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新型コロナウイルスの感染の確認(3月27日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017312 更新日:2021年3月29日 印刷ページ表示

日時:令和3年3月27日(土曜日)15時00分~15時25分

場所:知事会議室

 

(知事)

 よろしくお願いします。土曜日にお集まりいただきありがとうございます。昨日は、19名の陽性者が確認されています。陽性が確認された方に、お見舞いを申し上げさせていただきます。19名の内訳でございますが、既存の二つの事例で16名、この16名のうち松山市の繁華街クラスターの関係が15名、大半を占めています。そして、散発的に新規3事例で3名でございます。また、変異株のPCR検査で、新たに松山市の既存の3事例で変異株の陽性が確認されています。陽性確認は、3日ぶりに20名を下回ってはいますけれども、また3日間では59、39、19人と、減少傾向に見えます。そして、繁華街クラスターについては、48人、34人、そして15人と、こちらも同様の傾向が出ているんですけれども、これは原因としては、お店の全面的な協力をいただいたことはご案内のとおりで、店名の公表にも同意をいただきました。そうしたような協力によるスタッフ全員の検査、さらには、お店、そして同世代の関係者が声を掛け合って、利用客への積極的な呼び掛けも行い、また、店名公表を受けて、保健所に多くの方々が申し出をいただきまして、短期間に集中して多数のPCR検査が行われた結果であろうとも思います。

 キャバクラや深夜営業を行うバーを中心とする繁華街クラスターの直接の感染状況に関する、ここがポイントになろうと思いますけど、初期対応に限って言えば、検査が順調に進み、把握できつつあるものの、ただ問題は、今後そこからの二次感染が広がる恐れがあるということで、同様に、十分に注意が必要な時期が続いてまいります。

 現状をそういう意味で冷静に分析しますと、全く楽観ができる状況ではなく、今後もこの二次感染も含めて、再び陽性確認が増加することも視野に入れておかなければならないと思っています。その理由は主に4点ございまして、昨日も各保健所に、減少はしたとはいえ合計50件程度の申し出がありまして、さらに濃厚接触者の検査もどんどん追い掛けてやっておりますので、現時点でも150件以上の検査が予定されております。結果は夜に判明します。

 先ほど申し上げましたとおり、二つ目には、今後このお店を直接利用された方、従業員さんも含めて順調に検査を進めておりますけども、今後は、家庭内や生活上の接触などで若い世代から、それ以外への世代への感染の広がりが懸念されるということがございます。

 そして3点目は、繁華街クラスター以外でも、先ほどご報告しましたとおり、変異株の陽性が新たに3事例確認されておりまして、松山市における変異株陽性事例はこれで6事例、繁華街クラスター含めると7事例ということになります。今回の3事例とは特定しませんけれども、これらの変異株事例の陽性者の中には、公表の10店舗は利用していないけれども、深夜に繁華街を利用した方も含まれておりまして、深夜ですね、繁華街のバーやキャバクラなどにおいて、把握できていない感染が発生している可能性もあると思って対応する必要があると考えます。

 そして4点目は、感染力の強い変異株ということもあり、1度陰性が確認されても、高齢者施設でもこれまでもよくあったケースですけれども、1回陰性確認されてもその後に発症、陽性に転じる可能性もあるということも考えておかなければなりません。

 こうしたことから、松山市の繁華街関係者の方々は、来週火曜日からの臨時PCR検査センターでの検査、そして木曜日からの営業時短要請、これにくれぐれも協力をいただきますように、この1、2週間がこの繁華街クラスター関連を収束できるかどうかの大事な期間になってまいりますので、ぜひよろしくお願い申し上げたいと思います。

