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新型コロナウイルスの感染の確認(11月21日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017238 更新日:2020年11月24日 印刷ページ表示

日時:令和2年11月21日(土曜日)15時00分~15時46分

場所:知事会議室

 

(知事)

 ここ数日ですね、10名前後の陽性確認が続いてまいりましたが、昨日の感染者数は既に2名は昨日公表しているものがありますけれども、それを含めて昨日の検査で陽性が確認された方の人数は22名でございます。1日の公表数としてはこれまで最大が19名ございましたけれども、過去最多となります。ただ、だからと言って、必要以上に不安というものを感じずに冷静に受け止めていただきたいと思いますし、ぜひマスコミの皆さんにもお願いがございます。今日説明しますので。実は今、あるところで、後ほど具体的に名前も出させていただきますが、クラスターが発生し、そこの関係者、スピード感を持って追いかけています。その関係者の検査がどんどんどんどん進んでおりまして、おそらく特定はできませんが、お店でございますので、県外から来られた可能性もあります。大変高い感染力を有する方が来られて、そこから広がったというようなケースが多数を占めておりますので、ある意味では陽性確認が今回出たということは、追いかけ作業が進んでいるということ、検査がどんどん進んでいるということ。その悪化し、封じ込めに向けてのですね、途中段階の要素が非常に多いということで、その点、数だけで報道されますとですね、多くの方々の不安がいたずらに拡大してしまいますので、中身についても触れていただきますようにぜひお願い申し上げたいと思います。

 そこで昨日も申し上げましたが、本当に大事な点なんで、もう一度県民の皆さんのご理解をいただけたらというふうに思います。こうしたコロナ対策で事例ごとに封じ込める今の作業がもう本当に大事なんですが、その作業の鍵を握るのは、陽性が確認された方々の保健所調査への協力でございます。これがないと追いかけることができなくなってしまいます。感染拡大のリスクはどんどん上がってしまいます。ただ、個人個人にはいろんな思いがありますから、ちょっとここは触れて欲しくないとか、そういった不安感というものが現実にあります。保健所の職員たちも一人一人丁寧に協力いただけるように話を進めています。その情報を得るためにですね、ある程度、ご本人の意向というものもくみ取りながらしないと調査への協力に支障が生じます。その結果、私の説明の中でも出せる情報、ある程度個人の意向ですね、個人の意向というものをくんだことによって、出せない情報も出てまいりますので、そうしたところについてはなぜなんだということを、その答えは保健所の調査を進めるためであるということ、協力をいただくためであるということ、ここをまずご理解いただきたいというふうに思います。

 それから必要以上に恐れていただきたくないということで、低い重症化率の特性がございます。感染力が強いんですけども、こちらの表。今の入院状況でありますが、重症者は今の段階ではゼロでございます。無症状ないしは軽症者での確認でございまして、こちらにもあるように、ほとんどの方がこれまでも無事退院されて回復されてます。特に特性としては、高齢者の方、そして基礎疾患をお持ちの方が重症化しやすいという特性を持っていますので、若い方から家族感染でそういった方々に広がるというようなこと、あるいはそういった方々が集まっている施設であるとか、こういったことは特に注意が必要であるということなので、ここはしっかりとその特性を受け止めて、ご理解いただきたいと思います。そしてうつった方、何の落ち度もない。ありません。ウイルスというのは、風邪と同じ、コロナウイルスもですね、風邪やインフルエンザと同じで、いつでも誰でもどこでもかかる可能性がある。ましては、今は全国でそういう状況になっていますから、感染者への誹謗(ひぼう)中傷と、こういったことが社会を混乱させる源になりますので、無責任な情報拡散と同様、個人への誹謗中傷、これはもう人間としてぜひやめていただきたいということをお願い申し上げたいと思います。

 そして、昨日から「感染縮小期」から「感染警戒期」に入りました。異なる段階に至ったことを県民の皆さんにお伝えさせていただきます。現時点で医療提供体制が逼迫(ひっぱく)しているわけではありませんが、医療関係者とも昨日話して、今後の拡大ペースの次第によってはどうなるんだろうという危機感は強くなってきてます。ともかく早期に囲い込んで封じ込めに向けて全力を尽くすしかございませんので、増加ペースをなんとか抑えるべく全力を尽くします。その結果、人数だけを捉えて、いたずらに不安にならないでいただきたいとお願い申し上げたいと思います。

