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新型コロナウイルスの感染の確認(28事例目関連)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017215 更新日:2020年8月14日 印刷ページ表示

日時:令和2年8月13日(木曜日)15時00分~15時20分

場所:知事会議室

 

 

 

(知事)

 まず初めに、新型コロナウイルスに感染し、入院中であった1名の方、残念ながら重症となっておられましたけれども、昨晩12日にお亡くなりになったことをご報告させていただきます。心からご冥福をお祈り申し上げ、ご家族の皆さんに謹んでお悔やみを申し上げさせていただきたいと思います。なお、ご高齢の方でございますが、性別・年齢・住所地等の詳細につきましては、ご遺族の意向・心情、そしてプライバシーの保護、こうしたことに配慮しまして、公表は差し控えさせていただきます。

 入院されている方も本当に少人数で限られておられます。繰り返し申し述べてきたように、ただでさえ個人を特定するような、あら探しをするようなSNS上等での一部の方の無責任な情報が流れる中でございます。県としては、個人の特定につながる情報の取り扱いは、さらに慎重であるべきと考えておりまして、これ以上の公表は控えさせていただきたいと思います。

 先日、一部の報道で、亡くなった方の情報を公表しないと住民の行動が変わらず感染者が増えるというような主旨の意見が出ておりました。正直申し上げて、この意見には大いに疑問を感じます。高齢者(であるなど)、ある程度のことは申し上げております。なぜ70何歳だ、80何歳だ、90何歳だと、そこまで(情報を)出さなければ感染者が増えるのでしょうか。その理屈には無理があるんではないかと思います。高齢者や基礎疾患がある方は重症化リスクが高まる。これは間違いないことでございます。全国でも残念ながら多くの方が亡くなっておられまして、県内では今日の方、残念ながら6人目となりますけれども、わずかな人数ですから、年齢等々を出していくと、すぐに特定されることは間違いないと思います。誰がコロナで亡くなったというようなことにかかわらず、誰にでも感染のリスクがある、もう皆さんもご案内のとおり、コロナというのは完璧に抑え切るということは難しい相手ですから、感染回避行動をそれぞれが心掛けていただきたいと思います。特定の個人がどのような基礎疾患を持っていたか、亡くなるまでに至る経緯などはもちろんのこと、コロナで亡くなったということ、そのことをですね、他人に知られたくないというのも心情であろうと思います。遺族のこうした気持ちにも配慮して、今後も公表は差し控えさせていただきたいと思います。

 ただし、医学上ですね、研究の上で必要というような場合は、そういったところに対して求めに応じて積極的に(情報を)出していきたいというふうに思います。ぜひ他の方に感染させない、自分でうつらない、(感染)回避行動こそが今一番重要でございますので、マスコミの皆さんにもぜひご理解いただきたいというふうに思います。

 さて、県内で新たに1名の陽性が確認されましたので公表させていただきます。新規の事例ではございません。28事例目の濃厚接触者の方で、108人目となります。感染が確認された方、心からお見舞いを申し上げさせていただきます。一日も早く回復されてください。

 昨日は35件の検査がございました。そして、本日14時ごろに判明した5件がございまして、計40件のPCR検査が実施されました。(そのうち)医師から要請のありました新規の検査が18件。こちらは全て陰性でございました。そして、昨日も検査スケジュールを説明させていただきましたが、28事例目の関係が22件ございました。

