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新型コロナウイルスの感染の確認(11月27日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017244 更新日:2020年11月30日 印刷ページ表示

日時:令和2年11月27日(金曜日)15時00分~15時37分

場所:知事会議室

 

(知事)

 今日は報告とちょっと進展のあったこともありますので、前向きなこともありますので、お知らせもさせていただきます。まず、昨日、県内で14名の陽性者が確認されましたので公表いたします。ただ、これは内訳ですが、既存事例の関係で10件でございます。そして、新規が事例として4件で4名。そしてこの(14名の)うち1名は、昨日調査中として公表させていただきました学校関係者でございます。

 まず、昨日、クラスターとはなんぞやという説明もさせていただきましたが、飲食店、学校、高齢者施設で6件、現在、同時にクラスターが発生しておりますが、ちょっとこれ見ていただいたらと思いますが、これ(パネル)、スナック真野のケースですが、昨日新たに確認されたケースはゼロ。(ラウンジ)おおたさんのところもゼロでございました。そして、雄新中の方はプラス2人。それから、聖カタリナ(学園高校)はもう囲い込み完了しております。そして、事業者が説明を非公表の高齢者施設、こちらは4名。ただ、ここはちょっとまだ途中段階ということをあえて申し上げておきます。

 そして、62-2事例目はプラス3人ですが、従業員さんと利用者は全て完了しております。周辺はあと少しという状況ができております。クラスターもこの事例、5番目以外はゴールが見えてきているような状況になっていることをまず触れさせていただきたいと思います。

 そして、クラスターは昨日申し上げましたとおり、感染力の強い方、体質の問題ですけども、強い方がいらっしゃるという可能性が高いわけでありますから、漏れてはならないと、できるだけ広範囲に囲い込みを行わなければならないということになります。そこで、この公表につきましては、呼び掛けということも含めて、管理監督責任を持っているのが松山市さんなんで、もう一度あえて申し上げたいと思いますが、事業者とよく相談して、市長権限も含めてですね、決断をどうするかというのを決めていただきたいというふうに思います。特にクラスター発生ではですね、それをきちっとやることによって、市中への感染拡大を防げるということ、それから特に高齢者施設等での拡大は、重症化リスクの高い方につながりますので、医療負担に結び付くわけでありますから注意が必要であります。

 一つ目の課題に対しましては、これまで飲食店の同意による店名公表と利用者への呼び掛けを行うとともに、高齢者施設や学校関係者の全面的な協力を得て、県と松山市保健所、夜を徹して調査と幅広の検査による囲い込みに全力を挙げてまいりました。その結果、ようやく、ようやく、二つの飲食店のクラスターでは感染の連鎖を断ち切れる可能性が見えてまいりました。ただし3件の雄新中と高齢者施設の二つのクラスターでは、昨日も新たな感染が確認されておりますので、先ほどのような状況でありますが、念のためさらなる調査を続けてまいります。丁寧に対応してまいります。

 二つ目の高齢者の医療現場、こちらの課題については、これ以上の感染拡大を防ぎ、さらに医療崩壊を防ぐ上で、今まさにヤマ場でございます。コロナ患者の増大、特に重症者の増大がコロナ対策において、医療の力を振り分ける重点ポイントでございます。救急をはじめ、一般の医療へのしわ寄せリスクもここが増えますと出てまいります。何とか踏みとどまっていかなければなりません。そこで中予圏域以外への搬送、指定医療機関への入院について、昨日から始めたということを公表いたしましたが、それに加え、後ほど説明しますが、昨日の会見で近々公表すると言っていた新たな宿泊療養施設についても公表させていただきたいと思います。現在、引き続き、関係機関が全力を挙げております。何よりも新たな感染者を出さないことが最も重要でございます。愛媛だけでなく、昨日も45都道府県で感染が確認されております。全国どこでも、いつでも、誰でも、感染の可能性はありますので、皆さん一人一人十分気を付けていただきたいと思いますし、また、医療現場等々で本当に頑張っていらっしゃる方々にエールを送らせていただきたいというふうに思います。

