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新型コロナウイルスの感染の確認(1月11日公表分)等および「感染警戒期」における対策に関する記者発表の要旨について

ページID:0017464 更新日:2022年1月12日 印刷ページ表示

日時:令和4年1月11日(火曜日)15時00分~15時39分

場所:知事会議室

 

 

(南海放送(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、個別事例等に係る詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 昨日県内で新たに確認された陽性者数は、休日であったにもかかわらず53名でございました。内訳は調査も検査も進んでいますので、既存15事例で33名、新規が20名でございます。感染が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。

 昨日も申し上げましたが、重要な点なんでもう一度申し上げます。オミクロン株が大半で、大半というかもう全てが今現在オミクロン株、ないしはオミクロン株疑いでございますので、その特徴を押さえておく必要があると思います。感染力が極めて強い変異株であるということ。それから、デルタ株と比較して重症化率は低いんですが、重症化しないわけではないということ。そして、ワクチン接種2回後一定期間経過すると、発症予防効果が著しく低下する。イギリスの報告によりますと、2回目接種後5カ月たつと10%から20%ぐらいまで低下するということが報告されています。ただし、重症化予防効果は一定程度継続するということでございます。これが今、分かっている段階でのオミクロン株の特色でございます。そして、そのためになぜ警戒が必要かということ、「重症化リスクが低いから心配ない」なんて声があるやに聞いていますが、決してそんなことありません。本人、家族、友人、地域を守るためであります。そして、低い入院率であっても、分母が増えれば中等症患者も多くなってきますので、医療負荷が一気に高まります。その結果、コロナ病床を増やしていきますと、一般診療に影響が出るということでございますから、医療全体のことを考えて警戒しなければなりません。そして、高齢者や基礎疾患を有する方へ、今は若い人が中心でありますが、こういった方々に感染拡大した場合に、どういう影響が出るかまだよく分かっていない変異株でございますから、当然のことながら警戒の必要があるということはぜひ共有していただきたいと思います。これらを踏まえて、対処方法であるとか、あるいは公表の仕方等も変わってまいりますので、ご留意をいただきたいと思います。

 昨日の陽性確認は第6波で初めて50名を越えました。この3連休中、連日第6波の最多確認を更新しております。県内の感染状況は深刻さを増してきているということをあらためてお伝えしなければなりません。いよいよ今日から平日、連休明けに入ってまいりますので、場合によっては100名、さらには隣県の広島を見ていますと、倍々ゲームで100から200へと、そういったことも想定されますので、十分な注意が必要になってきています。

 また、昨日に引き続き、本日は新たに二つのクラスターが確認されました。一つは松山市の学校クラスター。今一つは宇和島市の飲食店クラスターでございます。傾向として、東予、中予、南予の人口の多い市での感染拡大が進んでいます。特に松山市は20名と拡大の様相を呈してまいりました。なお、ニュース報道を見ましたが、成人式後、松山市の繁華街では多くの若者が集まり、マスクを外して騒いだり、飲み会に参加するケースが見られたというニュースがございました。オミクロン株は感染サイクルが短く、早ければ接触して2日程度、すなわちこの集いがもし感染者がいた場合、本日あたりから症状が出てくる可能性がございます。思い当たる方がいたら、必ず人との接触を避けて、医療機関を受診してください。そして、もう一つは県内全域への拡大が顕在化してきています。特に南予地域の複数の市町において、年明け初めての陽性確認が出てくるケースが続出しております。新規は20名の水準が高止まりしております。ほとんどが年末年始に県外へ行った方、あるいは帰省、そしてまた県外から来られた方との接触、こういったことが見られますが、この3連休の陽性確認の状況から先ほど申し上げましたように、今週中には100名を超えることも覚悟しなければなりません。その後の展開も予想がつきません。全ての県民の皆さんが、もしかしたら自分が感染しているかもしれない、という意識を持って一人一人が感染の連鎖を断ち切るため、先ほど申し上げましたように、なぜ注意が必要かということを念頭において注意深く行動していただきたいと思います。

