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新型コロナウイルスの感染の確認(9月30日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017447 更新日:2021年10月1日 印刷ページ表示

日時:令和3年9月30日(木曜日)15時00分~15時23分

場所:知事会議室

 

 

(テレビ愛媛(幹事社))

 それでは会見を始めます。詳細についてはレクの方で確認をお願いします。知事お願いします。

 

(知事)

 連日の会見となりますけども、特に新居浜市の感染状況が非常に強く懸念をしております。その関係で急きょ臨時会見とさせていただきました。昨日の検査の結果ですが、陽性者数は県内で14名確認されています。内訳は既存が8事例で9名、この中には再検査5名含まれておりますので、こちらの方は順調に追い掛けが進んでいるということでございます。そして、新規が5名でございまして、多くが新居浜市でございます。陽性が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。本日は昨日の検査結果を簡潔に報告させていただきまして、二つ目に新居浜市の感染状況および注意喚起をさせていただきます。

 まず、昨日の検査結果でありますが、10代から60代まで各年代幅広く確認されています。男性は10名、女性は4名。居住地ですが、松山市は5名なんですが、新規は1名でございます。問題はこの新居浜市でして、7名ですが新規が4名含まれています。ここ数日、新居浜市は新規が続いております。職業は会社員が7名と半数を占めており、それから児童・生徒、未就学児、それぞれ1名ずつありますが、こちらの方は保健所がそれぞれ調査した結果、再検査なんかも含まれていますので、学校等への影響はないということでございます。感染経路は家庭内が5名とやはり多くなってまして、県外も1名確認されております。こちらの幼稚園・保育所1名は、こちら自宅待機中の再検査なんで影響はございません。

 入退院の状況でございますけれども、医療機関に入院されている方は1名増えて38名。重症者は変わらずに3名のままでございます。宿泊療養施設の方も変わらず21名でございます。自宅療養、医師が丁寧に聞き取ってすぐに入院の必要な症状ではない方、家庭やご自身の都合で自宅療養を強く希望される方等は、2名増えて55名でございます。そして、事例ごとの状況ですが、今日もかなり出てきました。西予市のこの1553事例目は、西予市の「高齢者施設クラスター12」でございます。施設も公表されていた例でありますが、これを含む8事例、松山市保健所4、西条保健所2、中予保健所1、合計8事例は濃厚接触者の健康観察も無事終了しましたので、それぞれの事例から感染拡大の懸念がなくなったので、今日から封じ込めに入ります。

 囲い込みの方もこの赤いところから下、松山市保健所が1、四国中央保健所1、西条保健所2、中予保健所1の5事例が現段階で必要な調査・検査が完了し、濃厚接触者の健康観察に入ります。

 そして、調査中の方ですけれども、まずここ2回ばかり呼び掛けを行っているフットサルの関係でございます。当初、連絡がつかなかった10名のうち、昨日の会見で7名と連絡がついたと申し上げましたが、そのうちの5名の検査は終わりまして、全員が陰性でございました。残る2名の検査結果は本日判明いたします。ただ、こちらで出てきますが、この事例ではですね、いったん陰性が確認されて、濃厚接触者として自宅待機をしていた方、逆にこの方は1名、昨日の再検査で陽性となられました。その結果、フットサルの関係者(で参加者)は合計で3名となります。引き続き、まだ残る3名の方とは連絡がつきません。メールですかね、SNSでは言っているんですが返答がないということなんで、ぜひ連絡を松山市保健所の方にしてください。症状がないから大丈夫だと思わないでほしいと思います。この関係でもいったん陰性となった方が、少したって症状が出て陽性に転じたというのがもう既に出ましたので、人との接触リスクが高くなっていると思ってください。ぜひ3名の方へ直ちに連絡を願います。

