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蚊が媒介する感染症(蚊媒介感染症)対策について

ページID:0017642 更新日:2023年8月30日 印刷ページ表示

蚊媒介感染症とは、ウイルスを保有するヒトスジシマカ等の蚊に刺されることによって起こる感染症のことです。
主な蚊媒介感染症には、デング熱、チクングニア熱、ジカウイルス感染症等があります。

デング熱の症状は、通常3日から7日(最大2日から14日)の潜伏期間の後、発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、発疹などの症状がみられます。通常は、発症後1週間程度で回復しますが、稀にショック症状や出血傾向を呈し、早期に適切な治療が行われなければ死に至ることもあります。

一方、ジカウイルス感染症については、感染者からの輸血や感染者との性交渉により感染した事例が報告されています。また、妊婦が感染した場合、胎児に小頭症(頭が極端に小さくなる症状)が発生するリスクについても報告されています。ジカウイルス感染症の症状は、通常2日から7日(最大2日から13日)の潜伏期間の後、発熱、発疹、関節痛、関節炎、結膜炎、頭痛などの症状がみられます。多くは重症化せず数日で回復し、発症するのは感染者の2割程度と報告されていますが、まれにギラン・バレー症候群(神経障害)を発症することがあります。

これらの治療には、特異的な治療法やワクチンはなく、輸液や解熱鎮痛薬などの対症療法が中心となります。

蚊に刺されないこと、蚊を増やさないことが重要です!

厚労省ポスター

県民の皆様へ

デング熱とは

  • デング熱はウイルスを保有した蚊(ヒトスジシマカ)に刺されて感染します。
  • 人→蚊→人の経路で感染し、人から人への感染はありません。
  • 感染しても発症しないこともあります。
  • 症状は、発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、発疹などです。通常は1週間度で回復しますが、稀にショック症状や出血傾向を呈し死に至る場合もあります。

デング熱を防ぐために

  • 蚊に刺されないように注意しましょう。
    • 長袖、長ズボンを着用し、肌の露出を避けましょう。
    • 虫除け剤を使用し、蚊を寄せ付けないようにしましょう。
    • 室内の蚊の駆除を心がけましょう。
  • 蚊を増やさないようにしましょう。
    • 下水溝、バケツ等の水が溜まる場所が蚊の幼虫の発生源にならないように注意しましょう。
  • 蚊に刺されて3日から7日程度で高熱が見られた場合は、医療機関を受診しましょう。

海外へ渡航される方へ

 デング熱の発生地域へ渡航する場合は、長袖・長ズボンを着用したり、蚊の忌避剤(虫よけスプレー等)を使用したりして、蚊に刺されないように注意してください。
 また、海外からの帰国者は、体調に異常がある場合は、到着した空港等の検疫ブースで検疫官に申し出てください。帰国後に症状が認められた場合は、医療機関を受診し、海外への渡航歴を告げてください。

デング熱相談ダイヤル

  • デング熱について不安のある方は、最寄りの保健所のデング熱相談ダイヤルをご利用ください。
  • ご利用時間:平日の9時から17時

デング熱相談ダイヤル

地区

保健所名

課名

電話番号・所在地

管内市町

東予

四国中央保健所

保健課

Tel0896-23-3360
四国中央市三島宮川4丁目6-55

四国中央市

西条保健所

健康増進課

Tel0897-56-1300
西条市喜多川796-1

新居浜市、西条市

今治保健所

健康増進課

Tel0898-23-2500
今治市旭町1丁目4-9

今治市、上島町

中予

松山市保健所

保健予防課

Tel089-911-1815
松山市萱町6丁目30-5

松山市

中予保健所

健康増進課

Tel089-909-8757
松山市北持田町132

東温市、伊予市、久万高原町、
松前町、砥部町

南予

八幡浜保健所

健康増進課

Tel0894-22-4111
八幡浜市北浜1丁目3-37

八幡浜市、大洲市、西予市、
内子町、伊方町

宇和島保健所

健康増進課

Tel0895-22-5211
宇和島市天神町7-1

宇和島市、松野町、鬼北町、
愛南町

ジカウイルス感染症については「ジカウイルス感染症に関する対応について」をご覧ください。

蚊媒介感染症対策について(家庭向け)のリーフレット[PDFファイル/355KB]

公園等施設管理者の皆様へ

ヒトスジシマカの発生源をなくすことが大切です!

  • ヒトスジシマカは、日本のほとんどの地域(秋田県及び岩手県以南)に分布しています。
  • 活動時期は5月中旬~10月下旬です。
  • ヒトスジシマカの幼虫は、例えば、植木鉢の受け皿や空き缶・ペットボトルに溜まった水、雨水マスや排水溝、放置されたブルーシートや古タイヤに溜まった水などによく発生します。
  • 人がよく刺されるのは、茂みのある公園、庭の木陰、墓地や竹林の周辺などとされています。

発生源をなくすために(幼虫対策)

  • ヒトスジシマカの幼虫は、小さな水たまりに発生します。
  • バケツ、空き缶、植木鉢の受け皿、ビニールシートの窪み、古タイヤなどを撤去したり、溜まった水をひっくり返してなくしましょう。
  • 排水溝や雨水マスなど、簡単に排水できない構造物の場合は、幼虫の成長阻害剤などを定期的に投入しましょう。
  • 竹の切り株、樹木の窪み、岩にできた窪みに水が溜まって幼虫が発生することもあります。
  • ヒトスジシマカは、池、プール、田んぼなどの大きな水たまりに産卵することはないため、池の水を抜くなどの必要はありません。

潜伏場所をなくすために(成虫対策)

  • ヒトスジシマカは待ち伏せ型の蚊です。
  • 藪や生け垣、庭木などの剪定や草刈りを行い、風通しや日当たりをよくし、成虫の潜伏場所をなくしましょう。
  • 訪問者が多く、蚊の生息に適した場所がある大規模公園などは、必要に応じて蚊の生息数調査等のリスク評価を行いましょう。
  • リスク評価の方法等については、最寄りの保健所に御相談下さい。

蚊媒介感染症対策について(施設管理者向け)のリーフレット[PDFファイル/459KB]

医療機関の皆様へ

デング熱は、感染症法に基づく四類全数把握感染症です。

「デング熱・チクングニア熱の診療ガイドライン」に基づき、デング熱が疑われる患者を診察した場合は、最寄りの保健所に情報提供をお願いします。県立衛生環境研究所では、診断に必要なNS1抗原検査の実施が可能です。

患者には、蚊に刺されないこと、献血を行わないことについて説明し、発症前14日以内の輸血歴や献血歴が確認された場合は、直ちに日本赤十字社(血液事業本部安全管理課、03-3437-7200)にご連絡ください。

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