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結核検診について

ページID:0017731 更新日:2021年1月12日 印刷ページ表示

定期的に健康診断を受けましょう!

結核の早期発見を目的として行われるのが定期健康診断です。「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」では、高齢者等の結核を発病しやすい人、教員や医療従事者等の発症した場合に集団感染につながりやすい職業に従事している人、高校・大学への入学という節目にあたる人等、結核の発病又は感染リスクの高い人が定期健康診断の対象とされており、これらの人は、年1回の胸部X線検査等による健康診断を受ける必要があります。

なお、生徒・学生の定期健康診断は学校長が、事業所に勤められている人の定期健康診断は事業者が、施設に入っている人の定期健康診断は施設の長が、そして、一般住民の人の定期健康診断は市町村長が実施することとされています。

一覧

健康診断の実施者

健康診断の対象(時期)

学校の設置者

高校生、大学生等(入学年度)

施設の長

刑務所の入所者(20歳に達する日の属する年度以降において毎年度)
社会福祉施設の入所者(65歳に達する日の属する年度以降において毎年度)

事業者

学校、病院、診療所、助産所、介護老人保健施設、社会福祉施設の従事者(毎年度)

市町村長

  1. 学校、施設及び事業所での健康診断の対象者以外の住民(65歳に達する日の属する年度以降において毎年度)
    ※市町村が定期健康診断の必要がないと認める者及び2に該当する者を除く。
  2. 市町村がその管轄する区域内における結核の発生の状況、定期健康診断による結核患者の発見率その他の事情を勘案して特に定期健康診断の必要があると認める者(市町村が定める定期)

結核の感染や発病を調べる健康診断

結核患者の接触者に対する健康診断などの際に、結核の感染や発病を調べるには、概ね次のような順序で検査が進められます(必要な検査のみが実施されます。)。

まず、ツベルクリン反応検査やIGRA検査(血液検査)で結核菌に感染しているかどうかを調べます。感染している場合には、発病しているかどうかを胸部X線検査で調べ、異常がある場合には、かく痰検査を行って結核菌が検出されれば結核と診断されます。

ツベルクリン反応検査

ツベルクリン反応検査は、注射48時間後をピークとして現れる発赤(赤くなる)の大きさや、硬結(かたくなる)の硬さで、結核菌の感染を調べる検査です。結核菌に感染した人の場合、発赤も大きく、硬結も硬くなります。

一覧

判定

反応の状態

陰性

発赤9mm以下

陽性 弱陽性

発赤10mm以上
硬結、二重発赤などのないもの

陽性 中等度陽性

発赤10mm以上
硬結のあるもの

陽性 強陽性

発赤10mm以上
硬結の他、二重発赤、水ほう、壊死(えし)などを伴うもの

IGRA検査

結核菌に感染しているかどうかを調べる血液検査で、結核菌群及びごく一部の非結核抗酸菌にのみ存在する特異な抗原を用いて、産生されるインターフェロン-γ量により診断する検査法です。BCG接種及び大部分の非結核性抗酸菌感染の影響を受けませんが、検査対象年齢により精度に違いがあるため、ツ反と使い分けたり併用したりします。

胸部X線検査

肺結核になると胸に異常な影が現れます。この影により肺に結核が発病しているかどうかを調べます。この胸部X線検査は、結核の早期発見だけでなく、肺がんの発見にも有効です。

かく痰検査

たんを採ってガラスに塗り、特殊な染色を施して、結核菌の有無を顕微鏡で調べます。菌が少ないときには、菌を増殖させて検査を行うこともあります。最近では、結核菌の遺伝子を検出する方法なども開発され、比較的短時間で結核菌の検査が行えるようになりました。

結核についての相談は保健所へ

保健所は結核予防の最前線です。保健所では、結核についてのさまざまな相談を受け付けています。結核の疑いがあるときや家族が結核を発病したときの対処方法、結核の治療のための医療費の公費負担や、結核の健康診断について、気になることや、お知りになりたいときには、最寄りの保健所へ相談してください。​

このページに関するお問い合わせ先

健康増進課 感染症対策グループ
〒790-8570 松山市一番町4-4-2
Tel:089-912-2402 Fax:089-12-2399​
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