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「えひめ ひめボスナビ」公開の記者発表の要旨について
【記者発表】
日時:令和7年3月21日(金曜日)11時32分~11時46分
場所:知事会議室
【記者発表資料】
・「えひめ ひめボスナビ」の公開について [PDFファイル/2.27MB]
(南海放送(幹事社))
では続いて、「えひめ ひめボスナビ」の公開についてです。
それでは知事、よろしくお願いします。
(知事)
先ほどの人口減少対策の一環でもあるんですけども、働き方改革を通じて、若者に愛媛県を就職先として選んでいただこう。そうするためには、職場改善、すなわちそれは経営者の意識改革。これをなくして、企業も人材が確保できない非常に難しい時代に入ってきたと思います。そのためにひめボス宣言事業所認証制度を呼び掛けて、これまで経済界の皆さんも、そりゃそうだということで、かなり積極的にこの認証制度を取るために取り組みを進めてきていると思います。
これに関してわれわれは企業の側に、(ひめボス宣言事業所認証制を)取って終わりでは、さらなる拡大にはつながりませんので、取ったらこういうことを県がフォローしてくれるんだという付加価値というものを、この認証制度に常に追い求めていくということが重要だと考えています。
そこで今回、ひめボス宣言事業所認証制度に関して、学生等に認証企業の取り組みを紹介するホームページ「えひめ ひめボスナビ」を作成いたしました。完成しましたので発表させていただきます。
ひめボス認証制度は、創設以降、性別を問わず選ばれる企業へ変革、成長できるよう先ほど申し上げたように県内企業の後押しをするために進めてきた制度でございます。まず前のディスプレイをご覧いただきたいと思います。
昨年の4月に労働局、経済団体と少子化・人口減少に立ち向かう連携共同宣言を締結しまして、各団体のご理解ご協力をいただきながら認証取得企業、急速に増えてまいりまして、現在709社まで認証を取っていただきました。うちスーパープレミアムも13社に増え始めています。ひめボス認証制度は、次なるステップ、今後は大きく二つの展開を考えています。
まず一つ目は認証企業数のさらなる広がりでございます。これまでは県職員やアドバイザーの企業訪問活動はもとより、ひめボス企業のCM放送、また大学祭、移住フェア等を活用した広報活動。私も大学生の前で講演をしたりですね、いろんなことを行ってきました。制度の周知に効果的でありましたので、これらは今後も継続する予定でございます。
また、企業からの声で、今年度ひめボス認証ロゴマークマークにひめボスのみきゃんバージョンを追加して、認証企業では従業員の名刺へデザインをしていただく。無料提供でございますけども取り組みのPRに活用いただいております。
二つ目は認証企業の取り組み促進と魅力発信。これを県でサポートしていくということでございます。経営層を対象としたセミナーの開催。また、県内企業の事例共有などにより、女性活躍や、そして、仕事と家庭の両立等に向けた各社の取り組みの加速を図るほか、学生等の若者層に県内企業の情報を伝えるため、本日発表させていただく「えひめ ひめボスナビ」を中心に発信を強化していきたいというふうに思います。
それでは本日から公開するひめボスナビについてご紹介させていただきます。サブタイトルは「えひめでかなえる理想のキャリア&ライフ」。県の職員が大学や企業を訪問する中で、学生からは、県内企業でも女性活躍や仕事と家庭の両立に取り組んでいる会社が多く、こんなにあるっていうことは知らなかった。
また、認証企業の具体的な取り組みが分かれば、就職活動時の参考にしたい。こういう声をたくさんいただいています。また企業の側からは、人材獲得につながるような認証制度にさらに進化してほしい。また、他社の取り組みが知れる参考になればと。こういった声が多く聞かれています。
そうしたことから、認証企業の具体的な取り組み内容や職場の雰囲気を知ることのできるホームページの構築を進めてきたところでございます。
ひめボスナビのこの構築にあたりましては、県内大学の学生へのヒアリングも行っています。学生が就職活動を行う際に知りたい企業の情報を中心に掲載しているほか、スマートフォンでの閲覧性も考慮したデザインにさせていただきました。
ひめボスナビの構成は大きく三つに分かれています。
まずは女性活躍や仕事と家庭の両立支援に関する認証企業の具体的な取り組みの内容を掲載するということでございます。
二つ目に、実際に自分が働いているイメージが湧きやすいように、認証企業で働く先輩社員のインタビュー。これもすぐに見れるようになっています。それから最後に住んでいると灯台下暗しじゃないんですけど、意外と気づかない愛媛県で暮らす魅力について。これを掲載しています。それぞれのページで特徴についてご紹介をさせていただきます。
まず、各企業のページでは、残業時間の削減に取り組んでいるとかですね、テレワークが可能。今みたいな具体例ですね、これ10項目、こういうアイコンが用意されています。企業ごとに自分はこのうちのこれをやっていますよというこのアイコンが表示される仕組みになっています。いわばその企業の特徴的な取り組みを可視化する、見える化するということでございます。
さらに、アイコンだけでは伝わりませんから、その具体的な取り組み内容を、関連する写真と一緒にQ&A形式で詳しく紹介しておりまして、取り組みの様子がより一層感じられるようなページになっています。
企業の基本情報には各企業のホームページ、採用情報ページのURLも掲載しておりまして、こういったところで興味を持った企業には直接アクセスすることも、このページから可能になっています。
