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新型コロナウイルスの感染の確認(10月6日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017448 更新日:2021年10月8日 印刷ページ表示

日時:令和3年10月6日(水曜日)15時00分~15時24分

場所:知事会議室

 

 

(あいテレビ(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、個別事例の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 まず会見に先立ちまして、本県四国中央市(旧)新宮村ご出身の真鍋淑郎氏のノーベル賞受賞について、優れた研究成果が評価され、地球科学という前例のない分野で、本県出身の真鍋淑郎氏がノーベル物理学賞受賞の栄に浴されましたこと、本当に喜ばしく、心からお祝いを申し上げさせていただきたいと思います。今回の受賞は真鍋先生が長年にわたり研究を続けてこられ、水循環を取り入れた地球温暖化予測の気候変動モデルを開発されたことが、現在世界的な課題となっている地球温暖化対策の先駆的な研究として認められたのではないかと理解をしております。本県ゆかりの方としては4人目のノーベル賞受賞となるこのたびの快挙は、県民に大きな夢や希望をもたらすとともに、我が国の未来を担う研究者、特に若手の研究者の皆さんの励みになるものではないかと思います。真鍋先生の熱意と長年にわたるご努力に対しまして深く敬意を表しますとともに、愛媛県としても地球温暖化対策の一層の取り組みを行っていきたいと思います。

 それではコロナ関係でございますが、陽性確認が続いています新居浜市で、複数の飲食店を介した感染の広がりへの懸念がございます。昨日の県内の陽性確認は5名にとどまっておりますが、西条市で新規が2名確認されていますけれども、新居浜市との往来もあるなど、周辺地域への感染にも結び付く可能性が危惧されます。後ほど説明いたします。

 前日確認された陽性者数5名の内訳は、既存は3事例で3名。全員再検査で確認された方ばかりです。新規は2名にとどまっております。陽性が確認された方に心からお見舞い申し上げます。

 本日は昨日の検査結果、新居浜市への注意喚起、そしてモニタリング検査への協力のお願い、最後にワクチン接種関係についてお話しさせていただきます。

 まず、昨日の検査ですが、年代別では10代、20代、50代。男性、女性は2人、3人となっています。松山市、四国中央市、松前町はいずれも再検査でございます。昨日、新居浜市での確認は、昨日はありませんでしたが、西条市で先ほど申し上げましたように2名、中には新居浜市との往来が確認された方も西条市の陽性者の中に含まれております。そういった点でだいたい1日に7千人ぐらいが西条、新居浜を行き来されるそうなんで、十分注意した行動をお願いいたします。職業は児童・生徒が1名確認されておりますが、自宅待機中の再検査なので学校への影響はございません。引き続き、家庭内が感染経路では多くなっております。

 医療機関に入院されている方は現在2名増えて29名。重症者は変わらず2人のまま。宿泊療養施設の方は6名減りまして23名。自宅療養、医師が丁寧に聞き取って、すぐに入院の必要がない症状の方、家庭やご自身の都合で自宅を希望される方は6名減って48名でございます。一方で退院となった方は15名いらっしゃいまして、ご回復されました。

 事例の状況ですが、新たに三つの事例が松山市、西条、今治(各保健所で)一つずつ、濃厚接触者の健康観察期間も無事完了しましたので、事例から感染が広がる懸念がなくなりましたので封じ込めに入ります。

 囲い込み事例は、この「飲食店クラスター17」は松山市繁華街のホストクラブのクラスターでございます。これを含めて8事例、松山市(保健所)が4、西条が2、中予が1、現時点での必要な調査・検査が完了しましたので、濃厚接触者の健康観察に入ってまいります。なお、こちらは追い掛けが囲い込みまで来ましたので、この中で出てくる陽性というのは濃厚接触者が新たにいるわけではなく、感染の懸念はない無症状の方が後になって時間がたって陽性になったというケースでございます。