 それでは二つ目、新居浜市の感染状況でありますが、まずはこれ、全国の人口10万人当たりの陽性者ですけども、直近1週間。愛媛県ずっとこのあたり、44、45番目にずっといたんですが、ここ数日、新居浜市の新規も増えて今7.0人、27番目あたりでございます。ここから下は全部ステージ2に入っておりますので、その中にはいるということでございます。ただ、新居浜市だけ抜き出していきますと22.3人ということは、東京都よりも上という状況になってきています。この数字で新居浜市の皆さん、ぜひ愛媛県の今が7.0人、松山市で6.9人、新居浜市が22.3人ということでございますので、なぜ新居浜市の皆さんに注意喚起をするかというのは、まずここでこれをご覧いただいて受け止めていただきたいと思います。

 こちらはですね、本日の公表分も含めて、9月13日にまん延防止等重点措置が解除されて以降、ここで解除でございます、松山市および東予4市の感染状況の推移をグラフに示しております。人口10万人当たりの1週間の陽性確認数の合計でありまして、新居浜市はこの赤いグラフとなります。ここだけがですね、ステージ3を超えて、20人を超えて、ステージ4(の指標)がもう25人ですから近づいていると。他はだいたい横並びから減少傾向が見えているんですが、この9月のこの22日あたりから急上昇しているということが、これでお分かりいただけるんではなかろうかと思います。すなわち新居浜市だけ、今ステージ4の指標目前でございまして、県内で突出しているという状況にありまして、まん延の一歩手前というふうに見ておるところでございます。

 次に、これは新居浜市と松山市の陽性者の年代別の内訳を比較したものでございます。13日以降の陽性者数の合計は松山市が111名、新居浜市が39名でありますが、人口規模が異なります。それぞれ人口10万人当たりに引き戻してみると、松山市は21.8人、新居浜市は33.5人となります。松山市の1.5倍ぐらいの新規の陽性確認があるということでございます。またその内容を分析しますと、松山市では飲食店クラスターなどを含めて、この赤い方が松山市ですね、10代、20代、30代、ここらあたりが中心になっています。行動力のある若い世代が生活上の接触により感染が広がっている事例も多くて、これらの世代から他の世代に広がっていくというのが松山市における今の懸念事項でございます。これに対して新居浜市なんですが、10代から30代が中心になっているという傾向は松山市と変わらないんですが、ここらあたりですね、実は松山市に比べて、30代、それから50代、60代、10歳未満、幅広い層で広がっているというのがお分かりいただけると思います。そして、松山市では20代、30代で感染経路不明が多くなっています。そして、新居浜市では特に30代の方々の感染経路不明が多い。そして、20代、60代までも感染経路が保健所の調査、聞き取りでもつかみきれないというケースが多いのが新居浜市の特色になっています。新居浜市は10歳未満の割合も松山市よりご覧のとおり大幅に多くなっておりますが、これらは全て家庭内感染とみられます。親世代から子供へと広がったもので、子供たちは学校活動や部活動など、先生方が現場で指導しながら、気を付けながら生活を送っていることはご案内のとおりでございます。親世代がその努力を無にしないためにも、「愛媛県全体、日本全体で感染が下がってきたから大丈夫だ」、「ワクチン打ったから大丈夫だ」と気を緩めることなく、ちょっとこの新居浜市の数字を見ていますと非常に心配でございますので、新居浜市民の皆さん、当面強い警戒を他市以上に持っていただきたいと思います。また、クラスターが確認されていない中で感染経路が飲食店、クラスターにはなっていないんですけども、小規模なお店で陽性者が確認されるという割合が松山市より高くなっているという点にも注意が必要だということを申し上げさせていただきます。

 こちらのグラフは、新居浜市で陽性が確認された方の主な職業を分類したものでございます。飲食店が多くはなってはいるんですが、こうした一部の業種のみならず、建設業や接客業、接客を伴う生活関連サービス業、飲食ではございませんね、そういった生活関連サービス業、いろんな業種で確認されているのが分析しますと分かってまいります。つまり新居浜市ではさまざまな年代、さまざまな職業の間で経路不明の感染が確認されているということです。薄く広く浸透した状況は気を緩めると市中まん延に結び付いていくということがこれまでの経験で分かっております。また新居浜市にお住まいの皆さんでだけでなく、近隣の市町に居住して、新居浜市の事業所に勤務する方から陽性が確認されたケースもいくつか出てきております。そういうことで新居浜市民の住民の皆さんと同様に、市外から通勤されている方もくれぐれもご注意願いたいと思います。