 まず陽性者19名、昨日確認された方々の概要でございますが、これまでどおり20代、30代が中心ではあるものの、ご覧のように若干世代が広がっている傾向が出てきています。まだ若干でございます。男性、女性は、女性がちょっと多くなっていますけども、半々というぐらいの傾向が続いています。居住地は松山市が大半を占めますが、宇和島市でも1名等々、散発的に確認がされております。感染経路につきましては、飲食店が多数占めていますが、ご覧のように家庭内、生活上の接触、これが二次感染も含まれてきていると思いますので、こういうことがこれからの懸念材料となってまいります。そして、ここの会社員は飲食店の経営者も含まれておりますが、やはりこの医療関係、福祉関係が懸念材料でございます。ただし、こちらは施設関係にはすぐに連絡がいっておりまして、それぞれの機関の自主検査、それから感染回避行動の再確認等々、全力で速やかに動いているということも併せて報告をさせていただきたいと思います。それで、先ほどの医療機関等々については、この段階ではそれぞれどんどん自主検査も含めてやっていただいていますけれども、行政検査も含めて陽性確認の連絡ありません。全て今のところ陰性が確認されているそうでありますので、現在のところ、こうしたところでの感染の広がりは見られていない状況にございます。

 次に入退院の状況でございますが、医療機関に入院している方は57名、2名増加でございます。重症者は変わらずゼロという状況でございます。宿泊施設、少し入り始めていますので、昨日から9名増えて14名。それから、自宅療養は7名増えて107人。なお、入院調整中の方がかなりいらっしゃいますけれども、この「繁華街クラスター」という特殊要因がありまして、大半が1人暮らしの若い世代の方でございます。そして、その中で同居家族にご高齢の方がいらっしゃる場合、これは優先してこちらの宿泊療養施設の方に入っていただいております。いわば家庭内の状況も踏まえた上での調整を専門医の先生に調整して行っていただいているところであります。

 また、来週から今後、繁華街の臨時PCR検査センターも開所しますので、そこでは無症状の方が検査に訪れますから、一定数の無症状者の陽性者が発生する可能性もございます。これを考えると、変異株事例の療養者の取り扱いをどうするかということについて、現在専門家の先生に相談をし、協議をしていただいているところでございます。全体的な取り扱いについては、専門家の先生方に判断をしてもらってその方向性を決めていきたいというふうに思っています。最終的に退院された方は1名増えて1,049名となりました。

 そして、検査状況でございますが、昨日はPCRの行政検査は192件。これにプラス、民間医療機関の1週間に1回集計されるものが、だいたい1日150件から200件、もっと増えているかもしれません。それが乗っかってまいります。それらを含めただいたい400から500件の検査で19件の陽性が確認されているということでございます。この19件の中の3件は、こちらの民間医療機関でやっていただいている検査で判明した陽性確認が含まれております。また、変異株でございますけれども、昨日は6件の検査が実施されておりまして、うち4件で変異株の陽性が確認されました。この事例は「繁華街クラスター」の事例、そしてその他に340、346、348事例目、全て松山市の事例でございます。このうちクラスター以外の3事例では、新たに変異株の陽性が確認されたということでございます。これらの事例に関する感染確認者は全て変異株関連と見なして対応してまいります。ただ、変異株事例では、感染力が従来株よりも強い可能性もあるという専門家の指摘がありますけども、愛媛県の事例でこれまで細かくチェックしていますと、確かにこのクラスターの関係は非常に強い感染力で広がっていますが、その他の変異株については周囲に感染が広がらないケースも複数確認されておりますので、従来株と同様に変異株イコール全てが(感染力が強い)ということではないような感じもしております。これは事実だけを今お知らせしているところでございます。という意味では、基本的なこれまで同様の感染回避行動で対処することができるということであろうと思いますので、個人個人のマスク着用をはじめとする「うつらないよう自己防衛」、「うつさないよう周りに配慮」、「習慣化しよう3密回避」という感染回避行動の徹底は引き続きくれぐれもよろしくお願い申し上げます。

