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新型コロナウイルスの感染の確認(4月25日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017341 更新日:2021年4月27日 印刷ページ表示

日時:令和3年4月25日(日曜日)15時00分~15時27分

場所:知事会議室

 

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、個別事例等に係る詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事よろしくお願いします。

 

(知事)

 昨日は28名の陽性者が確認されています。内訳は既存の14事例19名、この中にはいったん陰性が出て再検査で確認された方が6名含まれています。また新規9事例で9名となっています。陽性が確認された方に心からお見舞いを申し上げます。

 本日は本当に残念ながら陽性者の方2名がお亡くなりになったことをご報告いたします。ご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆さんにお悔やみを申し上げさせていただきます。お一人は重症例で入院中の方。医療機関の方、懸命な治療を行ってくれています。それでも残念な結果に結び付くことがございます。その中で何とか命を救おうと頑張っていらっしゃる医療関係者の皆さん、本当にありがとうございます。そしてもうひと方は残念ながら重症例ではないんですが、かなりのご高齢の方でございます。ご遺族の心情等、要望もありまして特定されないように、死亡例につきましては後日取りまとめたかたちで公表をさせていただきます。月末か来月初めごろに取りまとめをさせていただけたらというふうに思います。

 本日からまん延防止等重点措置期間がスタートいたしました。既に4月22日から感染対策期の延長に合わせまして、特に新規感染の止まらない、また「繁華街クラスター」に端を発した大勢の感染確認が続いている松山市。ここでは酒類を提供する飲食店に加えまして、全ての飲食店に対しまして、20時までの営業時間の短縮を要請してきたところでございます。さらに明日4月26日からは、その波が松山市以外にも及んできておりますので、松山市以外の全ての市町においては、酒類を提供する飲食店に対しまして、21時までの営業時間の短縮を要請させていただきます。飲食店経営者の皆さんにはもうこれも繰り返しになりますが、ほとんどの皆さん、「うちはちゃんとやっているのに」、それはもう本当に分かります。しかし、人が接触する機会を少しでも減らすため、今、法律の中で呼び掛けられるのはこの飲食店の時短要請でございますので、非常に厳しい経営環境の中ではありますが、第4波による県内全域への感染拡大を抑えるためにぜひご協力をお願いします。何度も申し上げておりますが、松山市、まん延防止等重点措置が適用されたからといって自動的に感染が収まるわけではございません。むしろその逆で、状況はじわじわと悪化しているというふうに思っていただきたいと思います。医療提供体制への負荷は第4波が始まって以降、特に巨大繁華街クラスターの影響で一気に負荷が高まっています。本日も入院者数が102名、重症者数も11名、いずれも過去最高を更新しておりまして、今の段階で既に限界に近い状況に近づいています。医療機関もこの突発的な状況に対応するために、急ピッチで可能な限りのスピードで一般病床をコロナ病床へシフトする作業を日々日々続けていたただいております。一刻も早く医療現場の負荷を下げるためにも、何よりも県民の皆さん、事業者の皆さん、一人一人が日常の行動を具体的に変えるという行動変容が不可欠でございます。直面する第4波を乗り越えるため、少なくとも外出5割以上削減。これもパッと聞くとほとんどの方は頑張ってくれているので、「自分はやっているよ」と言われるかもしれませんが、こうした状況でございますので、さらにできることはないかという視点で受け止めていただけたらと思います。そして、あまりそうしたことに十分な行動変容できていなかった方は5割変容、5割削減、しっかりと向き合って行っていただきたいと思います。それは外出や人との接触を可能な限り避けること、そして感染回避を最優先にした行動を取ることでございます。よろしくお願いいたします。

 本日説明するのは2点。第3波までと第4波までの比較、何が違うのか、どのように変わっているのかということを、グラフを使ってお話しいたします。そして二つ目が昨日の検査結果でございます。

