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新型コロナウイルスの感染の確認等(3月29日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017536 更新日:2022年3月30日 印刷ページ表示

日時:令和4年3月29日(火曜日)15時00分~15時25分

場所:知事会議室

 

 

 

(南海放送(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 昨日確認されました県内陽性者の方、362名でございました。内訳は既存が171名、新規または調査中の方が191名でございます。感染が確認された方に、心からお見舞いを申し上げさせていただきます。また、昨日報告がありまして、死亡後の検査で60代の方お一人の陽性が確認されました。亡くなられた後、医師の判断で検査が行われ、陽性が確認されたケースでございます。本日公表の陽性者の中に含まれております。心からご冥福をお祈り申し上げ、ご遺族にお悔やみを申し上げさせていただきます。亡くなられた方の個別の情報はご遺族等の心情に配慮しまして、これ以上の公表は差し控えさせていただきます。

 週明けの検査結果はこれまでの傾向と同様に、土日の反動が多く出まして、多数の陽性確認となっています。昨日は松山市が150名を超えて県全体の4割強。今治市、新居浜市、西条市を加えますと全体の7割以上。依然、この4市に集中をしています。また、新たなクラスター6件が確認されています。松山市および新居浜市で「職場内クラスター」がそれぞれ1件。今治市、大洲市、東温市で「学校クラスター」がそれぞれ1件。これは全て部活動で確認されたものでございます。そして、愛南町で「児童施設クラスター」が1件でございます。

 本日の説明は4点ございまして、今後の方針の考え方、二つ目に昨日の検査結果、三つ目に自宅療養者へのかんきつ飲料提供事業の期間延長、最後に県職員をかたる特殊詐欺電話への注意喚起でございます。

 まず、今後の方針でございますけども、昨日の検査では360名を超えております。週明けは多い傾向にありまして、第6波ではこれまでも高い水準で増加と減少を繰り返してきております。ただその中にあって、中身は随分変わってきておりまして、ワクチン3回目接種の効果も徐々に表れてきております。検査結果のパネルのとおり、昨日も重症化リスクの高い70代以上の高齢者の陽性確認はそれぞれ(70代)5名・(80代)5名と少ない傾向がここずっと続いてきております。その結果、入退院のパネルのとおり、特に高齢者の入院患者が減少したことで、こちらのピーク100名を超えていた入院患者も、本日時点で55名と半減をしている状況にあります。この中で、70代以上の方もピーク時は80名いらっしゃったんですが、本日時点では29名と減少しております。360名を超える陽性確認ではありますが、医療負荷のさらなる上昇にはつながっていない。これは全国的にも同様の傾向が出ております。また県民の皆さんのご協力により、本県だけに目を転じますと高いというふうなことには間違いなくなるんですけれども、全国的な比較においては非常に低い水準で、ずっと推移している状況でございます。