 それでは、宿泊療養施設の確保についてでございます。このたび、関係者と基本合意ができましたので発表させていただきます。基本合意したのは「ホテルたいよう農園松山古三津」様でございます。これは事前に70室確保して、今80室ですけども、いざというときは50室と言っていたところとは別の場所でございます。こちらの50室については、約束どおりですね、構えてはくれているんですが、今予約が入っていてすぐに他の施設がないんで振り分けができないので、ちょっと時間がかかるというふうなことでございましたので、速やかにすぐにできるだけ早く使える場所がないかと探しておりました。こちらのホテルはネットワークがありますので、この場所のお客さんの振り替えができるということで、既存の約束していただいたところよりは、早く使えるということでございましたので、基本合意をしていただきました。現在、ホテル側で最終の調整をしておりますので、県の借り上げ時期は12月上旬を予定しております。借り上げ後、県側で感染者の受け入れに必要な設備の改修等、体制整備を進めて、できる限り早期に運用を開始したいと思います。何よりも、施設の提供をこういう状況だから全面的に協力しますと言っていただいた株式会社たいよう農園の本田社長さん、そしてまた周辺の施設の皆さん、そして、一昨日には自治会の皆さん、同意いただきました、受け入れに。本当に皆さんのご理解、ご協力がなかったら、この施設の開設に結び付けることができませんでしたので、もう本当に県を代表して、ご同意いただいた皆さんに心から感謝を申し上げたいと思います。本当にどうもありがとうございました。なお、この施設は壱湯の守別館と同様に県が責任を持って運営、管理し、施設内外で感染が発生しないよう万全の取り組みを行ってまいります。そして事態が収束した時には、完全な消毒も行ってしっかりと安全を確保した上でお返しすることも併せてお約束をさせていただきたいと思います。

 実はこれ、あの壱湯の守別館とは場所が違います。壱湯の守さんはあくまでも別館でございますのでよろしくお願いします。本館とは全く離れた場所の施設だけをお借りしてますので、別館だけでございます。この別館とは、このたいよう農園さんと場所が離れております。そこで運営スタッフの確保も大きな問題になってまいります。特に看護師、准看護師さんの方、この方々のご協力が心もとない状況でございますので、急きょ看護職員さんを募集させていただきたいと思います。県の看護協会のご協力をいただいて、現在、宿泊療養施設での派遣調整等に取り組んでおりますが、今後もし感染拡大したときに備えまして、新たな人材の掘り起こしが必要と判断いたします。そこで、現在就業されていない看護職員の方、OBの方、そういった方々に協力しましょうという方がいらっしゃったら、ぜひ公益社団法人愛媛県看護協会、愛媛県ナースセンター、電話番号はこちらになります。こちらにご一報いただけたら幸いでございます。ただ、ここは前もってお話しさせていただきたいのは、この宿泊療養施設では、基本的に感染の危険のない「グリーンゾーン」でお仕事をしていただきます。中身はタブレット端末や電話によって、そこで入所者の方とやりとりしていただく中で健康観察を行っていただく。また、コロナの急増等を背景に、医療従事者の全体への負担が高まっている状況でありまして、コロナ関係業務に従事する、しないに関わらず、地域医療を守るためには、看護職員のマンパワー、これが大きな課題であるという点、この二つをぜひ受け止めていただけたらというふうに思います。資格をお持ちで、現在働いていらっしゃらない方など、ご協力いただける方、いろんな事情もあると思いますので、必ずしもフルタイムではなくてですね、短時間勤務などもご要望に従って調整してまいりますので、ぜひマッチングにつなげられればと思いますのでよろしくお願いいたします。