 本日説明する内容は2点ございます。一つ目は昨日の検査結果、二つ目は感染警戒期の対策等についてでございます。まずは検査結果でありますが、今の段階、依然として若い世代が中心の確認が続いています。20代が21名で最多、次いで学校クラスターの関係もありますので、10代が11名。10代と20代で32名と過半数を占めております。そして、60代以上の世代へ家庭での感染等々、じわじわと増えてきています。男性は31名、女性は22名でございました。居住地は松山市が20名と最多でありますが、昨日もそういう傾向が出ていましたが、このうち9名が新規と、新規が非常に多くなってきています。県内人口の4割を占める松山市の増加というのは全県域に影響が出てきますので、危険な兆候でございます。今治市と宇和島市でもそれぞれ7名という状況が続いていますが、両市とも新規は2名にとどまっておりますので、松山市とは内容は異なりますが、引き続き、多くの感染が確認されております。そして、八幡浜市、内子町、松野町、鬼北町では年明け後初めての陽性が確認されました。

 なお、こうした状況、全県の保健所が逼迫(ひっぱく)してまいりますので、本日から四国中央市の保健師さんが県の保健所に応援に入っていただいております。協力に感謝申し上げます。職業は会社員が19名となっております。公務員1名は、昨日の分は県職員ではございません。所属から公表をされる予定と聞いております。児童・生徒はクラスター事案を含めて10名。家庭内で子どもに感染し、一部は部活動等を通して他の児童・生徒へと広がっています。また、教職員が2名確認されていますが、うち1名は中予地域の県立学校の教職員でございます。現在、接触者への影響等を調査中でありますが、現時点で児童・生徒への影響はないという状況でございます。これらの結果を受けまして、本日は3校が臨時休業。内訳は東予地域が1校、中予地域が2校でございます。感染経路は生活上の接点・接触が9名と最も多く、家庭内、そして飲食店がそれぞれ8名確認されています。県外は6名でございますが、調査中12名の中にも、県外との往来等が確認されている方が4名いらっしゃいます。

 続いて検査・入院等の状況ですが、医療機関に入院されている方は4名増えて61名。宿泊療養施設、県の看護協会が看護師さん、今一気に各病院のコロナ病床の転換も進めております。そして、急激な感染拡大でありますから、東奔西走していただきまして、宿泊療養施設の看護師さんの確保が進んでおります。今日から利用可能となりました。ご協力に感謝申し上げます。今日は6名、宿泊療養の方に入っていただいています。自宅療養は一部入院調整中の方を含めて、43名増えて154名でございます。重症者はゼロでございます。退院となった方も昨日は出ておりません。また、変異株でございますが、昨日22件の変異株検査を実施しまして、全てオミクロン株疑いとなりました。

 続いてクラスターについて説明いたします。まず、新たなクラスターでございます。「飲食店クラスター19・宇和島市」でございます。こちらは宇和島市内の居酒屋のクラスターでございます。昨日の宇和島のクラスター、深夜営業のバーとは別のお店でございますが、陽性が確認された利用者による両店の行き来が確認されています。これまで、1月2日の利用客が4名、その他家族等5名の陽性者が確認されておりましたが、昨日新たに従業員2名の陽性が確認され、お店関係で5名以上となり保健所によって「飲食店クラスター19」と認定をいたしました。内訳は従業員さんが2名、利用客が4名、その他家族等5名、計11名のクラスターとなりました。この飲食店は当初から保健所の調査に全面的に協力していただいておりまして、利用客に対しましては個別に連絡を行っています。店から連絡のあった方は急ぎ保健所に連絡を願いたいと思います。昨日お伝えしたとおり、宇和島市では年明け早々、1月2日には飲食店や会食を通じた感染が見られます。これから気を付けるのは当然のことなんですが、クラスターが確認された二つの飲食店に限らず、年明け以降に宇和島市内の飲食店を利用した方は十分な注意が必要でございます。少しでも体調に異変を感じたら、直ちに出勤や外出を控えていただき、医療機関に連絡の上、速やかに受診を願います。

 続きまして、クラスター二つ目、「学校クラスター8・松山市」でございます。この事例では、これまで生徒1名の陽性が確認されておりまして、昨日新たに生徒4名の陽性が確認されました。保健所の調査により、同一の場での接触が確認されましたので、「学校クラスター8」と認定されました。この学校は既にホームページで公表されておりますが、学校の同意も得られましたので、県から校名を公表いたします。済美高等学校でございます。生徒5名は全員が同じ部活動に所属しておりますが、部活動以外の生活上の接触も確認されています。学校は冬休み期間でありまして、他の生徒や教職員等との交流は限定的と考えられており、既に昨日中に、同じ部活動の部員や教員等は幅広く検査が終わっております。5名以外は、その範囲の中で全員の陰性が確認されています。引き続き、保健所において学校内の感染状況の把握と併せて、地域への波及を最小限に食い止めるための調査・検査が進められています。学校は始業式を延期されました。生徒や教職員には自宅待機と健康観察が要請されておりますので、学校、地域の関係者の皆さんにはどうか冷静に落ち着いて受け止めていただきたいと思います。なお、県からも学校名を、同意を得て公表しましたが、陽性者の特定、無責任な情報拡散、学校への誹謗(ひぼう)中傷、本当に不安を拡散することによって、それを目的にしているんでしょうか、そういう方がいらっしゃると聞いております。決して行わないでいただきたいと申し上げるとともに、そういう人たちの情報に、ぜひ県民の皆さん、惑わされないように、踊らされないようにされてください。