 この段階でですね、クラスターのお店も全面的に協力をいただいています。これまでの行動履歴、そして検査の実施、また来られた方々への呼び掛けもどんどんしていただいています。感染を食い止めるようですね、お店も精いっぱいの行動を取っていただいております。そういったこともあって、後ほど説明しますが、この松山市内で飲食店のクラスターが確認されました。また、別の飲食店での感染、これはクラスターではありません。複数の感染も確認されておりまして、それぞれ同じように協力をしていただいております。行動歴の協力、そして検査の実施、そして訪れた方々への呼び掛け等々も含めて全面的に協力していただいています。大都市ではですね、繁華街での感染がやがて、学校や家庭での感染につながり、重症化の高い、先ほど申し上げましたとおり高齢者へ広がっていくという事例があります。これを何とか食い止めなければなりません。ただ、お店の従業員さんやお客様にもですね、陽性が確認された場合、家族が何人いるのか、友人との接触があったのかなかったのかといった詳細な情報、こちらは呼び掛けて、自宅待機とかを皆さん受け入れてくれてますので、その点はご安心いただきたいと思います。その確認された方の行動ですね。それを情報ですね、一人一人引き出すことは、例えばお店で働いてることは家族には言っていないんだとか、あるいは利用したことを知られたくないんだとか、いろんな事情が個々にあります。そこを乗り越えて協力をしていただかなければなりませんので、何もかもというと検査をためらわせてしまう要因、調査への協力をためらわせてしまう要因、これが一番問題につながりますので、ぜひご理解をいただきたいと思います。遠く京都をはじめ、大都市等での繁華街においての調査協力が困難を極めるということは、全国でも報道で流されているとおりであります。ただし、愛媛県では今申し上げましたように、全面的にお店の方、協力をしていただいています。その点はまず皆さん受け止めていただきたいと思います。その結果、ご協力いただいた方々の意向を尊重しながら説明をしたいと思います。そういうことで非公表の内容が多少増えるかもしれません。また、陽性が確認された個別の方ごとに家族や友人等の濃厚接触者や接触者を公表することは、困難な場合もあります。ただし、ただしですね、把握をし、そして関係者には要請をし、それぞれ皆さん、自宅待機、健康観察を行って、外との接触をしないように受け入れていただいてますので、その点は受け止めていただきたいと思います。

 また、保健所のマンパワーは拡充しているものの、感染者は大幅に増加してます。保健所の聞き取りも人数を拡充したとしても限りはありますので、今の段階ではともかくクラスターを封じ込めるということを最優先ということで、2週間前の行動を追う過去の感染源調査よりもさらなる感染を広げないよう、発症日の2日前を基点とした濃厚接触者等の範囲、特定の調査を優先的に重点的に行うこととなります。まずは判明した感染者から次の感染者への連鎖を止めることが先決でございますので、それ以外の部分は県民の皆さんの日々の感染(回避)行動をより高めていただきまして、予防をしていただきますことが重要でございますので、くれぐれもよろしくお願い申し上げたいと思います。

 それでは昨日の検査結果を説明させていただきます。まず昨日の検査状況でございますが、149件を実施し、昨日公表した2件を含む22件の陽性、そして127件の陰性が確認されました。これまでの既存の事例の(パネルの)ここから上、この中から17名、新規(の事例)で4名ということになっています。新規も増えていますが、一方で後ほど説明しますが、事例の囲い込みが完了したのも増えてきています。新規もあれば囲い込んでいることも、これもまたしっかり受け止めていただけたらというふうに思います。検査数のパネルには前日からの検査の変化を今日から実施しています。これ今日現在の黒い(文字である)のが今日現在の数字ですけども、その上の括弧のところが昨日の検査数であり、陰性確認者数であり、陽性確認者数、事例ごとに括弧がついているのが昨日の分でございます。