 まず、3月23日、今からちょうど1カ月前のことでございます。突如、松山市繁華街で大規模巨大クラスターが発生いたしました。それから1カ月でございます。このクラスターに端を発する変異株、それまでは変異株はほとんど確認されておりませんでした。今、全県で起こっている感染はほとんどもう9割以上がこのタイプの変異株でありますから、非常に強い感染力を持っていることが明らかでございます。まず感染のスピードでございます。第3波まで、これはいわゆる従来株が中心でございます。384日間という月日の中で、331事例。そしてその関連で1,080名の陽性が確認されました。第4波、3月20日、「繁華街クラスター」が起こってからたった37日間でございます。こちら(第3波)は384日間で1080名。こちら(第4波)は37日間で事例数もほぼ変わりません、306事例。そして感染者数もそれを上回る規模1,112名に、たった1カ月でこれだけの感染者が拡大いたしました。10倍のスピード。よく(変異株の感染力は従来株の)1.7倍と言われるような専門家の方もいらっしゃいますが、現実のこの愛媛県で起こっている状況を見ますと、10倍以上のスピードになっています。今なお、これが続いているということでございます。

 二つ目、1事例ごとの感染者数の分析であります。1人の陽性者から広がる感染者数の人数も第3波までと第4波までは大きく異なっています。特に1人のみで終わるケース。陽性が確認されて特に職場、あるいは友人、あるいは家庭、濃厚接触者が特定してまいります。そこでどんどんどんどん検査を行っていきます。同じことをやっています。しかし、1人のみで第3波までというので終わるケースが57.4パーセント、約6割を占めていました。しかし今回の第4波のこの変異株は全然違った数字になっています。46パーセントですから(第3波の)約6割と(第4波の)4割強。これだけ1人(の陽性)で済んでいるケースが第4波では圧倒的に少ないというのがお分かりいただけると思います。そして逆に一つの事例で2人から9人まで、ここ(2~4人の部分)とここ(5~9人の部分)ですね。ここで分けていますけどこの二つを見てみますと、第3波までは35.4パーセント、広がりが少なかった事例であったことが分かります。しかし、第4波はもう50パーセントですから、もう半分はワーッと家族全員に広がったりというケースが圧倒的に多くなっているということがお分かりいただけると思います。

 次に年齢層でございます。第3波のときは、実は高齢者施設クラスターの発生等が結構ありましたので、この時はですね、70代以上が18パーセントという高い比率を示していました。そして第4波、実は70歳以上は10%なんです。これはですね、医療機関や高齢者施設で働く方が第3波の経験を受けて一生懸命対策を打っていると、細心の注意を払って職員さんも生活をされているということの結果ではないかと思います。本当に関係者の皆さんの努力に敬意を表させていただきます。そして、第4波は今のところは、こちらはとどまっていますが、こちらに特色が出ております。20代、30代だけでおよそ半分、ここに繁華街における巨大クラスターというものがいかに大きな影響を与えたかというのが如実に表れていると思います。高齢者施設の頑張り、ぜひ皆さんも参考にしていただいて、あらゆる世代で感染回避行動をお願いします。そして、子どもたちへの影響でございます。15歳以下、第3波までは84人、第4波までは58人、逆に減っているんですね。しかし、一般には子どもさんにも感染しやすいということが全国ニュースでも流れています。この数字は一つには学校が春休み中であったということも考えられます。しかしそれ以上に、各学校、それから幼稚園、保育園等々でそれぞれが感染回避行動を注意深く取っていただけているというふうに思います。その結果が高齢者施設と同じように表れてきているんではなかろうかと思います。ただ気になるのはこの5歳以下、この未就学児の状況でございます。数は少ないものの第3波より多くなっているのが確認できると思います。これは未就学の子どもたち同士の接触の中では、施設の方はこちらとこちらの中(15歳以下の第3波と第4波の中)では明らかなように感染広がってないんですね。バーッと一斉検査やっても広がりは確認されておりません。ということは家庭内でございます。感染力が強いので先ほどの数字でありますけども、複数感染が濃厚接触者の中に多いというのがここに表れてきているというふうに思っていただければ分かりやすいんではなかろうかと思います。特にですね、松山市の「繁華街クラスター」では20代、30代が感染の中心でありました。この巨大クラスターから友人やそのまた友人などを介して、小さなお子さんを持つ同世代の人たちに感染が及んだという影響がこの数字に表れてきているんではないかと推測されます。

