ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 保健福祉部 健康衛生局 > 健康増進課 > 新型コロナウイルスの感染の確認(11月23日公表分)に関する記者発表の要旨について

本文

新型コロナウイルスの感染の確認(11月23日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017240 更新日:2020年11月25日 印刷ページ表示

日時:令和2年11月23日(月曜日)15時30分~16時12分

場所:知事会議室

 

(知事)

 連日、また、3連休連続となって恐縮ですが、お集まりいただきありがとうございます。昨日は県内で新たに26名の陽性者が確認されましたので、公表をさせていただきます。ただ内訳は、既存事例をどんどんどんどん調査、検査を進めておりますので、感染のつながりが分かっている既存事例関係で26名中24名でございます。そして、新規事例が2事例で2名、合わせて26名でございます。感染が確認された方にまず何よりも心からお見舞いを申し上げさせていただきます。

 県内では、これまで二つのクラスターが松山市内の飲食店で発生したことを発表させていただきました。本日、既存事例の中で新たに二つの別のクラスターが発生、確認されましたことをご報告させていただきます。一つは昨日報告をいたしました62事例目でございます。高齢者施設でございます。新たにこちらでは昨日どんどん調査を、施設の中の関係者やっていますので、13名の陽性が確認され、(パネルの)こちらですね、この施設では合計で17名の陽性確認となりました。また、昨日学校名を公表させていただきました52事例目、雄新(中学校)ですね。こちらでは新たに8名の陽性が確認されました。合計で学校の中で15(名)ということでございます、累計で。

 昨日もお伝えしましたが、感染者の増加によりまして、県全体で確保をしているコロナのベッド数、そのベッド数には達していないものの、もうお分かりのとおりですね、陽性確認が続いているのは特に松山市でございます。市内での感染が、ケースはこうして追い掛けられてますけども、確認をされたことによりまして、病床数がこの中予圏域で受け入れ病床が逼迫(ひっぱく)しています。現在、県の方では患者搬送コーディネーター、専門のお医者さんでございます。そして、指定医療機関の間で懸命の入院調整を進めているところでございます。また、県から松山市保健所へも人を送って応援体制も組んでおります。患者搬送体制も強化しているところであります。しかしながら、入院調整にこれまでよりも丁寧な調整が必要となってきていると思います。というのは、中予圏域での増加でありますから、それ以外の、中予圏域以外の病床を活用するというふうなことも考えています。その場合ですね、誰がどのように搬送するか、こういったようなことも調整が必要となってきているのは事実でございます。このため、まずは症状の重い方や、重症リスクの高い方を優先して調整を行わざるを得ない状況でございますので、無症状の方や比較的軽症の方、医師の判断でこれは大丈夫だろうという判断をいただいた方につきましては、一時的に自宅療養をお願いしなくてはいけない状況となっています。

 国の方針では、軽症者は自宅療養を基本とし、重症化の方の対策に重きを置くという方針が示されてきたところでございますが、愛媛県は10月まで感染が非常に落ち着いていましたので、初期段階においてはそうした方針は状況を見てということで、当面はまずは入院をしていただいて、その後の悪化等の心配のない方に宿泊施設等に入っていただくという運用を続けてまいりました。今回の感染者の急増の中で感染が判明し、ご自身はもちろん、ご家族の方々にも大きな不安を抱えておられる方に対し、国の方針どおりの自宅療養も含めた運営をせざるを得ない状況であると思っております。本当にこれだけの急拡大ということでございますので、そこまでの病床というものが中予圏域にはないというようなこと、これはもう自分自身も想定外でございましたし、知事として深くおわびを申し上げたいと思います。