 これまで2ヶ月以上にわたって「特別警戒期間」として県民、事業者の皆さんに制約を伴う要請を続けておりますが、重症化リスクの高い高齢者の感染と入院患者数の減少傾向が明らかになってきていることを踏まえまして、日々の陽性者数のみで判断するのではなく、まず第一に医療負荷の状況、とりわけ重症化リスクの高い70代以上の陽性者数や入院患者数の推移、二つ目に医療関係者や保健所等の現場の声、三つ目に高齢者へのワクチン3回目接種の進捗状況、特に松山市は最低でも7割、県全体でも8割を超えるかどうか、ここが一つの目安だと思っております。こうしたことを総合的に勘案しつつ、社会経済活動の再開にかじを切ることを検討する段階にあると考えております。併せて、今後も増減を繰り返しながら感染が続くことを前提に、持続可能な保健所業務の見直しも必要と考えております。1月から始まったオミクロン株の感染、1カ月少しでピークには達しましたが、その後増減が繰り返されて高止まりが続いていると。この期間が約2カ月、計3カ月の月日がたっております。この間、オミクロン株がどういったものなのか、だいたいの傾向も見えてまいりました。世界に目を転じますと、いろんなパターンがありますけれども、おおむね、例えばイギリスであるとかフランスであるとかドイツ、こういった国々ではいったんピークを越えた後に下がって、そして高止まりし、そしてBA.2への置き換わりをもとに上昇に転じていると、これが現状でございます。お隣の韓国では一気に緩めた反動もあったんでしょうか、急激にBA.2への置き換わりによって急上昇しているという状況にあります。先般の会見でもお知らせいたしましたとおり、国内におけるBA.2の状況は置き換わりが徐々に進んできておりまして、東京都では38%程度、全国的には約20%程度への置き換わりが進んできていると。県内では感染の中心の松山市ではまだ確認されてませんが、東予・南予で8例のBA.2の確認がございました、事例としてですね。ということは、これもう世界で起こっている状況というのは必ず愛媛でも起こり得ると思っておいた方がいいと思いますので、今後ともBA.2の置き換わりが進むということを考えた場合、4月以降、感染者数ということについては、しばらくは高止まりないしは増加の可能性も十分あり得るというふうに思います。ただ、BA.2も、これも分かってきたことでありますが、現在のオミクロン株の主流である、BA.1、BA.1.1と比較すると、感染力が1.5倍という報告もあれば、1.4倍という報告もあれば、1.8倍という報告もありますので、一概にはまだまとまってはいないんですけれども、これまでよりは(感染力が)高いと。潜伏期間も短い可能性がある。ただし、今のところ重症化リスクはそう今のオミクロン株と変わらないんではないだろうかというようなことが大まかな専門家による分析や、あるいは各国からの報告として上がってきている状況にあります。こうしたことを受けて、体制を考えていく必要があろうかと思います。ただし、保健所業務、持続可能なものにするためにはマンパワーのことも踏まえながら考えていく必要がありますが、大都市を想定した国の方針ではおそらく、もう保健所か追い掛けができないという状況というものが背景にあろうかと思いますので、事業所の濃厚接触者の特定や自宅待機はもう不要とするという方針をそのまま適用するのはいかがなものかと思っております。全国的にも地方都市ではそこまでは踏み切らない方向にかじを切るところが多いと聞いております。またこの方針については、保健・医療関係者と連日意見交換を行っておりますが、こうした意見を伺いながら、まだ決めているわけではありませんが、医師会、専門医の先生方からも意見をいただく中、あるいは保健所からの意見もいただく中で、どういう方向にするのがいいのか現在検討しているところでございます。明日には市町の直近のワクチン接種の進捗状況が判明してまいりますので、その結果も踏まえた上で方向性を示していきたいというふうに思っております。いずれにいたしましても、このワクチンの接種が全国がだいたい今、高齢者の80%ぐらいになっていると聞いております。愛媛県でも19の市町についてはもうほぼ80%と全国を超えてきている状況ですが、懸念している松山市が7割に乗るかどうか、ここが鍵だと思っておりますので、今後の対応については明日の数字の状況を踏まえて近日お示しさせていただきたいと思います。

 ただ、もしその方針が変わったとしましても、専門家も指摘しているとおり、BA.2系統が非常に感染力が高いということもありますので、引き続き、基本的な感染防止対策、新型コロナに対しての感染対策、これは大前提になるということでございます。十分な警戒は必要であることは変わりありません。県民の皆さんには感染対策、そして社会経済活動の両立を図っていくためにも基本的な感染回避行動は日常化していただくこと、そして接種可能な方はワクチンの3回目接種を早めに受けていただくようよろしくお願い申し上げます。

 次に昨日の検査結果でありますが、10代が76名と最多でございます。10歳未満が62名、20代が60名、そして30代・40代の親世代合わせて103名、本当にここが中心ということがお分かりいただけると思います。ここ最近、卒業に伴う会食をはじめ、春休みの帰省、スポーツ活動等を通じて、子ども世代から親世代への感染が散見されております。特に小さいお子さんを含めて、家庭内での体調管理に十分お気を付けいただきたいと思います。少しでも症状があれば学校を休み、職場もお休みいただいて、連絡の上、医療機関の受診をともかくお願いしたいと思います。次に男性は180名、女性が182名でございました。

 居住地は先ほど申し上げたとおり、松山市が156名、次いで新居浜市が49名、次いで西条市が34名、次いで今治市が26名と多くなっております。また、四国中央市でも17名、松前町が12名、こちらの方では複数の家庭内での感染の広がりが確認されております。伊予市も12名になっておりますが、こちらは既存事例が過半数でございます。その他の市町はゼロから1桁の陽性確認にとどまっております。