 次に進捗のあった事例について説明させていただきます。まず47事例目。(パネルの)こちらになります。松山市の40代の女性の方でございます。それからもう一つは、50事例目。(パネルの)こちらですね。こちらは松山市50代男性の方で、県外出張という経緯があった方でございます。この事例については、昨日関係者の調査は完了しました。PCR検査も、もちろん全部終わっております。ということで、47と50事例目は関係者調査が赤丸(調査完了)、PCR検査も完了、残すところは濃厚接触者の方との自宅待機および保護観察を残すのみで、囲い込みが完了しているということになります。これらの事例から感染が広がる可能性は極めて低いということでございます。

 次に53事例目、(パネルの)こちらはですね、愛知県の30代の男性のケースでございました。こちらの関係者の調査も全て完了をいたしました。53事例目、そして健康観察の対象となる濃厚接触者もおられませんでした。幅広くちょっとでも接触があった方、念のため23名が昨日の検査で全員陰性が確認されています。濃厚接触者ではありません。もうこれはご本人が入院をされているのみでございますので、関係者調査、PCR検査、そして濃厚接触者はいらっしゃいませんので、ここも完了ということで、囲い込み、封じ込め完了ということになります。

 次に43事例目でございます。これは昨日までの(相関図)パネルはこういうかたちで出させていただきました。ただこれはあの先ほど申しましたクラスターにつながるわけなんですけども、非常に今、ワーと追い掛けてますから、このパネルは昨日から変更していません。私の方から口頭で、非常に微妙な調査の協力をいただくために、慎重な説明をさせていただきたいと思いますのでご理解いただきたいと思います。それをしないとこれから検査をお願いする方々の協力を得られにくくなってしまう可能性がありますので、あえて新しいパネルは作成しておりません。最初に県外の方3名、県外の方2名の合計5名で会合を行った中で感染者5名が確認されました。1、2、3(人)、そしてこれは県外の方ですね、お二人も含めて5名が確認されました。その事例でございます。そして同じ日、ほぼ同じ時間に別の4名の方の会合が行われたということは昨日公表させていただいております。さらにですね、これらの方々の共通の接触者が施設の従業員であったこともさらに確認されました。ただですね、この従業員さんGの方はこの5名の会合、そして4名の会合が行われたこの会合が行われた日は休んでおられまして、その時には直接の接触はなかったそうであります。ただこの施設において、先に感染が広がっており、二つのグループに感染が拡大した可能性を考え、お店の協力を得て全ての従業員さんの検査を実施いたしました。その結果、従業員さん、新たに4名の感染が確認されました。ここが最初に5名感染で、同じ時間帯にいらっしゃった2人は県内。1人陽性、1人陰性。昨日のパネルなんでちょっと分かりにくいと思いますけれども、陽性であった方は1人陽性、1人陰性でございました。それでGの方が共通の接触者ですが、当日は来てなかったということでございます。さらに4名の会合において、そして、さらにお店から連絡のあったお店の方は、お客様、訪れた方々、把握している方々には全員丁寧に電話をして検査を受けてくださいというようなことをされてます。そして検査した結果、別の利用客、これとは別、この(相関)図には載ってません。2名の感染が確認されました。昨日はこの43事例の関係で言いますと、30件の検査を行い、7件陽性、23件陰性という結果でございました。これが昨日行われた43事例目の検査結果でございます。以上の状況をお聞きいただいて皆さんもお分かりいただけると思いますが、このお店を介してそこで働く人、利用客に感染が拡大したと考えられます。先ほど申し上げましたように、このお店は調査に全面的に協力をしていただいています。そして従業員さんも含めて、速やかに検査も行っていただいております。さらには利用された(お店の方で)把握してる限りのお客さんには、(お店から)連絡を取っていただいております。そして昨日、全部の方を把握できていないかもしれないので、いちげんのお客さんもいらっしゃいますので、(お店の)名前を出すことも合意していただきました。本当に怖がられていたと思います。どんな声が寄せられんだろうとか、これが一番怖いんです。それがそういうことをやられる方が出てくると、本当に調査が進まなくなりますので、くどいようですけども、お店の方には何の落ち度はありません。感染された方の落ち度もありません。大変だねというむしろそういう時にそういう気持ちに皆さんなっていただけたら幸いでございます。お店の名前は松山市二番町にある、スナック真野でございます。11月7日月曜日から臨時休業する前日の11月17日。7日月曜日から17日火曜日の間にスナック真野を利用した方々は濃厚接触者となりますので、直ちに自宅待機をお願いします。その上でいろんな地域(に居住)の可能性もありますので、各保健所の連絡先をこちらに記載させていただきましたので、連絡、電話していただいてですね、県が保健所への連絡を呼び掛けているクラスターの関係でありますという旨をお伝えしていただきたいと思います。その時に保健所、それぞれに指示を出してますので、こうしたらいいという指示が出ますので、検査を受けていただきたいと思います。そして併せて、(このお店に)行かれたという方は、家庭内感染にも十分気を付けて行動と観察、そして場合によっては、検査ということになろうかと思いますので、お願いを申し上げたいと思います。幅広く検査し、感染の状況把握に努めたいと思います。

