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新型コロナウイルスの感染の確認(8月22日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017418 更新日:2021年8月25日 印刷ページ表示

日時:令和3年8月22日(日曜日)15時00分~15時28分

場所:知事会議室

 

 

(あいテレビ(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、個別事例などに係る詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事よろしくお願いします。

 

(知事)

 昨日は県内で66名の陽性確認が報告されています。内訳は既存が30事例で38名、ただ検査・調査進んでおりますので、その38名のうち半分近い17名の方が再検査でございます。いったん陰性が出ていた方でございます。そして、新規は28名でございます。そして、この66名のうち帰省等による県外由来が9名確認されています。また、うち県外に在住されている方、愛媛県に来られて陽性確認された方が4名含まれています。陽性が確認された方に心からお見舞いを申し上げます。

 今日は説明2点、最近の感染状況、そして二つ目に昨日の検査結果でございます。昨日は土曜日でございますので、多くの医療機関は午後から休診されているところでございます。その中での66名でございますので、多くの陽性確認と受け止めていただきたいと思います。お盆が明けて間もなく1週間が経過しますが、お盆期間中の県外往来、人との接触機会の増加などによる影響が出ているという可能性もあります。また、昨日新たに松山市で飲食店クラスターが一つ確認されたので、後ほど説明させていただきますが、こちらはお客さん全員の把握ができておりまして、そして保健所の調査には全面的に協力いただいております。その結果、既に利用者の必要な検査は全て、クラスターは今日確定ですが、この時点でもう全員の検査が終了していることも併せて報告させていただきます。

 最近の感染状況でありますが、このグラフは8月以降の陽性確認の推移でございます。折れ線グラフの青色、こちらですね。こちらが陽性者数の推移。そして、この棒グラフの方がこの陽性者のうちの新規、こちらの棒グラフは新規の確認された方の人数の推移でございます。新規が多いと翌日、場合によっては幅広な検査も実施されて、そこで陽性確認が多く出るというケースもありますので、ともかく重要なのは、この新規を減らさない限り落ち着きを取り戻せないということでございます。8月に入って以降、本県では土日や連休明けに前週を上回る水準に増加する傾向が続きまして、毎週過去最多を更新しています。また、ここ最近は土日であっても高い水準の陽性確認が続いていることはご報告しているとおりでございます。その背景には、特に松山市、そして新居浜市、こちらで新規事例の陽性者数が増加傾向で続いていること、これが挙げられると思います。お盆明けの影響の本格化により、来週はちょっと注意しなければなりません。陽性者数が増加する要素があるんではないかと懸念をしております。デルタ株の感染力の強さによって特に家庭内はもとより職場、また友人間での食事や余暇活動、生活のあらゆる場面で感染リスクが高まっています。本当にいろんな場所行ってもですね、十分に個人個人が注意されればリスクは低下するんですが、どうしてもマスクを外したり、ちょっと気の緩みが出たり、そういうときに感染リスクが高まるということはなんら変わりありません。デルタ株に関しては、人との接触を可能な限り減らして感染リスクを下げていく、そして、そういう場所に行ったとしても十分に注意をする、これが重要でございます。

 感染状況が心配な地域について、最近の人流のデータを分析していますと、これは感染が落ち着いていた7月の人流と最近の人流、今ちょっとグラフを作っているさなかなんですが、聞いてる限りの傾向をお話しさせていただきます。

 まず、措置区域、重点地域の松山市でございます。市内の商業施設の人出は減少傾向が見られます。特に、夜の繁華街は減少傾向が大きくなっています。時短の影響もあると思います。ただし、まだ十分には下がり切っていない状況でございます。ここが注意点でございます。そして、郊外の商業施設、こちらは松山市、さほど下がっていない。松山市の周辺も含めてですね、下がっていないという状況でございます。

 次に新居浜市ですが、市内の夜の人流はつい最近まで、むしろ昨年より増加をしていたデータが出てきています。商業施設でも減少傾向が小さい状況でして、新居浜市では人との接触が結果として減少していない状況でございます。この状況ですと、新居浜市、感染が縮小に向かうとは考えにくいと受け止めていただきたいと思います。第4波よりも感染リスクが身近にある状況、新居浜市は特にあるということをご理解いただきまして、外出自粛をお願いしたいと思います。