 病床に余裕があるうちは、国の方針どおりではなく、今申し上げたように軽症者も含めて全員に丁寧に医療サービスを提供してきましたけれどもこの方針を転換し、全国と同等に何よりも医療逼迫をできる限り抑え、重症者やそのリスクの高い方の命を守ることを優先にする方針に切り替えていきます。このため、新たな感染者の入院調整と並行しまして、まず中予地域以外の指定医療機関の病床を先ほど申し上げましたように、活用することを考えます。次に、現在、医療機関に入院している無症状者および軽症者の方を、もちろん、医師の判断をいただきながら、宿泊療養施設に移っていただきます。三つ目に、無症状者など、医師の判断により入院を要しないという判定をいただいた方で、自宅療養が可能な方は原則自宅療養とし、自宅療養が困難な場合は、医療機関を経由せず直接宿泊療養施設で療養をすることといたします。

 こういう方針を今対応を進めておりまして、医療機関への負荷をできる限り軽減するために最大限の努力を尽くしていきたいと思います。なお、自宅療養の場合もですね、保健所等々がきめ細かくケア対応を続けていきます。そして、症状が出た場合は速やかに移っていただくようなことを基本として構えておりますので、その点はご安心いただきたいと思います。

 今週以降はまた逆にですね、日数が経ってきましたので、退院基準に達して医療機関から医師の判断も含めて退院する方が出始めてまいります。そういう意味で、随分と様相も、この一両日で変わってくるとは思いますが、今後のこともありますので、宿泊療養施設を80室用意しておりますけども、さらなる拡充に向けた協議も始めているところでございます。医療機関の逼迫を避けるため、先手、先手を打って対応していきます。自宅療養していただく方々についても、先ほど言ったとおり、医師の判断で入院が必要と判断された場合は、全員を入院させていただきまして、必要な医療を提供する方針には何ら変更はありません。

 また、多くの感染者が確認されていますけれども、ここはちょっと愛媛県の現段階の特色なんですが、こうした事例ごとの作業ずっとやってますので、感染経路が不明の割合は1割から2割程度でございます。そういう意味では東京や大阪など大都市では感染経路不明が5割以上というふうなことで、これが市中感染ということになろうかと思いますけども、このあたりの状況が随分異なっているところでございます。しかし、新たに感染を発生させないことが医療機関への何よりの支援でございます。県民の皆さんの感染回避行動に、特に回避行動、「うつらないよう自己防衛」、「うつさないよう周りに配慮」、「習慣化しよう3密回避」が特に重要になってまいります。重症化リスクの高い高齢者、基礎疾患をお持ちの方やそのご家族は警戒を十分に強めていただきたいというふうに思います。

 また、連日20名を超える感染者のほとんどが松山市在住の方々でございます。感染者の行動調査や関係者の調査、濃厚接触者の検体採取、また健康観察、これ全て保健所の任務でございますけども、集中している松山市保健所、膨大な業務になっておりますが、昼夜を分かたず奮闘している松山市保健所の職員、本当に頑張ってくれていますので、深く敬意を表させていただきたいと思いますし、皆さんからもぜひ松山市保健所の職員たちへエールを送っていただけたらというふうに思います。

 しかしながら、いまだ感染のピークが見えません。対応の長期化も懸念される中で、職員一人一人の踏ん張りにはおのずから限界もあると思います。県としても搬送調整、またリエゾン職員の派遣をはじめ、松山市保健所への全面的な支援を行っているところでありますが、特に松山市本体、市役所を挙げて松山市保健所を支えていただくことをより強化していただきたい。心から期待をさせていただきます。例えばですね、複数のクラスターが発生している松山市の繁華街対策、本来だったらこれは保健所の方の仕事になるかもしれませんが、こうしたことをですね、本体の方で総力を挙げて行うとか、いろんなことが考えられますので、事態の打開に奮闘をしていただきたいと思います。

 一度感染が確認された事例の中で、家庭内感染が発生するケースが多くなったり、感染者との接触から次の方が感染するまでの間隔が以前より短くなってきている印象がございます。ある研究グループの実験、これは東京大学とノースカロライナ大学による共同の動物実験の段階なんですが、現在流行しているウイルスは初期のウイルスに比べ感染力が高まっていると、ここからはそういった報告も出てきております。一方で、そもそも冬場の気温の低下、あるいは乾燥、それによる抵抗力の低下など、感染しやすい状況になっている季節でもあるということは間違いありません。県民の皆さんには全力で治療に当たっていただいている医療機関の皆さん、そしてまた、感染拡大防止に全力を挙げている保健所の皆さん、そうした方々のためにも現在が感染警戒期であることを強く意識していただきまして、一層の感染防止対策をお願いしたいというふうに思います。