 まずですね、このBの方、昨日とちょっと相関図が変わってきております。この青いライン(の内側)が学校関係になります。それ以外は学校以外ということになります。昨日の段階で、濃厚接触者の生徒さん13名と同僚職員の方5名は全員陰性が確認されておりました。そして濃厚接触者として、この囲い込みの方々は2週間の自宅待機で、ここで仮に陽性が出てもこの囲い込みの中から拡大することはないということも説明させていただきました。そして学校関係ということで濃厚接触には当たりませんけれども、多少でも接触があった方、例えば同じ教室で席は離れていたとかですね、そういう方々12名(に対象)を拡大して検査をしたところ、全員陰性でございました。これも昨日までの公表のとおりでございます。そして今回はさらにほんの少しすれ違っただけ、そこまで範囲を広げまして、この(濃厚接触者や先ほどの12名の方と比べて)接触がほとんどない方々にも範囲を広げまして検査を実施したところ、こちらの方、18名全員の陰性が確認されました。ということで、このAの方の関係で相関図はできていますけども、この青いところが学校関係。こちらは完全に囲い込みが完了しておりますので、今日(公表するもの)はそれ以外の(学校関係でない)ところでの陽性確認でございますから、まずここを絶対に誤りのないように受け止めていただきたいと思います。そして今治市の、特に学校関係者の皆さん、安心をしていただきたいというふうに思います。もちろん、それぞれがこれからも気を付けて感染回避行動を取っていただくという前提で、日々、日常生活を送っていただきたいというふうに思います。

 そして108人目の方でございます。こちらの(相関図では)、昨日よりも大きく分かりやすく出させていただいています。Aの方の会社の同僚の方々でございます。昨日までですね、1人の方(Cの方)が、こちらは8月9日に陽性が確認されている方でございます。そして、昨日まで無症状だったんですけども、症状が若干出ておられますDの方とそれから残りの3名の方、4名の検査を、潜伏期間の関係もあって昨日実施をいたしました。この3名の方については陰性が確認されました。ただ、残念ながらDの方お一人が陽性確認ということになりました。そこで、これも2回前(8月11日)の記者会見で説明させていただきましたけれども、こちら(パネル「愛媛県内の状況」)の28事例目につきましては、いったん、ここ(相関図のAの職場関係者)の検査次第で、ここ(パネル「愛媛県内の状況」の28事例目)の調査はまた変わってきますと説明させていただきましたが、全員が陰性であったらこのまま黒丸になりますけれども、今回1人(陽性が)出られましたので、事前に申し上げていたとおり、今回ここは白丸にもう一度(接触者特定済みから接触者特定中へ)変更させていただきます。そしてこのDの方の陽性確認を受けまして、速やかに現場では関係者が行動を開始しております。そしてまず、この方(Dの方)ですけれども、ご本人と連絡を取りまして治療内容等を説明させていただいております。ご本人の意向やプライバシーに十分配慮した上で、現段階で把握している情報を公表させていただきます。

 まずAの方ですね、これはご家族が陽性で学校勤務の方ですから、こちら(学校関係者)は囲い込み完了。そしてこちら(Aの職場関係者)に入ってまいります。Cの方についてはお一人、陽性確認されましたけど、同居家族の方は既に陰性が確認され、2週間の自宅待機、健康観察に入っていただいています。そして今回、Dの方ということで、この方につきましては濃厚接触者として、Aの方の陽性が確認された8日以降、この方も既に8日以降2週間、自宅待機、健康観察に入っていただいています。当初8日時点では無症状でありましたが、10日の午前中だけ軽い咳の症状が一時的に現れたそうなんですが、午後にはそれも収まり無症状になられています。その後、ずっと無症状でありましたが、昨日のころからちょっと症状が現れてきてまして、潜伏期間を考慮して昨日検体検査をし、21時ごろに陽性が確認されました。現在の症状は検体採取時ですけれども、37度4分の熱と咳の症状でありまして、既に本日の午前中に県内の指定医療機関に入院をしていただいております。保健所の調査では、このDの方の濃厚接触者として現時点で同居のご家族3名を確認しております。職場関係では、このDの方と濃厚接触の可能性のある方が1名、今回このDの方が陽性確認になりましたのでこの方が入ってまいります。この4名の中には軽い症状のある方もいらっしゃるということで、本日全員検査をする予定としています。なおA、C、Dの勤務先や職場の方々には全面的に調査に協力をいただいております。検査結果を踏まえて迅速に関係者の調査を進めてまいります。また勤務先においては、今回の感染確認を踏まえまして公表を検討中ということで、近々公表されるのではなかろうかというふうに思います。こうしてですね、この事例については今のがこの時点での全体像でありますけれども、心配しているのはまた誤った情報の拡散で、学校関係者は本当にこういうふう(関係者全員陰性という結果)になっていますから、しっかりとそういった情報が届かないとですね、せっかくこちら(学校関係者)の方は安心してこれからも感染回避行動で気を付けようという段階に入ってますから、不安をあおるような結果につながってしまいます。その点十分、マスコミの皆さんもよろしくお願い申し上げたいと思います。ただ心配なのは、やはり無責任なSNS上での投稿でございます。惑わされないように皆さん気を付けてください。

