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新型コロナウイルスの感染の確認等(7月15日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017556 更新日:2022年7月20日 印刷ページ表示

日時:令和4年7月15日(金曜日)15時00分~15時35分

場所:知事会議室

 

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 それでは記者発表を始めます。終了後レクがあると聞いておりますので、詳細の確認についてはそちらでお願いします。それでは副知事お願いします。

 

(八矢副知事)

 はい、昨日の検査では県内で857名の新型コロナウイルスの陽性の方が確認されました。また、残念ながら、昨日、入院中の方が1名、お亡くなりになりました。70代の方で、コロナの重症例の方ではございません。心からご冥福をお祈りし、ご遺族にお悔やみを申し上げます。亡くなられた方の属性につきましては、ご遺族の心情等に配慮いたしまして、後ほど統計的に整理をして、公表することにしたいと思います。

 県内、引き続き850名台の高い感染水準のまま、明日から3連休に入ります。本日、ご説明4点ございまして、知事から県民の皆様への注意喚起のメッセージを、引き続いて、私から知事のメッセージを補足した後、昨日の検査結果、現在の医療体制、そしてワクチン接種の関係につきまして、ご説明させていただきます。

 まず、知事から皆様へのメッセージをご覧いただければと思います。お願いします。

 

(知事メッセージ)

 本日はビデオメッセージというかたちで皆さんにお願いをさせていただきたいと思います。

 7月5日にそれまでの水準を大きく超える580名の陽性が県内で確認されました。それ以降、徐々に拡大し、12日には過去最多となる1,000人超えがございました。それ以降もここ数日は、800人台の感染が続いています。この背景には、BA.5というこれまでのBA.2株と比べて、1.2から1.3倍の感染力の高い株の拡大が背景にあると言われておりますけれども、これは全国的な傾向で、全ての都道府県で、急拡大しているのが実態でございます。

 ここで、BA.5でございますけれども、今申し上げたように、BA.2よりも感染力が強い、1.2倍から1.3倍の感染力があるという点、そしてもう一点は、重症化については今のところ、専門家の間でも、BA.2とそう大きく変わりはないのではいかというような段階でございます。ただこれは、これから明らかになっていくと思います。

 そういう中で、県内でも感染者は急拡大しておりますが、分母があまりにも大きいがために、お医者さんの判断で念のため入院が必要と判断された方が増えてきておりまして、100人を超える状況になっております。現在、(1日の陽性確認が)1,000人を超えた段階で、警戒レベルを引き上げさせていただきました。それに伴って、急ピッチで最終フェーズの病床の構えについて、関係者の準備が進んでおりまして、後ほど詳しい説明があると思いますけども、330床程の準備はできつつあります。今後とも関係者と連携を取りながら、最終フェーズまで持っていくために、全力を尽くしていきたいというふうに思っております。

 こうした観点から、今、本当に難しいハンドリングを迫られているのは、経済、社会活動をある程度動かしながら感染対策をするというウィズコロナをどう展開していくかということにあるわけでありますけれども、ある意味では経済活動も社会活動もある程度一定動かしながら医療負荷を十分見極めて、医療負荷というものがやはり一番大きなポイントになりますので、ここに大きな支障をきたすようであるならば、行動制限というようなかたちでハンドリングしていくのが、今の方針でございます。そこで、明日から連休を迎えますけれども、皆さんにその連休を迎えるに当たって、くれぐれもよろしくということでお願いさせていただきたいというふうに思います。

 まず一点目は、今一度、それぞれの皆さんが、基本的な感染回避行動の再確認をしていただきたいということでございます。マスクの着用、3密の回避、人との距離等々、本当に基本的なこと、手指消毒も含めてですね、こういうのもオミクロン株にとっては必須となりますので、再度確認をお願いできたらというふうに思います。特に感染力が強いですから、今まで以上にしっかりとした対応をするということが重要になってまいりますので、くれぐれもよろしくお願いいたします。

 次に、2点目はワクチンでございます。ワクチンの効果も(接種から)時間が経てば、効果が薄れていきます。3回目の追加接種については、専門家の間でも感染という点について効果は薄いかもしれないけれども、重症化を防ぐという点においては効果ありというような評価が出ております。ぜひ若い世代の3回目接種、お願いしたいと思います。また、高齢者の皆さんにおかれましても、前回の3回目接種から、5カ月間経ちますと4回目接種の時期に入ってまいります。大勢の方々が対象になるのがこの7月と8月に集中しております。