 職業は児童・生徒が最多で96名。そして部活動による三つのこの「学校クラスター」の影響もあるんですが、学校は春休みに入っておりますので、やはり多くは家庭内での感染からということであろうと推測されます。また未就学児32名、そして学生も20名と多くなっております。春休みだからと安心せずに、部活動、習い事、家庭内での行事、友人との交流を行う際にはそれぞれが感染回避、そして、そのリスクのある行動を取ったかどうかの確認、これだけをしっかり行った上で行動していただきたいというふうに思います。そして会社員も88名と多くなっておりますが、このうち1名は伊方発電所に勤務している四国電力の協力会社の社員の方であります。保守点検業務に従事されておりますが、運転員との接触はない、そして、その結果発電所の運転には支障がないと聞いております。この後、四国電力から公表する予定でございます。感染経路は依然、ほとんどが家庭内126名、大半を占めております。

 次に医療機関に入院されてる方は冒頭お伝えしたとおり出入りがあって、5名減少して55名。重症者は変わらず3名で、宿泊療養施設は出入りがあって、2名増えて79名、自宅療養等一部入院調整中の方も含めて、昨日は(陽性確認が約)360名と多かったので、170名増えて1,991名でございます。そして、一方で退院となった方は194名いらっしゃいました。療養解除、ご回復でございます。

 次に、自宅療養者へのかんきつ飲料提供事業の期間延長についてでございますが、愛媛県では自宅で療養される方に愛媛らしいものをということで、ご希望に応じて、県産かんきつ飲料を無料で配送しているところでございます。事業開始後、多くの方々にお申し込みをいただきまして、3月末までに約4,500セットを配送する見込みでございます。一律の配送ではなく、応募いただいた希望者に配送する仕組みを取っておりますけれども、大半の方からご希望いただいておりまして、また、愛媛らしい、そしてまたここでしかない品ぞろえになるよう配慮していただきましたので、非常に好評の声をいただいております。この事業は今月末で終了の予定でございましたが、多くの希望もございましたので、自宅で療養される方、本当気持ちでございますが、少しでも元気を届けられるように、5月末までの2カ月間期間を延長することといたします。引き続き、自宅療養者にお送りするパルスオキシメーターに申し込みハガキを同封いたしますので、療養解除後にお申込みをいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。

 最後に、県職員をかたる不審電話への注意でございます。以前から私の自宅にも掛かってきたということで注意喚起をさせていただきましたが、残念ながら、県内の方で実際に被害に遭われた方が確認されました。被害事案の内容は県警の方からマスコミの皆さんに公表されておりますが、私から県民の皆さんにあらためて注意を呼び掛けたいと思います。

 県職員や金融機関を名乗る者からお金が受け取れる、これ「国民補助金」という名前で来る時もあります。「特別支援金」、年金に引っ掛けてくることもあるようです。いずれにしましても、そういう「お金が受け取れますよ」というような内容の電話、あるいは住所、氏名、生年月日、口座番号、暗証番号などをもし求められたものは詐欺でございます。くれぐれも気を付けてください。そうした電話が県職員や金融機関から来ることはございません。こうした不審な電話がありましたら、もう躊躇(ちゅうちょ)することなくすぐに切って、警察や県消費生活センターなどの関係機関、あるいはご家族に相談をいただきたいと思いますのでくれぐれも皆さん、注意をしていただきますようによろしくお願いいたします。以上です。

 

(南海放送(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(愛媛朝日テレビ)

 すみません、愛媛朝日テレビです。先ほど高齢者のワクチン接種の状況とかですね、医療現場の声などを聞きながら社会経済活動にかじを切っていきたいというお話もあったかと思うんですけれども、今政府の方では4回目のワクチンの議論なんかもあるかと思うんですけども、そうした背景がある中、かじを切っていくという方向性を考え始められたのはどういったところなんでしょうか。

 

(知事)

