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「まん延防止等重点措置」の適用を受けての本県の措置等および新型コロナウイルスの感染の確認(4月24日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017340 更新日:2021年4月27日 印刷ページ表示

日時:令和3年4月24日(土曜日)15時00分~15時40分

場所:知事会議室

 

 

(NHK(幹事社))

 それでは記者会見を始めますが、会見終了後レクがありますので、個別事例などに係る詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いいたします。

 

(知事)

 昨日は32名の陽性者が確認されております。内訳は、既存15事例で21名。この中には、いったん陰性が確認されて再検査で陽性が判明した方8名含まれております。そして、新規は9事例で11名でございます。陽性が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。

 また昨日、残念ながら陽性者の方1名お亡くなりになりました。ご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、ご家族の皆さんにお悔やみを申し上げさせていただきます。なお、コロナの重症例の方ではございません。かなりのご高齢の方でございます。また、死亡例につきましては、ご遺族のご要請、心情ございまして、非公表といたしますが、後日、統計的にまとめたかたちで特定されないように配慮しながら公表させていただきます。

 本日説明するのは主に2点でございます。まん延防止等重点措置の適用を受けた措置と、二つ目が昨日の検査結果でございます。

 まず、昨日国が本県に対するまん延防止等重点措置の適用を決定いたしました。期間は、明日からでございます。明日25日から5月11日火曜日までの17日間となります。これを受け、昨夜、松山市を重点措置を講じるべき措置区域として指定いたしまして、松山市以外の市町を含め、県民の皆さんや事業者の皆さんに対して要請する内容を決定いたしました。また、今回お伝えしましたように、数日前に菅総理に直接お願いしまして、速やかに対応いただきました。そして今朝、再び菅総理からも連絡がありまして、エールを送っていただいたことを県民の皆さんにお伝えさせていただきたいと思います。

 これまでお伝えしてきたように、本県では、変異株による「繁華街クラスター」に端を発した県内の感染拡大をなんとしても抑え込むため、4月22日から5月19日まで、本県独自の感染対策期を延長し、既にまん延防止等重点措置と同レベルの対策を実施をしております。そのため、今回の決定で県が行う要請内容等については、既に実施されておりますので、大きな変更点はございません。ただし、本県の直面する状況は深刻さを増してきております。感染者は一進一退を繰り返しつつも、増加、悪化傾向にあると考えております。

 先般、医療関係者が記者会見していただいたとおり、医療現場では過去最高レベルの負荷が長期にわたり継続し、本日の入院患者は初めて100名となりました。そして、特にここ最近、重症者が増加傾向にあります。双方共に変異株の強力さというものが現れてきていると思います。そんな中、大都市を抱えない、そして、地方の県としては今回初めてとなります本県へのまん延防止等重点措置の適用が決定されましたが、既にまん延防止等重点措置が適用されている大都市と同様、国が本県の感染状況を分析した上でより強い措置を講じる必要があるだろうということで、今回認定に至ったことをぜひ受け止めていただきたいと思います。

 何度も申し上げておりますが、まん延防止等重点措置が適用されたからといって、それで感染拡大が止まることはありません。全くありません。東京都、大阪府、兵庫県、京都府がこの適用を受けても感染が拡大し続けています。これは緊急事態宣言が出ても同じでございます。緊急事態宣言が適用されても、それで自動的に感染が収まることはありません。その呼び掛けによる啓発、そして、それぞれの地域にいらっしゃる皆さんの行動変容、感染回避行動、これがあって初めて感染を食い止めることができるというものでございます。医療関係者の記者会見でも、大阪のように急上昇、まださらに続くならば、1週間で愛媛も同じようなことになるかもしれないという危惧が述べられました。ぜひこの事実を受け止めていただきまして、緊張感と危機感のレベルを全地域で一段も二段も上げていただき、要請内容の順守と、感染回避行動の徹底をくれぐれもお願い申し上げます。