 次に既存のクラスターについてでございます。「飲食店クラスター18・宇和島市」、昨日公表分でございます。昨日は45名の検査を実施しまして、3名の陽性が確認されました。内訳は従業員さんが3名、利用客が8名、その他家族等5名、計16名のクラスターになっています。こちらですね、これまで1月2日と3日と6日の利用客から陽性が確認されましたが、新たに1月5日の利用客からも陽性が確認されています。こちらの方は公表していますので、連絡もどんどんいっていると思いますので、思い当たる方は速やかに連絡を願いたいと思います。

 次に、「スポーツ活動クラスター2」、昨日公表分、今治市でございます。昨日は21名の関係者の検査が行われまして、スポーツ活動参加者2名の陽性が確認されました。内訳はスポーツ活動参加者15名、その他家族等4名、合計19名のクラスターでございます。以上でクラスター関係の説明とさせていただきます。

 次に「感染警戒期」の対策等でございます。1月8日に本県の警戒レベル、「感染警戒期」に引き上げまして、その後順次、必要な要請や対策を取って行ってきております。3連休が明けまして、本日から学校の新学期も本格的に始まることを踏まえまして、新たに追加する要請を中心に、「感染警戒期」の要請内容について重要なポイントのみ説明させていただきます。

 まず、県民の皆さんへの要請でございます。会食ルール変更でございます。会食のルールは大人数、長時間を避けてというふうなことに加えまして、「1テーブル4人まで」としていただくようお願いいたします。併せてテーブル間の間隔を十分に確保する。テーブル間の移動は行わないことをお願いいたします。例えば、1グループ5人でお店に行く場合も、2人と3人とテーブルに分かれるなどの対応をお願いしたいと思います。なお、認証店はこのテーブル間の間隔とか、距離とかはチェックして認証を取っているということを申し添えさせていただきます。ただし、陽性者が増加している松山市、宇和島市、今治市の3市においては、認証店以外、認証店は同じルールで間隔も取られていますので、認証店以外は「会食自体4人以下、おおむね2時間以内」でお願いします。認証店の場合は全県への要請である「1テーブル4人まで、席移動なし」ということでお願いいたします。今後、感染拡大が懸念される新居浜市や西条市においても必要と判断すれば、松山市、宇和島市、今治市と同様の要請を速やかにお願いすることといたします。本日から協力をお願いいたします。ワクチン接種者も感染している状況、そして、今後のさらなる感染拡大の懸念を踏まえまして、本県ではワクチン2回接種者もこの会食ルールを徹底いただきたいと思います。認証店においてもご協力をお願いいたします。また、年明け以降、県外往来のあった方や、県外からの来県者と接触のあった方は、当面、会食への参加は極力控えてください。どうしてもという場合は無料検査所も活用し、できるだけ直前に陰性を確認した上で参加いただきたいと思います。このほか発熱に限らず、鼻水やのどの痛み、倦怠感や消化器症状など、風邪症状のある方は絶対に出席しない、させないこととしてください。特にオミクロン株は味覚症状が出ずに、風邪症状に近いというような報告がなされていることは広く報道されておりますので、ちょっとでもそういった症状ある方は出ない、そして参加させない、これはもう徹底をお願いいたします。そして、認証店など感染対策を徹底されたお店を利用してください。特に換気がしっかりなされているかは確認願いたいと思います。これまでクラスターが発生したお店は換気が不十分だったり、構造上換気が難しい構造のお店が多いことが確認されておりますので、この点は感染リスクを下げるために重要なポイントとなります。

 次に無料検査所でございます。どんどんやっていただけるところ、お願いを続けております。1月6日時点では県下24カ所でありました。無料検査所は本日時点で31カ所まで拡大しております。今後も順次拡充し、今月中には40カ所以上まで拡充できるよう現在調整を進めております。場所については県のホームページを参考にしてください。不安のある方はぜひ積極的に検査を受けていただきたいと思います。