 というか既にですね、政府もそちらの方にかじを切って、場合によって地域によってはかじを切り始めているところも出てきています。4回目接種はその後の話でありますので、ちょっとそこは4回目あるからどうだというのはちょっと話が違うのかなと思っています。ただ愛媛の場合は松山市のワクチン接種、これがもう7割に到達するまではかじが切れないと。やはり重症化リスクの高い年齢層に70%以上は少なくともワクチン接種が進まない限り、次の段階というのは考えられないかなと思っていましたので、明日の報告でどうかという、先週が64%でありましたから、70%に乗るか乗らないかというところが見えてくるんではなかろうかというふうに思っていますので、ちょっと事前にそういう方向性だけお知らせさせていただきました。

 

(テレビ愛媛)

 すいません、テレビ愛媛ですが、具体的に緩和する内容としてはどのようなものを考えられていらっしゃいますか。

 

(知事)

 BA.2のことは当然念頭に置いていかなければなりませんから、引き続き基本的な感染回避行動の徹底やある一定のルールに基づく行動というのは、要請は続けていく必要があると思っています。ただその中で、イベントの制限のお願いする中身であるとか、会食のルールの中身であるとか、若干の変更というのはあり得ると思いますし、それから県内の県民を対象とした旅行割、「みきゃん割」ですね、こうしたことの再開等も含めて考えていきたいというふうに思っています。

 

(テレビ愛媛)

 ワクチンの状況次第ですが、もし状況が良ければ、早ければ週内にもというような可能性もあると。

 

(知事)

 そうですね、明日の結果次第ということになろうかと思います。

 

(八矢副知事)

 発表がいつかということと、それをいつから行うかというのは別の話です。

 

(愛媛新聞)

 すいません、愛媛新聞ですが、今の確認なんですが、早ければ週内と言われたのは発表はという意味合いでいいですか。

 

(知事)

 そうです、はい。

 

(あいテレビ)

 あいテレビです。春休み中で部活動でのクラスターが結構確認されていますけれども、春休み中の活動の制限と言いますか、強化とかそのあたりは、特にはお考えではないですか。

 

(知事)

 これはかなりですね、きめ細かく県教委の方から学校現場にはおろしています。しかも一度ではなくて繰り返し繰り返しおろしておりますけれども、やっぱりオミクロンの場合は本当にちょっとしたことでということもあるので、完全に防ぐということが難しいケースではあります。ただそういう中でそれぞれ行っておりますけれども、件数として全体の中から見れば本当にポツポツという状況ですので、引き続き注意深い行動しながら、ゼロに抑えることは、これは家庭内で無症状という場合はなかなかそこまで完璧なことはできませんけれども、ただ問題はやはりコロナの、特にオミクロン株で一番大事なことは入院が必要な方々にしっかりと病院の入院手続きができるかどうか、そしてまた重症化を防ぐために高齢者や基礎疾患をお持ちの方へのワクチンをしっかりと進められるかどうか、ここが本当に最大のポイントではないかなと。これだけのやっぱり感染力を持ったものをゼロにするというのは、もう皆さんも十分お分かりいただいていると思いますが不可能でございます。となると、今申し上げたような命を守るということを最優先に考えながら、ウィズコロナというふうなことを積み重ねていくということになろうかと思いますので、そのためにも何もかも元通りということは無理だと思いますので、一人一人の感染回避行動の継続、日常化、これを引き続きお願いした上で要請をするということが基本になろうかと思っています。部活についてもきめ細かくこういうケースでというのも含めて、各学校に通知を出していると聞いています。

 

(愛媛新聞)

 すいません、愛媛新聞なんですが、持続可能な保健所の体制についてというところなんですけれども、具体的な検討事項としては、事業所などでの濃厚接触者の特定をするかしないかというその点がもう中心ということなんでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、われわれとしては保健所がもう筒いっぱいで、例えば東京都や神奈川県はもうできないんですよね、でもまだ地方の大半はそこまでの状況ではないですから、やっぱりそこはもう全くしなくなるということに対しての感染リスクというのを考えた時には、重点化したところが一つの目安かなというふうに思いますけれども、例えば企業の協力をいただいて進めていくとか、そのあたりが着地点になるのではないかなというふうに思っていますけども。

 

(愛媛新聞)

 その判断についても、社会経済活動の再開の方向性というのと同じタイミングで示される。

 

(知事)

 そうですね、はい。

 

(南海放送(幹事社))

 他にありますでしょうか。それではこれで終わります

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

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