 それでは、昨日の検査結果について説明をさせていただきます。昨日はですね、合計欄の上段、(パネルの)ここですね、184件の検査が実施されました。そのうち、158件が陰性、そして26件が陽性となりました。

 先ほど冒頭申し上げましたように、このうち24件が既存の事例の拡大した検査によって判明したもの。そしてこの2件が新規の事例となります。

 まず、陰性のみであった事例について説明をさせていただきます。陰性のみでありました。こちらはですね、まず50事例目ですね。こちらのパネルは昨日申し上げました。調査も終わり、PCR(検査)も全部完了し、残すところは濃厚接触者の自宅待機、健康観察のみを残しているケースですが、ここで1と出たのは、実は健康観察中に症状が出たということで再検査をした事例であります。しかし、その再検査の結果も陰性でございましたので、(検査)1、(陰性)1というふうになってます。

 次が59事例目、(パネルの)こちらですね。59事例目でございます。こちらは昨日一気に54件の検査を実施いたしました。全員陰性が確認されています。調査はまだ続いております。

 それから63事例目、こちらはですね、昨日1件の検査が実施されまして、陰性が確認されました。これも調査が続いております。

 64事例目、こちらは接触者等々で3件の検査を行いまして、全員陰性が確認されました。たださらなる調査が現在進行中でございます。これが三つの全部陰性であった事例でございます。

 次に43事例目、スナックの関係であります。「真野」の関係でございますが、昨日はこの関係で27件の検査が実施されておりまして、25件が陰性で、2件が陽性となりました。この2名の方は、このお店の利用客の方でございます。すなわち、県が呼び掛けさせていただきましたが、その情報をキャッチして連絡をしていただき、検査をしたという事例でもございます。この結果、このスナック真野の関係では、この事例、陽性者23名になり、内訳は従業員の方が5名、利用者の方が11名、2人増えました。それから関係者が7名ということでございます。

 本当にこの飲食店の協力を得まして、理解をいただき、店名を公表させていただきましたことが、保健所への連絡につながって、これはもう本当に保健所の調査ではなかなか難しかったと思いますけども、速やかに検査をすることができました。感染拡大防止のためにご協力いただいた店舗の方、経営者の方、そして保健所の調査に全面的に協力していただいている従業員の方々に対しまして、あらためて感謝を申し上げます。感染したこと自体に否はございません。大事なことはこれ以上感染を広げないということでございますので、もう一度申し上げますけども、スナック真野さんにつきましては、11月7日から11月17日の間に来店された方につきましては濃厚接触者になりますので、症状がある、なしにかかわらず、住所に近いところの保健所、こちらに連絡をいただきますようにくれぐれもよろしくお願い申し上げます。なお、その段階から自宅での過ごし方、家族との接し方も十分ケアしていただきたいと思います。

 次に49事例目、(パネルの)こちらですね。こちらも昨日店名を公表することに同意ただきました「ラウンジおおた」の関係でございます。昨日はこちらの関係では32件の検査を実施いたしまして、こちら31件が陰性でございました。陽性は1件ということでございます。この方はこの事例の関係で、これまで陽性が確認されていた方の関係者の方でございます。この結果、事例の陽性者は11名となりました。内訳は従業員の方が6名、利用者の方は現段階で1名、そして関係者の方が1名増えて4名ということでございます。この事例についても関係者の特定を進めていくため、こちらのラウンジおおたさんの方はちょっと感染時期の違いもありますので、11月16日から17、18の3日間、この間にこのお店に来られた方は濃厚接触者に当たりますので、症状がある、なしに関わらず住所に近いところの保健所の方に電話をして、その旨を伝えていただきたいと思います。そこから的確な指示が出るようになっておりますので、よろしくお願いいたします。