 お住まいの市町から4回目接種のご案内がいくと思いますので、ぜひ、できるだけ可能な方は早く接種をしていただきますようにお願いを申し上げたいと思います。

 また、ここ最近、職場あるいは学校、生活上の接触として、年代を問わずスポーツ活動や趣味の集まりでのクラスター発生、こうした事例が多く見られております。ご自身が感染した場合、また職場や学校には連絡されていると思いますけれども、スポーツ活動や習い事などの利用先にも、連絡が届かなければ、これらの場面で対策が取れずに、拡大につながる恐れがあります。濃厚接触者となる方への連絡はもちろんのこと、主催者や事業者、関係者の皆さんですね、こういったところへの連絡をぜひぜひよろしくお願い申し上げたいと思います。

 なお、陽性になられた方への誹謗中傷、そしてまた、混乱させるような誤った情報の拡散、こういったことだけはくれぐれもしないようにお願いを申し上げたいと思います。

 最後に明日から3連休になりますけれども、その注意事項をお願いしたいと思います。5月の連休は、県民の皆さん本当に気を付けながらお過ごしいただきました。その結果、全国でも愛媛県の感染はしっかりと抑えられた結果となりました。一度経験がありますので、今回もぜひぜひよろしくお願いいたします。3連休は、家族など普段顔を合わせていらっしゃる方とお過ごしいただくということ、特に高齢者や基礎疾患のある方、また、その同居家族の皆さん、あるいは大切な仕事の予定のある方、感染に不安のある方は、混雑したリスクが高い場所への出入りを避けるようにお願い申し上げたいと思います。

 そして何よりも会食ルールでございます。保健所からの連絡でも、羽目を外した会食で、クラスターが発生した件、あるいはそれが大規模な大型のクラスターになった事例、いくつも報告されております。気の緩みから感染対策がおろそかになってしまいがちだと思います。ぜひぜひ注意をしてください。長時間を避けて、大人数を避けて、そして、出席者の体調管理をしっかり行い、その直近でリスクの高い行動があったかないかの確認、あった場合は参加を見合わせていただく、こうした本当に基本的なことをお守りいただきますように、それが、ウィズコロナにおける前提条件でございますので、くれぐれもよろしくお願い申し上げます。

 本日午前中には、Web会議を開催させていただきました。連休に入る前に、各イベントの総点検、そして参加者への呼び掛け等々、きめ細かい対応をするということで、取り組みがそれぞれ始まってまいりますので、各市町からの呼び掛けにも十分に耳を傾けていただけたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

(八矢副知事)

 以上、知事のメッセージをご覧いただきました。私から補足をさせていただきます。陽性となった場合ですね、関係者の方に連絡をお願いしたいということを知事からご説明いただきました。通常、お子さんであれば保護者の方が学校に連絡する。あるいは、社会人の方であれば、お勤め先に連絡をするということは、通常行っていただいていると思いますけれども、学校や勤務先での感染のみならず、それ以外でもスポーツ活動や習い事、趣味の集まりでの感染の広がりというのが、圧倒的多数というわけではないのですが、いろんなところで感染が広がっているのですが、こういった場面でも感染が広がっているということでございます。

 具体的には、スポーツ活動とありますけれども、フィットネスクラブだとか、あるいはスイミングスクールといったような部分もございます。スイミングスクールは、大人も子供も両方感染の広がりがございますし、子供の各種のスポーツクラブ、あるいはスポーツ少年団、ダンススクールなど、該当する場面は屋内、屋外、それからテニスだとか、野球だとか、バドミントンだとか、競技の種別を問わず、かなりこれだけ感染広がっておりますので、屋内、屋外、スポーツの種類を問わない、また、友人同士の恒例のカラオケといったような、趣味の集いでも感染が広がっております。

 ご自身が陽性となった場合、その勤務先や学校以外にも、こうした趣味の集いだとか、あるいはスポーツ少年団だとか、スポーツクラブだとか、そういった運営主体の方に対しても、ご自身が陽性となったということをしっかりお伝えいただいてですね、あるいは濃厚接触者となった方に対しては、ご連絡をお願いできればというふうに思います。

