アジ科シマアジ属で、1属1種の魚。東部太平洋を除く亜熱帯から温帯域、日本では本州以南の沿岸域に分布。天然魚の漁獲量は少なく、市場では養殖魚がほとんどを占める。吻を前に突き出すことができたり、ぎゅうぎゅうと鳴くなどの特徴を持っています。
少し丸みを帯びた身体に黄色のラインが特徴のアジの中でも最高級とされるシマアジ。愛媛県はシマアジの養殖生産量日本一を誇ります。宇和海では1980年代中頃から養殖が始まり、人工的に卵からふ化させた稚魚に配合飼料を与え、約2年で1.5キロ程度に育て、主に活魚として出荷しています。現在では、栄養バランスに優れた配合飼料を与えたり、病気予防のためのワクチン接種などにより、安定した生産が行えるようになっています。
シマアジの成長に合わせ、カロリーや栄養素のバランス、粒の大きさや与える量等を変えながら養殖しています。また食べ残しやイケスの外への流出を減らし、漁場への影響を抑える工夫も行っています。
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