 次に52事例目でございます。雄新中学校の関係でございます。こちらは、生徒35件の検査が実施されまして、27件が陰性でございました。そして、8名が陽性確認となりました。これにより雄新中学校における陽性確認は、生徒さんが13名、教職員が2名の計15名となります。昨日、新たに感染が確認されました生徒さん8人は全て同じクラスでございます。今後は、同じクラスで検査は進んでいますけども、念のため学校で他に感染が広がってるかどうか確認する必要ありますので、現在もさらなる調査が進められております。学校では感染が確認されました20日の午後から教職員、生徒共に全員の自宅待機をお願いしておりますが、調査の進展に応じて必要なPCR検査をどんどん実施していきますので、関係者の皆さんは冷静に対応していただきたいと思います。なお、学校は集団行動を取ることが多いため、もう当初の段階からそれぞれの現場で最大限の注意を払いながら運営をしています。雄新中学においても、毎朝の検温、それから、手、指の消毒、マスク着用などの基本的な事項の順守に加えまして、教室の廊下側の窓は外して、常時、強制的に換気が行われるよう配慮もしていたと聞いています。しかし、それだけの最大限の注意を払っていても感染を完全に防げないのが、コロナウイルスの恐ろしいところでございます。

 県教委(愛媛県教育委員会)からは感染警戒期に入った11月20日付けで学校での感染回避行動の一層の徹底、それから部活動および実習等、教育活動の制限強化を実施するよう県立学校と市町教育委員会に通知をいたしましたが、今回の事例も踏まえまして、学校での活動だけでなく、ここが大事です。学校外での友人との交流の在り方や休日の過ごし方に関する注意喚起、こういったことをさらに行って対策を打っていただきますようお願いしたいと思います。

 次に62事例目でございます。こちらは、昨日4名の感染が確認されました高齢者施設の事例でございます。昨日こちらの施設では、29名の検査を行いまして16人が陰性、今日の陽性の半分がこちらの関係でございます。13人の陽性が確認されました。13人の内訳は、ショートステイの利用者と職員でありまして、感染者の内訳は利用者が8名、そして職員が5名でございます。累計で言いますと利用者が11名、そして職員が6名ということになりますので、17(名)が累計。昨日は13人の陽性確認、累計で17(名)ということでございます。その結果、高齢者施設で危惧していたクラスター発生ということになります。このため、昨夜、松山市は速やかに現地の状況を確認し、さらに県の方から松山市を通じまして、衛生資材を送らせていただきました。防護服、マスク、手袋等、必要な資材について提供を既にしております。また、県と医療関係者で今後の対応方針について協議を行っております。早速、本日感染制御の専門家の先生に現地入りをしていただいております。そして、施設の感染防止対策や他のフロアへの感染の広がりの可能性等の調査を専門家の先生にお願いしておりまして、今後、この施設内の感染の連鎖を食い止めるための感染制御の指導等を先生に行っていただくことといたしました。今後、関係者が一丸となってこのクラスターの早期収束に全力を挙げるため、関係者や県民の皆さんにおかれましては、まずは冷静に受け止めておいていただきたいと思います。

 次に新規の事例でございます。67事例目でございます。こちらは概要でございますが、40代の女性、住所地は松山市、職業は会社員の方でございます。現段階で、濃厚接触者はご家族3名、職場関係者2名を確認しています。

 次に68事例目でございます。これ(67事例目)はもうこれから本当に調査が始まってあります。68事例目、こちらは50代の男性、住所地は松山市、職業は会社員の方、この方は発症前2週間の間に県外の出張歴がございます。関東とそれから複数の県の方と会合を共にされている行動歴がございます。現段階で、濃厚接触者はご家族3名を確認しています。