 また、学校や企業はしっかり対応を行っていただいているとは思いますけれども、こうしたクラブの運営主体につきましては、連絡を受けた場合にですね、陽性になった人だけ休んでいれば大丈夫ということでは必ずしもございません。活動を止めずにですね、その後、かなり多くの関係者の方、あるいは同じような活動をされている方に、結果として地域で大きく感染が広がったという事例もございます。これも、今まで大丈夫だったからこれまでどおり行えばいいということではなく、これだけ感染が広がっておりますので、感染回避に軸足を置いてですね、必要に応じて無料検査を活用する、あるいは念のためちょっとお休みをするといったような、さらなる感染拡大の防止策を講じていただきますようお願いいたします。

 コロナの発生から2年近く、当初であれば保健所が陽性の方に対して、過去2週間、その方がどこで感染を受けたか、あるいはその方がどなたに感染をうつしている可能性があるかといったようなことも含めてですね、かなり丁寧に聞き取りをして、保健所が濃厚接触者を特定して、ご連絡をして自宅待機をお願いするということを続けてまいりましたが、これだけ感染のサイクルが非常に短いということ、それからものすごく大量の陽性確認があるということで、保健所の調査を医療・福祉関係者に重点化するという対応を取らざるを得なくなっております。県民や事業者の皆さん自身がですね、ご自身で感染を止めるための連絡や対応をしっかり行っていただくということが、地域として感染を抑えていくためにかなり必要度が高まってきましたのでよろしくお願いいたします。

 また、3連休の注意事項についても補足がございます。何かイベントに行って大丈夫かなというような感染の不安のある方、あるいは高齢者や基礎疾患のある方、ご自身、それから、そういった方と同居をされている方、あるいは3連休の後ですね、大切な仕事あるいはプライベートでの大事なご予定がある方というのは、イベントや混雑した場所を避けていただければというふうに思います。12日の会見以降もですね、やはり、今週になっても県内各地で夜市に参加した後に症状が出て陽性が確認されるケースというのは続いておりまして、中高生あるいは20代といった世代だけでなく、2歳、3歳といった小さい子どもたちにもそうしたケースが今週になっても続いております。ただ、コロナをゼロにするということを優先する場合はですね、こうしたイベントを含めて全て中止をお願いすると、外に出るさまざまなイベント活動あるいは社会の動き、趣味の集まりを含めて、できるだけ止めていただいてご自宅にいてくださいということをお願いすることになりますが、多くの方が軽症で済むオミクロン株に対して全てを止めるというのは、社会経済に対する影響が非常に大きい、それで生計を失う方もいらっしゃるかもしれませんし、生業の継続が難しいと、人の動きが止まって、ご自身の生活が非常に苦しくなるという方もいらっしゃいますので、そこのバランスがすごく難しいということ、また、これだけ全国で感染が拡大しておりますので、仮に愛媛県内、一定期間(社会経済活動を)止めて、そこで一時的に感染が収まったとしても、人の動きは活発化していますので、また外から持ち込まれて中で広がるということは容易に想像できます。ですので、短期間だけものすごく急激な対策を取るということは現実的ではない。今の状況の中で気を付けながら、何とか社会経済を回していくという行動が適切ではないかというふうに県として考えて、皆さんにお願いをしているところでございます。

 夜市、お祭りだとか地域のイベントさまざまあると思います。ご家族などいつもいらっしゃる方とですね、気を付けてイベントに参加すると。あるいは花火に関してはですね、夜、屋外で静かに空を見上げて花火を見る行為自体がですね、感染リスクがあるというわけではございません。その前後での活動、あるいはマスクを外して話をしたり、つい楽しくなって盛り上がってしまうという、そこの部分をなんとかして抑えていただくと、気を付けながらどうやってできるかということを、いろんな関係者が今、知恵を絞って検討している状況でございます。

 イベント主催者、市町、それから県も入りましてどうすれば安全に楽しんでもらえるか、あるいは、ここは縮小しようといったような検討が行われております。午前中の県と市町の合同対策本部会議でも、市長、町長の皆さんからもさまざまな具体例を報告いただいたところです。参加する皆さんもですね、開催されているから行って何をしてもいいんだと、夜市に行って羽目を外すんだと、そういう方はぜひ参加を控えていただければと思います。イベントの主催者の方、行うのであれば、しっかりと管理と対策をしていただきたいと思いますし、参加される方もマスクを外した会話を避けて、主催者の方が設けるルールをしっかり守った行動をお願いできればというふうに思います。