 そこで、昨日10月以降の対策を「(感染)警戒期」に切り替えて発表させていただきましたが、新居浜市の状況を踏まえまして警戒を強める必要ありと判断します。そこで新居浜市に限って一部内容を変更いたします。まず、臨時 PCR 検査センター、新居浜市に来週開設いたします。2日間。そして、検体を採取して検査機関に回して、全部の結果が出るのがだいたい10日ぐらいだと思います。10月10日。そこでだいたいの状況が見えてくると思いますので、まずはとりあえず10月10日まで十分な警戒をお願いします。中身は、新居浜市内は不要不急の外出の自粛。新居浜市との、県民の皆さん、往来に注意。新居浜市にお住まいの方、新居浜市内に勤務する方は会食については4人以内、おおむね2時間(以内)。今までと同様に継続してください。そして行動歴や体調の確認を行い、感染対策がしっかりしたお店限定ということで対応を願いたいと思います。まずは協力依頼といたしますが、今後の状況によっては法要請への要請(変更)もあり得ます。新居浜市は大きな企業が多数立地していますが、この協力依頼を踏まえまして、企業の皆さんも、そして関係企業にもまん延の一歩手前と、こういう状況を踏まえまして、従業員の方々に強く注意喚起を事業者の皆さん行っていただきたいと思います。さらに保健所からの聞き取りによりますと、「ワクチンを2回打ったから大丈夫だろう」とマスクをしないで会話や外出をしているケースが結構見られると報告が入っております。ワクチン接種をしても感染回避行動は続けていかなければ意味がございません。特に、新居浜市の現在の感染状況ではそういった行為が非常にリスクが高いと言えると思います。正しいマスク着用、3密回避、基本として徹底をお願いします。これはもう全県民の皆さんにお願いいたします。

 次に臨時 PCR 検査センター、(検査キットの配布は)10月の6日、7日の2日間でございます。臨時PCRセンターの検査に多くの市民に来ていただきたいと思います。対象は、対象になる方ですね、無症状の方でございます。症状のある方は医療機関に行ってください。新居浜市にお住まいの方および新居浜市内の事業所に通勤している方。その中で、9月中旬以降、県外との往来をした方、県外から来県した方と接触のあった方。二つ目に長時間または大人数での会食を行った方。飲食店の従業員や不特定多数の方と接触する機会の多い方。こちらに当てはまる方は全て対象でございます。開設場所は前回と同じ新居浜市消防防災合同庁舎南駐車場。キットの配布は10月の6日、7日の2日間。検体回収は6日、7日、8日の3日間。開設時間は15時から17時の1日2時間ございます。

 新居浜市の感染が再拡大して、他の市町にも波及する懸念は避けなければなりません。そうなってしまったら、再び県全体に強い要請を行わざるを得ない事態になってしまいかねません。本日、私の方から各経済団体等のトップに連絡をいたしまして、支部等を通じて会員企業等に注意喚起を行っていただきたいとお願いいたしました。全団体とも速やかに対応すると。もう一部では既に対応を始めているということでございます。以前も新居浜市で感染拡大が危惧される状況がございましたが、市長さんや医療機関、関係者の呼び掛けに応えて、やがて感染状況を新居浜市、下火にすることができました。市民の皆さんのご協力、感染回避行動、ぜひよろしくお願いいたします。以上です。

 

(テレビ愛媛(幹事社))

 ただ今の発表について、質問のある社はお願いします。

 

(テレビ愛媛)

 テレビ愛媛ですが、まずは新居浜市での感染状況についてですが、どうしてこういうふうに拡大傾向があるのかという分析は。

 

(知事)