 県民の皆さんへのお願いでございますが、昨日に続き本日も多数の感染者が確認されました。飲食店でのクラスター、そしてまた高齢者施設、学校、こうしたところの陽性確認がございました。ただ、本当に今こういうかたちでですね、事例は出てますけども、追い切れている段階でございます。そして既存の中には、今日はありませんでしたけども、このように囲い込みが完了した事例も出てまいりました。そして、宿泊療養施設の方も医師の判断で、順次移動していただき始めております。先ほど申し上げましたように、感染経路不明というのは1割から2割ぐらいでございますので、何とかこれで乗り越えられるよう全力を尽くしてまいりたいと思います。そのことでお願いがあるのは、もう本当に何度も申し上げてますけども、医療現場やまた調査に全力を尽くしている保健所の職員たちの負担を上げるようなことにもつながる根拠のない無責任な情報の拡散、これはやめていただきたいということ、それからもっと深刻なのは誹謗(ひぼう)、中傷。そして、「犯人探し」のようなですね、誰だ、どこだ、というようなことを追い掛けるような行為、こういったことは、無意味どころかマイナスにしかならないということ、これを皆さんに分かっていただきたいというふうに思います。むしろ、感染者に寄り添う気持ちでコロナに向き合っていただきますように、全県民の皆さんに心からお願い申し上げたいと思います。以上です。

 

(テレビ愛媛)

 今回から自宅療養のかたちが取られた、一応ケアをされるということだったが、具体的には健康観察とか、聞き取り調査を行うという。

 

(知事)

 そうです。はい。それとやっぱり自宅療養での過ごし方の注意事項等も。まずはお医者さんの判断があります。お医者さんの判断がまずベースにあって、そしてその後自宅で療養していただく場合は、過ごし方、あるいは部屋の隔離とかですね、そういったことへの注意事項を指示させていただきまして、そして健康観察で連絡を取りながら、もし症状が現れた場合は、入っていただくというかたちになってきます。

 

(テレビ愛媛)

 どのタイミングで、例えば自宅療養期間が外れるということになるのか。

 

(知事)

 治っていく場合ですか。これは国のルールで、症状がない場合は10日ということになります。

 

(愛媛新聞)

 今の自宅療養の運用のことだが、これは本日から開始するということか。

 

(知事)

 そうですね。はい。

 

(愛媛新聞)

 先ほど東予の方の医療機関など他の地域の医療機関も検討、3段階あったかと思うが、中予以外の病床の活用とか、宿泊療養施設への運用、それから必要ない方は自宅療養という段階、これは順番にやっていくという。

 

(知事)

 全てですね、先ほど言った素人がやるわけじゃなくて、お医者さんが一つ一つの事例を見ながら、判断をしていただくことになります。無症状等々の方においては、自宅で大丈夫だろうという方には自宅、そしてこれは軽度だけども、治療が必要と判断された方は入院。ただし中予圏域で、一気に松山市で発生していることもありますから、病床にも限りがあります。そこで、場合によっては中予以外の指定医療機関に搬送して、そちらで治療に当たっていただくこともこれから考えるということを今日発表させていただきました。大事なことは、実はこの重症、昨日と人数変わってません。2人なんですけども、実はちょっと中身に異動がありまして、1人ご回復をされました。しかしその分、他の方が重症治療の必要性が出たんで、人数は変わってないですないんですけども、ちょっと人が変わっているということはあります。ただ、こここそが最後のとりでなんですね。ですから、ここがもう本当にもう筒いっぱいになったときが、本当にもうちょっとギリギリの時ということなんで、それの前の段階でどんどん止めるためにも、自宅療養も含め、そして宿泊療養施設もフルに活用するということが大事だと思っています。実はこの方針というのは早い段階で全国統一基準として、国の方針として打ち出されていました。ただ愛媛県はさっき申し上げましたとおり、10月まではほとんど感染がなかったので、可能な限り無症状であっても、余裕がありましたから、入院もしていただこうということで、運用してきましたけども、これだけ急激に患者、陽性確認がなされると、それはもうこちらへの影響を考えると早い段階で全国方式に切り替えるべきかなというふうな判断で今日申し上げたところでございます。

 

(朝日新聞)

 病床の逼迫状況というのは、どれくらいなのかという。今はこの場では細かいのは後のレクで。

 

(知事)

