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新型コロナウイルスの感染の確認(3月28日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017313 更新日:2021年3月30日 印刷ページ表示

日時:令和3年3月28日(日曜日)15時00分~15時29分

場所:知事会議室

 

 

(知事)

 昨日は27名の陽性者が確認されています。確認された方、心からお見舞いを申し上げさせていただきます。27名の内訳は既存2事例で18名、うち松山市の繁華街クラスターが16名となっています。そして、新規9事例で9名でありますが、これまで同様、この中には繁華街クラスターとの現段階での直接の接点は確認されてないものの、聞き取りの中で関連性があるものもかなり含まれております。これらの事例は今後の保健所の聞き取り調査が進められていく過程で、「繁華街クラスター」に統合されていく可能性があるということをあらかじめ申し上げたいと思います。陽性者はその数、昨日までの3日間で減少傾向にある状況がありましたけれども、昨日、これは決して楽観できる状況ではないというふうに申し上げましたが、今日は増加ということになっています。この間の「繁華街クラスター」の陽性確認は(25日)48名、(26日)34名、(27日)15名、そして本日16名ですが、今申し上げたように新規の中に関連が含まれる可能性もあります。多くの皆さんが保健所に申し出ていただいていることもありまして、例えば10店舗の従業員の検査はほぼ完了していますけども、例えばその中で1度陰性だった方が後に発症してというのが1事例出てきていますので、ともかく1度陰性になったから安心できるものではないということは、これまでの事例でも示されてきたとおりでございます。そして、またさらに懸念されるのは、「繁華街クラスター」の陽性者から家庭内および生活上の接触など二次感染等による陽性者の増加傾向が見られているということでございます。新規事例も先ほど関連が見られる事例が複数あると申し上げましたが、いずれにせよ新規事例の増加は繁華街以外への広がりの兆候の可能性もあるというふうに考えて向き合っていく必要性があると思います。陽性確認が160名規模となりました松山市の「繁華街クラスター」の感染の広がりは、そういう意味では次の段階に入り始めている可能性もございます。松山市繁華街に端を発し、昨日までに160名の規模となったクラスター、この感染を収束できるかどうかはこの1、2週間が大きなヤマであると昨日申し上げました。現在、保健所、そして検査機関、そして医療関係者、関係機関、もう昼夜を問わず総力を挙げて事態の早期収束に向けた対処を進めておりますが、これ以上の感染拡大を食い止めて抑え込むためには、もう大方の県民の皆さんはもう日頃から気を付けていただいておりますが、全ての皆さんのご理解、そしてご協力、これは事業者の方々も含めて、それがなければ収束することができません。くれぐれもよろしくお願いいたします。

 3月25日に特別警戒期間に切り替えた際には、これは事実上の緊急事態宣言であると申し上げました。発端が繁華街での松山市のクラスター発生であり、まずは繁華街で局所的に発生している感染拡大を封じ込めることを最優先に力を集中しています。そしてエリアや業種を限定した対策を講じておりますが、多くの方々が「これはもう自分とは直接は関係ないか」と捉えていては今回の感染拡大の波を抑え込むことができません。例えばですね、「自分はそういった店には行ってないから大丈夫だろう」、あるいは「しばらくの間、繁華街に行かなければ関係ないんじゃないの」、「若者が自制すればいいんだ」、そういう考えでは油断が生じます。隙が生じます。そこに付け込んでくるのがコロナウイルスということをいま一度受け止めていただきたいと思います。そして「繁華街クラスター」だけでなく、県内で散発的に変異株事例が確認されていること。そして繁華街クラスターから地域への浸透の兆候が若干見られ始めていること。そういったことを考えますと、今後、年明けの第3波を上回る規模でさまざまな世代、さまざまな地域へ広がる可能性もあります。これを何としても食い止めなければなりませんので、感染回避行動、くれぐれも徹底お願いいたします。

 まず陽性者27名の概要でございますが、ご覧のようにこの段階でも20代、30代は多いんですが、40代、そしてポツポツでありますが幅広い世代に広がりつつあるということが懸念されます。男性、女性はこの半々よりもちょっと昨日は男性が多いですけど、こういう状況でございます。そして地域では松山市が圧倒的に24名と大半を占めています。そして感染経路ですけども、飲食店が9名とまだ多いんですが、ご覧のように家庭内、生活上の接点、このクラスターの関連から広がり始めている兆候というものがここでは見て取れるんではなかろうかと思います。職業は深夜の特別な形態の飲食店が中心でありますが、医療関係1名、また入っておりますけれども、こちらの方は勤務地の医療機関、非常に速やかに対応を取っています。そして自主検査もどんどん進めていまして、昨日もある医療機関関係はかなり大勢の検査が実施されていますが、この段階では医療機関で検査した結果の陽性は報告ありません。全員陰性という結果が出ているそうでありますので、現時点では医療機関、複数ありましたけども、全てにおいて広がりは見られていないという状況でございます。福祉施設も同様でございます。そして学校関係者でございますけども、既に春休み期間でありますけども、両校とも保健所の調査の結果、感染が広がる可能性はないとのことでございますので、この点はご安心いただきたいと思います。