 本当に僕はここが一番心配なんです。これだけ協力をしてくれてですね、できる限りの声も掛けていただき、店名の公表にも合意いただいたお店でありますから、ぜひそのことは皆さん、それは何とか食い止めたいというような気持ちもあってのご協力でございますので受け止めていただきたいと思います。そして断定はできませんが、他県からの利用客から感染が持ち込まれた可能性も考えられます。お店の方々もそういう意味ではコロナウイルスの被害者であります。地域への感染を防ぐための(公表)同意でございますので、温かく見守っていただきたいということをお願い申し上げたいと思います。それが皆さんの気持ちが伝われば、次に同様の事態が起こったときに協力していただけると。他のお店でも同じケースが起こったときには協力いただけると思いますし。それが囲い込み、封じ込めにつながるということでございます。

 次に、43事例目中での県立新居浜西高校の教職員のケースでございます。この事例に関連して、陽性が確認された県立新居浜西高校の方について、念のため濃厚接触者ではなく軽い接触のあった方2名を検査いたしまして、両名とも陰性が確認されました。このため、県教委(教育委員会)では学校内での安全は確保できると判断し、本日21日から同校および同じ敷地内にあることから念のため臨時休業していた新居浜特別支援学校川西分校の学校活動を再開しています。また、濃厚接触者である同居のご家族についても陰性が確認されました。43事例目の中の一つにしていますけど、ここから今の方の関係からは感染が広がる心配は可能性としては極めて低いという状況になっています。

 続いて陽性が確認された各事例ごとに概要説明いたします。冒頭で申し上げましたが、本日からは学校関係やクラスターにつながり得る事例などを除きまして、原則、事例の説明は簡略化させていただきます。件数が多くなっていますので。それぞれの感染者の概要については、お配りしているプレスリリース、こちらの方、ホームページでも公開しておりますので、そちらの資料をご覧いただきたいと思います。

 まず49事例目でございます。昨日20日は8件の検査を行い、括弧の上の方に出ていますけども、6件が陽性、2件が陰性でございました。職場等の濃厚接触者を検査したものですが、この事例の中で、同一の職場で4名の感染が確認されています。今後の実態把握のために、慎重に関係者と調整を進めている段階でございます。どんどんどんどん進んでいるということはご理解ください。

 次に52事例目でございます。この事例は広島県を訪問して、複数県の関係者と試合を行ったスポーツ選抜チームの一員の陽性が18日に確認されたことが端緒になっております。ご家族、チームのメンバー等に加え、学校関係者を幅広く検査をいたしました。昨日は対象となる64件、全ての検査が行われました。その中で、既にこれは昨日も報告させていただきました。2件陽性があったということは、昨日の段階で説明させていただきましたが、その後、それに加えて1件の陽性が判明しておりまして、このケースでは合計すると陽性は3件、残る61件は全て陰性ということでございます。まず最初に感染が確認された東予地域の学校関係については、濃厚接触者となりましたご家族はもとより、教職員や生徒のうち軽度の接触者も幅広く検査をし、これら全員の陰性が確認できております。なお、本日もさらに追加の検査を行っています。次に陽性が確認された昨日発表した2名、プラス今申し上げた1名、3名の方は、いずれも最初に感染された方と一緒に広島県を訪問した選抜チームのメンバーでございまして、3名とも松山市在住。最初の方は東予地域でありましたが、後から判明した3名の方は松山市在住。このうち1名は松山市立の学校の教職員でございます。教職員が感染した場合、これまで県では原則として学校名を公表してまいりましたが、今回は選抜チームの指導者という立場にあり、学校名を公表することで、メンバーなどの関係者が特定されてしまう可能性が非常に高いということを考慮し、松山市教育委員会からも要請がございましたので、県から学校名の公表は控えることといたします。この3名の方は東予地域の学校関係者の抗原検査、最初は抗原検査をやって、その後念のため、お医者さんの指示でPCR(検査を)やって、陽性が確認されましたが、抗原検査の段階、陽性確認が出た抗原検査の段階で、翌日の19日から自主的に自宅待機されていたことが確認されています。また3名が所属する学校でも昨日の陽性確認を受けた直後から臨時休業措置を取っておりまして、全ての教職員や生徒に念のため自宅待機と健康観察をお願いし、受け入れていただいているという報告が入ってます。今後、保健所調査の進展を踏まえまして、必要な対応を迅速に行ってまいります。なお、この結果を受けて、広島での大会への参加が感染のきっかけとなった可能性が高まりました。そのことから、昨日中に教育委員会ルートで、広島県および大会に参加した関係自治体に対しまして、この状況は連絡済みであり、それぞれの地域で調査、検査が進められていくこととなります。

