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新型コロナウイルスの感染の確認(9月1日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017428 更新日:2021年9月2日 印刷ページ表示

日時:令和3年9月1日(水曜日)15時00分~15時27分

場所:知事会議室

 

 

(あいテレビ(幹事社))

 はい、それでは記者発表を始めます。会見終了後レクがありますので、個別事例に関わる詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 昨日の検査結果は、県内陽性者数確認25名でございます。既存が11事例で15名、この中には再検査で確認された方が8名含まれています。また新規は10名でございました。陽性が確認された方に心からお見舞いを申し上げます。

 今日の総括なんですけども、昨日の49名から25名ということで減少はしているんですが、これはお盆明け、経済界挙げて、逆帰省の事業所での感染拡大に注意をしようという呼び掛けを各事業者がしっかりと受け止めて、本当に最小限に抑えられた結果ではあろうかと思いますが、決してこれは安心できる数字ではございません。その理由は、まず第一に何よりも次なる様相、新学期が始まったということ。そしてもう一つは、愛媛県の近隣県はまだ減少傾向が見られていないという状況であるということ。そしてデルタ株の感染力を考えますと、また一気に拡大するという可能性は十分あるということ。この三つの点が懸念の事項でございます。ですからまだ決して、全然安心できる状態ではないということを前提にお考えをいただきたいというふうに思います。特に最も懸念しているのが次なるポイントとなる新学期でございます。県立高校は少し早めにおとといから始まっていますが、若干高校生の中にも感染確認が出ております。そして、一昨日は松山市の児童クラブでもクラスターが発生しています。昨日、県内の市長会、そして町村会と連絡を取りまして、こうした状況なんで、いよいよ小中学校が始まりますので、それぞれの市・町教育委員会に一緒になってですね、しっかりとこの状況を乗り越えるべく緊張感を持って対応していこうという再確認をしたところでございます。特に松山市、来週からの登校をどうするかというのは明日決められると聞いています。昨日、松山市教育委員会とPTAの方が集まって会議を開いたと聞いておりますが、決して数字が一時的に減ったからといって油断しないように、ぜひよろしくお願い申し上げたいと思います。9月12日のまん延防止等重点措置の期日まで2週間を切っています。第5波を何とか乗り切るために、ぜひご協力、そしてまた県民の皆さんの、本当に毎日毎日ほとんどの皆さんが気を付けながら生活をし、企業活動を、経済活動をされているということは重々承知しています。ご苦労掛けますが皆の力を合わせなければ乗り越えることができないということを受け止めていただきまして、ぜひよろしくお願い申し上げます。

 本日の説明は昨日の検査結果、そしてワクチン接種の進捗状況と学校への啓発について説明させていただきます。

 まず昨日の検査結果でございますが、幅広い世代でやはり確認されていて、昨日は40代・50代は少なかったんですが、10代が先ほど触れましたように多くなっています。男性が17名、女性が8名でございます。居住地は少なくはなっていますが松山市が13名で、この中には新規がまだ5名含まれております。その中心が松山であるということは変わっておりません。そして児童・生徒が7名ということになりました。ここですね。このうちの4名については学校へそもそもまだ行っていないということで、学校そのものへの影響はございません。残る3名については現在、保健所による調査、猛スピードで行っております。そして、この3名が所属する3校につきましては、本日、臨時休業になりました。内訳は東予地域で2校、中予地域で1校でございます。ただ、広がりがこの段階で確認されているわけではございません。県立高校の場合はクラスターになった時には校名を公表しますけれども、まだそれぞれお一人という状況でございます。次に芸能関係が、昨日公表させていただきました。クラスターにはなっていないけれども、所属事務所が呼び掛けたいということで公表をし、既に呼び掛けをしていただいている事例でございます。昨日公表した方と同一の事務所に所属している方でございまして、同じ事例でございます。この方もお客さんではありません。28日と29日に松山市内で開催されたライブイベントに出演をしていた方でございます。既にこちらの方も所属事務所よりSNS等で公表されまして、参加者への注意喚起を行っています。現時点で参加者の陽性確認はございません。次に感染経路ですけども、家庭内が引き続き9名と多くなっています。そして、県外の方も2名確認されております。