 それでは、検査結果について説明をさせていただきます。昨日は、(パネルの)こちらですね、107件の検査が実施されまして、93件が陰性、14件の陽性が確認されました。また、前に抗原検査がかかりつけ医で始まったわけですけれども、集計のシステムの関係でこの総合計は金曜日ごとに集計を発表すると申し上げてまいりました。陽性はその都度発表していますけども、全体の分母については1週間に1回ということで、今日それを足しております。(パネルの)こちらになります。診療機関で実施した1週間分の検査数、PCR検査が70件と、抗原検査が574件ございましたので、合わせて644件を追加計上をいたしております。この結果、昨日、この(パネルにある)国のステージ3の目安を示しましたが、数字が変わりました。(パネルの)一番上、入院患者数を本県に当てはめた場合46人、これは58人で基準を上回っています。昨日と同じです。重傷者も7人以上ですが、3人ということでこれも変わりません。下回っています。療養・入院者数は少し増えていますけども、207人に対して149人でこれも下回ってます。ここが変わります。(1週間当たりの)陽性率、昨日は11.6パーセントだったと思いますけども、基準を上回っていると言いましたが、抗原検査の分母の分が集計できて入りましたので、あらためて集計したところ、7.8パーセントでございますので、これは陽性率としてはまだ下回って、昨日は上回っていると発表しましたが、今日の更新で下回っているという状況になりました。新規感染者数は週に207人以上、これは現在132人ですから下回ってます。先週よりは(感染者数が)増加したというのは当てはまっています。感染経路不明も16.1パーセントで、昨日説明したとおり、全てのケース、大半が追い掛けられておりますので、感染経路不明は東京等と違って低いという状況でございます。以上でございます。

 次に、陽性者の入退院の状況でございます。現時点での入院や自宅療養ですが、医療機関に入院されている方は1名増えて58名。重症者の方は変わらず変更なし。療養施設に入所してる方は1名増えて24名、そして、退院をした方が昨日は6名いらっしゃいます。ご回復でございます。そして、自宅療養等が6名増えて67名、これが現在の状況でございます。

 それでは、進捗のあった事例について説明させていただきます。まず、パネルの1枚目、上から3段目、(パネルの)この赤いところですね。これになります。38事例目でございますが、昨日、濃厚接触者の自宅待機と健康観察も全て完了いたしましたので、封じ込めとなりますので、明日からはそちらの方に入ってまいります。

 それから、こちらの方はですね、症状、陰性確認されていて無症状だった方が症状が出たので、お一人だけ検査を実施しましたところ、陰性でございましたので、全体的には変化、変更はございません。

 次に、パネルのこちらに移ってまいります、2枚目。69事例目、(パネルの)この赤いところでございます。それから、70事例目、それから71事例目、こちらについては昨日の段階で関係者の調査、そしてPCR検査が全て終了をいたしましたので、こちらは囲い込みが完了したという事例でございます。三つ増えました。昨日まではこちらの方にありましたけど、(パネルの)上段に入ってまいります。この三つの事例については、陰性が確認されている濃厚接触者の自宅待機と健康観察を残すのみということでございますので、(パネルの)上と同様に、この事例から感染が広がる可能性は極めて低いということでございます。

 次に、(パネルの)こちらに入ってまいります。今追い掛けている最中の事例です。43事例目、スナック真野さんでございます。昨日は2件の検査を実施いたしまして、全て陰性でございました。陽性者の数も変わりません。

 次に、ラウンジおおたさん、こちらも昨日10件の検査を実施し、全員が陰性でございましたので、こちらも変わりません。

この二つの飲食店のクラスターですけども、これで今の段階では調査で把握している関係者全ての検査が完了いたしました。普通ですと、関係者調査もPCR検査も終了ということで(パネルの)上に入るケースなんですが、ただ念のため、まだまだ呼び掛けさせていただきます。(スナック)真野さんにつきましては、11月7日から17日までの間に行かれた方。ラウンジおおたさんについては16、17、18の3日間に訪れた方は濃厚接触者でございますので、ここ2日間はもうそれまでは連絡がありましたけども、連絡はなくなっていますので、ほぼ把握できているかなと思いますが、念のためあと少しだけお待ちをしたいと思いますので、心当たりの方は最寄りの保健所に連絡をしていただきたいというふうに思います。ということで、この(スナック)真野さんと(ラウンジ)おおたさんについては、いよいよ囲い込みの最終段階に入ったということでございます。

 次に、松山市内、繁華街の関係で、県の方から松山市さんに対しまして、こういう状況なんで、手分けをして繁華街のお店等々の巡回をしていただきたいという要請をいたしました。これを受けて松山市においては、昨日、県社交飲食業生活衛生同業組合の協力の下、繁華街、飲食店160店に対して巡回をしたと連絡が入っております。啓発活動も確認を行っていただいたそうです。ぜひとも飲食店の方々には、市からの指導内容等を踏まえていただきまして、一層の感染予防対策をお願いしたいと思います。