 レクの方で細かいのは。今申し上げた全てのことをハンドリングすれば、何とか回っていけるまだ段階だと思っています。ただ、今後の展開次第では予断を許さないという危機感を持ちながら向き合っています。

 

(朝日新聞)

 東予、中予、南予の各圏域ごとでどれくらいになっているかというのは。

 

(知事)

 これですね、ほとんど松山市ですから、他の地域の指定医療機関はまだ空きになっているんですけれども、どこの病院とか、どれだけの地域にあるかというのは公表していません。というのは病院経営にも影響が出ますし、風評被害にも影響があるので、当初からこれは非公表とさせていただいています。

 

(朝日新聞)

 病院名は聞くつもりもないのだが、全体の数として大体、南予圏域でどれくらい、東予圏域でどれくらい。

 

(知事)

 それぞれの医療圏域ごとに病床は確保しているということですね。

 

(朝日新聞)

 そこの数字というのは

 

(知事)

 出してないですね。

 

(朝日新聞)

 非公表なのか。

 

(知事)

 全体でコントロールしますから。

 

(NHK)

 関連して、病床数というのはなかなか増やすのは難しいと思うが、中等症と軽症をそれぞれ増やしていくわけだが、あらためて今全体350(床)確保していると思うのだが、それをさらに増やす予定は今はあるのか。

 

(知事)

 今の段階ではありません。さっき申し上げましたように、(入院されている方が)増えてはいるんですけども、今日、明日あたりから、退所も始まってまいりますので、そのあたりもしっかり見極めながら考えているところでございます。むしろさっき会見の中で申し上げましたけども、宿泊療養施設、こちらの充実の検討を始めているということでございます。

 

(NHK)

 あと全国的に数字的には少ないが、ここ3日間連続で一日に公表する感染者が最多、最多となって、これについてあらためて知事としてどういう受け止めは。

 

(知事)

 そうですね。これはどこの地域でも起こり得る話だろうということで、他県でもわれわれもそうでしたよね。10月までは本当落ち着いていたけど、一気にこういうことが起こる。これがコロナだと思います。全国的にも増えていますが、まだ落ち着いている地域もあると思いますけれども、そういった地域の方々もこういうケースもありますから、十分気を付けられた方が良いということを一つメッセージとして送らせていただきたいというふうに思います。そういう中で起こったことはこれは誰に非があるわけでもないですから、その範囲の中で全力で医療関係者や保健所スタッフとチームワークを組みながらですね、対処していくのがわれわれの仕事でございますので、全力を尽くしていきます。

 

(NHK)

 ベッド数とかハード面は何とかやろうと思ったら。人員的なものはどうなのか。

 

(知事)

 これは一番頭の痛い問題です。病床があったとしても、これ全国どこでも一緒なんですが、医療スタッフ、看護師さん、そういったところの手配ができなければ、実際に開けることができませんので、これは本当に常に医師会さんや拠点病院等々と調整を図っていますけれども、今日すぐにですね、用意された病床が今日たちまち全部開けられるかと言えばそうではありません、正直申し上げて。ただ病室としては確保してありますけども、それは人員をともかくやりくりしながらですね、常に医師会あるいは看護協会とは連携を取りながらですね、調整の作業は進めています。

 

(あいテレビ)

 高齢者施設でクラスターが発生しているが、今日プラス13人ということで、県の方がスタッフの支援の体制を構築しているかと思うが、現時点でその職員の不足とかそういった人員的な問題というのはいかがか。

 

(知事)

 先ほど資機材については送らせていただきましたけれども、人員でも「E-WEL(イーウェル)ネット」、県内の介護施設、もうネットワークできてますんで、もし人員が足りない場合は、県内の介護施設が人を融通し合って、サポートしようという仕組みはできていることはお伝えしてあります。場合によってはどうぞ利用してください、呼び掛けていきますよというふうになっているんですが、グループで運営されてますので、今のところ運営者側からは、そのグループの中での人員のやりとりで何とかできる段階ですというような状況でございます。

 

(朝日新聞)