 それでは変更点、若干あったものについても含めて説明させていただきます。モニターの方でございます。県民の皆さんへの要請は、特措法の根拠条文のみの変更となります。外出を少なくとも5割以上削減、この目標に向け、本当に今までも大半の県民の皆さんは「もう既にやることやっているよ。」という気持ちは分かります。でもあえて全県の拡大を抑えるために、この期間、外出や人との接触を避けることを最優先に行動していただきたいと思います。来週には大型連休に入ります。先日、大型連休の過ごし方についての注意点をお願いいたしましたが、特に県外のご親戚、そしてご友人等に県内の深刻な感染状況等をお伝えいただき、来県や帰省、このゴールデンウィークは控えていただくよう呼び掛けていただきたいと思います。この大型連休は、医療現場、これは人の命を救う最後の砦でございます。全県民の必要とする場所でございます。そのことを受け止めていただきまして、今年は現在同居するご家族とゆっくり過ごしていただくようによろしくお願い申し上げたいと思います。

 二つ目は、飲食店の皆さんへのお願いでございます。飲食店の皆さんへの時短営業の要請にも変更はございません。時間は、松山市は全ての飲食店で8時まで、そして、それ以外の19の市町においては、酒類を提供する飲食店が9時まで、変更ございません。しかし、その中で悪質な業者に対しては、昨日の会議で全県を挙げて、特に松山市の繁華街、もうほとんどの皆さんが真面目にやっています。ごくごく一部だけでございます。そうした悪質な業者が出てきた、発覚した場合は、徹底的に厳しい姿勢で臨むよう指示を行わせていただきました。新たに松山市内の事業者の皆さんには、特措法に基づき、入場者、これは飲食店以外、事業者の皆さんです。入場者が密にならないような整理、誘導を行うこと、マスクの着用等に正当な理由なく応じない方の入場禁止、アクリル板等の設置や座席の確保、間隔の確保、換気の徹底などの措置を講じていただくことを要請させていただきたいと思います。また、これを参考に、松山市以外の事業者の皆さんにも同様の措置を講じること、これはあくまでも依頼でございますけども、ご協力よろしくお願いいたします。

 なお、政府の基本的対処方針が変更となりまして、新たに飲食店に対して酒類の提供の終日の取りやめという内容の自粛、これを要請することが追加されました。しかし、今松山市内の飲食店、この期間、われわれはいち早くこの変異株との戦いが始まっております。そうした中で、松山市内の飲食店の皆さんも、本当にそれぞれが工夫をして対処していただいています。その結果、飲食店のクラスター、広がっている気配がございません。こういう状況、ギリギリの状況の中でございますから、その中で感染防止と時短営業にご協力を大半いただいております。結果として、現段階でこの要請を行う考えはございません。ただし、1週間後、その程度の感染状況を見極めた上で、さらにこれは止まらない、飲食店のクラスターが続いた、こういうようなことが現実化した場合には、次の手段として検討を行うことは申し添えさせていただきたいと思います。

 次に、時短要請に協力していただいた飲食店に対する協力金については、松山市のみ9時ではなく8時でもございます。そして、重点地区に指定されたことによりまして、国の制度に基づき、上限額の算定方法が変更されることになります。ただし、重点期間の日にちが11日まで、そして、県の現在の(感染)対策期が19日まで。そこがちょっと違いますので、この算定方法が適用されるのはあくまでもまん延防止等重点措置の適用期間、11日までということになります。それ以降は再び元の県の基準に戻ると。続いた場合ですね。対策期、時短要請が続いた場合、そこはちょっとややこしいんですけども、法律上、制度上こういうことになりますので、お知り置きください。なお、松山市も含め、この協力金の支給事務につきましては、各市町で行っていただくこととなっております。詳細は資料のとおりでありますが、後日、協力金の支給を変更する、ちょっとややこしくなる、松山市から後日支給の詳細について公表をしていただく見込みとなります。

 次に、その他事業者の皆さんへの要請には大きな変更点はございません。外出や人との接触の機会を減らすとともに、特に県外出張の自粛、会食の注意をくれぐれもお願い申し上げたいと思います。また、飲食店以外の集客施設についても、国の基本的対処方針に沿って必要に応じた入場者の整理・誘導、営業時間の短縮等について協力を依頼させていただきます。なお、時短営業や人手の減少に乗じた犯罪の防止のため、昨夜の対策本部会議において県警本部長にあらためてパトロールの強化を要請しておるところでございます。

