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安倍首相就任及び内閣発足に関する知事記者会見の要旨について

ページID:0011172 更新日:2013年2月6日 印刷ページ表示

日時 平成24年12月26日 17時40分

場所 知事会議室

 

(あいテレビ(幹事社))
安倍新政権への評価や期待することはどうか。

 

(知事)
本当に、決まらない政治が続いてきましたので、丁寧に、そしてまた果断に決めていく政治、これを本当にぜひ実行していただきたいと期待したいと思います。

 

(あいテレビ)
閣僚の顔ぶれについて、どのように受け止めたか。

 

(知事)
経験豊かな方が非常に多い、重厚な布陣かなという感じがしますので、これがうまく連携できれば、非常に推進力のある政治が期待できるんじゃないかなと思っています。

 

(あいテレビ)
今回、自民党は野党から与党に戻ったが、今回の閣僚は、新しい自民党にどう変わったかが感じられるような顔ぶれか。

 

(知事)
特に党人事を含めてですね、派閥色が非常に薄まっているんじゃないかなという印象を持っていますので、その辺りには色濃くそういった新しい風というのは出てきているのかなという気がします。

 

(あいテレビ)
そういうことを含めての期待ということになるか。

 

(知事)
そうですね。スタートですから、多いに期待させていただきたいと思います。

 

(読売新聞)
閣僚の中で、よく知っている人はいるか。

 

(知事)
個人的には付き合いのある方も多いんですけれども、誰というのは、ちょっと名簿がないので、今、何とも言えないですね。

 

(毎日新聞)
経済再生担当大臣は、新たに設けられた大臣であるが、特に期待する経済政策は何か。

 

(知事)
実は、いろいろな見方があると思うんですけれども、マクロの経済と、それから、地域ごとのミクロの経済政策、両方必要だと思うんですね。マクロについては、もう国の方でお考えいただけたらと思うんですけれども、それは需要の喚起であるとか、あるいはマネーサプライのハンドリングであるとか、いろいろな方法があると思います。ただ、地域の経済というのは、産業構造も地理的な条件もそれぞれ異なりますから、その辺りについては、例えば交付金制度などを活用してですね、それぞれの地域が独自に打てるような、余白というか、のりしろを設けるような工夫というのもしていただけると、地域からの経済活性化策と国のマクロの経済活性化策がリンクするというような形になるので、そうした視点も持っていただきたいなと思いますね。

 

(共同通信)
民主党の代表も海江田さんに代わったが、今後、野党となる民主党に、与党経験を生かして期待することは何か。

 

(知事)
当然、この移り変わりというのは世の常ですから、ましてや小選挙区制度というのは、そうしたことを前提につくられた政権交代可能な制度なので、当然のことながら、3年半の反省、それから分析、こういったことをしっかり行った上で、また次に向かっての前進を、スタートを切っていただきたいなと思います。いずれにしましても、心地よい緊張感、与野党の緊張感があって初めて、物事というのが極端に振れることなく進んでいきますので。ただ、これまでの、この数カ月の、決められない、決めさせない、そして決まらないという政治だけは、ぜひ与野党ともに話し合いをする中で、脱却をしてほしいなと思います。

 

(愛媛新聞)
環境、原子力防災担当大臣に電力消費地の東京選挙区で選出された石原伸晃さんが就任しているが、これから原発の再稼動問題などもある中で、原発立地県の立場として、地元不安であるとか、安全対策などに心配することはあるか。

 

(知事)
いや、特にこの段階ではないですね。この段階というのは、まず期待というのが、当然、スタートの時点ですから。ですから、愛媛県としてはこれまで、3月11日以降、独自の取り組みもしてきましたので、立地県としての主張はなんら変わることはないということでございます。

 

(時事通信)
地方分権はどうか。

 

(知事)
そこがちょっと、今回、争点にあまりなっていなかったので、でも、ずっと言ってきたようにですね、この国の財政状況を踏まえると、いわば今までの仕組み、中央集権的な仕組みでは限界が来ているというのは誰が見ても明らかでありますから、やはり国と地方の役割分担というのを明確化し、そして、それに見合った形で国政の集中、それから、地方の仕事の集中、こうしたものを明確にしていくというのは、この国の将来を考えたときには、避けて通れない課題だと思いますので、この流れというのは、ぜひさらに一歩進めていただきたいなと思いますね。

 

(産経新聞)
高市さんと野田さんという女性二人が重要なポストに就いたことについて、どう考えるか。

 

(知事)
実は、お二人とも国会議員時代の同期当選で、一緒だったんですけれども、非常にバランス感覚はお二人ともあるんじゃないかなと思いますけどね。

 

(産経新聞)
特に女性だからというのは。

 

(知事)
あまり気にしてないです。

 

(愛媛新聞)
選挙戦に関して、自民党サイドから何か言ってきたようなことはあるか。

 

(知事)
いや、直接はないですよ。


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