 入退院、検査状況でございますが、入院されている方は17名減少しまして93名。重症者は変わらず3名。宿泊療養施設に入所されている方は1名減少して73名。そして自宅療養、医師が丁寧に聞き取ってすぐに入院が必要な症状ではない方、そして家庭やご自身の都合で自宅療養を強く希望されている方、および若干ですが一部入院調整中の方が41名減って330名でございます。ということで、退院された方84名、多くの方がご回復をされているということでございます。なお、昨日公表させていただきました壱湯の守別館の抗体カクテル療法でございますけども、本日から運営を開始しています。昨日説明したとおり、まずは2名の入所と治療を行いまして、そして今後10名程度まで順次拡大をしてまいります。

 次に事例ごとの状況でありますが、かなり大きく動いています。本当に各保健所、検査機関、医療現場頑張ってくれています。新たな封じ込め事例はクラスターは1事例、これは992事例目「飲食店クラスター12・松山市」、郊外の飲食店でございます。これを含めて34事例、クラスター以外では松山市保健所が24事例、西条保健所が1事例、今治が2事例、中予が3事例、八幡浜が1事例、宇和島が2事例。合計で34事例が濃厚接触者の健康観察期間無事終了。それぞれの事例から感染の懸念がなくなりましたので、今日から封じ込め事例に入ります。

 続いて囲い込み事例ですけども、クラスター関係も三つ含まれています。1212事例目「職場内クラスター18・砥部町」。そして、1427事例目「職場内クラスター21・新居浜市」。そして、1446事例目「職場内クラスター22・今治市」。この三つを含む31事例、松山市保健所が17、西条が3、今治が4、中予が4、合計で31事例が現段階で必要な調査と検査が完了しまして、残すところは濃厚接触者の健康観察ということになります。なお、いつも説明しておりますが念のため、こちらに囲い込みの中で3名の陽性が昨日確認されておりますが、全ていったん陰性が出て自宅で待機をされている方でありまして、(新たな)濃厚接触者がいない、いらっしゃいません。こちらの方々から感染が拡大する懸念はない、それが囲い込み事例の中身となっております。ちなみにこちら1164事例目はガールズバーとそれから派生したもう一点の深夜バーのクラスター二つが含まれていますが、それぞれのクラスターで1名ずつ陽性が確認されています。

 次に調査中事例に入ります。クラスターを中心に説明いたします。こちらは1418事例目、放課後児童クラブ、松山市のクラスターでございます。昨日はこちらも再検査でその他家族等2名の陽性が確認されております。利用児童の新たな陽性確認はございません。この事例は合計で陽性者13名となっております。利用者、これは児童が7名、その他ご家族等で2名増えて6名。そして、既に接触のあった児童および職員の検査は完了しておりますが、引き続き、家族等を含めた調査・検査は進めていきます。囲い込みに向けて全力を挙げてまいります。

 次に1424事例目「スポーツ活動クラスター・松山市」。こちらは県の方から公表しても構わないという同意も得ている松山大学のスポーツ活動クラスターでございます。こちらも再検査になります。スポーツ活動参加者1名の陽性が確認。この事例は合計で8名となりました。スポーツ活動参加者が1名増えて7名、その他友人・家族等が1名でございます。こちらも保健所において必要な検査は、こちらは完了をしておりまして、囲い込みのもう最終段階ということでございます。

 また、現時点でクラスターになっているわけではありません。ここから下の段、クラスター以外になりますが、クラスターになっていません。1309事例目、そして1377事例目、そして1425事例目。ご覧のように、全て西条保健所の管轄でございます。実はこの三つの事例は同じ工事で仕事をする複数の事業者で、現場は一つではございません、分かれています。その中で従業員計9名の陽性が確認されています。かなり大規模な工事でございまして、現場、本当に多数に分かれているところでございます。保健所の調査では県外を含む、いろいろ仕事の関係でですね、県外を含む複数のルートで感染が持ち込まれて、それぞれのところで広がった可能性があるとみています。現時点では三つの事例としておりますが、同一の工事で感染が多発していることから、工事を受注した企業では当初から保健所の調査には全面的に協力をしていただいています。そして、事業所として、働く全ての従業員、全員を対象に自主検査を実施することとしております。そしてまた今後、県外から訪れる従業員に対しても全員、自主検査を行うという方針を決めていると聞いております。まだクラスターが発生したわけではありませんが、念のため早期の対応として、この後、企業自ら公表する予定と聞いております。これまでも複数の事業者が仕事をしている現場でクラスターが発生した事例もありますので、同様の現場を持つ事業者の皆さんには十分に注意をしていただきたいと思いますし、また、もしもの場合は今回のように保健所へのご協力、速やかな対応、そして自主検査を含めた念のための対策、こういったことを参考にしていただきたいと思います。