 次に入退院の状況でございますが、医療機関に入院されている方は2名増えて59名。うち重症者は今のところゼロということでございます。宿泊施設は昨日8名が新たに入所されまして22名、自宅療養者が17名増えて124名となっています。昨日は退院された方はおられません。

 次に昨日の検査状況でございますが、昨日は県の衛生環境研究所、行政検査は245件、この他に民間医療機関の検査が150から250件程度、昨日も実施されていると思います。それらを合わせた上で27件の陽性が確認されました。この27件のうち、行政検査245件で確認されたものが18件、民間のかかりつけ医のこちらの集計、金曜日に1週間に1回やりますけど、こちらから確認されたものが9件ということでございます。

 次に、事例の中で封じ込めたもの、そして健康観察中の囲い込みのものについては特に変更はございません。調査中事例はこちらのとおりでございますが、まずは松山市の「繁華街クラスター」337事例目。行政検査としては219件、この他に民間検査もかなりやられていると思います。その中で16名の陽性が確認されました。それからこの337事例目ですけれども、陽性者は合計で160名となりまして、従業員・利用者等が9名増えて132名、店以外の者が7名増えて28名となっています。

 ここで、このクラスター、数日たってちょっと分析をしてみました。このグラフは、「繁華街クラスター」の現在(陽性者)160名の方々の発症日、そして検査日、そして公表日別に整理し、グラフ化したものでございます。青のこの棒グラフが聞き取り調査の結果で分かったことですけども、陽性者の発症日でございます。そして、オレンジのグラフが体調異変で申請があったということで検査をした日でございます。そして、緑が陽性者として公表した日になります、この緑ですね。この3日間が48(人)、34(人)、15(人)、16(人)となっていますね。ここでいろんなことが分かってくるんですけども、まず、青の棒グラフに向かって一番左でございます。一番早い発症日は3月14日、1人の方が、自覚症状が現れています。そして、その後3月中旬以降に発症者が増加しているということがこのグラフで分かると思います。オレンジ色のグラフ、これは最初の陽性確認は3月19日の1名、その3日後に一気に18名というふうな陽性が確認されました。

 これで分かることは、症状がある状況、これだけ早い段階で症状があったんだけども、残念ながら呼び掛けは症状が出たら、この期間中はすぐにかかりつけ医に相談して受診・検査を受けてくださいと申し上げ続けていますけれども、かなり症状が出ていたんだけど、検査をしていないというふうな状況が背景に一つあったということ。そして、このあたりは、密の環境になりやすい飲食店の勤務や利用を行い、かつ複数の飲食店を行き来したことにより、複数の店舗を拠点として感染が一気に拡大していったのではないかと推測できます。また、発生しても、さっきと重なりますが、感染したと思わず、勤務や店舗の利用を続けたこと、これも大きなポイントでございます。これは繁華街関係者のみへの呼び掛けではありません。もうこれでもご覧のとおり、今回2度とこういったことを避けるためにもですね、症状が何らかの異変を感じたときにはもうすぐに休んで、そしてかかりつけ医の先生に相談して受診・検査を受けてください。もうこれは徹底してください。よろしくお願いいたします。

 そして、この青い棒グラフを見ますと、大きなヤマがあることが一目瞭然でございます。おおむね3月21日程度までの数日間で一気に感染が広がったと考えられます。これらの時期に複数のお店で多数の利用者が集まって密な状況が発生し、感染が広がった可能性がございます。十分な感染回避対策をおこたった密の状況というものがいかに危険かということがこれで読み取れるんではなかろうかと思います。また、それ以降も陽性者との接触で個別に感染が発生した可能性もあり警戒が必要でございます。