 次に、事業者の皆さんへでございます。来週月曜日26日から松山市以外の市町においても、先ほど申し上げましたように、酒類を提供する飲食店への営業時間短縮要請がスタートいたします。また、県、松山市による見回り活動も実施しております。飲食店の皆さんには、松山市以外の市町における感染が拡大し、県全体の感染のまん延も危惧される状況にあることを踏まえ、そして、変異株というのはあっという間に広がる可能性も秘めています。その点も忘れずにくれぐれも要請に応えていただきますようお願い申し上げたいと思います。以上でございます。

 それでは、次に検査結果でございます。まず、昨日は高齢者施設を対象としたスクリーニング一斉検査もございました。昨日は、宇和島市の2日目の施設の検査を実施いたしました。特別養護老人ホームの従業員、無症状の従業員の皆さんでございます。検査結果、230件全員の陰性が確認されました。毎日お伝えしていますが、特別養護老人ホームの職員の皆さんがどれだけ気を付けて生活、そして仕事をされているかということが、ここに出てきております。心から敬意を表させていただきます。

 次に、陽性者の概要であります。32名。年代・性別でございますが、やはり同じように前日と変わりません。10歳未満から90代まで、昨日も幅広い年代で確認が続いています。男性、女性は14名、18名でございました。そして、居住地が、今日は実は松山市は少なくなっています。4名。ただ、この松山市の場合は、これまでの新規が連日ずっと9名くらい、10名ぐらいかな、新規も続いていますので、これはもう一時的と捉えた方がいいと思います。全く収まっている状況ではないというふうなことで受け止めていただきたいと思います。そして、その他繰り返し申し上げてきた、新居浜市、宇和島市、こちらが8名、6名。さらに、東温市8名(※)と感染が多いです。新居浜市の8名は、既存がその中に5名含まれています。で、新規は3事例で3名、なんとか新規については1名、2名、3名ぐらいで本当に頑張って踏みとどまっていただいている状況でございます。で、宇和島市も同様で6名でございますが、既存が3名。新規は同じく3名なんですけども、このうち、こちらは2事例で3名。新居浜市の場合は3事例で3名。宇和島市の場合は2事例で3名。一つの数字でもですね、中身によって全然意味が違っております。同じように、宇和島市も新規が毎日踏みとどまっているんだけども確認が続いております。連日にわたって2、3名程度の新規が続いておりまして、目が離せません。これほど細かく毎日見ております。万が一、新規が増加傾向に入ったと判断した場合は、松山市と同様に重点措置の対象区域として追加することもいざというときは考えざるを得ないと思っておりますので、なんとかここで踏みとどまっていただきたいというふうに思います。次に、感染経路でございますが、今回医療福祉関係が9名で多くなっておりまして、引き続き家庭内感染も続いております。ただ、医療の方はですね、大半がやっぱり病院は非常に使命感持って対処していますから、ほとんどが家庭内で感染して、職場ではすぐに検査するんですが、陰性が確認されるとこういう傾向が続いておりますので、院内感染につながっている事例というのはまだございません。そんな中で、医療関係者、昨日この中で5名が医療関係者なんですけれども、1名は県立中央病院の職員でございます。患者と直接接触しない業務に従事し、保健所の調査で病院内に濃厚接触者は確認されませんでした。しかし、中央病院ですから、念のため、昨日中に接触のあった職員全員の検査は既に実施いたしまして、全職員陰性が確認されておりますことをご報告いたします。広がりは見られておりません。また、この会社員11名のうちの1名は本県で実施された聖火リレーにおいて交通規制の警備員として従事していた方でございますが、ここはちょっと本当にかわいそうなので正確に取り上げていただきたいと思います。症状は全くなく、周辺にも陽性者はいない、業務中は常にマスクを着用し、一般観覧者とは直接接触していない。いわば車の誘導だけを行っていた方でございます。もちろん会社の方針で検温、体調管理はしっかり行われておりました。警備当日は、症状はなく、たまたま警備中に同居するご家族の陽性の連絡が入ったそうです。それを受けて、速やかに業務を離れて帰宅をしたケースでございます。聖火リレーとこの方の陽性確認には関連がないということは、私の方からこの方のためにも申し上げておきたいと思います。

