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新型コロナウイルスの感染の確認等(8月18日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017564 更新日:2022年8月24日 印刷ページ表示

日時:令和4年8月18日(木曜日)11時00分~11時16分

場所:知事会議室

 

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 それでは時間になりましたので始めます。本日は県から発表事項が3件あると聞いています。まずは、新型コロナ感染の確認等について知事お願いします。

 

(知事)

 昨日、確認された県内陽性者の方々、現時点、速報値でございますが、過去最多の3,500名以上となっています。確定値は午後、整理した上で、担当の方からお知らせをさせていただきます。

 感染が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。火曜日の検査は、

 お盆で一部の医療機関が休診であったにもかかわらず、3,316名。昨日はもうほとんどの医療機関が開いていたということでございます。そういったこともあって、これを超える非常に高い水準となりました。検査機関、無料検査所も多く設置しておりますので、大勢の方が検査に、お盆から帰県をして、不安を感じて行かれる方も非常に多かったということもあろうかと思いますが、過去最多となっております。

 休み明けの反動が出たものなのか、お盆期間の人の異動で感染状況がさらに悪化したものなのかはここ数日の状況を見る必要があろうかと思いますが、昨日も申し上げましたとおり、依然愛媛県内、まだピークは見えていないという状況で、県内の感染リスク、BA.5の感染力は非常に強いので、非常に高いレベルにあるという状況でございます。

 ここ最近県内の救急の状況を確認いたしますと、特に東予や中予地域で、時間帯によって、全救急車、全ての救急車が出払うような、熱中症等々もございますので、そういう状況も発生しております。救急の中でコロナ関係で、推測されるのは15%から20%ぐらい、今熱中症等も多くなっていますので、そういったことも合わさって全救急車が出払うような時間帯もあったそうでございます。

 医療機関ではスタッフが陽性あるいは濃厚接触者となっているケースも多くなっていまして、その結果として、診療機能の一部を制限せざるを得ない状況も生じております。コロナ患者の医療のみならず、それ以外の一般医療にも支障が生じ、救急搬送にも影響が出るかもしれない瀬戸際ということでございます。昨日あらためて私の方から市長会長と町村会長に直接連絡させていただきまして、医療の関係は県の方で全てコントロールしていますので、医療の厳しい状況を市・町に伝えさせていただきました。

 繰り返しになって、またかと言われても、粘り強くそれぞれの市長、町長さん、住民の方々に、その厳しい状況を強くアナウンスをして、注意喚起を行っていただきたいということを依頼しています。また、それぞれの市町によって感染状況、状況も違いますので、これも市長さん町長さんそれぞれが、もう一度精査していただいて、公共施設の貸し出し制限、人の集まるイベントの見直し、場合によっては中止の要請なども含めて、より強い対策を検討いただきたいということを依頼しています。それらを受けてどう動くかはそれぞれの市長・町長さんの判断になりますけども、住民の皆さん、呼び掛けがあったら、それをしっかりと受け止めていただけたらというふうに思います。

 この状況を改善するためには、基礎疾患のない若い世代は、症状が軽い場合は、休日や夜間に無理をして受診をせず、市販薬を服用して療養するなど、適正受診へのご協力をぜひぜひお願いしたいということ。二つ目は、感染を広げないために、もう一度、県民の皆さん、恐縮ですが一人一人が、油断がないかどうか、感染回避行動を再確認して、行動に移していただきたいということ。そして三つ目に若い世代の3回目接種、また高齢者の4回目接種を多くの方々に受けていただくこと、こういったことが欠かせません。

 昨日までの1週間ではとりわけ10歳未満、そしてその親世代である30代、40代、ここがボリュームゾーンとなっていることをお知らせいたしました。ぜひお気を付けいただきたいと思います。

 また、お盆明け、これ、全国で3年ぶりとなる行動制限のない夏休み、これも終盤に入ってまいります。ただこれまでも何度も申し上げて参りましたが、行動制限がないという国の方針でありますけれども、感染対策が大前提になっておりますので、ぜひぜひ、よろしくお願いいたします。

 子供たちが順調に新学期を迎えるためにも、今一度、ご家族の皆さんで、丁寧に感染回避行動に取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 ただいまの発表事項に関しまして質問のある社はお願いします。

 

(南海放送)

 南海放送です。自宅療養者の数も2万人を超えて、深刻な状況が続いていると思うのですけれども、こういった状況が続いた場合、知事が一番懸念されているようなことはなんでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、今正直言ってBA.5の特色で、重症化はしにくいという傾向は顕著に表れております。ただコロナが重症化しなくても、特に高齢者に伝播(でんぱ)した場合、体力的な問題、特に熱中症、暑いですからそういったところで夏特有の猛暑による体力低下、あるいは基礎疾患の悪化等が考えられますので、やはり、その高齢者の方がお亡くなりになるケースが全国的にも増えてきているということが最も懸念しているところでございます。

 もう一点は重症化がしづらいことによって、なんとか医師の判断で入院が必要な方は病院の方に搬送できている状況になっておりますけれども、都会のようにたらい回しであるとか、そういった支障は発生してないのですが、分母が大きくなってくるとそれだけ治療が必要な方も増えてくる確率が高まっていく、そしてまた、医療機関の方々の中で、クラスターが発生したり、濃厚接触者となって自宅待機を余儀なくされてしまう、そのことによって病床はあってもマンパワーが不足して入院治療ができないという事態が発生する、こういったところが一番懸念するところでございます。

 

(愛媛朝日テレビ)