 今週から大型連休の期間に入ります。今の分析を受け止めていただきまして、感染力が強いということをご認識いただき、ゴールデンウィークの過ごし方、今だったらまだ間に合います。計画変更、そして相談、徹底していただきますように、今年は昨年同様、普段顔を合わせている方と地元でお過ごしいただきたいと思います。帰省、これは本当にリスク高くなっています。関西圏、そして東京、関東圏、特に感染拡大している地域からの帰県は、たとえ事前にPCR検査で陰性が出たとしても、その後の発症、その後の感染が変異株の場合は十分考えられますので、それをもって大丈夫だと思わないでいただきたいと思います。また、この期間に感染拡大地域に旅行をするということは極めて危険なリスクのある行動となりますので、今、この時点だったら間に合うと思います。計画変更、ぜひ考えてください。くれぐれもよろしくお願いいたします。

 それでは次に昨日の検査結果でございます。28名。性別はもう連日同様でございます。10歳未満から80代まで幅広い年齢層で満遍なく確認されております。そして男性・女性は半々ぐらいでございました。また、昨日感染の報告が少なかった松山市、この状況で急に減るということは考えにくいと申させていただきました。やはり変わっておりません。今日13名出てまいりました。そのうち新規も5名入っております。新居浜市は7名。今ここは懸命にクラスターの追い掛けをしておりますので、多めに全体の人数は出ておりますが、昨日の検査でも新規は2名、2件だけでございますので、まだ新規がワーッと松山のように広がっている兆候は出てきておりません。ただ要注意でございます。こういったところから一気に来る可能性もありますので、ぜひここで新居浜市民の皆さんにはこの状況を受け止めて頑張って感染回避行動を行っていただきたいと思います。毎日毎日状況を見て、必要な場合は手立てを打っていきますのでよろしくお願いいたします。

 次に感染経路でございますが、引き続きやはり家庭内、変異株の影響でございます。多くなっています。ウイルスが日常生活の中、身近に迫っているということでございます。

 次に入退院の状況でございます。医療機関に入院されている方はまた増えまして、2名増えて102名でございます。残念なことに重症の方、これも変異株の特色であります。従来株より重症化しやすい、過去最高11名となりました。宿泊療養施設に入所されている方は3名減って50名。そして無症状や軽症の方で医師が入院の必要がないと判断された方および家庭の事情で自宅療養を選択された方、さらに一部入院調整の方を含めて、3名増えて240名でございます。一方で退院となった方は24名増えまして1,768名となりました。

 次に進捗状況でございます。昨日実施された陽性確認は121件の行政検査で13件、13件がこの検査の中で陽性確認でございます。そして先週は1日300件ぐらい行われていたかかりつけ医の先生方(の検査)、ここには出ておりません、300件ぐらいが行われて、その中で15件の陽性の報告がございました。合わせて28件でございます。これは推測ですけども、300件行われたとして、だいたい400件ぐらいの検査で28件ということでございます。

 続いて、封じ込め事例でございますが、昨日、松山市の「職場内クラスター9」を含めて、11事例が濃厚接触者の健康観察期間も無事完了いたしました。事例からの感染の拡大への心配がなくなりましたので、松山市保健所の7事例とこのクラスタープラス7事例、今治保健所1事例、中予保健所1事例、八幡浜保健所1事例、合計11事例が今日から封じ込め事例に加わります。

 囲い込み事例は新たな動き、陽性確認もございません。

 調査中事例は私の方からクラスター中心に説明いたします。既存クラスターでは5事例で陽性が確認されておりますが、3事例はいずれも自宅待機中の濃厚接触者がいったん陰性出ておりましたが、その後再検査、または発症による検査で陽性になったものであり、ここから感染が広がる事例はございません。それが344事例目、そして次の563事例目、こちらに飛びます。新居浜市の医療機関、それから549事例目、これもそうですね。新居浜市の「職場内クラスター」。この三つについては今、申し上げたようなケースですので、(パネルの)ここ、ここ、ここですね。これは濃厚接触者が新たに発生するケースではありません。ただ一方で551事例目、こちらは松山市の「飲食店クラスター」、ホストクラブのクラスターでございます。こちらは昨日2名の陽性が確認されて1名は再検査、1名は初めての(検査での)陽性確認で合計が21名となります。そしてもう一つが590事例目、四国中央市の福祉施設、こちらは施設公表されております。こちら職員の方1名が陽性確認され合計15名となりました。調査は引き続き継続をしております。