 はい、保健所にも聞いていますし、それから今言った分析もしているんですが、非常に掴みにくいです。特に保健所の調査に全員がご協力いただけているかどうか、ちょっと分からないケースも結構ありますので、掴みきれてないというのが実態でございます。さはさりながら、その聞き取りの中でしか追い掛けはできませんから、広く呼び掛ける必要ありというふうに判断しています。飲食店が中心とか、例えば、ある市であったように大きな工場で出ているとかいうんであれば簡単、簡単とは言いませんけど、明確なんですが、さっき申し上げたように分析の結果、業種も非常に幅広い、年代も幅広いという状況ですので、もう広く注意喚起をした方がいいと。この段階で頑張れば食い止めることは十分可能なまだレベルだと思いますので、特に来週、さっき申し上げた(臨時の)PCR検査をやりますので、少なくともその結果で全体像が見えてくるまでは我慢していただきたいということを強くお願い申し上げたいと思います。

 

(テレビ愛媛)

 現時点で、対象を絞った時短営業だとか、そういった対策は検討されている。

 

(知事)

 今のところは、(協力依頼での)要請というかたちで検査の結果を待ちたいと思っています。

 

(テレビ愛媛)

 検査の結果次第ではそういう選択肢も。

 

(知事)

 あります。もちろん。

 

(読売新聞)

 すいません、読売新聞です。政府が実施予定のワクチン検査パッケージを利用した行動制限緩和の実証実験についてですね、県として参加する意向が現時点であれば教えていただきたいんですけれども。

 

(知事)

 今ちょっと悩んでいます。というのはですね、あそこに参加するということは、対象となるお店に経費も発生するということと、それからあえて先行してやるメリットがそこまであるのかなというと、ちょっと疑問符を付けざるを得ないところもあるので、ちょっと慎重に考えています。今のところ、参加ということは決めていません。

 

(読売新聞)

 今、対象とする店と少しおっしゃったということは、参加をもしするとしたら飲食店ということに分野としてはなるんですかね。

 

(知事)

 そうですね。例えば、必要な器具を半分は無償で国が見るけど、あとの半分は店で払ってくださいとかですね、いろんな細かい条件がありますので、どうなのかなというところもありますので、ちょっと見極めたいと思います。もうちょっと。

 

(テレビ愛媛)

 すいません、新居浜の関係でですね、新居浜の太鼓祭り、秋祭りなど予定されています。市の方は自粛の要請などしていますが、この開催の在り方については、知事としてどのように思われていますか。

 

(知事)

 これはそれぞれの地域で考えていただくしかないんですけども、あえて今日申し上げたのは、東京都を上回る人口10万人当たりの新規確認が新居浜市の場合、ここ数日続いていると。これを受け止めて、市民の皆さんが自らぜひ考えていただきたいというふうに思います。

 

(愛媛新聞)

 すいません、愛媛新聞ですが、新居浜の外出自粛についてなんですけれども、昨日いったん発表された内容から今日1日で変更されたというのは、この判断は何か具体的な懸念が強まったという。

 

(知事)

 そうですね、新規事例が止まっていないということです。感染経路不明な新規事例ですね。

 

(愛媛新聞)

 それは昨日の検査結果で、あらためてそういうふうに判断をされたという。

 

(知事)

 そうですね。やはりもう(新規事例の陽性者が)松山市を上回る数になってきていますので、1人、2人という散発的ではない状況が続いていますので早く、昨日の段階では(臨時の)PCR検査という打ち出しをしていますけど、その前の日か、していますけども、ちょっとそれでもそれ以降続いているので、これはもう早く手を打った方がいいんではないかなという判断です。

 

(テレビ愛媛)

 すいません、テレビ愛媛ですが、松山市に関して、今日市の方が会見の方で、市内の繁華街対策として、抗原検査キットの配布などを打ち出したんですが、それに関して何か思われることはありますでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、ともかく前の、保健所への協力が得られない場合で、感染の拡大が広がる場合は、これはもう店名公表もしっかりやっていただきたいと。要はルールを守っていただけない場合はやっぱり全体の安全を優先させて、多少厳しいと言われようともやっていただくということが大事ではないかなと思いますので、ぜひ考えられることは全てやっていただきたいと。特にこれまでの感染で、一部のお店の、えっと思うような集いから大きな感染拡大、何度ともなく結び付きましたので、もう二度とそういったことが起こらないように、過去の経験則を生かしていただきたいというふうに思います。

 

(テレビ愛媛(幹事社))

 その他いかがですか。ではこれで会見を終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

 

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