 次に、入退院の状況についてでございます。医療機関に入院されている方は4名増えて100名となりました。入院患者は過去最高、初めての3桁になります。重症は変わっておりません。9名でございます。宿泊療養施設は7名増えて53名、自宅療養、お医者さんの判断で入院の必要がないとされた方、家庭の事情で強制力のない中で自宅でと選択をされた方、そして、一部入院調整中の方も含めて9名減って237名でございます。そして、退院となった方が、昨日は29名がご回復されまして1,744名となっています。

 次に、昨日実施された検査でございます。21件が行政検査で判明しています。検査数は、605件。こちらの中には、宇和島の高齢者施設の一斉検査230件が含まれております。そして、かかりつけ医の先生方の協力機関で行われた抗原検査等で11件の報告がありました。その11件と行政検査を足しますと、32件ということになります。検査合計は先週の平均値で類推しますと大体900件ぐらい行われて、32件ということになります。

 次に、事例ごとの状況でございます。保健所検査機関の頑張りで、今日は西条市の「会食・集会クラスター」を含む15事例が新たに完了、封じ込めに入りました。これらの事例から感染が広がる心配はございません。松山市保健所6、西条保健所4、今治保健所2、中予保健所2、それぞれの事例でございます。囲い込み事例は、松山市保健所の1事例、そして今治保健所の1事例、この二つが今日から必要な調査、検査が完了しましたので、濃厚接触者の健康観察を残すのみ、今日から囲い込み事例に入れさせていただきます。

 そして、私の方からはクラスター中心にお話をさせていただきます。既存クラスターでは、8事例で陽性が確認されています。まず、そのうちの5事例は全て自宅待機中の濃厚接触者が1度陰性確認され、再検査で陽性となったものでありまして、濃厚接触者がいらっしゃらないケース。すなわち感染が広がる可能性が低いケースでございます。そのケースの五つは344、「松山市職場内クラスター5」、それから1名。それから、「医療機関クラスター4・今治市」、1名。そして、飲食店クラスター460、「飲食店クラスター9・松山市」、こちらは松山市繁華街のホストクラブのクラスターで1名。それから、高齢者施設、公表済みでございますが、新居浜市の「高齢者施設クラスター8」、こちらが1名。それから同じく新居浜市の「職場内クラスター10」、549事例目、こちらで1名。この事例は心配がございません。再検査でございます。そして、551事例からこの三つ、一つは「飲食店クラスター10・松山市」。先ほどとは別のホストクラブのクラスターでございます。連日陽性が確認されておりますが、昨日は従業員・利用者以外で1名の陽性が確認され、合計が19名となりました。次が、563事例目、「新居浜市・医療機関クラスター5」。昨日再検査の1名を含む2名の陽性が確認されまして、合計7名となりました。新たに職員1名の陽性が確認され、現在ここは保健所が調査を進めております。そして、632事例目、昨日一気に確認がなされた東温市の「高齢者施設クラスター10」でございます。632。昨日は、職員、入所者全員(、ご家族)の検査を行いました。その中で186名の検査を行い、その中で5名の陽性が確認されました。この施設はもう既に自ら公表をされております。職員の方が3名、利用者が9名、合計12名でございます。引き続き施設側に全面的に協力をいただいておりますので、速やかな囲い込みに向けて対処をしています。そして、加えてもう一点注意喚起をあえて行うことといたしました。どの事例とは申し上げません。注意喚起でございます。念のための注意喚起を行います。南予地域(を中心に)陽性確認があった方々が同じ場所に立ち寄っていることが行動歴として確認されました。その場所は、松野町の森の国ぽっぽ温泉でございます。それぞれ立ち寄った日時も一致しておりません。必ずしもこの場所で感染が拡大したという保健所の調査で確証もこの段階ではございません。ただ、可能性が否定はできないということで、先ほど松野町長とも話して同意もいただきました。その結果公表を行うものでございます。念のためでございます。落ち着いて慌てずに、念のためでございます。森の国ぽっぽ温泉、4月の10日から4月21日の休業までの間、この施設を利用した方は、外出、そして人との接触は避けていただきたいと思います。そして、ご自身の体調管理にご留意ください。わずかでも体調に異変を感じた場合、症状があった場合、医療機関にすぐに連絡をして受診するようお願い申し上げます。森の国ぽっぽ温泉の4月10日から4月21日までに利用された方でございます。念のため注意喚起の呼び掛けをさせていただきます。