 続いて、事業者への協力依頼でございます。感染拡大時に備えた業務継続体制の点検・実施をお願いいたします。年明け早々に経済団体にはお願いをしておりますが、もう一度依頼させていただきたいと思います。感染が爆発している沖縄県では200名を超える医療従事者が濃厚接触者となり、国の全国統一ルールの中で自宅待機を余儀なくされております。県内の医療提供に沖縄県、大きな支障が生じているという報道もございます。オミクロン株による感染拡大が続く諸外国でも、医療機関や学校、公共交通機関などのサービス提供の継続が困難となっていると報道されています。今後、本県で感染が爆発した場合、同様の事態への想定を事前に行っていただき、業務の継続の方針や体制を点検、確保していただきたいと思います。特に、社会基盤を支える業務を担う事業者では、社会機能の維持のため、業務継続体制が取れるようにどうするか検討していただきたいとお願い申し上げます。参考までに県の対応を申し上げます。県ではテレワークをはじめ、庁内会議でもケースに応じたオンラインを活用いたします。そして、時差出勤を順次拡大してまいります。特に、職員が普段の生活で感染することもオミクロン株の場合十分にあり得ますので、連絡体制や職員、欠勤時の業務執行体制の構築を事前に図ってまいります。また、時差出勤に合わせて、同一所属内で昼食時間をずらすということを徹底いたします。昼食時は食べる時間と休む時間を明確に区分いたします。食べる際は黙食を徹底し、会話をするなど食事中以外は必ずマスクを着用するよう指示いたします。また、ウレタンマスクではなく、不織布相当のマスクを使うことを徹底いたします。会食について、県民への要請事項に加えまして、管理職の会食への同時出席は行わないことといたします。こうしたような取り組みを現在、県の方では進めておりますので、参考にしていただけたらと思います。

 次に、感染の広がりを阻止するために症状が出たら早期に人と接触することを控えて、医療機関を受診することが極めて重要であることは繰り返し申し上げてまいりました。イギリスの調査結果では、オミクロン株の陽性者は先ほど申し上げましたように、鼻水やのどの痛みなど、風邪の症状に近いということが報告されております。自己判断で風邪だろうと決してしないで、同様の症状が出た場合は速やかに医療機関を受診していただきたいと思います。ただし、医療現場からコロナ疑いがある場合は事前に連絡をして、専用の時間帯や入口から受診をしてもらうことになっております、分けていますので。鼻水やのどの痛みなどの症状の場合は風邪だろうという自己判断の下に連絡をせずに受診するケースがあって、非常に苦慮しているということが報告されています。ぜひその点を会見でも伝えてほしいということでありました。オミクロン株の可能性は十分にあるという前提で、軽い症状でも、必ず事前に連絡の上で受診をしていただきますようにお願いいたします。

 医療機関で検査を受ける前に、会社への報告と了解が必要だといった手続きがある場合もあるそうなので、そうなるとですね、症状が出てから検査までに時間を要するケースがある、そんな声も上がってきております。この点は感染リスクが高くなりますので、事業者の皆さんにも配慮を願いたいと思います。

 次に福祉施設の面会についてでございます。これまで施設の特性等を踏まえ、施設長の判断の下で実施することとしておりました。これに新たに国の通知が来ましたので追加をいたします。高齢者施設においては、面会を実施する場合は面会者全員の陰性証明の確認を行うこと。これを追加いたします。これは全国統一ルールということでございます。

 次に学校活動でございます。県立学校では児童・生徒が多く集合する行事は当面見合わせることといたします。また、校外交流のうち、県外交流は目的や必要性、訪問先を勘案して厳選し、そして、当然のことながら体調管理の徹底等も含めて行っていただく必要がありますが、特に感染拡大地域との往来は注意をするよう指示をいたしました。また、部活動は県外との練習試合や合同練習は当面行わないことといたします。