 次に今治市内でございます。夜の市内の人流は減ってはいますが、日中の商業施設の人流の減少は鈍いというデータでございます。すなわち、夜の会食でなければ大丈夫という状況ではないというふうに受け止めていただけたらと思います。

 西条市内でございます。こちらは人流の減少傾向が見られます。大規模な事業所のクラスターがありましたので、その情報を受けて気を付けられた方が多いと思います。すなわち、その結果として新規が西条は散発的にとどまっている。いわば人流次第でこうした結果になるという一つの例ではなかろうかと思います。

 県内全域で不要不急の外出自粛を要請している段階でございます。一人一人外出機会を減らす努力、特に松山市、新居浜市、よろしくお願いいたします。感染リスクが身近に迫っていますので、「これまで大丈夫だった。行動変えなくても問題ないだろう。」とは決して思わないでいただきたいと思います。これはもうデルタ株の感染力というのをぜひ受け止めていただきたいと思います。

 次に昨日の検査結果ですが、10代から90歳以上まで幅広い世代で確認されています。引き続き20代から40代、働き盛りの世代が多くなっていまして、全体の6割を占めていますが、特に20代が22名と多くなっています。男性は41名、女性は25名でございました。居住地はこれまでと同様に松山市が多くなっていますが、このうちの新規は8名。ただ昨日は先ほど申し上げましたように大半の医療機関が午後お休みに入っていますので、決して減っている兆候が出ているというわけではないということでございます。また、先ほど注意喚起を行った新居浜市、14名でございます。特にこの14名のうち新規が8名でございますので、急激に感染が広がっていく、まん延に向かっていく可能性が出てきています。人流、人との接触が収まっていかないと、減らないと感染は抑えられないというふうに受け止めていただきたいと思います。今治市も10名。このうち新規は3名でございますが、一進一退の状況にあるというふうに思っていただきたいと思います。この3市でございます。それから四国中央市もちょっと気になり始めています。2、3人の新規が続いている状況ですので、この段階で注意深い行動をぜひお取りいただきたいと思います。

 職業ですが、本日は会社員が33名と突出しています。お盆の後、逆帰省で、職場、懸念しているということをお伝えしましたが、その傾向が出ている可能性があります。十分注意をお願いいたします。また公務員1名。この1名は県の職員でございます。本庁に勤務する20代の男性で、感染経路は調査中でございますが、県外との往来歴はないということが分かっています。また、不特定多数の方と接する業務には従事はしていません。現時点での保健所の調査では、職場内で濃厚接触者1名が確認されていますので、速やかに今日検査を行うこととしています。

 感染経路ですが、家庭内が23名、デルタ株の傾向が変わっていません。そして、生活上の接触も10名、特に20代など若い世代で友人などに感染が広がっている例が多いということでございます。お盆の期間中に友人同士で集まったり、遊んだり、長時間接触が行われたもの、また交際相手に感染を広げているケースも連日発生しておりますので、お気を付けください。また、県外も9名。これは帰省や出張による陽性確認と思っていただけたらと思います。

 入退院の状況ですが、医療機関に入院されている方は3名増えて109名。重症の方は(人数は)変わってないですが、実は中身は1人ご回復をされて、1人新たに重症の病床に入られたということで、差し引きで6名ということでございます。宿泊療養施設の方は1名増えて109名でございます。自宅療養は、医師が丁寧に聞き取ってすぐ入院の必要がない症状の方、そして家庭やご自身の都合で自宅療養を強く希望される方、一部入院調整中の方は5名増えて518名でございます。なお、今日の段階でも入院が必要と医師が判断された方は翌日には全員入院されています。退院となった方も、昨日は57名いらっしゃいました。回復でございます。

 検査の状況ですけれども、昨日は衛生環境研究所、行政検査の方だけでみると364件、そのうち30件の陽性確認がありました。そして、民間の協力医療機関(の検査)、金曜日に一度集計していますが、先週は大体1日平均300でございました。ちょっと減っているということを加味しても、行政検査と民間の検査を合わせて600件程度は検査されていると思います。そして、その民間の方から36件の陽性確認の報告がありました。すなわち、大体600件程度の検査で66件の陽性確認ということになります。