 次に、国立感染症研究所から本県の変異株、ゲノム解析の結果が一部送られてまいりました。32件の結果が解析されまして、全てが同じイギリス型であることが判明いたしました。32件は東予、中予、南予を幅広くカバーする23の事例の検体でございます。県内の感染が従来型からイギリス型の変異株に置き換わっている実態、皆さんにもお分かりいただけると思います。松山市の巨大繁華街クラスター、そこから派生したものが全県に広がったということも十分に考えられます。感染力が強いものでございますから注意が必要であります。国立感染(症)研究所の最近のデータでは、イギリス型変異株の感染力は従来型の1.3倍とのことでございますが、実際こうやって毎日毎日対応していますとそれ以上の力があるんじゃないかなというふうにも感じます。なんとしても、手強いとはいえ乗り越えなければなりません。そのためにも、今日以降の要請、皆さん確実に実施していただきますようにお願い申し上げます。なお、昨日、菅総理の会見で高齢者へのワクチン接種を7月末までに完了させたいという表明がありました。現場、市町ごとに医療資源も異なりますから、それができるのかどうか、各市町に、可能なのかどうか、そしてまた可能とするためには何が必要か、早急に調査をしたいと思います。ただ、もう今の段階から申し上げておきます。市町によってはかなり厳しいスケジュールになる可能性があります。間に合わない可能性があるということは、医療現場の状況もございますので、その点はお知り置きください。以上でございます。

 

(NHK(幹事社))

 ただ今の発表事項などに質問のある社はお願いいたします。

 

(愛媛新聞)

 愛媛新聞の松本です。あらためて伺うんですけれども、亡くなられた方、重症例でないということでしたけども、基礎疾患の有無などは。

 

(知事)

 それもまとめたかたちで公表させていただきたいと思います。

 

(愛媛新聞)

 ぽっぽ温泉の件なんですけれども、今までに何人の感染が、ここかどうか分かんないと思うんですけれども感染が確認されている。

 

(知事)

 10名ぐらい。ただ、日にちも全然違うので、保健所の調査ではまだ確証が得られないという調査結果なんですね。ただ、可能性は十分あるということも否定できないということなので、今日、先ほどこのケースは速やかに呼び掛けた方がいいだろうということで決定させていただきました。

 

(愛媛新聞)

 あと、利用期間の呼び掛けで10日から21日という。

 

(知事)

 21日から休業に入っていますので、それ以降は心配ございません。あとは潜伏期間の配慮でございます。

 

(愛媛新聞)

 今まで分かっている感染者の潜伏期間とかを踏まえて10日にしたと。あと、何人くらい利用してそうかどうかとかは今のところは。

 

(知事)

 ちょっと分からないんですよ。今さっき報告があって決めたので。いろんな施設が休業したりしている中で、やっぱりここが閉まっていたらこっちに行こうという移動もあるでしょうから、今までの平均値だけで捉えてもいいのかどうかも分からないところもありますので、そんなこともあって呼び掛けを決めさせていただきました。

 

(朝日新聞)

 朝日新聞です。重点措置の適用期間が5月11日まで17日間ということになりましたけれども、17日間というこの間でですね、この感染拡大防止ということにつながるというふうにまで持っていけるというふうな自信のほどというのはいかがでしょうか。

 

(知事)

 自信とかは言えないですね。本当にこの要請が隅々まで行き届いて、皆さんが、僕はやっていただけると信じていますから、そういう意味では、この段階では自信じゃないんです。協力得られると信じていますから、絶対乗り越えられるというふうに思っています。

 

(朝日新聞)

 期間が短いというご認識はいかがですか。

 

(知事)

 いや、そんなことはないと思います。やっぱり短期集中で取り組んだ方が効果は逆に現れるんではないかなというふうには思います。

 

(愛媛新聞)

 続けて、まん防の区域、他にも拡大する可能性にも言及されたと思います。今の現状はそれほどでもないというご認識かと思うんですけども、どの程度広がったらとかそのあたりは。

 

