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令和6年度1月知事臨時記者会見(令和7年1月30日)の要旨について

ページID:0100459 更新日:2025年2月3日 印刷ページ表示

日程:令和7年1月30日(木曜日)

時間:15時13分~15時21分

場所:知事会議室

 

(南海放送(幹事社))

それでは、この際、事前通告しておりました技術検討委員会のとりまとめに関してお伺いします。まずは幹事社の南海放送からお伺いします。

本日5回目の土砂災害対策技術検討委員会が開催されまして、結果のとりまとめがありました。このとりまとめの結果に対して、知事の所感をお伺いしたいと思います。

 

(知事)

まず、何よりも昨年7月に発生した城山土砂災害というのは、3名もの方がお亡くなりになっているという非常に痛ましい災害でございます。何よりもお亡くなりになられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げたいと思います。そして、また多くの方々が被災を通じて厳しい生活を余儀なくされる、大切な資産を失う、いろいろな苦境と向き合ってらっしゃいますので、その方々に対しても改めて心からお見舞いを申し上げさせていただきたいと思います。

当初、非常に難しいのが、管理そのものは県がしているわけではないので、とはいえ、下部のところの県有地もありますから、県で何ができるかというのを考えて、現場の状況を見て、まずは応急の措置が必要であろうということで、県ができる土のう積み等々については、契約を結んでいる県の建設業協会等々と速やかに連絡を取って対処をいたしました。

その後、権限の問題を考えるとどこまで踏み込んでいけるか非常に微妙なところだったんですけれども、少なくとも発生メカニズムの解明というのは、公平でかつ国も含めた検討委員会を設けるということが必要ではないかと判断しまして、メカニズムの解明につきましては県の方で呼び掛けをさせていただき、委員の皆様に議論をお願いさせていただきました。その中で、発生メカニズムの解明そして、再発防止に係る検討、これを目的に議論が進められ、本日、委員会の最終とりまとめがあったと報告を先ほど受けたところであり、お引き受けいただいた森脇委員長をはじめ、委員の皆様、本当に長期間にわたって、しかも、できるだけ早くというオーダーのもとに議論を積み重ねていただきました。本当にありがとうございました。

今回解明された発生メカニズムでは、土砂災害の原因となった斜面の不安定化に大量の降雨、そして二つ目に軟質な捨土、昔の城山を削って捨土してましたから、そういった捨土の分布、そして、その過程の中で起こった樹木の成長、および緊急車両用道路の擁壁、盛土の荷重、こういった四つが影響を与えた可能性があると明記されております。

なお、緊急車両用道路については、土砂流出発生時は、変状のあった道路擁壁を既に松山市の方で撤去されておりまして、土砂流出の起点となるような直接の影響を与えた可能性は低いというふうに書かれておりますが、安定計算などから、道路のそれまでの擁壁、それから盛土荷重が斜面の不安定化に影響を与えた可能性があるという指摘がなされております。いわば間接的な影響ということであります。

松山市に対しては、ご案内のとおり、これまでも繰り返し提案させていただきましたが、緊急車両用道路、本当は並行してできるとは思ったんですけれども、緊急車両用道路の設計、施工等の妥当性についての検証、そして一刻も早く住民説明会を開催する、こうしたことを依頼していますけれども、ぜひぜひ地域住民へ寄り添った対応をお願いしたいと思います。

県としては、先日着手した急傾斜地崩壊防止施設の本復旧工事の早期完成、これも松山市の斜面の工事が完了しないと最終のところまではできないんですが、やれるところはもう速やかに手を付けて、早期完成を目指していきたいと思います。地域住民の皆さんの安全安心な暮らしを1日も早く取り戻せるように、今後とも努めてまいりたいと思います。以上です。

 

(南海放送(幹事社))

それでは、今のお答えに対して質問のある社はお願いします。

 

(テレビ愛媛)

すみません。テレビ愛媛です。先ほどの松山市の説明会については、野志市長も自ら参加して説明するというようなことを市の方が発表したというふうに聞いてるんですけれども。それについてですね、どのように住民に対して望むべきかということを、知事としてどのようにお考えでしょうか。

 

(知事)

そうですね、その発表をまだ聞いていないので、何ともコメントがしようがないんですけども。やっぱり6カ月経っていますから、やっぱり住民の皆さんのその期間に生じている感情というのもあると思うので、やはりそういったところもしっかりと受けとめて対応されたらいいんじゃないかなというふうに思います。

 

(愛媛新聞)

愛媛新聞です。今日、先ほど、市の方の担当者の方がですね、住民説明会についてですね、あと緊急車両用道路の設計施工の妥当性について、委員会の報告を受けて判断するという話をこれまでされてたと思うんですけれども、市の方も、今日の報告を受けて、改めて、その専門家に意見を聞いてどうするか判断するということで、市の対応、さらに先送りになっている状況になりそうなんですけれども、改めて知事にそのあたりの対応についてどのようにお考えでしょうか。

 

(知事)

いや、これは道路管理者である松山市の決定事項になりますので、県がどうのこうのとコメントを出す立場ではないと思います。ただ県としては早くやられた方がいいということは言い続けたつもりでございます。

 

(NHK)

NHKです。緊急車両用道路のですね、妥当性の検証の部分なんですけども、妥当性についてどういうふうに検証すべきかという部分も、土砂のテクニカルな部分もあれば、内部的な手続きだとかですね、そういった面もあると思うんですけど、どういった専門家によるどういった検証というのが、望まれるというかあるべきだと思いますか。

 

(知事)

この件に関しては分かりません。ただ一般論として言うならば、例えば今回の愛媛県がメカニズム解明のために呼び掛けたときの判断というのは、メンバー、委員会の公平性、専門性の担保でございました。であるがゆえに、地元の専門の大学や県、市、技術者、それから、ぜひとも一番第三者的な見方で判断できるのが国の専門家ということで、幅広く委員構成をしたつもりでございます。一般的にはそれが一番正しいやり方ではないかなというふうに思っています。

 

(南海放送(幹事社))

よろしいでしょうか。それでは臨時会見終わります。

 

 

※議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。

 


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