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一斉臨時休業中の取り組みと休業後の学校における対応に関する記者発表の要旨

ページID:0010095 更新日:2020年3月23日 印刷ページ表示

日時:令和2年3月19日(木曜日)11時21分~11時32分

場所:知事会議室

 

一斉臨時休業中の取り組みと休業後の学校における対応について[PDFファイル/136KB]

 

(知事)

 学校の関係の取り扱いについては、一斉休業の要請が出た時に非常に混乱をしました。そのときに県の大まかな方針として、当時3月2日からの要請でしたけれども、それは無理だと判断しまして、4日という方向を打ち出したことで、県下の学校が時間を取って十分な準備をするとか、そういうふうなことにつながりましたので、ある程度の方向性を出すということが、市町も含めた現場にもいいんではないかなというふうに考えております。もう1点は前提として、今は3例目の陽性確認を受けた段階での方向性なんで、今後状況が変わってきたら、当然方針自体も変えるつもりでございますので、今の段階における方針ということで受け止めていただけたら幸いです。

 昨日3例目の感染者の発生を公表したところでありますが、昨日の説明でお分かりいただいたとおり、今の段階で感染の拡大の可能性は極めて低く、学校現場においても、これまでの感染症対策を徹底しながら、冷静に対応していただきたいと思います。

 まず、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐために、国の要請に基づいて実施されました学校の一斉臨時休業につきましては、その開始から約2週間が経過したところであり、まずこの間に本県独自の対策として取り組んできた子どもたちの居場所づくりや、学習・生活支援等の実施状況を報告させていただきます。

 まず、学校における子どもたちの居場所づくりについては、一斉に学校を閉じるのは無理だということで、当初から要請・要望があれば学校現場で受け入れるという方針を出しておりましたが、主に小学校低学年を対象に学校に受け入れまして、教職員が見守る中で、空き教室での自習、校庭や体育館を開放した活動を実施しておりまして、1日平均で小学校ではおおむね5割の学校が、中学校では約1割の学校が要請に基づいて受け入れているところでございます。

 また、特別支援学校については、スクールバスの運行や学校看護師によるケア、寄宿舎の開所など、学校での柔軟な受け入れを当初の方針通り実施しましたが、ちょっとこれは意外だったんですけど、1日平均で7人程度(の受け入れ)で非常に少ないんですね、どうしてかなと調査しましたところ、臨時休業までの時間的余裕が、4日からということで取れましたんで、その間に保護者の皆さんが速やかに放課後等デイサービスの手配を行われたそうです。それがもう大半でございまして、ただし要請があればいつでも受け入れるという体制は今も取り続けているところでございます。受け入れ状況は、1日平均で4校で(特別支援学校の)44.4%、人数は7名ということなんで、(同学校児童・生徒の)0.6%でございます。スクールバスも、もし必要であれば出しますよっていうことなんですが、スクールバスを活用したところは1校で、延べ2回運行ということでございます。

 次に、県下(の希望する)全ての小中学校に対して、学習サポーターとして地元大学生を派遣して、自主学習の支援を行うということを発表させていただきました。大学生もかなり大勢立ち上がってくれまして、これまでに延べ135校の小・中学校に派遣をされてます。愛媛大学の学生などサポーターとして活動しているのが、延べ183名でございます。なお、要請があったところは全部対応しているということになります。

 臨時休業中の生徒指導については、これは実はニュースで、ゲームセンターとかそういうところで犯罪に巻き込まれる恐れはないのかということを見まして、これは全県下の関係者の皆さんにぜひということでお願いをしましたところ、警察と連携して、娯楽施設等への巡回指導を強化することになりました。小中学校では、市町教委と連携して複数の中学校区合同でのチーム編成で、高校等では県立・私立合同により、定期的な校外巡視指導が実施されているところでございます。

 また、学校給食の中止に伴う関係者への支援でございますが、要保護、準要保護等の貧困家庭の児童生徒さんにつきまして、臨時休業中の昼食代として、給食代相当額の補助の実施を検討しております。また食材納入事業者が、民間でも頑張ってくれていますけれども、給食中止に伴い廃棄せざるを得なくなった食材費等への補助について検討中でございます。実態を見てから検討するということであります。

 また卒業式につきましては、全ての中学校が3月17日火曜日に実施したことは御案内のとおりでございまして、小学校についても、全小学校が3月24日あるいは25日に実施予定となっています。このように、現時点では、学校現場において大きな混乱は生じていない状況であり、こうした取り組みにより子どもたちの健康や安心について、一定の効果を上げているんではないかと認識しています。

 次に、一斉臨時休業後の学校現場の対応について、その方針を説明させていただきます。

 一斉臨時休業期間については、小中学校は春季休業前の3月25日水曜日まで、高校、特別支援学校は3月19日木曜日までとしておりまして、その期間の短縮や延長は行いませんが、一斉臨時休業後の春季休業、春休みですね、その中の対応について、基本的な考え方をお話させていただきます。

 県内では、昨日3例目の感染者の発生を公表したところでありますが、感染の拡大は極めて低い事例であり、県内では感染が広がっている状況ではなく、不特定多数の者が感染している状況は確認されていないこと、春季休業中も一斉臨時休業と同様の対応が続き、長期化するとなりますと、児童生徒や保護者に対して経済的・心理的な負担が一層掛かる恐れがあること、以上のことから、県立学校においては、これまでの自宅待機、外出禁止、部活動禁止等の対応をある程度緩和をする。市町立小中学校に対しても、県はこういう方針でいきますということをお知らせしたいと考えております。

 内容としましては、まず前提は、日常生活における感染予防対策は徹底していただくと、これが大前提でございます。その上で自宅での待機は原則として求めず、児童生徒の外出につきましては、学校の校庭や体育館、公園など、換気が良く、多くの人が密集しない場所など、感染可能性の低い場所に限り、特に制限はしないことといたします。

 学校においては、新年度の諸準備と児童生徒に対する指導を要する時期であるため、必要に応じて、学年や学級ごとによる分散型登校や個別指導を実施可能といたします。特別支援学校は、春季休業中においても家庭で安全確保ができない場合に限り、柔軟な受け入れを、今、利用者は少ないですけども、今後ともこの構えは継続をしていきます。

 部活動でございますが、実施可能といたしますが、大人数による集団の活動は避けて、少人数やグループ分けによる練習や、生徒が極力接触しない練習メニューの工夫、体育館での換気の実施、同一の運動器具を使用する場合の衛生管理の徹底など、感染予防対策に十分留意するとともに、可能な限り短時間での活動とする。そして、校長が実施内容を十分に確認することとし、当面は、合宿や遠征、練習試合は行わないものといたします。なお、今後県内でのさらなる感染者の発生など、先ほど申し上げましたとおり状況に変化が生じれば、その感染状況や広がりなどを踏まえまして、あらためて対応を検討したいと思います。

 また、春季休業後の新年度の学校再開については、例年どおりであれば4月8日水曜日ごろから始業式、入学式を行うこととなりますが、今後、政府の専門家会議の見解や文部科学省が示すといわれています学校再開の目安や根拠などを踏まえまして、再開の時期、対応方法については、慎重に検討して、あらためてお知らせをさせていただきたいと思います。以上です。

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