 そして、これから忘年会シーズンにも入ってまいりますので、1回やったから終わりというわけにはいかないだろうと思いますので、ご苦労をおかけしますが、松山市には今後も定期的に巡回指導を行っていただきたいということを要請させていただきたいと思います。

 続いて、陽性が確認された事例について説明をさせていただきます。まず、52-2事例目、雄新中学校のクラスターでございます。昨日は38名の検査を実施して、36名が陰性、2名が陽性となりました。先ほど申し上げましたように、このうち1名は昨日の会見で陽性確認があったことを速報させていただいた方で、雄新中ではない松山市立の学校関係者でございます。既存の陽性者と接触があり、発熱等の症状が出たことからPCR検査を行い、昨日陽性が確認されました。なお、この学校は昨日の陽性確認後、速やかに臨時休業措置に入っております。これも昨日の会見でお話させていただきました。現時点でその方の、この2名のうちの1人の方ですね、雄新中学以外の学校関係者、この関係の濃厚接触者26名を確認していますので、これから速やかに調査、検査に入ってまいります。それからもう1名は、この雄新中学校の生徒さんであります。ただし、この生徒さんについては、既に濃厚接触者として自宅待機に入っていただいていた方でありまして、23日のPCR検査では1回陰性が出ていた方でもございます。その後、発熱の症状が出たことから、昨日病院で、こちらはまだこの段階、抗原検査を受けまして、陽性が確認されました。現時点で濃厚接触者4名を確認しております。こちらも速やかに検査、調査に入ってまいります。この結果、この雄新中学の事例では、陽性者は21名となり、内訳は雄新中の生徒が1人増えて15名、教職員が2名で変わらず、その他の関係者が1人増えて4名、合計21名ということになります。雄新中学は教職員、生徒とも現在も全員自宅待機を継続中で、安全が確認取れるまで、松山市教育委員会では臨時休業続けるという方針でございます。なお、本日現在、休業中の学校は、公立、私立を合わせ4校、いずれも中予地域でございます。昨日は6校でありましたが、そのうちの2校については安全が確認をされましたので、本日から再開をしています。休業中の学校では今も保健所の調査が進められており、今後もできるだけ速やかに学校の安全確保をしたいと思いますので、関係者の方々は保健所や学校の指示に従って冷静に対応をお願いいたします。

 次に、62-1事例目でございます。事業者が公表をしていない方の施設でございます。昨日は1度検査で陰性が確認された利用者のうち、症状が出た方を対象に12名の検査を実施いたしました。そのうち8名が陰性、4名が陽性の判定が出ております。この結果、この事例の陽性者は24名になります。内訳は利用者が4名増えて15名、職員が変わらずで6名、関係者が変わらずで3名となっています。

 次に、自社のホームページで公表されている方の別の経営の施設、高齢者施設でございます。昨日は検査が若干残っていると申し上げましたけれども、家族の関係者が13名と利用者が1名、職員1名で合計15名の検査が実施されまして、12名の陰性が確認され、3名が陽性となりました。この結果、この関係者は14名になります。こちらは利用者が1名増えて11名、職員は変わらずで1名、関係者が2名増えて2名追加となります。この施設の方は、施設の利用者全て、検査を終了しております。職員は1名の検査を残すのみというケースになってまいりました。引き続き関係機関と連携し、陽性者の家族等関係者の調査を実施するなど囲い込みに注力しますので、冷静に受け止めていただきたいと思います。これが62-2(事例目)。62-1事例目ではそこまでには至っていませんので、これからも場合によっては、陽性者が確認される可能性があるということは申し添えさせていただきたいと思います。

 次に、73事例目でございます。こちらは濃厚接触者をはじめ、昨日は5件の検査を実施し、4件の陰性、1件の陽性でございました。ご本人の強い意向で非公表とさせていただきます。なお、現時点でこの方に新たな濃厚接触者はおられません。ただし、昨日の方と同様に、この2名のもう1名の方ですね、この方と同様にですね、県外滞在歴がありまして、感染拡大地域の方と同行をされていた経緯は確認されております。

 次に、新規事例でございます。昨日は医師から要請のありました新規21件の検査が行われ、4件の陽性を確認しております。

 まず、74事例目。住所地は松山市でございます。それ以外はご本人の強い意向によりまして非公表とさせていただきますが、調査へは全面的に協力をいただいております。現段階で濃厚接触者3名を確認しております。