 続きまして、昨日の検査結果でございます。トータルで857名の陽性確認となりました。年代で一番多いのは30代、142名でございますが、ご覧のとおり10歳未満から、10代、20代、30代、40代と全て100名を超えております。40代以下で全体の7割以上ですね。50代以上も人数としては特に70代、80代も規模としては心配な水準でございます。男女比は半々でございます。

 居住地別に見ますと、松山市が301名、そして新居浜市も150名といった水準が続いております。感染の中心は松山市、それから今治市、新居浜市、西条市、四国中央市といった東予4市が大きく、松山市とこの東予4市で県全体の8割ということでございます。宇和島市は40名規模、少し下がってきたかなというところでございます。大洲、内子あたりも一時期かなり高い水準にありましたが、少し下がってきたような気配も見える状況でございます。

 新たに確認されたクラスターは3件。新居浜市の高齢者施設で1件、それから四国中央市の児童施設で2件でございます。ただ、これだけ連日800名規模の陽性確認が続いておりますが、新たに確認されたクラスターは3件ということでございまして、保健所のクラスターかどうかというところの調査はですね、それぞれの陽性者同士の関係性がどうだったかということをかなり丁寧に追っていって、これはクラスターだなということで認定をするわけですけれども、実態をあまり表せていないのではないかと。例えば松山市では連日300名規模の陽性確認が続いておりますが、みなしも含めてクラスターと報告できているものが、かなり少なくなっております。

 クラスターの件数、および中身の報告というのが県民の皆さんに対して正しい報告、状況を説明できるような実態になっているのかどうか。多くの県では例えば医療・福祉関係クラスターに関しては、そこは丁寧に保健所が追っておりますので、範囲を絞って公表しているというようなケースもございますので、保健所の業務負荷あるいはどういったかたちが県民の皆さんに報告できるのか。今回3件のうち2件が四国中央市、児童施設でしたけれども、決して四国中央市が県内の感染の中心というわけでもございませんので、そのあたりは県としてもいろいろ工夫したいなと思っております。

 はい、職業につきましては30代が多いということも含めまして会社員の方、224名と非常に多い水準でございます。未就学児、児童・生徒合わせて、子どもたちも合計して200名水準となっております。

 続きまして、医療関係の状況でございます。医療機関に入院されている方は12名増えまして、131名ということでございます。1年前の第4波デルタ株の際も120名を超えて非常に高い入院数が見られました。当時は若い方でも重症化するケースがあるということで、肺炎症状を含めてですね、かなりコロナの重い疾患(症状)で入院される方が多かったのですが、今回は、コロナの症状そのものが重いというわけではなく、元々のご持病、基礎疾患と併せて入院が必要な状況ということで少し患者像、あるいは提供すべき医療のニーズが異なっているというような話も聞いております。このあたりは丁寧に引き続き、医療機関と調整を続けていっております。

 重症の方変わらず2名ですけれども、1名の方は回復傾向と聞いております。2名の方、コロナの症状が重いわけではなく、元々の疾患の関係で濃厚な医療を必要とする状況に入っていると聞いておりますが、そのうちの1名は回復傾向と聞いております。

 宿泊療養施設(の入所者)は8名減りまして89名でございます。自宅療養は一部入院調整中の方も含めて572名増えまして6,351名という非常に高い水準となっております。退院となった方は280名、療養解除になった方も含めて280名という水準でございます。

 続きまして、医療提供体制の現状です。先日の会見でコロナ病床フェーズ3の307床から本県として初めて緊急フェーズ、360床に切り替えた旨、お知らせいたしました。各医療機関ではそれぞれ可能な限り準備を行っていただいておりまして、現在307床から25床増えました332床という病床で運用をしております。その結果、本日時点での病床使用率は39.5%という状況でございます。

 また、これも先日お話しいたしましたが、県内の一部地域では、都市部で見られるような外来にかかりにくい状況が発生しているというふうにお話いたしました。もとより、県内のコロナの診療および検査に対応する診療・検査医療機関ございますけども、人口当たりで見ますと、全国的にも上位と。この体制がスタートした時点でも全国トップ10入りしておりましたし、今年4月の時点でも人口比で7位ですね。644機関、現時点で650の医療機関から協力をいただいております。開業医の先生方をはじめ、非常に多くの医療機関にご協力をいただいております。感染者の急増を受けまして、県の医師会では、さらなる拡充に向けまして、地域の医療機関への協力の呼び掛けをいただいております。県の医師会並びに積極的にご協力をいただいている地域の医師会、医療機関の皆さんにあらためて感謝を申し上げます。