 続いて昨日、森の国ぽっぽ温泉の注意喚起を行わせていただきましたが、施設側でも毎日の消毒等感染防止には注意していることは確認されました。そして、現段階での保健所の現地調査、聞き取り調査では必ずしもこの場所で感染が複数出たという確証はこの段階では得られていないそうでございます。しかし念のため、もう本当に気を付けていただきたいんで、4月10日土曜日から4月20日火曜日までの間、こちらですね、この施設を利用した方は外出など人との接触を避け、くれぐれも体調管理にご留意いただきたいと思います。特にいろいろ調べてみると、10日と11日は利用者が非常に多かったそうです。2日間で(約)800名いらっしゃるというふうに聞いております。何もだからといってという、本当に落ち着いて受け止めてください。念のため自宅待機、そして人との接触、ちょっとでも具合が悪くなったらすぐにかかりつけ医の先生に連絡、これをやっていただきたいと思います。なお、昨日の検査でこのぽっぽ温泉に行かれたという経歴を持つ方の陽性は確認されておりません。ただ、わずかでも症状があれば医療機関に連絡の上、受診していただきたいと思います。

 なお、これ(変異株)PCR検査(の陽性)、昨日1件と出ていますが、これ実は民間検査で実施されて報告いただいたものです。やはり陽性が確認されたということをご報告させていただきます。以上です。

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(愛媛朝日テレビ)

 すみません、愛媛朝日テレビです。森の国ぽっぽ温泉を利用した人への呼び掛けは昨日から行われていて、今のところ陽性が昨日は確認されていないということですけれども、問い合わせや連絡というのはどれぐらいあったんでしょうか。

 

(知事)

 はい、どれぐらいかというのは。

 

(八矢副知事)

 件数は把握していませんが、かなり保健所の方に問い合わせがあったということは聞いています。

 

(愛媛新聞)

 愛媛新聞です。第3波と第4波の比較をお示しいただいたんですけども、そのあらためて数字にしてみると、ものすごいスピードだなと私自身も思いましたけども、知事、実際ご対応されている中で、あらためてこの数字をご覧になってどのように感じられますか。

 

(知事)

 実感とそれからずっと早い段階から変異株の感染力の怖さが心配だと、気を付けてほしいと呼び掛けさせていただきました。それとやっぱり、何と言っても200人を超える巨大クラスター、これはどこの街も繁華街という、複数で同時に発生するというのは例がないんですよ。ですから、その影響の大きさをあらためてこうやって1カ月間の数字でまとめてみると見せつけられた思いがいたします。ただ呼び掛けの方向性はそういう意味では誤りはなかったなというふうに思いますので、ぜひ皆さんに届けばなというふうに思います。

 

(読売新聞)

 すいません、読売新聞です。今日からまん延防止等重点措置が始まったということで、あらためて受け止めをお伺いしたいんですけども、知事としては、先ほどの会見ではこれで自動的に収まるわけではありませんよということもありましたけれども、ようやくついに、以前の会見でもその悪質な店舗には躊躇(ちゅうちょ)なく対応できるようになるということもありましたけれども、あらためてその意気込みというか、姿勢というのをお願いできますでしょうか。

 

(知事)

 本当にいろんなデータ分析、それから聞き取り調査の中身を毎日毎日聞いていると、もう大半の県民の皆さんは要請を受け止めて、しっかり対策を打っていただいているということを感じます。飲食店の方々にしても、それからもう極端な話を言えば、接待を伴う松山市繁華街の飲食店の方々にしても、大半はしっかりとこれは大変だということでやるべきことやろうとやってくれていると実感します。でも残念ながら声が届かない、まだまだ危機感が弱い、「自分は大丈夫だよ」という油断がある、本当にそういう方々、例えば、県外由来もあります、まだこの時期に行くんかなという、もうこれちょっと愚痴になってしまいますけども思うことがあります。でもそのちょっとした行動がそのご自身だけではないんですよね。変異株というのは恐ろしいです。家族全員、あるいはその友人、そして職場、そして、それを媒介して高齢者施設、時には人の命まで奪う、そして医療現場を逼迫(ひっぱく)させる、全部つながっているというふうなことを考えると、もう頼みますから、この連休中、この期間、皆さん分かっていただきたいと。それができれば絶対に抑えられる相手だと思いますから、ここは我慢のしどころだということで、ぜひ力を合わせていただきたいというふうに思います。

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 各社さん、他に質問等よろしいでしょうか。では、これで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

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〒790-8570 松山市一番町4-4-2

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