続いて社員のインタビューのページです。実際に働く先輩社員の声をQ&A形式でご覧いただけるようになっています。こういうかたちですね。
実際の職場での様子も掲載することで働いているイメージを持ちやすいよう工夫しているところでございます。
この他、もっと具体的にですね、先輩社員の1日のスケジュールや、それから入社してから今までの配置、昇進等の情報、それから休日の過ごし方。この会社の先輩社員ですね。こういったものを掲載することで、より自分がそこに入って働き始めたらどんな生活が待っているんだろうということが具体的にイメージしやすいような情報提供で工夫を凝らしているところでございます。
最後に愛媛県の魅力、主な特徴。こちらでは、東京や大阪を始めとした都市部での暮らしでは得られない、愛媛ならではの魅力を発信しています。こちらを拠点にすればこんな魅力がありますよ、仕事、暮らし、遊び。ある意味では、働くだけじゃないですから、自らの人生を充実させるための、えひめで暮らすという選択肢への可能性をギュッと詰め込んだページと思っていただけたらいいのではないかと思います。
ひめボスナビには、就職や転職を前にした方々にとって、愛媛で自身の望むキャリアプランやライフスタイルをかなえるためのヒントがたくさん詰まっています。このサイトは大学生を始め転職を検討されている方等幅広い方に魅力的な県内企業を、そして愛媛を知ってもらうための一つのツールとして活用していただけたらと願っています。今後、ひめボスナビがより有用なツールとなるよう、ひめボス認証企業の発信を強化していきたいと思います。
なお、今回はスタートですから、代表的なセレクトした企業が掲載されていますけれども、どんどん増えていく、あるいは企業がですね自分のところをPRしたいというので、企業側からここに掲載できるような仕組みも用意していくことになってますので、どんどん情報は増えていくというふうに思っています。以上です。
(南海放送(幹事社))
ただいまの発表事項につきまして質問のある社はお願いします。
(読売新聞)
読売新聞です。よろしくお願いします。
まずなんですけれども、ひめボスナビで訴えたいターゲットとしては県内の若手なのか、それとも県外から来てもらう人というところも考えてなのでしょうか。
(知事)
両方あると思うんですけども、一つは県内の若手の方。特に女性の方がですね、毎年これ全国の地方も同じ傾向で、東京大阪に行く傾向が強いと。その分析をした結果、企業を知らなかった。それからこういった働き方に関しての取り組みを進めている情報がない、あるいは女性のキャリア制度がちゃんとしているかどうかも分からない。という声がすごい多かったんですね。
だからそれをこのページでちゃんといっぱいあるよということが少しでも知れることによって、県内でということにつながるんじゃないかという、まず県内の若者。
それから愛媛は移住者が非常に増えてきています。年間約7300人まで来てますので、もちろん、そういう噂が噂を呼んでいきますから、その方々が関心を持ったときに働く場所も当然探されますから、どんなとこがあるのかなっていうことで、参考にするためのツールにもなりますから両面にらんでいます。
(読売新聞)
ありがとうございます。追加でですね、今は始まったばっかりなんで代表的な企業しかないということでしたけれども、今後、認証700社以上ありますけれども、いつまでにどれぐらい掲載できたらなっていう目標的なところってあるんですか。
(知事)
いや、ちょっとまだ分からないですけども、まず今回スタートの時点では30社の情報が掲載されています。さっき申し上げたように今後はですね、各認証企業であるならば、ご自身で情報を入力していただく、そういうつくりにしています。
もちろんちゃんとした情報じゃないと駄目ですから、確認はさせていただきますけども、そういうアクセスができるようになってますので、県としても、こういったこともできますよという説明を、企業訪問等で地道にスタートしてからすぐやり始めますので、おそらく順次増えていくんだろうなというふうに思います。せっかく認証を取ったんだったらやっぱり情報掲載した方がいいと思いますので、そういった方がお得ですよっていうようなことを浸透させれば、企業の方から自主的に増えていくんじゃないかなと。
そこらあたりがどのタイミングから増えていくかというのはちょっとまだ読み切れないとこあります。
そもそも、ひめボス認証制度も最初、数十社でスタートしたんですけども、ある段階からグワーッと広がって今700を超えたという状況なので、同じような傾向をたどるんじゃないかなというふうに思っています。
(読売新聞)
ありがとうございました。
(愛媛新聞)
すいません。関連してなんですけれども、そもそもスタートの段階でですね、30社が掲載されているということですけれども、スーパープレミアム認証が13社で、それ以外17社が掲載されているという認識でいいでしょうか。
(少子化対策・女性活躍統括部長)
先ほどのスーパープレミアム認証企業、それと既にもう現在、ひめボスポータルサイトっていうのがもともとありますので、そこでもうPR情報を入力されていた企業などを選んで先行取材ということで30社。まずは載せさせていただきました。スーパープレミアム(認証企業)で(掲載が)間に合わなかった会社が3社ありますので、(今は)全部は入っていません。
(愛媛新聞)
分かりました。ありがとうございます。
※議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。