 次に調査中事例でありますが、気掛かりな点だけ。まず、1678事例目、この青の星印が付いている西条保健所(の事例)でございます。この事例は新居浜市内のいわゆるスナックなどの複数の飲食店が関係しておりまして、これまでに従業員や利用客、その他家族等で計8名の陽性者が確認されております。現時点での保健所の調査では、感染の場面が複数ありまして、今のところ同一場面で5名以上というクラスターのケースには至っておりませんので、認定は行っておりません。また、これらの店舗は比較的小規模で、利用客はごく少数でございます。全員の把握がお店の方でできておりまして、既に店舗を通じて利用客全員への呼び掛けは完了しております。中にはもう既に検査で陰性が確認された方も出てきております。ただし、先ほどの西条のお話のとおり、陽性者が新居浜市および西条市にまたがって確認されておりますので、感染の染み出しも懸念されますことから、今日はあえて注意喚起を行わせていただきます。現在、保健所の方でも調査・検査をどんどん進めている状況でございます。新居浜市の皆さんはもとより、周辺地域の皆さんも全体像が見えるまでの間、強い警戒と注意深い行動を継続していただきますようお願いいたします。なお、前回の会見でも説明しましたが、決して新居浜市の場合、飲食店が感染の中心となっているわけではございません。いろいろな業種、そして20代、30代の感染が中心になっておりまして、年齢もそこが中心であるけど幅広く確認されておりますのが新居浜市の特徴となっています。仕事、生活、あらゆる場面で当面の間、注意をお願いいたします。

 次に新居浜市でございますが、まず、全国の人口10万人当たりの陽性者数ですが、本県は直近1週間、本日公表分を含めますと、愛媛県は今ここ5.3人になってますが、直近でいいますと6.2人でございます。うち松山市は5.7人、着実に減少傾向にはなってきております。一方、新居浜市は28.4人、ステージ4を超える水準となってます。西条市も7.6人で松山市を越えているという状況でございます。

 本日公表分を含め、9月13日にまん延防止等重点措置が解除されて以降の松山市と東予4市の人口10万人当たり1週間の陽性確認数の推移を表したのがこちらのグラフになります。新居浜、松山、今治、西条でございます。新居浜の赤いグラフ、9月22日以降、感染者数は急増いたしました。そして、その後増加の一途をたどっております。10万人当たりのステージ指標は国が人口の多い都道府県レベルの感染状況を平準化し比較するためのものであって、人口の少ない市町にそのまま適用はできませんが、それでも一応、市の単位に下してみますと、新居浜市はステージ4を超えているという状況でございます。西条市は9月の下旬以降、この緑の線ですが、減少傾向、落ち着いた状況だったんですが、ここ最近、ちょっと気になるのが上向きになってきているということでございます。先ほどの地域との行き来というものの可能性もありますので、警戒を強めていただきたいと思います。今後こうしたところの場面で広がった感染が大規模な事業者が多く立地する周辺市へと伝播(でんぱ)し、そして、職場、家族、感染の連鎖が現実化することには注意が必要です。県内の人流によって他の地域へ飛び火してリバウンドが発生してしまうという、こうしたことに懸念を持っておりますので強く警戒をしております。ぜひ皆さんお気を付けいただきたいと思います。

 このような状況を受け、特に新居浜市民の皆さんには、10月10日日曜日までお願いしている協力依頼の期日を当面の間、数字的に落ち着きが見られるまでは延長することといたしました。繰り返しのお願いとなりますが、新居浜市内は不要不急の外出の自粛、新居浜市との往来に注意、そして、新居浜市にお住まいの方、新居浜市内に勤務される方は、会食は4人以下、おおむね2時間以内、行動歴や体調の確認を参加者に十分行っていただきまして、感染対策がしっかりしたお店で、そのルールの下で会食ということにしていただきたいと思います。この3点はぜひ徹底してください。なお、新居浜市の人口10万人当たりの新規陽性者数がステージ3の水準、15名ですね、これを大きく下回り、散発的な範囲にとどまるなど落ち着いた状況が見られた場合に解除をしたいと思います。ただし、仮に感染が止まらず状況が悪化するような場合には、協力依頼を法の要請に切り替え、また、場合によっては飲食店への営業時間短縮といった強い措置も状況次第ではすぐに行えるよう構えておきたいと思います。新居浜市民の皆さん、ここ2週間程度、感染悪化が続いてきた状況をしっかりと受け止めていただきまして、感染の連鎖を地域で断ち切るということで十分に警戒をしていただきたいと思います。また、新居浜市においても、独自の対策、呼び掛け等の検討をお願いしたいと思います。そして、周辺の地域もどうぞ行き来した場合の行動について感染回避行動を徹底してください。また、今日から8日にかけまして新居浜市で臨時 PCR 検査センターを開設いたします。キットの配布は本日と明日7日の2日間。キットの回収は本日から8日までの3日間となります。新居浜市内の感染の早期探知、感染拡大防止のためにも、対象となる方は積極的に検査にご協力をいただきたいと思います。

