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令和3年度9月補正予算知事査定冒頭取材(8月27日)の要旨について
日時:令和3年8月27日(金曜日)10時00分~10時07分
場所:本館4階会議室
(テレビ愛媛(幹事社))
では、まず幹事社の方から質問させていただきます。今回の9月補正の規模感、編成方針、そして重点項目についてどのようにお考えでしょうか。よろしくお願いします。
(知事)
昨年の9月の補正予算もコロナ対策が中心となって、かなり大規模、160億円ぐらいの規模だったと記憶しています。今回もそれ以上に、全国的なデルタ株の感染拡大の真っただ中にいますので、対策が必要と考えておりますので、一昨日、議会会派からも要望をいただいていますので、できることを含めて、そういったことを網羅したコロナとそれから災害対応が中心の予算編成になると考えています。状況からすれば、特に県の単独の支援、応援金等々を含めていくと180億円ぐらいの、今まだこれからですけども、規模的な状況になるのではないかなと予想しています。
主なものはですね、まず、コロナの関係では特に中等症病床を増やしていますので、そういったところへのしっかりとしたサポート、それからワクチン接種もどんどん進めていますので、この体制へのサポート、これが大きな点であろうと思います。それから、コロナが長引くことによっていろいろな悩み、不安が社会の中に広がっていますから、きめ細かい相談体制の充実が必須だと考えていますので、そういった相談体制の充実というのも大きなポイントになろうかと思います。それから先ほど申し上げました、金額的には一番大きなオーダーになるかもしれないえひめ版の応援金、特に市町の財政状況を鑑みますと、やるとすれば県の単独でやるしかない。それがどこまでできるかというのが、今回一番頭を悩ませるところかなというふうに思っています。また、そうはいっても社会を全部止めるというそんなことはできるはずもないし、経済との両立というものがハンドリングで求められるところなんで、そういった点においては先ほど経済の問題は言いましたけども、スポーツや文化活動も当然のことながら感染対策を前提にしてやれる環境というものがどこなんだというふうな観点で後押しをするというふうなことも大事な視点だと思っています。それから、防災の方なんですが、特に河川、港湾、道路、海岸、土砂の堆積の河床掘削、こういったところを重点的に県単独で実施したいと思います。その他につきましては、今ずっと進めてきているえひめ森林公園、これはとべ動物園とこどもの城のジップラインも完成していますので、さらにそのエリアの将来的な充実を考えて、この森林公園の整備というものにも気を配っていきたいというふうに思っています。以上です。
(テレビ愛媛(幹事社))
では各社さん、質問がありましたらお願いします。
(テレビ愛媛)
すいません、テレビ愛媛ですが、先ほどの応援金については、もう少し具体的な細かい詳細等についてはどのようにお考えでしょうか。
(知事)
基本的な考え方としては第4波で行ったのが、このときは県と市町が半分半分財源を出し合って組み立てたものでした。まず、金額は限界がありますけれども、頑張ってほしいというメッセージが送れるというふうな趣旨も含めて時短要請以外のエリア、そして県下全域ですね、それから応援金も時短協力金の対象外の飲食店、そしてそれだけではなくて幅広い、特に中小企業の事業者に支給するという事業だというふうに思っていただきたいと思います。ただ今回、何が違うかというと市町のコロナの交付金がもう一部のところでは枯渇していますから、財源の捻出が前回同様にできない可能性がありますから、ここらあたりの分析と、県も同じような立場なんですけども、もっと雑巾を絞るように財源捻出できるところはないかということをぎりぎりまでやっているので、その範囲でやれるものが決まってくるというふうなことだと思っています。
実はですね、本当はですね、この事業者支援の支給金、あるいは個人の給付金、これはもう財源を生み出せる国の政策ジャンルだと思います。でもそれがない以上は県レベル、その分、規模は限界ありますけども、何らかの手を打つ必要があるのかなという、本当に難しい判断になってくるかなと思いますね。
(テレビ愛媛)
対象については、前回並みではあるものの。
(知事)
できればですね。そこまでの捻出ができるかどうか。
(テレビ愛媛(幹事社))
その他、よろしいでしょうか。ではこれで終わります。
(知事)
はい。