 それでは結果でございますが、まず対処事例の中で封じ込めた事例と囲い込んで(健康)観察している事例は変更がございません。

 337事例目、松山市の繁華街クラスターでありますが、行政検査では146名プラス、これかかりつけ医の先生の検査も多く行われております。その中で15件、15名の陽性が確認されました。これで陽性者数はこのクラスターで144名となりまして、内訳は、従業員・利用者等が7名増えて123名、それから店以外の者、いわばご家庭ですとか生活上での接点があった方、こちらが8名増えて21名ということになります。

 もう一度申し上げます。飲食店の従業員・利用者の方で120名を超える陽性確認が出ております。そして、今申し上げたように家庭内や生活上の接触でさらなる感染が発生し、広がっていく可能性もございます。そこで、さかのぼって、念のため、潜伏期間を考え、3月9日以降にこの10店舗を利用された方でまだ申し出をいただいていない方、できるだけ早く、もうすぐにお住まいの関係する保健所に連絡の上、「繁華街クラスターの関係です」と言ってください。そして、その指示に従って受診、検査を受けてください。また、既に公表をしている10店舗以外でも、この陽性者の方々が利用したお店もあろうかと思います。さらには、クラスター事例以外でも深夜に繁華街のキャバクラやバー、深夜帯に利用したとの行動歴がある方もいらっしゃると思います。繁華街で深夜まで営業している店舗の従業員さん、そして、(深夜の)時間帯にお店を利用した方、体調に異変を感じた場合はすぐに医療機関を受診してください。あるいはこちらに相談をしてください。本当に厄介な事例でございますけども、関係機関と連携を図りながら、保健所の調査・検査を全力で進めまして、早期の囲い込みを図るべく、関係者頑張っておりますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 次に339事例目でございますが、松山市保健所の関係で、こちらでは17件の検査を実施し、16件の陰性、1名の陽性が確認されました。この事例、これで5人になりましたけれども、こちらは、今までの国のルールどおりで、1カ所で発生したものではなくて、複数の関係で陽性が確認されておりますので、5名となっていますが、クラスターには認定されていないケースでございます。

 次に346事例目、こちらですね、1個(パネルの340事例目)、これは昨日検査行われていません。346事例目、これは一気に40人近い検査を行って、全員の陰性が確認された事例でありますが、実はこれ変異株陽性なんですけども、昨日も検査を行って陰性でありますので、先ほど申し上げましたように変異株であっても広がりが見られないケースというのは、これも当てはまるケースでございます。もちろん、今後囲い込んでいる健康観察期間中に陽性に転じる可能性は残っているということは申し添えさせていただきます。

 それから、347事例目でございますが、こちら松山市の保健所のケースで、昨日は2名検査、2名陰性でございます。

 そして、348事例目、こちらもここ(パネル)に書いてあるとおり変異株の関係でありますが、こちらも先ほどのケースと同様に、変異株でありますけれども、昨日9件検査が行われて、全員陰性が確認されておりますので、これも広がっていないケースでございます。

 次に350事例目、こちらは宇和島保健所のケースで、昨日は4件実施し、全員の陰性が確認されて、現段階に広がりは見られません。

 その他、新規事例が散発的に3事例、3名発生しております。今後、保健所において濃厚接触者の特定、既存事例との関係性、これも途中で関連が見つかるかもしれません。そういった調査・検査を進めてまいります。

 以上でございますが、昨日、検査そして時短、限定ではありますが、松山市の一部地域で要請をスタートさせていただきます。事業者の皆さんには、本当に一生懸命、真面目に感染回避行動も行って、やっていただいている方がほとんどでございます。そういったところでは大変厳しい環境が続くことになりますけれども、これは全体の信頼、安全というものが見えてこないと地域社会への影響を抑えることができないということでございます。できれば極めて、できるだけ短い期間で、収束に向けて全力を尽くしたいというふうに思います。そして、くれぐれもですね、この状況ですから、繰り返し申し上げますけども、感染回避行動を取らないような集いを催したりですね、するような経営者がいないようにしてください。これはもう地域で商売していく上においてのルールといってもいいと思います。その逸脱したような行動が、ご自身の店だけでとどまらないわけであります。同業者、そして地域、そして全体にですね、大きな影響を与える。これがさらに若者からお年寄りへもし広がるようなことになれば重症化の可能性も出てくると、全部つながっているということを認識していただきたいというふうに思います。と同時に、正しく恐れるということで、しっかりとした感染回避行動を行い、十分な注意事項を守りながら、会食する分には感染リスクほとんどありませんから、その点は申し添えさせていただきたいと思います。そのために(営業)時間短縮という要請というふうなことになっておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。以上です。