 なお、県の管理施設は入場制限等の感染対策を徹底することとし、今後の感染拡大状況を踏まえまして、閉館等は個々に判断していくことといたします。

 次に感染爆発を想定した対応でございます。昨日お伝えしたように、今後爆発的な感染拡大が生じることを想定しまして、この段階から保健所業務の負荷の増大に対応できるよう対策を取ってまいります。すなわちそれは保健所の疫学調査の重点化、これを行うことも視野に入れます。今までの株とは全く感染力の次元が違いますので、これまで同様の2週間さかのぼって(行動歴等を調査し)、一人一人囲い込みに向けての作業というのができなくなっていく恐れがありますので、方針を決めておきたいと思います。この方針は地域によって感染状況が違いますので、各保健所管内の感染拡大状況に応じて、保健所ごとに必要な時期に切り替えることといたします。具体的には、保健所の業務を、陽性が確認された際に最初のコンタクトを取り、症状などを聞き取って入院の必要性を判断する業務、次に自宅療養者への直接の健康観察の実施、委託する場合の健康観察に関する医師会との調整、必要な場合の外来診療の調整に関する業務など、コロナに感染した方の命に直結する業務に集中をしまして、県民の命を守ることを最優先に、そうした対応に重点化する方針でございます。また、保健所業務の負荷の急激な高まり等により、日々感染状況、これまでこうしたように、これまでの株だったら何とかギリギリ追い掛けることができましたが、こうした感染状況の情報の集約や分析を行う業務もこれまでどおり数が圧倒的に増えますので行えなくなる可能性が出てまいります。このため、現在個別事例ごとの日々の調査・検査の進捗状況のこうした公表は取りやめて統計的な公表、もちろんクラスターとかそういう重要なところは会見でもお伝えしますけども、統計的な公表方法への切り替えを行うことを検討しています。また、追加で今、無料検査所もどんどん増えてきていますけども、この検査件数も統計的に週1回、民間医療機関は週1回やっていますけど、同じように週1回公表することも検討しております。こうしたように、業務を県民の命を守るというところに重点化しますので、こうした点の変更もあり得るのでご理解いただきたいというふうに思います。以上です。

 

(南海放送(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(南海放送)

 南海放送です。本日発表分のクラスター、プラス2ということで、県内昨日から倍増しています。まさに感染が点から面へと拡大しているというな様相だというふうに思うんですけども、知事の受け止めをお願いします。

 

(知事)

 ずっと言い続けてきましたが、オミクロン株の特性を考えると、そしてまた、先行して感染が拡大した他県の感染状況を踏まえると、これはもう避けられないだろうと。今週中にも100を超える、あるいはその後、場合によっては倍増していくという可能性も否定できないというふうに思っています。特に現在、東中南予、人口の多い松山市、今治市、宇和島市で感染が多くなっているという点。そして、またとりわけここ2日ぐらいは松山市の新規が非常に増えてきているということ。そして、成人式のニュース報道を見ますと2次会等々にかなり行った方がいらっしゃるようなニュースが流れていましたので、その影響がどう出てくるのか。こういった点を踏まえると一層警戒が必要になってきてるという段階ではないかと思っています。

 

(テレビ愛媛)

 すいません、テレビ愛媛ですが。昨日もお尋ねしていたかと思いますが、宇和島市内の飲食店で二つ目のクラスターが出たかと思いますけど、今の段階ではもう人数制限等で乗り切るということでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、はい。

 

(テレビ愛媛)

 時短要請等についても検討等は。

 

(知事)

 さらに状況が悪化した場合は当然視野にも入ってきますけど、今の段階では最初の対応として人数制限、そのために認証店制度とか作ってきた背景がありますので、それを呼び掛けていきたいと思っています。

 

(テレビ愛媛)

 あと学校クラスターも発生しております。今日から始業式のところもあると思いますが、今後ですね、授業時間の短縮だとか、時差登校だとか、そういったことは検討されてらっしゃいますでしょうか。

 

(知事)

 まずはですね、濃厚接触者のルールが非常に今、全国統一で日本の場合厳しいので、症状も出てないわけですよね、陰性の可能性もあるんですよね、そういう人数が増えてきた場合を考えると、例えばオンライン授業であるとか、こういったことをうまく組み合わせてやっていくというのがまず第一歩かなと。そのあたりから入って、さらに感染が拡大するようだったら、今、話のあったような次なる対応も順次考えていくということが教育委員会の基本方針と聞いております。よろしいですか。

 

(教育長)

 はい。

 

(あいテレビ)

 あいテレビです。先ほどの会食の件に関してなんですけれども、今後、時短要請についてですね、感染が拡大しているエリア、市町に絞って時短要請するということもあり得るということ。

 

(知事)

 そうです。これまでもそうしてまいりまして、もっと細かく言えば、例えば松山市の場合は繁華街中心とかエリア限定というのもありだと思うので、もしやる場合ですよ。そういうことは非常に細かく分析をしながら対応は考えていきたいと思っています。