 次に55事例目でございます。この事例で最初に判明した50代男性の濃厚接触者1名の検査を行い、その方の陽性が確認されました。これはご本人の強い意向がございます。年代、性別、職業は非公表とさせていただきます。ただ、(この方に)お願いしまして、住所地だけは合意をいただいています。松山市でございます。こちらは、現在保健所が幅広く関係者調査を実施している段階でございます。

 次に新規案件について説明をさせていただきます。新規57事例目でございます。これはご家族での感染が確認されたもので、この方は先ほどと同様でございます。ともかく強い意向で、年代、性別、職業は非公表とさせていただきます。ただ同じように、住所地は同意をいただいてます。松山市の方でございます。強い要請があったとしても、誤解しないでいただきたいのは、調査へは全面的に協力をいただいているということでございます。183人目の方が17日に発熱等の症状があり、昨日の検査により陽性が確認されました。その際、ご家族である182人目の方にも咳や発熱の症状があったことから、検査を行って陽性が確認されたものでございます。この182人目の方は、接客を伴う業務に従事されておりますが、保健所の調査では勤務先の状況を現地に入りまして確認しています。同僚や店舗を利用した者への感染の拡大は、接触の度合い、時間、それから感染の状況を、お店、個人も含めてですね、それらを判断して感染の拡大は極めて低いと保健所では判断しています。この57事例目は新規の事例として整理はしてますが、今申し上げたように、既存のどこかの事例との関連がございます。ただ感染経路の特定はそういう意味でできているというケースでございます。ただし、なぜこういうかたちにしたかと言いますと、どの事例とどのような関係があるかということが、ちょっと心配されて、あえてこちらの新規事例というふうなかたちにはさせていただきました。ただ、既存事例との関連で感染のルートも特定できているケースなので、ちょっと特殊なケースがこの57事例目でございます。

 次に58事例目。(パネルの)こちらですね。この方は新規で10代の女性の方で、住所地は松山市。職業は学校関係者の方でございます。現時点では接触者6名を確認しています。昨夜の教育委員会等の対応でございますが、昨夜の陽性判明を受けまして、学校では本日から校内活動を休止することとし、全ての教職員および生徒に対し、念のための自宅待機と健康観察を要請しており、本日消毒を実施する予定と聞いております。

 次に59事例目。こちらは10代の女性。住所地は松山市。職業は学校関係者の方でございます。現時点では接触者4名を確認しております。行動歴としては県外への訪問歴がございます。現在、松山市保健所が調査を進めている段階でございます。これ以上の詳細は松山市にご確認いただきたいと思います。

 次に新規の60事例目でございます。こちらはご本人の強い希望によりまして、年齢、性別、職業、住所、全て非公表といたします。ただし、先ほどと同じように、保健所の調査には協力をいただいておりますので、どんどん関係者の調査が進んで、そしてまた呼び掛けも始まっておりますので、こちらもですね、感染源の特定はできています。ですから、ちゃんと囲い込みはできるケースでありますので、具体的な関係はご本人の意向を踏まえ、説明は差し控えさせていただきます。