 そこで、これらの状況を踏まえて、念のため潜伏期間も考えて3月9日というふうにさせていただいています。この繁華街クラスターを把握して、2週間さかのぼるということで潜伏期間を最大にとっているのがこの3月9日ということでございますので、ご理解いただきたいと思います。実際の感染の拡大は3月中旬以降、3月20日すぎまでの期間に生じた可能性があります。これを見てですね、「感染が起こったのはだいぶ前なんだ」、「自分は最近の利用だから大丈夫だ」などと勘違いだけはしないでいただきたいと思います。そこでもう一括して3月9日以降の利用、特に3月中旬以降にお店を利用した方は保健所への連絡を必ずお願いします。

 それから若い人でも症状が出る可能性がございます。現在のところ160名の陽性者、このクラスターの陽性者のうち35名、22パーセントが無症状でございます。20代、30代などの若い世代は無症状であったり、症状が軽いと指摘されています。これはサンプル数が少ないですし、あくまでも参考でございます。現場で治療や健康観察をしている愛媛県の医師、保健師の意見でございます。従来株と比べると、若い方でも高熱が出る傾向があるんじゃないかという報告が来ております。あくまでも、これは現場の声でございます。変異株は未知の部分が多く、これが変異株の影響かは定かではありません。生活リズムの乱れや体調などがあるかもしれませんけれども、いずれにしても、若い人でも高熱などの症状が出るケースが多いということが現段階で現場から上がってきている声。そしてこれはもう全国ニュースで流れていますけれども、しばらく治った後時間が経って、倦怠(けんたい)感や味覚障害、そして脱毛などの後遺症が若干報告されております。誰にそういうことが起こるかこれはもう誰も分かりません。その可能性があるということは若い世代の方々も知っておいていただきたいと思います。そして、先ほど申し上げたように、いったん陰性になっても、その後症状が現れて陽性になるという可能性があります。ということで、濃厚接触者の方、いったん陰性が出てもしっかりと保健所の指示に従って自宅待機をして健康管理に注意を払っていただきたいと思います。

 それでは、調査中事例ですけども、その他でございます。344事例目、こちらは松山市保健所、1件の検査で陰性確認。345事例目、こちらも松山市保健所、こちらは3件の検査を実施し、2件の陽性が確認されています。こちらは変異株関連でございます。それから351事例目、こちらは中予保健所。こちらでは1件の検査が実施されていますけど、陰性でした。354事例目こちらも松山市保健所ですが、こちらも1件の陰性が確認されています。そして、先ほど申し上げたように新規事例が9件でございますが、この中には337事例目に後々の調査で関連が見えて統合される可能性も含まれています。今後、保健所において、こちらのケースについても濃厚接触者の特定、そして検査どんどん進めてまいります。

 次に臨時PCR検査センターについてでございますが、3月30日火曜日(から)の運用に向けて、松山市および総合保健協会と協議を進めております。既に昨日までに、松山市保健所に対しまして、複数の店舗のオーナーから従業員全員の検査を受けさせたいという申し出がございました。できる限り多くの従業員の皆さんに検査を受けていただきたいと考えております。スムーズに検査を受けていただくように、整理券の配布や注意事項のお知らせなどについて、検討を進めておりまして、明日の記者会見で具体的な内容についてお知らせしたいと思います。二次感染、そして高齢者への感染、医療機関や施設への感染、こういったことを避けなければなりません。そこでもう一度皆さんにお願いします。まず「あわてないで冷静に」。こういうときに無責任に不安をあおるような情報を発信する人は必ず出てきます。そういった人たちに踊らされないよう、惑わされないよう、ぜひ皆さん受け止めて正しく恐れてください。そして変異株の事例でございますけども、従来株と比べて感染力が若干高い傾向があるというふうな専門家の指摘がありますけれども、やるべきことは同じでございます。その他については、今のところ現場でも従来株と同様の傾向で、例えば、事例によっては変異株であっても広がっていない場合もありますし、337事例目のように一気に広がるケースもありますので、これは分かりません。ただ、従来株とそう大きな相違点、感染を回避するというふうなことについては、やるべきことは一緒というふうに捉えて対処をしていただきたいというふうに思います。そして、鍵を握るのは一人一人の感染回避行動、これはもう大半の県民の皆さんは実施に移していただいているという状況だと思います。でも全員というわけではありませんから、全県民の皆さん一人一人に注意深い日々の行動を取っていただきますように、ルールの中で動くことは問題ありませんから、その感染回避行動、「うつらないよう自己防衛」、「うつさないよう周りに配慮」、「習慣化しよう3密回避」というこの基本を守りながらの行動をお願い申し上げたいと思います。以上です。

 

(朝日新聞)

 調査中の事例が8名で、新規事例が9事例9名ということで、先ほどクラスターに統合され得る事例があると言われていたが。

 