 続きまして、ワクチン接種でございます。今回はワクチンの、これまでどれだけ進んだかということをご説明してきましたが、今回、少し見方を変えた表を作成しております。市町別のグラフでありますが、この緑の部分がそれぞれの総人口に占める3回目接種済みの方の割合をこの緑のグラフで示しております。全ての市町、6割超えておりますので、この50%を一番左端の起点で整理をいたしました。赤の部分につきましては、これは2回接種をしたけれども、3回目を受けていらっしゃらない方がこの赤のラインでございます。また、未接種および1回接種済みの方がこの青いラインということでございます。この数字はそれぞれの中で該当する2回接種したけども3回接種を済んでいらっしゃらない方の人数、こちらは未接種および1回接種済みの方の人数を示しております。県全体で7月11日ベースですけれども21万4千人の方が2回目接種は終わったけれども、3回目接種は終わっていないという方でございます。また、青の部分は27万人の方が1回目又は2回目の未接種という方でございます。ただ、この青の部分には、そもそもの接種対象外である4歳児以下の方、あるいは、接種の努力義務対象外の11歳以下の方、それから健康上の理由により接種できない方が含まれております。2回接種した方は、この緑と赤を足したグラフになりますけれども、この傾きはですね、上島町さんが非常に優秀なのでかなり率が高いのですが、市町別でいいますとそんなに差が大きくないんですが、3回目接種を終えられた方の市町別の差というのが、この傾きがかなり違って見えるというのがお分かりいただけるのではないかというふうに思います。ここの部分、3回目接種受けていない方がたくさんいらっしゃる地域としては、新居浜市、松山市、四国中央市、西条市、松前町、今治市でございますが、因果関係かどうかは分かりませんけれども、現在の感染の中心となっている地域、相関が見られるところでございます。そもそも接種を受けるかどうかというのは自由意思でございますけれども、それぞれの地域にこれだけ抗体の少ない方が多数いらっしゃるということは、それだけ地域の感染、ウイルスが来た際の広がるリスクが高いということです。場合によっては、健康上の理由でワクチンを受けられない方も多数いらっしゃると思いますが、抗体が低い方がこれだけたくさんいるということは、それだけ地域で広がるリスクも高いということですので、今の感染状況にもましてですね、これらの地域の方々というのは、感染回避行動を徹底いただきたいというふうに思います。また午前中の会議でもさまざまご報告いただきましたが、それぞれまだ接種されていない方が多い地域、市町でかなりいろんな工夫をしてですね、イブニング接種をする、ナイト接種をする、あるいは、個別にはがきで接種勧奨をするといったかなり地道な努力が行われております。ぜひ、特に若い世代の方々ですね、接種を検討いただければと思いますし、接種しやすい環境づくりがそれぞれの市町で努力が重ねられておりますので、受け止めていただければというふうに思います。それから今年の1月以降にですね、3万3千人の方が新たに接種を受けられました。これまでは接種をためらっていた方も、今年に入ってですね、1回目受けた方が3万3千人おられます。5歳から11歳の方が新たに始まってこの層が受けたということもありますが、それを除いてもですね、1万6千人の方が1回目の接種を受けていらっしゃいます。3回接種受けなくても今から1回目、それから3週間あけて2回目の接種を受ければ、体の中の抗体が高まりますので、現在のワクチンに対する対応としてしっかり効果があるということでございます。また、ワクチンの製造方法が異なり海外の知見では副反応が軽いという報告もありますノババックス社のワクチンも現在県内で接種可能ですので、今からでも1、2回目接種可能な方ご検討いただきたいと思いますし、3回目接種まだ受けられていないという方、ぜひお願いしたいと思います。