 以上で今日の事例の説明とさせていただきますが、医療従事者の方々に対してちょっとお話させていただきたいと思います。連日の感染確認で医療現場も無症状、軽症とはいえ、入院されている方が多数に上ってまいりました。治療に当たられている医療従事者の方々はリスクを背負いながらの使命感でのお仕事でございます。心から感謝、そしてお礼を申し上げたいと思います。

 昨日、宿泊療養施設を追加で13室確保し、80室体制にしたということを発表させていただきました。それも医療負担の軽減につながるということで、昨日はここの宿泊療養施設の利用者が3名という状況でしたけども、今日の段階で9名になっています。明日あさってでもまた増えていきますので、無症状者あるいは軽症者で、お医者さんの判断で宿泊療養施設で大丈夫という判断が下された方については、こちらの方に移って(いただいて、)医療現場の負担を軽減させていきたいというふうに思います。そして、コロナ患者を受け入れた施設で働く医療従事者の方の中にはご家族への感染を心配して、自宅に帰るのをためらっていらっしゃる方もおられるかもしれません。例えば、念には念を入れて帰らずに車の中で寝泊まりしようかなとか、そこまで考えてやっていただいている方もいらっしゃるかもしれません。そういったことに対応するため、県では医療従事者向けの宿泊費を助成する事業を行っておりますので、必要な方はこれをぜひご活用いただきたいというふうに思います。どのホテルが対象になるということは指定医療機関にはお知らせしていますが、あらためて事業概要と対象のホテルの一覧を今日送らせていただきますので、医療従事者の皆さんへの周知をそれぞれの事業所でお願いしたいというふうに思います。

 最後に、県民の皆さんへお願いでございますが、今日のクラスターの発表、店名を公表しての呼び掛けなどいろいろいたしました。不安を抱かれている方も多いと思います。本当に飲食店を介した感染の広がりを確認した時点で、速やかに公表に踏み切れたとのことで、感染している可能性のある方々の迅速な追い掛けの作業把握と検査が実施できています。その結果、陽性者の確認が増えていますけども、これを継続して感染の拡大の連鎖を断ち切るということに全力を尽くしてまいります。今回のそういった店名公表の目的を受け止めていただきまして、くどいようですけども誹謗中傷、根拠のない不安をあおる発信、それだけは慎んでいただきたいと思います。そして県民の皆さん一人一人が感染回避行動(を行い、)気持ちの中でレベルを上げて警戒をしてください。以上です。

 

(朝日新聞)

 クラスターとしては基本的には飲食店ということでよろしいか。

 

(知事)

 はい。

 

(朝日新聞)

 飲食店のクラスターというのは、県内ではこれまでには発生は確認されてない。

 

(知事)

 そうですね。初めてですね。

 

(朝日新聞)

 これまでに10人が43事例目で確か把握されていると思うが、それに加えて、この従業員4人と利用客3人の合計、(陽性者が)17人にこれでなったということでよろしいか。

 

(知事)

 そうですね。はい。さっき申し上げたと思います。

 

(朝日新聞)

 それで、利用客のこの3人の中で、今ご説明を聞く限りで、昨日までのこのI、Jの方との会合でおいでになった方がお一人いらっしゃったという話だが、あとのお二人に関しては、これは全くまた別のグループということになるのか。

 

(知事)

 そうですね。

 

(朝日新聞)

 このA、B、Cの方、最初に確認された60代の方々、それとはまた別のグループ。

 

(知事)

 それとは別ですね、別です。本当にお店の方から来られた方、把握しているところにどんどん連絡を取っていただいてますので、そういったケースは増えているというふうに思います。

 

(朝日新聞)

 それとさっきの、両方に共通した従業員がその当日お休みだったということで、どういう関係だったのか、どういう共通線なのかがちょっとピンとこないのだが。

 

(知事)

 結局ですね、さっき中ではお話させていただきましたけど、これは可能性ですよ。これまでの落ち着いていた県内状況から類推するとですね、例えば感染拡大している東京(など)大都会から来られて、例えば接待とか、あるいはいちげんであったかもしれません。これも分かりません。来られてその方が大変強い感染力を持った方だったという可能性はあると思います。それでお店にというふうなかたちではなかったかなということも一つの可能性として考えられます。

 

(朝日新聞)