(知事)

 クラスターに統合される可能性がある事例。

 

(朝日新聞)

 新規事例が増えていることをもって、現時点で市中感染がまん延しているとかそういう認識ではないという意味で言われているのか。

 

(知事)

 現状ではまだそこまでは見られていません。もちろん、今後、無防備に皆さんが行動してしまえば十分その可能性が出てきますので、そこで先ほどの個人個人の感染回避行動をよろしくということに結び付いてくるということをお分かりいただきたいと思います。

 

(朝日新聞)

 では、次の段階もあり得るというのは、だから現時点ではその市中感染がまん延しているという状況ではないが、その危険性は十分にあるよと。

 

(知事)

 そうですね。

 

(朝日新聞)

 そうすると、時短要請もこの新規事例が増えていることをもって、松山市の中心部繁華街に限定するっていうことがもう少し広がるとか。

 

(知事)

 状況が変われば臨機応変に対応というのは、変えていく必要性はあるというふうに思っています。いつでも。

 

(朝日新聞)

 なるほど。現段階では、まだその段階ではないと。

 

(知事)

 そうですね。はい。

 

(愛媛朝日テレビ)

 春休み中ということもあり、県外からの移動、県外への移動が活発になっている時期だと思うが、そのあたり、空港での水際対策等々を行う予定はあるのか。

 

(知事)

 もう既に、これは愛媛県としてこの感染警戒期ですから、(感染)縮小期に入った時期は前回以降ないのでずっと続けています。これをしっかりと行って、それから各市町にも協力をいただいて、転入者の方々に対しての注意喚起の共同のチラシ配布であるとか、こういったこともこまめに行っていくと。それと来られてすぐの段階でこういう状況ですから、より一層注意を呼び掛けていきたいと思いますが、そのためにもマスコミの皆さんの力も大きいと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。それから、これもずっと注意喚起でお願いしてきていることなんですけども、やはり、人の移動に伴っての感染、例えば、新規の中には県外由来も含まれておりますし、そういったことも、どこへ行っても感染回避行動が重要であるということはぜひ皆さんにお伝えしたいと思います。

 

(朝日新聞)

 聖火リレーが全国でも始まっていて、21日と22日に愛媛県でも予定されていると思うが、そちらに影響が出るとか、そういったところ今のところどうか。

 

(知事)

 今の段階ではそのままですけれども、例えばさっき申し上げたように可能性としてね、感染がさらに、といったようなことになっていった場合には、それは当然、その時点で考えなければならないというふうに思っています。

 

(NHK)

 今週末は特に、昨日に関してはお天気も良かったので、お花見客の人なども見られたかと思うが、今週末の人出について何か報告などは上がってきているか。

 

(知事)

 今のところ混乱はないですね。私も昨日、2カ所、花見の会場に毎年なるところをぱっと行ってきたんですけども、皆さん冷静に、私が見た限りは全員マスクを着用し、それからご家族とかお知り合い、少人数でお花を楽しみに来られている。他ではあったやの報告はあるんですけども、着座して飲食されている方は私が見た限りはその二つの会場では一組も見られませんでした。むしろ、冷静に穏やかにみんなで花の開花を楽しまれているという空間になっていましたので、しっかりと皆さん、受け止めていただいているなというのが印象でございます。ただ、見てない所は何とも言えません。若干そういう飲食があったやの情報も聞いているので、そこは注意喚起が必要だと思います。

 

(NHK)

 桜は終わるかもしれないが、引き続き、今後もお花見については注意を続けていくということで。

 

(知事)

 そうですね、ともかく大人数、長時間、普段会わない人、閉ざされた空間、換気ができない、こういうリスクがあればこそ感染が広がるということなんですよね。だから、しっかりとした対策を取っていれば、お店もほとんどのお店はそういう対策を取っていますから、そういうお店の感染のリスクはほとんどないわけなんですよ。だから、やっぱりこれをおろそかにしたら、こういうことが起こるということを分かっていただきたいなと。そこで起こってしまったら、今度はそこからの二次感染の問題が出てきますから、多くの方がより一層注意を高めなければならないし、場合によっては医療機関にも大変な負荷が掛かる。関係者の本当に土日を問わず、昼夜分かたずという作業につながっていく。そして、それらが、当然感染が増えますとニュースで取り上げられるようになりますから、全国ニュース等々(の影響)で旅行客がキャンセルしたりという地域全体への影響に結び付くんだということをやっぱり今回のケースで学んで、われわれも含めてですね、受け止めていただきたいなというふうに思います。

 

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