 今、感染が増えている状況の中で、また若干テーマは違うが、経済を回すという今の国の「Go To」に絡んで、国が見直しをどうするかということについて菅総理も触れていたが、週明けにちょっとその動きが出てくるんではないかと思われるが、愛媛県としては「Go To」の在り方、今の現状としてどうあるべきだと考えているか。

 

(知事)

 そうですね、これは国の決めた政策ですから、正直言って、例えば「Go To」を変更するにしてもですね、システムの構築そのものに地方自治体が関与しているわけではございません。例えば、ではその場合、やめるとなったら払い戻しをどうするのかとかですね、キャンセル料がどうなるのかとかですね、これらも含めてのパッケージのことになりますので、今その点も含めて国が議論を進めているから、この段階ではその方向性を待つという段階だと思っています。これはもう専門家でも議論されているということもありますので、それを信じるのがベースになりますので、フェーズで言えば3のステージになった場合が除外の対象となるということですから、われわれはその細かい情報があるわけではないので、移動データとかそういうのも含めての判断だと思いますので、フェーズ3になった場合は、当然のことながら協議ということではなかろうかと思っています。今はまだそこまでいっていません。

 

(朝日新聞)

 県内はということですか。

 

(知事)

 はい。それともう一つは、今の段階で、あくまでも今の段階です。これまでの事例の中で宿泊関係者の陽性確認は今のところまだゼロということでございます。

 

(愛媛新聞)

 先ほど、学校活動だけでなくて、校外の友人の交流、休日の過ごし方への注意喚起ということだが、具体的にはどのようなものなのか。

 

(知事)

 お分かりいただけると思いますが、学校の現場でしっかりと管理ができていたとしても、例えば帰り道での行動とかですね、ちょっと気が緩んでしまうときもあるかもしれません。そういうことを含めての話として、あえて言わせていただきました。

 

(南海放送)

 この1週間で新規の感染者の数というのが、県内100人をもう上回っているが、これに関して知事としてどう受け止めているのか。

 

(知事)

 はい。そうですね。人数について言えば、一番懸念するのが、この病床のハンドリングの問題だというふうに考えています。特に重症患者が命、ほとんどの方が退院して復帰されてますし、重症化率も低いコロナウイルスなんですけども、特にここが命に関わるところですから、ここを常に一番ケアをしてます。当然人数が多くなってきたらここがどうなるかということがまず最大のポイントになると思います。もう一点は、人数というものを見るよりは、やっぱりこの事例の追い掛けができているかどうかということの方が大事であって、これがもう追い掛けられなくなったら、もう本当に最終手段というようなことにもなるのかもしれませんけども、ご案内のとおり各事例、こうやって囲い込みをどんどん増えてきてますし、これだけ調査が各般に念のため検査も含めてやっていますから、これはもう逆にそういったことが進んでいるという面もありますので、ただ単に増えたからといってというふうなことは特にはないですね。ともかく大変だけど、各医療現場とそれから保健師の調査等々で相当な負担がかかるということだけは、行政側として常に気を配っておかなきゃいけないなというふうに思っています。

 

(愛媛朝日テレビ)

 先ほど冒頭、松山市に対して対応の強化を願ったかと思うが、あらためて今月、松山市、結構感染が広がっている中で、松山市のこれまでの対応というのは適切だったと思うか。

 

(知事)

 いや、それはもうわれわれ直接やっているのは保健所の関係なんで、それをあちら側でもフォローしていると思うんですけども、もう保健所たぶん相当、筒いっぱいの状態になっていますから、県の方からも人を派遣したりしています。さっき言ったお店は調査とかは本来保健所がやる仕事だと思うんですけども、例えばそれを保健所経験のある職員でチームをつくって、チェックしていくとかですね、そういうふうなことを本体の方でフォローしてあげたら、より一層保健所の負担が楽になるんじゃないかなというふうなことでございます。

 

お問い合わせ

保健福祉部保健福祉課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2 

電話番号:089-912-2380

ファックス番号:089-921-8004

 

保健福祉部健康増進課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2400

ファックス番号:089-912-2399

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

AIが質問にお答えします<外部リンク>