 続いて、ワクチン接種の効果ですが、先日の医療関係者の記者会見におきまして、従来株を基に作られた今のワクチンはBA.5には効果がないのではないかという意見もありますが、そうではないと、効果が低下しても効かないわけではないと。発症予防も少し効果が下がるけれども知事も少し薄いとおっしゃいましたが、効果がないわけではないと。重症化予防効果も含めて一定の効果が期待できるということでございます。追加接種の効果は認められていると。ただ1、2回目接種者の抗体は、時間の経過とともに減少しているので、やはり1、2回目を打ったからいいやということではなく、ぜひ追加接種をご検討いただきたいということでございます。またワクチンの副反応は、ノババックス社は少し作り方が違うので低いという報告もありますが、モデルナかファイザーか種類によって極端な差はないということでございます。特にこれから来週、夏休みに入って、さまざま予定をされてる方もいらっしゃると思います。特に若い方で帰省をする、そこでお年寄り、あるいは、おじいちゃんおばあちゃんに会うという方はですね、3回目を打ってから2週間して効果が出るということでございますので、早いうちにワクチン接種を検討していただければ、予定を取っていただければというふうに思います。また国のSNS、Twitterでも若年層向けにワクチンの効果について分かりやすい動画等が投稿されており、連動して県のアカウントでも投稿しております。夏休みを控えてこれから人の移動が活発になります。若い世代を中心に3回目接種未接種の方、先ほどワクチン接種(率)が低い新居浜市では10月の太鼓台を出すお祭りの前に若い人もみんなで3回目接種を受けましょうといったような地域ごとの呼び掛けもなされているというふうに聞いています。4回目接種を受けられる高齢者の方も含めてですね、これらの情報も参考にしていただいて、早めに接種をぜひご検討いただければというふうに思います。説明は以上になります。

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問等のある社はお願いします。

 

(愛媛新聞)

 すみません愛媛新聞です。今日現在の入院・病床使用率は39.5%と40%近いと思うのですけれども、医療のニーズの中身は第4波とは異なってきていると、実際の現場の負荷の感覚でいうとどういうふうな状況と言えるのでしょうか。

 

(八矢副知事)

 もう患者を受け入れられないというような実態にはないというふうに聞いています。特に東予地域は病床使用率5割を超えておりますので、かなり厳しい、医療の負荷自体はかなり高いという話はありますが、これがもう限界、倒れてしまうということではない。

 

(愛媛新聞)

 そのパーセントでどれくらいの目安かというのは難しいとは思うのですけど、なにか現場の医療従事者の声としてあったりするのでしょうか。目安となるような。

 

(八矢副知事)

 やはりパーセントというよりは、年明けあるいは去年の年明けのような、非常に濃厚なケアを有するような、医療的なケアだけではなく、介護を要するような方が、どれだけいるのかとか、単純に病床使用率だけでなく、どういった方がどれくらい入るかによって大きく変わってくるということですので、現在は高齢の方でも、割と短期間に、入ったらずっと長期に入院していらっしゃって、生活の介助も含めて、非常に大変だという方がそんなに多いわけではないということですが、高齢者の方も増えておりますし、病床の使用率自体が高まっていることは事実ですので、非常に大きな負担が続いていると。ただ、医療現場の方々は、患者さんを診ないというわけにはいきませんので、そこは使命感をもって、かなり対応いただいておりますが、負担自体は非常に高いというふうには聞いております。

 

(愛媛新聞)

 最大360床に向けて増やしていると思うのですけれども、それ以上の拡充という作業も今は続けておられるのでしょうか。

 

(八矢副知事)

 まずは、360床に向けて、重点医療機関等との調整は行っておりますが、それで当然終わりというわけではありませんので、われわれも、ある程度理解が得られるようなところには、個別に当たって、かなりご理解を得て、この360床を積み上げたと思っておりますが、これで十分だ、あるいは、これでもう手がないと思っているわけではありませんので、できることはいろいろやっております。

 

(愛媛新聞)

 検査体制の方なのですけれども、診療検査医療機関、今650あって、県の医師会の方が、今そこよりさらに増やそうという作業をされている、それはもう、県の医師会にお任せするというようなことになるのでしょうか。

 

(八矢副知事)

 やはり、大きいところは基本的になっていただいているところが多いですので、医師会の先生方も一緒に医師会からお願いをしていただいて、県からもお願いをしてというようなかたちです。

 

(愛媛新聞)

 無料検査所で検査が受けられないというような状況は現時点ではないですか。

 

(八矢副知事)

 無料検査所で検査が受けられないという状況は、現段階では聞いてないです。

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 皆さん他に質問ありませんでしょうか。では、会見を終わります。

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