 次に、75事例目。こちらは住所地は松山市、70代の男性の方でございます。職業はご本人の強い意向で非公表とさせていただきますが、調査には全面的にご協力をいただいております。現段階で濃厚接触者1名を確認しております。

 次に、76事例目。こちらは住所地は松山市、20代の女性の方でございまして、職業は無職の方でございます。調査、全面協力していただいておりまして、濃厚接触者は1名確認をしております。

 そして最後に、77事例目。こちらはご本人の意向で非公表とさせていただきますが、それをもとに調査には全面的に協力をいただいております。現段階でこちらの新規は濃厚接触者1名を確認しております。

 県民の皆さんへの最後お願いですが、昨日は山梨県と高知県を除く45都道府県で感染が確認されました。本県でも連日続いておりますが、今日の説明でお分かりいただけたと思いますが、クラスターについても囲い込みに向けて最終段階に入ってきているケースも出てまいりました。大きなヤマを越えられるかもしれないという光が見えてきている段階でございます。ただ一方で、全国どこでも、先ほど申し上げましたように、感染が拡大しておりますので、愛媛であろうが他の県であろうが、どこに行っても(感染する)可能性だけはあるという前提で過ごしていくことが大事でございます。決して気を緩めることなく日々の生活を送っていただきたいというふうに思います。また、しっかりと関係機関と連携して、丁寧に何とか囲い込み、封じ込めができるように全力を尽くしますので、そのためにも一人一人の感染回避行動をくれぐれもよろしくお願い申し上げて、説明とさせていただきます。以上です。

 

(南海放送)

 昨日速報として発表された方が雄新中学校の関係者で、別の学校関係者ということだが、濃厚接触者26人ということは、生徒さんとかその方が所属する学校の生徒さんとか。

 

(知事)

 そこを含めて、いろんな活動の中で、そこはもう確認ができています。もう全員、自宅待機に入ってもらっています。

 

(愛媛新聞)

 雄新中学校の感染の広がりについてだが、クラスター発生を受けて、知事も学校外での過ごし方への注意とか、巡回指導強化するというようなことを言われたかと思うが、今回の感染の広がりに当たって、何か学校外の場で、具体的に感染が広がっていたような場面というのが確認されているという認識でいいのか。

 

(知事)

 いや、確認まではいっていません。あらゆる可能性を踏まえて、念のためやっておく必要があるんじゃないかなということで実施をしているということでございます。

 

(愛媛新聞)

 広がり自体は学校内で広がったのか、学校外で広がったのかというのは、そこは。

 

(知事)

 そこは分かりません。

 

(愛媛新聞)

 分からないということで。

 

(南海放送)

 大阪、北海道は「Go Toトラベル」の関係で、外から来ることに対しては除外してほしいということになっていると思う。ただ、そういった感染拡大地域からこの愛媛に来ること、そこから来ることということ自体は制限はされてない中だが、知事は週末にかけて、また観光客の方もいらっしゃるかもしれないが、そういった感染拡大地域から来られることは全然可能であるということについてどう思うか。

 

(知事)

 そのためにですね、例えば空港での検温の実施や啓発、各JR特急停車駅あるいは港等々での啓発、そしてまた、特に宿泊施設は旅館組合とホテル協会、双方に直接お願いしましたが、徹底したチェックイン時の検温、問診、啓発、ともかくしつこいぐらいやっていくというのがすごく大事だと思っています。そこで少しでも症状のあるようなことが見えた場合はちょっと離れていただくとかいうこともやっていただけるよう、事例があるかどうかは別として、やっていただけるような手配になっていますので、こうしたことをしっかりやるというのが大事ではないかなというふうに思います。一番問題なのは、緊急事態宣言を国が出しているわけではありませんから、県を越えた移動というのはわれわれも権限がありませんし、そういったようなことを受けると、特に外から来た方は宿泊されますんでね、そこでの対応が鍵を握るなというふうに思っています。逆に外から来た人をそういう目で見るということが、例えば県外ナンバーを見たら何か言ったりですね、県外から来た人は危ないんじゃないかという全然根拠のないですね、偏見や差別につながる可能性がありますので、そういった視点というのはぜひ持たないでいただきたいなというふうには思っています。今、全国どこでも同じだと思いますね。