 三つ目について、松山市。松山は繁華街で起こったら、これはもう影響が大きいというのはこれまで経験してきたとおりでございます。松山市で再度モニタリング検査を実施することといたします。対象は新居浜会場と同じく無症状の方、松山市にお住まいの方、または市内の事業所に通勤している方の中で、一に、松山市内の酒類を提供する飲食店のアルバイトを含む従業員の方、二に、9月下旬以降、県外との往来のあった方や県外から来県した方と接触のあった方。三に、長時間または大人数での会食を行った方が対象でございます。開設場所は今までと同様、愛媛県庁西駐車場に構えさせていただきます。キットの配布は10月8日、そして土日はなし、11、12日、週明けの3日間。検体回収は10月8日、そして土日は開設しません、11、12、13の4日間。開設時間はいつもどおり、15時から17時までの2時間でございます。全国的な感染の落ち着きに反して、愛媛県全体ではまだ感染が消えておりません。特に新居浜市が懸念でございます。今日は新居浜市の状況を踏まえて注意喚起をさせていただきましたが、その他の地域の皆さんも決して気を緩めずに感染回避行動、特に警戒期には感染回避行動の継続徹底、体調異変時には休んで受診、県外との往来は十分注意、会食はルールを守って実施、この四つの徹底だけは落ち着いていてもお願いを申し上げます。

 次にワクチン接種でございます。昨日お知らせしたとおり、10月4日時点で全ての市町で1回目の接種率は70%を超えまして、2回目の接種率も60%を超えました。順調に進んでいるものと認識しております。各市町では10月上旬までに国から配分されるワクチン量をベースに、基本的に全ての枠を解放していると承知しております。新たな予約も順調に進んでおりまして、一部市町では予約が取りにくい状況もあるやに聞いております。国の方針に基づきまして、各市町は11月には希望者への接種を終えるスケジュールで進んでおり、残りのワクチンも限られますことから、これから希望される方はさらに予約が取りにくくなることも地域によっては想定されます。例えば、最寄りの医療機関の枠がなくなって、集団接種のみが選択肢になるというような市町も出てくる可能性はあります。それぞれ市町、県の方で調整はきめ細かくやっておりますが、お住まいの市町からも案内があると思いますので、予約の空き状況を確認の上、ぜひ早めの接種を受けていただけたらと思います。県では希望者に対してワクチンが不足していないかどうか、日々市町から詳細に聞き取りを行っております。その上で必要な調整を行っております。市町によっては新規予約の枠が既になくなっていても、今後の追加がまだありますので、追加が適宜行われるというふうな状況も生まれてまいりますので、ご留意いただきたいと思います。以上です。

 

 

(あいテレビ(幹事社))

 ただ今の発表事項に質問のある社はお願いします。

 

(テレビ愛媛)

 テレビ愛媛ですが、新居浜市のスナック等での感染ということで、西条市でも感染者が出ているということですが、これ現段階ではまだ事例単位で西条市への広がりというのはとどまっているのでしょうか。

 

(知事)

 まだないです。早く探知していますので、要はもう早く探知して、すぐに保健所の調査に協力を呼び掛けて、協力いただければ抑え込むことができるということはこれまでもずっと繰り返してきてますので、ともかく今回、お店の方も全面協力していただいてますし、何よりもお客さんの把握がしっかりできているということが大事だということをお分かりいただけるのではないかと思っています。

 

(テレビ愛媛)

 周辺地域への染み出しというのは今後の懸念ということ。

 

(知事)

 そうですね、はい。

 

(愛媛新聞)

 すいません、愛媛新聞です。新居浜市への外出自粛の要請などについて、臨時検査センターの結果をもってまた判断するというふうなことでしたが、それより先に当面の間というふうに期間延長されたことについては、どのようなご判断かあらためてお願いします。