(知事)

 先ほど細かく見ているということを申し上げました。例えば、宇和島の新規が3人でも、これは事例は二つだけだなと。同じ3人でも新居浜は3事例だなと。それくらい細かく分析をしながら毎日議論をしています。その中で、新規の拡大兆候が見える場合というのは分かりますので。僕が1人で判断しているわけじゃないですから。専門家の先生方にも意見をいただきながら判断していきますので、その兆候がこれはもう確実に上昇カーブが始まるというようなことになれば、そのときは速やかに指定区域に追加をするという構えは常に毎日毎日持ち続けながら考えていきたいと思っています。

 

(愛媛新聞)

 この可能性というのは、新居浜、宇和島の可能性という認識でいいのか。それとも全県と踏まえた方がいいのか。

 

(知事)

 対象は全県ですけれども、今、ここ数日の感染状況で言えば、新規がポツポツと続くのが新居浜市と西条市ではないかなと思っています。あとは、例えば四国中央市にせよ、東温市にせよ、クラスターがボンと出ているので人数は多くなっていますけども、他に新規がダダダっと出ているという確認はできておりませんので、それも毎日毎日見ていきます。

 

(愛媛朝日テレビ)

 愛媛朝日テレビです。医療機関の入院予定を含む人数が過去最高で100人に達したんですが、あらためて予断許さない状況だと思うんですが、受け止めと県民への注意呼び掛けをお願いできますでしょうか。

 

(知事)

 そうですね。ベッドというものは、1床生み出すために、コロナ用の、大変な労力がかかります。今回はなぜこのような事態になっているかといえば、もうこれはっきり申し上げます、やっぱりあまりにも規模の大きかった変異株による繁華街クラスターにあります。一気に病床の逼迫(ひっぱく)というのは、これは不測の事態でございました。そこまでの規模で発生するというのは正直言って考えられないことだったと思います。その結果、通常の確認ペースであるならば120床から徐々に増やして120、140、150、なぜそれをやるかというと、一般診療にできるだけ影響を及ばさないと医師の先生方がこの前会見でおっしゃっていましたけど、救える命を救うためにそうした段階的な作業を進めていきます。で、今回あまりにも急でしたから。例えば、簡単に言うとですね、僕もこれお医者さんから聞いたんですけども、間違っているかはどうかお医者さんによって考え方も違いますから分かりません。あくまでもあるお医者さんから聞いた話なんですけども、単純に、単純に考えると普通7人の患者さんを1人の看護師さんが見るそうなんですね。で、これがコロナの患者さん、中等症の患者さんを見ると看護スタッフは倍いることになると。単純に考えた場合ですね。重症化すると3倍いることになる。エクモ装着になると、最初に7人で見ていると言いましたが、これが逆転して1人の患者さんに7人必要になると、こういうことらしいんですよ。で、かつ、それまでは落ち着いていましたから、各病院もコロナ病床に患者さんを受け入れていました。すなわちすぐにと言ってもそこにもう既に患者さんがいらっしゃるんですね。それを追い出すことはできません。今言ったようなことでありますから、看護師さん、医療スタッフの配置転換、それから一般病床、コロナ療養に使う予定であった病床の状況、いろんな要素があるので、今その中で必死になって重点基幹病院は先般40床増やすと決めてくれていますから、今その作業をどんどん進めて作業に入っていただいています。ですから、特に一番苦しいのがこの連休までがなかなかそこまで、連休明けになるとまだ連絡が入っていませんけども、今言ったような病床が徐々に増えていく数字も出てきますので、そこまではもう本当に綱渡りを続けざるを得ないという状況だと思いますので、ぜひ皆さん、そうした事情というのもご理解いただきたいと思います。そして、さらに増やすとなると、一般病棟を閉めていくと、手術の延期、外来の停止、いろんな算段をしながらコロナ病床をさらに積み上げていくという作業になってしまうので、そこにいかないように頑張りたいと思っています。

 

(NHK(幹事社))

 各社さん、他に質問ありますでしょうか。ではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

 

 

(※)について、4月26日付けでの陽性者数の居住地の内訳について東温市が7名から8名、松前町が2名から1名に訂正されましたので、発言のありました東温市の人数を訂正しました。

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