 次にワクチン接種の進捗状況と学校の啓発でありますが、まずは各市町のワクチン接種の状況でございます。こちらのパネルは市町別の接種の進捗状況でございまして、1回目の接種が進んだことから、2回目の接種率の高い順に並べております。県全体では1週間前に比べて、1回目接種が6.5ポイント増の59.9%。そして、2回目接種も5.9ポイント増の48.3%となりました。いずれも、この下が全国平均になります、1回目56.3全国平均に対して県全体では59.9、2回目接種は全国平均で44.8に対して48.3。全国平均を接種率、伸び率ともに上回っています。各市町、それぞれ対応していただいている市医師会、郡医師会の皆さん方、関係する全ての皆さん方、本当に頑張っていただいていると思います。市町別で見ても全国平均を下回っているのは、松山市の2回目、そして四国中央市の1、2回目のみでございまして、他は全て全国平均を上回っております。接種率の高い地域、鬼北町、松野町、愛南町、このあたりではですね、特に2回目の接種率の伸びが非常に高く出ております。松野町15.9ポイント増でございます。県内での順位が、たまたま人口等々の関係もありますので下になっていてもですね、数字は順調に伸びております。ワクチンの供給量が限られている中で、それぞれが工夫を凝らして、全部が一律の方法でやっているわけではありません、年齢等、対象をそれぞれが考えて実施に移したりですね、市町ごとの特性に応じたきめ細かい対応を供給量を見極めながら行っているという状況でございます。なお、松山市は接種済の医療従事者等について、システムの入力作業が遅れているという話がございましたが、これはどんどん今進めているという報告がございます。その結果、対象者の多い松山市のデータが反映されたということで、松山市が上がって、県全体の接種率も大きく伸びるという結果になりました。引き続き、入力作業を迅速に進めていただけたらというふうに思います。

 次に中高生に対する啓発チラシの配布でございます。現時点で、これ今申し上げたように、各市町ごとに接種のやり方が違うんですが、15市町、20市町中の15市町で、全ての10代の方への接種が始まっております。ブルーのところは開始済みのところでございます。そして、明日から宇和島市でも予約が開始されます。白いところも今月中には順次始まっていくということになっておりますので、順調に10代全ての方々へワクチン接種が広がっていきます。そして、その中で別途、昨日もちょっとご質問ありましたけど、受験や就職活動で移動が想定される年代、これは高校3年生などへ優先接種を行っている自治体もあります。こちらに丸が付いている自治体、今治市、宇和島市、八幡浜市、新居浜市、西条市、それから伊予市、四国中央市、西予市、それから松前町、砥部町、内子町、伊方町。こちらでは高校3年生への優先接種を既に行っております。こうした状況を踏まえて、今回、中高生とその保護者に対しまして、厚生労働省などが作成した4種類のチラシを全校に配布することといたしました。ワクチンの問題でいろいろと、いろんな情報が飛び交っていますから悩んでいる方も多いというので、参考にしていただけたらというふうに思います。こちらはチラシの一例でありますが、接種までの流れや効果、副反応など、分かりやすく記載をしております。本日から県のホームページにチラシデータを掲載するとともに、印刷ができ次第、県内の中高生約7万4千名、これ県立高校だけでなく、県立の学校だけでなく、国公立、私立、特別支援学校全て含みます。学校を通じて配布する予定でございます。 SNS やインターネットではワクチンに関することについても誤った情報、悪意のある噂等が流れていると聞きます。特に若年層において、接種をそれをもって躊躇(ちゅうちょ)してしまうという方もいらっしゃると聞いています。国や専門家、そして県内のお医者さん、医師会等からも、ワクチン接種のメリットはデメリットを大きく上回るという見解が正式に示されております。中高生の皆さん自身も部活動の大会や発表会、学校の校外交流などが中止や縮小になって、コロナの影響を受けている当事者でもございます。校内で陽性者が確認され、保健所の調査のために一時的に休校になる場合もございます。コロナを身近に感じている子どもたちも多いと思います。一方で各市町の協力を得まして、愛媛県では教職員のワクチン接種、順調に進めていただいています。そういう中で中高生の皆さんのワクチン接種が進めば、安全で充実した学校活動の確保にも結果的には結び付いていくものと思います。ただし、ワクチン接種は義務ではありません。体質的に接種が難しい場合がございます。医師と相談していただくことも必要です。ぜひ中高生と保護者の皆さんにはチラシに記載されている正しい情報を理解していただき、ご家庭内で話し合ってもいただき、そして接種可能な方は順次各市町ごとに呼び掛けがあると思いますので、受けていただけたらというふうに思います。どうぞよろしくお願いいたします。以上です。