 

(知事)

 やっぱり、かなりもう新居浜市の注意喚起をしてから、日数1週間以上たっているんですが、たまたま昨日は新居浜市の感染は確認されてませんけども、おとといまでは新規がずっと続いていた状況にありました。期日も迫ってきておりますので、やはり何といってもこの人口10万人当たり(の新規陽性者数)がステージ4を超えているという状況が今でございますので、このあたりがやっぱりステージ3以下(より下)になってこないと、ちょっと緩めるということはできないんじゃないかなという判断をしています。

 

(あいテレビ)

 あいテレビです。県独自の警戒レベルが「感染警戒期」に引き下げられて1週間もたちますけれども、これまでの県全体の感染者数としてはどのように見ていますでしょうか。

 

(知事)

 本当に落ち着いているという状況にあるのかなと。特に南予はもうほとんど出ておりませんし、松山が落ち着いてきているという状況もあるので、むしろこれから松山で警戒するのはやはりこれまで同様のことを繰り返してきた一部の繁華街のお店からの感染拡大だと思っています。

 

(あいテレビ)

 それを抑えるためにも再度モニタリングという。

 

(知事)

 そうですね。はい。

 

(テレビ愛媛)

 すいません。ノーベル賞の受賞に関してなんですが、あらためてこの快挙についてどのように思われていますか。

 

(知事)

 おそらく、本当に多くの県民の皆さんも真鍋さんのこれだけの輝かしい実績というのは存じ上げている方はほとんどいなかったんではないかなと。でも今回、その実績が評価されてどういった研究をしていたのかということをマスコミ報道等も含めてお聞きすると、今21世紀で最大の人類存亡の懸念材料である地球温暖化、これをですね、本当にアメリカに渡って研究のフィールドで追求してきたことがどれだけ多くの全人類に対する警鐘、あるいはその人間の生活の行動が地球温暖化に結び付いているということを科学的に解明したという功績、とてつもない実績を残されたんだなということを、今回お聞きして痛感いたしました。

 

(テレビ愛媛)

 あらためて県民に与える今後の影響といいますか。

 

(知事) 

 そうですね、やっぱり愛媛県で生まれ育った方が世界で認められる功績を残されたというのは、やっぱり愛媛県民、僕も一県民として本当にうれしいですし、誇りに思いますし、特に次なる世代、中村修二さんの時もそうでしたけども、やっぱり次なる世代は、特に若い世代のですね、研究分野に対する関心というものはまた大きく高まっていくんじゃないかなと。後に続こうというような夢を持つそういった若者も増えていくんじゃないかなと思っています。

 

(テレビ愛媛)

 今後、県として何か表彰といいますかそういったものも検討とか。

 

(知事)

 そうですね、ぜひ、お受けいただけるんであれば、(表彰)させていただきたいなというふうに思っています。

 

(愛媛新聞)

 すいません、ワクチンについてなんですが、一部の市町では現在配布されているファイザー製については、もういったん予約の受け付けが止まるというようなお話もありますが、その個別接種に関しては。希望する県民は、今後も全員接種は可能ということでよろしいんでしょうか。

 

(知事)

 はい、スケジュール的に言うとですね、先ほど申し上げたように日々日々、ワクチンの確保に動いておりますので、だいたい11月までに12歳以上の希望者についてはもう8割から9割ぐらいのワクチンの確保、特にファイザー製で言えば8割以上、それから集団の分の他のメーカーのものも6%ぐらい、トータルで8割から9割は確保のめどが立っておりますので、希望者というのはだいたい8割ぐらいではなかろうかと想定されていますから、ほぼ確保はできていると。あとは日々の調整の中で、この日にたまたまちょっとこのあたりが不足しているとか、でも少したったら入ってくるかというやり取りはありますので、そこは冷静に皆さん受け止めて、さっき申し上げたように、希望される方のワクチンについてはほぼ確保できていると、目処が立っているという状況だけはお伝えしておきたいと思います。

 

(愛媛新聞)

 個別も集団も併せて全部でということで。

 

(知事)

 そうですね、はい。

 

(あいテレビ(幹事社))

 その他、よろしいでしょうか。ではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

 

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