 把握されていて、連絡を取ろうとしている方々、お客さんだった方々が、何人、どれくらいいるというのは。

 

(知事)

 これはもう公表しません。お店に来られた方々は全員ともかく、把握できている範囲で連絡を取っていただきました。ただ先ほど申し上げたように、県外やいちげんの方の連絡先までは把握できてない、これはどこの店でもそうだと思うんで、心配されて店名を出しても構わないと。呼び掛けてくださいというふうなことに至ったということでございます。

 

(朝日新聞)

 クラスター対策に関しては、牧病院の時もそうでしたが、厚労省から(クラスター対策班の)派遣をいただくというようなこともあり得るかとも思うが、今回のケースに対してはいかがか。

 

(知事)

 われわれ、まず(クラスターの)経験もしています。牧病院の時は病院だけじゃなくて、これ結果的には大丈夫だったんですけども、介護施設にも広がる可能性もありそうな状況でしたので、国に要請して来ていただいて、いろんなアドバイスもいただきました。そういったときのノウハウが蓄積されていますので、今の段階で特に呼ぶということは考えていませんが、ただ県庁の中、コロナ班(新型コロナウイルス対策支援班)で対応していますが、(陽性者が)増えてきたので、少しこれまでの経験した人間をシフトして、人員拡充、組織内部でですね、拡充して対応に当たるということを今検討し、作業を進めています。

 

(朝日新聞)

 もう一点、先ほど場合によっては、またクラスターになるかもしれないところがあるということだが、これはまだこの中ではまだはっきりしていない。

 

(知事)

 いや、クラスターになるかならないかは、もうこの段階でどこがなるかならないかは分かりません。

 

(朝日新聞)

 可能性がある。

 

(知事)

 それはどこも可能性があると思いますよね、そりゃ。幅広に検査をやっていますので。

 

(南海放送)

 クラスターの飲食店なんですけれども、対策というのはどういうことをされていましたか。お店の中での感染防止対策は。

 

(知事)

 ちゃんとした手指消毒、検温、換気には気を配った経営というのはなされていたというのは報告が入ってます。だから(えひめ版)協力金も活用してですね、対応には当たっていました。ただ本当によく分からないこのウィルス。例えば、8割の方は感染力がほとんどないというような分析が一部の専門家からも出てます。2割の方が感染力があって、これは全員が一致しているわけじゃないと思いますけど、ニュースでも出てましたよね。2割の方の中に極めて感染力が強い方が出る可能性もあると。そういうことを考えると、感染対策、手指消毒、換気等々やってもですね、全部が全部その強力な感染力を持った方がたまたまそこに、ご本人の自覚もない状況で来られたら、これはちょっと普通の取り組み、普通だったら防げるものも防げないのかもしれませんね。

 

(南海放送)

 さすがにそのお店の経営上的にマスクをして営業していたということはないか。

 

(知事)

 そこは営業中はしてないと思いますね。ただ例えば、カラオケのマイクなんかは、一回一回丁寧に消毒したりですね、やれることは全部やってらっしゃったというふうな報告が入っています。

 

(読売新聞)

 別の飲食店でも複数の感染事例があったというのは、どの事例に当たるのか。

 

(知事)

 それはちょっとさっき申し上げたように、今まさに呼び掛けて調査、検査を実施中で、それに支障が出ないようなことを優先させていただきたいと思います。

 

(読売新聞)

 今回の発表事例の中にそういうのがあるということか。

 

(知事)

 はい。今の段階でもう本当皆さん協力してくれていますので、何とかその調査を追い掛けて、広がりを防ぐような手だてを速やかに打っていきたいと思っています。

 

(朝日新聞)

 この43事例目の利用客の陽性者のお三方の中で、この別のグループのお二人に関しては、これはおいでになった日というのはやっぱり11月10日なのか。

 

(八矢副知事)

 ちょっとそこまでの確認はできてないです。

 

(朝日新聞)

 同じ日じゃない可能性もある。

 

(知事)

 可能性もありますね。

 

(八矢副知事)

 同じ日ではないので、7日から17日までの間に利用した方。

 

(朝日新聞)

 少なくとも10日じゃないということか。

 

(知事)

 いや、分からないです。それも含めて。

 

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〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2380

ファックス番号:089-921-8004

 

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