声を受け止めて、会見を開くことになったのではないかなというふうに思っています。
(NHK(代表))
会見を開くことに関して、県の方に連絡は来ているのか。
(知事)
誰が、いつということは、ちょっと把握していないんですけども、昨日の夜に、こういった方向で会見を開くというふうなことが、私の方に連絡があったので、どこかにあったということだろうと思います。
(NHK(代表))
あらためて、これまでの学園の対応、説明責任に関して、振り返ってみてどう思うか。
(知事)
そうですね、本当に税を活用するということで考えるならば、丁寧にやっぱり説明するというのが大事なことだと思いますので、タイミング的にもう少し早くということもあったのかなとは思いますけれども、ここに至った間には、やはり西日本豪雨がありましたので、それは配慮していただいた上での日程調整だったのかなと思っていますので、開くということに関しては、評価をさせていただきたいと思います。
(NHK(代表))
会見が開かれた場合、どんなことを話してもらいたいと考えているのか。
(知事)
いや、これはもう本当に、我々としては多くの方々が納得するような説明を丁寧にということを申し上げていますので、ここのフィールドはむしろ、マスコミの皆さんのフィールドになりますので、そこについてとやかくということは今の段階では考えていないです。
(愛媛朝日テレビ)
知事の方に、何か説明はあったのか。
(知事)
いや、それはたぶん県のどこか、原課の誰っていうのはちょっとまだ分からないですけれども、どこかに連絡があって、それが私のところに上がってきたと、そういう話です。
(愛媛朝日テレビ)
記者会見ではなくて、知事にも説明に伺いますよというのは。
(知事)
いやいや、それは聞いていないですけれど。はい。
(愛媛朝日テレビ)
知事への説明ということについては。
(知事)
いや、もうそれ以上に、まず前回地元の記者の皆さんも記者会見に入れなかったということで、いろいろとニュースで流れていましたので、それはやはり、ちゃんと地元の記者さんは会見の場に入れるようにすべきではないかということは申し上げてきたので、今回は、そういうふうにはなっているのかなというふうには思っていますけれども。
(朝日新聞)
今の件に関連して、今回の会見も、仮に地元の記者限定など、限定された形になってしまった場合は、何か対応など考えるのか。
(知事)
いやあの、我々としてはですね、ともかく説明責任を果たしていただきたいということが全てでありますので、それはそのフィールドでマスコミの皆さんとのやり取りがあるんでしょうし、また、それがもし問題がある場合は、これは認可の問題ですから、国等のマターになってくると思いますので、特に我々は考えていないです。今の段階では。
(読売新聞)
昨夜連絡があったというのは、どういう内容の連絡があったのか。
(知事)
10月7日に今治でシンポジウムを開催する。で、それが終わり次第、2時ぐらいから記者会見を開催いたします、という連絡です。
(毎日新聞)
知事が言う地元というのは、「愛媛県の」という限定した意味に捉えたので良いか。
(知事)
はい、特に前回は(本県の記者は入れなかったが)、愛媛県の税を活用するというふうなことですから、当然のことながら、愛媛県の記者クラブの皆さんは、取材をする権利があると思いますので、それがなされていないというのは、大きな問題だというのは申し上げた次第です。