 

(あいテレビ(幹事社))

 ただ今の発表事項について、質問のある社があればお願いします。

 

(あいテレビ)

 あいテレビです。冒頭でもありましたけれども、25という数字ですが、若干の傾向、減少したように見えるけれども警戒が必要だということかと思うんですが、ピークとかそのあたりは越えたとかというような認識はお持ちだったりしますでしょうか。

 

(知事)

 ピークという考えは全く持っていません。ただ一つ言えることはさっき触れましたとおり、第一の波は、この第5波の場合ですね、一番最初に懸念したのがやはり保健所への協力が得られなかったライブハウスイベント等、周年イベント、松山市での一部のお店の実態がつかめなかったので水面下で広がること、これが懸念材料でした。二つ目の懸念材料はお盆での帰省による、お盆前の時期ですね、この家庭内での感染拡大。そして三つ目がお盆の後の逆帰省での今度は事業所での感染拡大。この三つ目の事業所での感染拡大についてのピークは、本当に経済界呼び掛け合ってですね、注意された結果、まだ収まってはいません、収まっていないですけど、最小限にとどめられているからこそ、何とか高止まりはしていたけども、増加傾向には至らなかったというふうなことにつながっているのかなと。もちろんほとんどの県民の皆さんが本当苦しい中でですね、感染回避行動を継続していただいているというのが一番ベースにはございます。そこの段階だと思っていまして、次の四つ目の要素、それがやはり新学期開始でございます。ですからもう既に2日で高校生、高校にもポツポツ確認されていますから、これは人が動くということは感染ゼロにするということはできないということだと思いますけども、大事なことは早期発見、早期発見で速やかな対応。これをやればクラスターの発生は十分に防げますので、そこでこれから高校だけでなく小中学校も始まりますので、学校での対策、児童クラブでの対策、保育所や幼稚園も含めてですね、そういうところが今度はポイントになってくるというふうに思っています。そして、近隣県はまだ減少傾向見られていませんから、それらも含めて往来の注意は引き続きあるということで、まだまだ予断を許さない状況は継続中ということだと思います。

 

(あいテレビ)

 小中学校、小学校まさに今日から始まりましたけれども、一つ様子を見るとしたら、いつぐらいの期間で一つの判断というか、見ていますでしょうか。

 

(知事)

 そうですね。まずは当面今目標にしているのはまん延防止の期間、9月12日までではないかなというふうには思っています。

 

(テレビ愛媛)

 学校関係については、松山市の方が明日、正式に発表するということですが、同じように12日までの期間は同じような対応を取るべきというふうにお考えでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、県立高校も今12日までまん延防止期間はやると決めていますので、昨日の会議、開かれたと聞いていますので、そういった方向に行くんではないかなというふうには思いますけど。これは明日にならないと正式には決まらないということです。

 

(テレビ愛媛)

 すいません。松山市については野志市長が自ら街頭で昨日とおととい、感染対策を呼び掛けられましたが、そのことについて何か評価はされますでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、直接呼び掛けることも、松山市長だけじゃなくて、皆さんそれぞれやられていますから、やれることは全部やるというのはいいことではないかなというふうに思います。ただ、街頭に出るだけでは瞬間的なことですから、やはり今の重点地区(措置区域)の中で対策、さらにまだあるんであれば、もう終わりなき戦いですから、今のところ。実施策の追求は常に行っていただけたらいいんではないかと思っています。

 

(あいテレビ(幹事社))

 その他いかがですか。よろしいですか。それでは終わります。ありがとうございました。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

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