 次に事例ごとの状況ですが、封じ込め事例はかなり多く出てきています。880事例目、これちょっと抜き出していますが、こちらは「学校クラスター5・西条市」、小松高校のクラスターですが、これも今日から封じ込めに入ります。これを含む39事例が、濃厚接触者の健康観察期間も無事終了して、事例からの感染の懸念がなくなりましたので、今日は39事例が新たに封じ込め事例に入ります。クラスター以外では、松山市保健所関係が28、四国中央保健所が2、西条保健所が3、今治保健所が5事例でございます。

 次にここから下、囲い込みの事例でございますが、この中には松山市保健所の2件のクラスターが含まれます。907事例目、これはホストクラブ、二つクラスターがありますが、最初のホストクラブのクラスター。そして、968事例目、こちらは接待を伴う飲食店でございますが、全てお客さんも把握、そして保健所への全面協力ということで、早い段階で囲い込みまで持ち込むことになりました。両方とも今も繰り返し申し上げますが、お客さんの把握が全部できている、保健所に全面協力をいただく、この二つさえあれば早期に広がりを抑えると、囲い込みに持ち込めるということでございます。クラスター以外では松山市保健所が20、西条保健所が3、今治保健所が1、中予保健所が2、これで28事例になります、クラスター含めて。それが現段階での調査検査は完了しましたので、ここからは濃厚接触者の健康観察に入るということでございます。なお、ここで2名陽性が確認されていますが、自宅待機中の方のいったん陰性が出た後の陽性確認ですので、濃厚接触者がいるわけではありません。この2人から感染が広がる懸念はない、囲い込みの中での陽性確認ということでございます。

 調査中事例ですが、クラスターを中心に説明させていただきます。まず、冒頭お伝えした新規クラスターですけれども、1164事例目では既に、いわゆるガールズバーですね、「飲食店クラスター15」、ちょっと小さくて見えにくいですが、(飲食店クラスター)15が確認されていました。このガールズバーも従業員さん、お客さん全ての把握ができていて、どんどん検査、保健所にも協力いただいていますが、これを追い掛けていく中で、この事例の関係で他の店舗など繁華街関係者同士の利用がお客さんの中に確認されておりまして、保健所は調査範囲を広げて、そちらのお店へと調査を進めていたところでございます。その中でそこのガールズバーを利用した他の飲食店、こちらはいわゆる深夜営業のバーが場面と推定される感染が確認されまして、こちらもお客さんの把握は全部できておりまして、速やかに保健所の調査に全面協力をいただいています。同店での陽性確認が5名以上になったので「飲食店クラスター16」、これ(事例は)一緒になっています、(飲食店クラスター)16と認定されました。冒頭に申し上げましたようにこの店、全面協力で既にお客さん等々の検査は終わっています。1164事例目では2名の陽性が新たに確認されまして、合計17名となりました。

 これまでもたびたび注意を呼び掛けさせていただきましたが、お盆期間中に松山市繁華街の飲食店を利用した方や従業員、そうしたところから陽性が確認されています。接待を伴う飲食店や深夜帯のバー、一般の居酒屋など形態は問わず、繁華街の関係者やお盆時期に飲食店を利用した方は、もう少しでも体調に異変を感じたらすぐに出勤はやめていただき、医療機関に相談してください。そして、受診をするよう強くお願いいたします。

 続いて、既存のクラスターですけれども、1132事例目、「友人間クラスター2・新居浜市」でございます。昨日は再検査を含む11名の検査を行いまして、3名の陽性が確認されております。結果として、12名のクラスターとなっています。なお、1277事例目については80名の検査が行われておりますが、これは施設利用があった関係で、念のため幅広に検査を行ったものでありましたが、全員の陰性が確認されてこの事例での感染の広がりは確認されませんでした。

 次に新居浜市、そして西条市での臨時 PCR 検査センター、もう一度お伝えいたします。明後日24日火曜日からキットの配布が西条市、新居浜市両方で始まります。対象は新居浜市および西条市にお住まいの方または市内の事業所にお勤めの方で、いずれも無症状の方が対象となります。症状のある方はお医者さんの方に行かれて相談してください。そして条件は、一つには21時以降に酒類の提供を行う飲食店の従業員の方。そして二つには、8月中旬以降県外との往来があった方や県外から来県した方と会食等をした方で、感染に不安を感じている方が対象となります。これは松山市のステーションと同じでございます。開設場所は新居浜市、西条市、それぞれ別々に設置をいたします。新居浜市はこちら(パネル:新居浜市消防防災合同庁舎南駐車場)、西条市はこちら(パネル:西条市総合体育館入口前)でございます。無料でございます。キットの配布は8月24日火曜日と25日水曜日の2日間。検体の回収はその当日8月24日火曜日から26日木曜日までの3日間。開設時間は15時から17時までの2時間でございます。