 

(あいテレビ)

 あともう一点、愛媛マラソンがですね、今月末に開催予定だったのが中止ということが決まりましたけれども、それについて受け止めはいかがでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、多くの方が参加する人気イベントでしたし、去年も開催できなかったので、楽しみにされていた方も大勢いらっしゃったと思います。練習もされていた方がたくさんいらっしゃる中でですね、(感染)警戒期、オミクロン株拡大の現状を踏まえて、実行委員会、県はちょっと直接ではないですけども、の判断は尊重したいと思っています。非常にこうした状況を踏まえて地域を守るということで、人数の規模が非常に大きいので、イベント全部がどうだという話ではないんですけども、管理ができるのかできないのかということが、やっぱり大きなポイントだったのかなという感じがしますね。

 

(愛媛新聞)

 すいません、愛媛新聞です。現状は医療機関への入院患者が61人で、自宅療養が150人を超える人数になっていますが、医療提供体制の負荷という点では現状をどのように見ておられますか。

 

(知事)

 当初からですね、オミクロン株の最初の特性というのを考えながら医療現場、医療関係者とも話し合いを進めてまいりました。重症化率が低いので、ただし分母が大きくなると医療負荷は高まっていくと。だから自宅療養というのを中心にしながら、しっかりとした医師会との連携でのオンラインによる診療体制、そして悪化した場合のコロナ専用外来の活用、こういったことを組み合わせながらやっていくというのがオミクロン株対応であるというような意見の一致を見ておりますので、こうした対応を事前に関係機関と連携しながら進めていますので、今のところ重症化もゼロでありますから、もう筒いっぱいの状況というわけではありません。今、順次コロナ病床のステージも上げてきておりますので、そこは、すぐに今日言って明日というわけにはいきませんけれども、先般お話しした大まかなスケジュール感はお示しましたので、それに向けて準備が進められています。

 

(愛媛朝日テレビ)

 すいません、愛媛朝日テレビです。時短要請についてなんですが、ちょっとまだ気が早いのかもしれないんですけれども、今、全国で認証店と非認証店の(協力金の)水準が違うということで不公平感があるんじゃないかみたいなお話もあるかと思うんですけれども、知事としてこの認証店と非認証店の違いというか、受け止めというか、どういうお考えでいらっしゃいますでしょうか。

 

(知事)

 これは、ルールを作った国がどういう考えで作ったかは分かりませんけれども、やっぱり現実問題、現場というのはそういうふうなかたちでやられた場合ですね、沖縄で見られるように「だったら認証店返上だ」と怒るのは当然ですよね。だから、一刻も早く改善をしていただきたいとこれは文書で知事会にも申し上げています。県としてはやはり認証店と認証を取らないお店の対応、行政としての対応は変えていく必要があるというふうに思っています。やっぱり認証店はお客さんのことを思って非常に厳しいルールの感染対策に取り組んでクリアされている店ですから、やっぱりそこをきちんと見てあげないと、「何のための認証店になるんだ」ということになりかねないので、ある程度、自治体の裁量でできるという方向に今、検討されているようでありますから、しっかりとその辺はもしそういうことがあった場合は、認証店とそうでない店の区別はつけていきたいと思っています。

 

(愛媛朝日テレビ)

 まだこれからかもしれませんけど、具体的にどういうイメージをされていらっしゃいますでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、時短要請の時間であるとか、そしてまた、もしやる場合ですよ、協力金も遜色のない、あるいは時短要請の方がちょっと高めにするとか、逆のケースもあるんじゃないかなと。これはあくまでもアイデアの一つですけれども、それを考えていきたいというふうに思っています。

 

(南海放送)

 南海放送です。先ほどいろいろと感染警戒期における変更点、ご説明いただいたんですけども、大規模なイベントですとか、そういったところにおいてのですね、人数などが入ってはいなかったんですけども、今これから検討されるとか、そのあたりどういうふうなお考えでしょうか。

 

(知事)

 イベントについては、今、全然ないというわけじゃなくて、全国統一のルールの制限というのはあります。それが適用されて、それ以外の制限を設けているのはまん延防止(等)重点(措置)区域に指定された3県のみでございますので、今の段階で、全国でルール化されている要請事項は守っていただきたいというまだ段階ではないかと思っています。

 

(南海放送(幹事社))

 その他、いかがでしょうか。それではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

 

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〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2380

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