 愛媛朝日テレビです。先日、知事の臨時会見の中で医療逼迫(ひっぱく)等に対しての追加の陽性のセンターとかも作られるという発表がありましたけれども、今、全国の方では、新型コロナの全数把握からの定点医療機関による検査というような議論も始まったところではあるというふうに報道もありましたけれども、知事としてこの定点医療機関によるコロナの観測というのは何かお考えというかご所感ありますでしょうか。

 

(知事)

 一つの考え方だと思います。これは、もう、昨日も申し上げたのですが、明らかに去年までのデルタ株とは性質が異なってきているのが、今のオミクロン株BA.2、BA.5だと思います。となると対応の仕方も当然変わってきてしかるべきだと思いますけれども、ただこの分類等々の議論、全数把握の議論については、現場を預かっている立場からすれば、もうマンパワーが足らないという状況に全国的になってきている現実がありますから、見直しをしていただきたいというふうなことが全国知事会としても意見を出しているところなのですけども、やはりここは専門家のフィルターが必要だと思いますので、その現場というものを受けて、専門家が本当に議論して、ともかく、対応するのだったら早くやっていただきたい。とりわけもうここの8カ月間、オミクロン株対応へのシフトというのは、ずっと現場から上げ続けているわけですけども、正直言って変わっていないのですね。それで今日を迎えていますので、その結果、現場がどうなっているかっていうことを、よくよく議論していただいて、もう本当に、今日、明日も一日中議論もしていただいて、明日、あさってには結論出すぐらいのですね、スピード感で物事を考えていただきたいと、これは国に強く求めたいと思います。

 

(愛媛朝日テレビ)

 付随してなんですが、県内に関して医療の状況というのは、やはり、定点観測が必要なような状況って今あるのでしょうか。

 

(知事)

 ですから、この現場のマンパワーから見れば、これまでの対応どおりに全数把握、もう正直言って、全数把握できているかどうかと言ったら、これはもうみなし陽性も含めてですね、できていない状況に全国的になっていると思います。だから、この現実を受けてどうするかというのが、国の方針を決めてもらいたいのですけども、それが変わらない限り、法律の縛りに基づいてわれわれはやり続けなければならない立場にありますので、今、正直言って、対応する武器もないですし、呼び掛けが中心になってしまうのはそういうところにありますので、制度・法律の根幹というものをどうするかということを決めていただかなければ、次なる手だてがないという状況でございますから、ぜひ議論をしていただきたいと思っています。

 

(愛媛新聞)

 愛媛新聞です。すいません、先ほど、そもそもの医療機関のスタッフ確保など、マンパワー不足でいうところの懸念があるというお話されたと思うのですけれども、例えば県としてのその対応でですね、医療機関でのその人の融通であるだとか何らかそのお考えというのはあるのでしょうか。

 

(知事)

 既に医療機関同士あるいは社会福祉施設の人のやりくりについては、仕組みを作り上げていますので、これをしっかり機能させるということが1点、それから、昨日、方向性だけ打ち出しましたけれども、本当にささやかな県単事業になるかもしれませんけれども、後押し、エールを送るために、応援基金、医療関係、福祉施設関係への応援金っていうものを考えていきたいというふうに思っています。これはいずれにしても、医療資源には限りがありますから、もう力を合わせて、それぞれの地域で乗り越えていくしかないということでございます。しかも、国全体の方針で行動制限のない状況の中で対応するという方針ですから、その範囲の中で、知恵を絞って対応していくしかないというふうに思います。

 

(テレビ愛媛)

 テレビ愛媛です。このお盆期間で東予や中予で全救急車が出払うといったような状況があって、そのうちコロナ関連が15%から20%ほどあったというお話がありましたが、基礎疾患のない若い世代の方に関しては無理して病院を受診しないといいますか、市販薬での対処をというような話もありましたけれども、そうではない方、例えば高齢者の方ですとか、基礎疾患がある方で例えばコロナのような症状が出た場合は、どう対処すべきなのでしょう。

 

(知事)

 はい。これはですね、まだずっと愛媛県ではやっていますけど、専門医の先生が、入院の必要性は判断していただいていますので、その医師の指示に従っていただけたらというふうに思っています。それでも不安な場合は、24時間の相談センターを設置していますから、そちらにお電話をいただけたら、専門のスタッフが対応するようにしていますので、そういったかたちでフォローしていきたいというふうに思っています。

 

(テレビ愛媛)

 ありがとうございます。

 

(八矢副知事)

 受診するかどうかの目安として、BA.5対策強化宣言の際に四つの学会の適正受診の目安をお示しさせていただいたので、ご自宅で療養されるか、あるいは医療機関を受診するか、すぐ救急車を呼ぶかという目安はそちらを参考にしていただければと思います。

 

(テレビ愛媛)

 あと1点だけ。今は10歳未満のお子さんも感染のボリュームゾーンということですけれども、もう間もなく夏休みも明けまして新学期も始まりますが、そこで気を付けるべき点といいますか、もし感染が収まらなかったらどういう状況が考えられるかといったことを教えていただけますでしょうか。

 

(知事)

 まだ何とも言えない仮定の話ですけども、もちろん、例えば砥部町なんかは、8月いっぱい、中学校のクラブ活動を見合わせたりする対応を個々に取っているところも出てきていますので、感染状況が地域によって違いますから、県立高校の場合は県で一括でやりますけども、小中学校、幼稚園等々については、状況がそれぞれ違うので、まさにこれ、市教委・町教委の範疇(はんちゅう)に入ってくるので、市長さん町長さんのリーダーシップに期待したいと思っています。県立高校については状況次第によっては、これまでやってきたような手だてをする可能性はゼロとは言えないと、選択肢としてはあるというふうに申し上げておきたいと思います。

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