 お伝えしたとおり、西条市は従業員の多い事業所クラスターの囲い込みが完了はしましたが、それが緩みにつながったら再び感染が拡大する可能性があることを決してお忘れいただきたくないと思います。そして、新居浜市は連日陽性の確認がどんどん少し増え始めているという状況で、人口規模を考慮しますと、松山市の状況に近づきつつあると思っていただきたいと思います。特に外出や人との接触を抑制しているようなデータが、先ほどお話したようにあまり新居浜市出ておりません。感染の増加が続くとまん延となる恐れが出てきているというふうに思ってください。検査センターの開設をはじめ、県市連携しまして地域の感染防止に全力で取り組みますので、対象の皆さん、積極的に検査を受けに来ていただきたいと思います。以上です

 

(あいテレビ(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(あいテレビ)

 あいテレビです。新居浜市内の感染状況を非常に危惧されていますけれども、このまま減少傾向に転じなかった場合、まん延防止の措置区域というようなことが考えられますか。

 

(知事)

 当然可能性としてはあります。ここは例えば、その感染がどのようなかたちなのかということも重要ですし、飲食店はまだそこまでの状況じゃないですけれども、そうした分析、それから人流の状況、それからこの臨時の検査センターの結果、こういった要素をしっかりと見つめながら毎日毎日見ていますので、新居浜市と連絡しながらですね、その判断をしていきたいと思っています。

 

(愛媛朝日テレビ)

 愛媛朝日テレビです。第5波では特に若い世代の陽性者が多い中、この週明け以降、県立学校などで徐々に新学期が始まりますが、学校での感染拡大を防ぐために特にどういったことに気を付けるべきでしょうか。

 

(知事)

 まず、学校での学ぶ機会というのも本当に大事ですから、単に閉める、開けるという単純な思考で判断することはいたしておりません。感染状況、実際、学校の授業中であるとか、休み時間であるとか、そういったところで感染が広がるということは学校現場それぞれものすごい気を使った運営していますから、これまでもありません。ただ中に出てくるのは部活動の状況であるとか、それから下校をした後の行動であるとか、そういったところの可能性というのはあります。例もあります。もう一点加味しなきゃいけないのは、じゃあ休みになったらじっと皆さんが家にいるかといったら決してそんなことはないと思いますので、学校できちっとした指導の下に時間を過ごすことと、それから学校が休んで、それぞれがいろんなところに動き始めてしまうリスク、こういったことも考えておかなければなりません。その結果として、日々日々の学校単位での感染回避行動の徹底を一層強めるということと、それからオンラインの学習もうまく組み合わせて行っていくということと、それから感染が確認された場合には速やかに学校を、これ愛媛県の場合は県立高校になりますけども、速やかに休止をして必要な検査をどんどん行っていくということ、これを基本に考えているところでございます。この県立高校の方針を昨日申し上げましたけれども、市の教育委員会、町の教育委員会、そして私立高校にも速やかに出しておりますので、それぞれがまたこれを参考にしていただきながら、感染状況の要素を加味して、市、町、私立高校が参考にしながら対応を判断していくということになろうかと思います。

 

(あいテレビ)

 すみません、あいテレビです。1日当たりの感染者数が先週の102人をピークに、まあ少しここ最近はちょっと下がっているようには見えますけれども、お盆から1週間ということもありまだまだこの影響というのはどのようにお考えでしょうか。

 

(知事)

 これは、私どもは下がっているというふうには捉えておりません。連日ここ数日申し上げてきたように、人数が減ると落ち着いてきているのかなと捉えられてしまうことこそ恐れています。ひいてはそれが緩みにつながってしまう。あくまでも今日は、医療関係機関が昨日は午前中がお休みのところが多い、今日は大半がお休みされていると思います。すると、この1日300件平均やっていただいている民間の検査の方ですね、これが少なくなっている中での陽性確認なので、それを加味すると傾向は変わっていないと。むしろ新規は継続して高止まり状態でありますから、そこからさらに広がる可能性もあるので、全くリスクは変わっていないというふうに判断しています。

 

(あいテレビ(幹事社))

 他に質問等よろしいでしょうか。ではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

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