 

(テレビ愛媛)

 宿泊療養施設の追加に関して、今のところまだ自宅療養にされてる方も多くなってきていると思うが、こちらの方はまたその宿泊療養施設に。

 

(知事)

 ここもですね、お医者さんの判断とそれからのお医者さんがこれだったら大丈夫だねと言って、あえてもう自宅でいたいという方もいらっしゃるんですね。ただその場合は、この状況だったら大丈夫ですねとお医者さんの判断の下にしていただきますので。例えば、例えばのケースですよ。小さいお子さんは家族の側にいない、ということもあるでしょうし、勤務の問題もあるでしょうし、いろんなケースがあると思うんですよ。だから一概に自動的にというふうなことはしておりません。

 

(朝日新聞)

 宿泊療養施設の関係で、看護師の方を募集するということで、今実際に医療現場の方で看護師の方が逼迫(ひっぱく)していて回らないというような状況にはなっているのか。

 

(知事)

 そこまでは至ってないですけど、厳しくなってきているという話はありますので、今回その新たな宿泊療養施設を運営するに当たっては、その厳しい中から来ていただくというのも限界があるんじゃないかなということで、OB、資格を持って今やられてない方なんかのお力をお借りすることができないだろうかなと。そしたら既存の所にも負担がいかないで運営ができる。しかも、この業務は(グリーン)ゾーンの中で、さっき申し上げたように、機器を使ってのやりとりが中心になりますので、感染リスクはものすごい低い職場でございますので、そのあたりは万全の体制を専門家の先生に築き上げてもらっての職場になりますので、ぜひ来ていただきたいなというふうに思っています。

 

(愛媛新聞)

 自宅療養だが、60何人かいらっしゃるが、高齢者施設の関係の利用者の方とかが施設に残って療養されているということはないか。

 

(八矢副知事)

 入院調整中の方もいらっしゃいますので、まだ施設にいらっしゃる方もおります。

 

(愛媛新聞)

 その施設で、その感染者の方を診られるというような事態になった訳ではない。

 

(知事)

 そこまでは至ってないですよね。

 

(愛媛新聞)

 この高齢者施設の1の方で、知事がまだ途中段階というような言い方をしたが、これ感染の広がりという点では、まだどのようなところが懸念されるということか。

 

(知事)

 先ほど1回陰性が確認された上で症状が出て再検査で陽性が、今日の報告でここに出てきているというのはお話しさせていただきました。ということは、やっぱりクラスターならではの感染力の強いケースなんで、やっぱり漏れなく網をかける必要性があるというふうに思っています。今の段階では、その中での1回陰性でも感染力が強そうで、お年寄りが多いので、毎日毎日状況を見極めながら症状が出たらすぐ検査ということを内部で積み重ねていきますので、その中での感染の陽性確認というのは、これからも増えていく可能性があると。感染力が強いということであるならば、いくら把握していると言っても、漏れている可能性がゼロとは言えないですよね。結果としてなければそれでいいんですけども、だからやっぱり呼び掛けておく必要性というのがあるんじゃないかなというふうには思っています。

 

(愛媛新聞)

 もう高齢者施設2の方にも連鎖しているということだが、同じようにその他の高齢者施設の関係で、何かこう利用者の方、行き来があったとか、そういった広がりが懸念される点はもうないか。

 

(知事)

 今の段階ではそういう報告は上がってません。そして、昨日申し上げたように、施設に対しては、県の方からそのあたりの情報を把握しておいていただきたいということ。高齢者施設もですね、介護職員さん、大変なんですよ。もう日々日々の業務もあるし、その上で新たな緊張感が生まれていますけども、それぞれの部署、役割を担いながら頑張っていますので、ぜひご理解をいただいて、ご奮闘いただけたらというふうに思います。その日々日々の高齢者施設で介護に当たられている皆さんというのは、本当に人々の幸せのためにですね、本当に穏やかな人生を人にプレゼントするために仕事をされている職務だと思います。それだけでも敬意を表させていただきたいんですが、コロナという難敵を迎える中でですね、負担がさらにかかっているんじゃないかと、本当に何とかこのヤマをね、乗り越えたいので、みんなで力を合わせていただきたいなというふうに思っております。

 

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