 そして次に29事例目、松前町のアルバイトの方のケースですけれども、この事例では検査は本日になりますので、ご家族4名が濃厚接触者として確認されているところでありますが、今日全員の検査を実施する予定でございます。なおこの時点で4名の方には症状はなし、無症状という連絡が入っております。

 今回(28事例目)の発端は流行拡大地域ではない他県からの感染とみられ、無症状であるAの方から結果として感染が広がるかたちとなりました。無症状でも家庭内や職場内において感染が広がる可能性があるということ、これは全国でも言われていることですが、県内の事例でも明らかになりました。マスクを外して会話をする食事などの会合の場での感染リスクが指摘されております。連日説明しているとおりAさんには全く落ち度はありません。誰もが同じ立場に立つ可能性があるということでございます。このウイルスに対処することの難しさをあらためて示していると思います。

 そして夏休みやお盆期間の間、家族でよくよく帰省等は相談していただきたい。特に高齢者や基礎疾患をお持ちの(方がおられる)ご家庭ではもう一度じっくり相談し、できれば見送ってほしいということを申し上げてまいりましたが、それでもどうしてもという場合があるのも事実だろうと思います。こうした結果ですね、愛媛県外から戻る、また愛媛から感染が広がっている地域へ帰省するなどの方もおられるかもしれません。症状がないから大丈夫ではなく、もしかしたら自分が感染しているかもしれないということで呼び掛けさせていただいておりますのが感染回避行動でございます。「うつらないよう自己防衛」、「うつさないよう周りに配慮」「習慣化しよう3密回避」、これを一人一人が生活の中で実践するという基本に、ぜひこの期間中、いま一度立ち戻って実践していただきたいと思います。特に首都圏、関西圏、大都市から帰省した若い世代の方と過ごす場合は十分に気を付けられてください。無症状、症状が軽いケースも多い傾向があるということが全国でも報道されていますので、高齢者などへ広がることを回避していかなければなりません。(同じ)スペースの共有をしない。3密回避はもちろんですけども、(同じ)スペースの共有をしない、例えば食事のタイミングをずらすなど、それぞれのご家庭で、もしそういったケースがある場合は、ぜひ工夫を凝らしていただきたいと思います。

 医療従事者の皆さんは、お盆休みも関係なく使命感を持って患者さんの治療に当たっていただいております。また、こうした調査は、保健所のメンバーあるいは検査のメンバーがお盆も関係なく対応に当たってまいります。それぞれが専門的な知識を持ち、そして使命感とプロ意識を持って合同の調査をしております。そして判定をしております。そういった方々の行動にぜひ思いをはせていただけたらというふうに思います。以上で今日の発表とさせていただきます。

 

(南海放送)

 新たな感染者Dの方の家族や同僚の方で、軽い症状がある方がいらっしゃるということだが、どういった症状なのか。

 

(知事)

 もう本当に咳とかですね、そのぐらいの軽症です。

 

(テレビ愛媛)

 Dの方は10日に咳の症状が出て、いったんなくなって、昨日また症状が出たということだが、症状が発覚したのは10日からという認識で。

 

(知事)

 いや、そうではないんですね。しかも10日の午前中にちょっとゴホゴホという咳が出て、午後にはもう収まっていたということでした。それで無症状になっているという状態だったそうです。

 

(テレビ愛媛)

 では、県としても昨日から症状が出てきたという認識か。

 

(知事)

 そうですね。厳密に言うといったん収まっていますけども、数時間咳が出たということの記録はあります。

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