 

(愛媛新聞)

 今回新しい変異株の事例、3事例というのは、繁華街のクラスターとの関連というのは現時点ではないのか。

 

(知事)

 まだ見えてないですね。この時点では。はい。

 

(愛媛新聞)

 また、変異株の取り扱いについて、専門家に協議をしてもらっているという話ですが、どういったポイントを協議してもらっているのか。

 

(知事)

 変異株の場合ですね、感染力が強いという国立感染症研究所ですかね、最新の知見によると可能性があるということと、それからこれも確定はしてないんですけども、重症化が少し高めに出る可能性もあるというふうな段階なんですよ。それを受けて国の方針としても従来株と変えているのが退所基準になります。2度のPCR検査の陰性を確認するというのがルール化されていますので、これをやるということは従来株と比べると、症状が同じであっても、軽症になっても、無症状になっても、入院期間、待機期間が長くなります。その分全員が入院ということになると、これは医療負荷が急速に上がるということにつながります。そして、今の段階というのは、お店に行った方々の(陽性)確認が中心でございまして、重症化されている方は今のところいらっしゃらなくて、軽症および無症状の方が大半を占めています。先ほど申し上げましたように、今、専門医の先生方が判断していただく中で1人暮らしの方も多い段階なんですね。ですから、自宅療養というのは十分、もちろん毎日保健所が連絡しますけども、対処できるだろうという判断もあると思いますし、となると、今後どういうふうにこの限られた医療資源でコントロールしていくかというのは大きな課題になってくると思いますので、これからですね、視野に入れておかなければならない可能性はやはり二次感染だと思っておりますので、今度その年齢層が上がっていく可能性はあり得るわけですよね。そのときに、高齢者まで到達すると重症化のリスクは従来株と変わらずに一気に高まりますので、そのための医療現場、医療資源の準備ということをやはり最大限優先させておかなければならないと考えています。そういったことの要因を含めて宿泊療養施設と自宅療養と、それから若い人なんか特に1人住まいの方なんかは、宿泊療養は入りたくないという、これ強制力ありませんから、優先される方も多いんですよ。ですから、そういう中での調整を考えるとそのバランスをどう考えるか。自宅療養が増えるとするならばどういうときにそれを判断するのか、そして、その場合のPCR検査をどうするのか、こういったことも含めて専門医の先生方の判断というのがすごく大事になってきますので、これはこの意見を踏まえて準備していきたいと思っています。

 

(愛媛新聞)

 現状では少なくとも宿泊療養をしてもらうという運用をされるのか。

 

(知事)

 これも含めてです。はい。例えばですね、これは一つの例として言うとですね、若い人の中には無症状で宿泊療養施設に、例えば1週間とか10日入るということに対する抵抗を持つ方も正直出てきてしまうと思います。ですから、症状が「これはまずいよ。」とか、例えばさっき言ったようにご家庭に高齢者とかそういう方がいらっしゃる場合は、これはもう別の問題になりますから、もうともかく粘り強く「入ってくれ」というふうになりますけども、無症状で1人の場合とかはですね、なかなかそこまで言い切れないところも、強制力が法的にありませんから、そこら辺の限界はあります。そこの判断を専門医の先生にしていただき、そして現場で粘り強く話し合っていくということになろうかと思います。

 

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