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新型コロナウイルスの感染の確認(24事例目および25事例目)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017205 更新日:2020年8月3日 印刷ページ表示

日時:令和2年8月1日(土曜日)15時00分~15時30分

場所:知事会議室

 

 

 

(知事)

 昨日20、21、22、23事例目については囲い込み、そして濃厚接触者の健康観察に入ったということでございましたが、今日は新たな事例2例、感染確認3名の方についての公表をさせていただきたいと思います。新たな二つの事例でございます。3名ですが、このうち2名は同一の感染事例と考えられるため、90人目の方を24事例目。91人目、92人目の方を25事例目とさせていただきます。感染が確認された方、一日も早く回復されることをお祈り申し上げたいと思います。

 なお昨日、記者会見の終了後に16件のPCR検査等を実施し、夜にそのうち3件の陽性者が確認されたものでございます。昨日中にご本人と連絡を取りまして、今後の治療内容等を説明するとともに、保健所の調査への協力を依頼しております。ご本人の意向も踏まえながら、プライバシーに配慮した上で、現在把握している内容について公表を行わせていただきます。

 それではまず、24事例目、90人目の方について説明をいたします。概要でございますが、20代の男性で住所地は松山市。職業は会社員の方でございます。

 現在把握している行動歴、症状、経過等でございますが、7月27日月曜日に喉の違和感、29日水曜日には咳と喉の痛み、そして30日からは発熱、このときは39度3分の発熱があり、倦怠(けんたい)感も現れましたことから、相談センターに連絡の上、帰国者・接触者外来で検体を採取し、昨日31日金曜日の21時ごろPCR検査で陽性が確認されました。現在は、症状はなくなっています。(症状は)ありませんが、医師の判断によりまして、本日13時ごろに県内の指定医療機関に入院をしていただきました。

 この方は、7月22日水曜日から26日の4連休。この間にかけて大阪府に滞在。26日日曜日に大阪から航空機で帰県し、松山空港から自宅までは職場の同僚の方の自家用車で帰宅をされています。なお、航空機内ではマスクを着用していたことが確認されています。大阪府で感染者との接触は、大阪のことですから確認していないため断定することはできませんけれども、症状が現れた時期あるいはこの行動歴からみて、大阪での滞在中に感染した可能性が高いものと考えられます。愛媛県に帰県後、27日月曜日から30日木曜日まで勤務を行っていますが、通勤は自転車で、仕事中も常時マスクを着用しており、感染防止には留意していたと聞いています。松山市保健所の調査では、現時点で濃厚接触者5名を確認しています。内訳は、県内の濃厚接触者として職場の同僚2名。それから県外になりますが、県外の濃厚接触者として友人3名でございます。同居の家族の方はいらっしゃいません。県内の濃厚接触者2名の方は、既に保健所から自宅待機と健康観察を依頼し、受け入れていただいております。本日検体を採取してPCR検査を行うこととしております。結果は今日の夜間に判明予定であり、後日お知らせをいたします。県外の濃厚接触者につきましては、関係する自治体に感染者の情報を提供し、対応を依頼しています。また、念のため松山市から航空会社に協力依頼を行っており、近くにいた乗客の方々の情報を確認中だそうでございます。乗客の方々は濃厚接触者には当たりませんが、保健所から連絡し、健康管理には十分気を付けるよう依頼しており、症状が出た場合にはご連絡をいただき、必要に応じてPCR検査を実施することとしています。引き続き、詳細な行動歴等を確認して、迅速に関係者の特定を進め、囲い込みに注力いたしますので、関係者の皆さんにはご協力をお願いしたいと思います。

 続いて25事例目でございます。91人目、92人目の確認でございますが、感染者の概要ですが、お二人とも20代の男性。住所地は松山市。職業は2人とも学生でございます。なお、2人は同居の家族でございます。こちらの2人、23日木曜日から24日金曜日にかけて大阪府の友人が来県をしていた際に、この方と行動を共にしていました。その大阪の友人のご本人から、7月30日に大阪の検査で陽性が確認されたという連絡があったそうで、これが端緒となりました。

 症状、経過、行動歴でございますが、まず91人目の方、Aの方でございます。7月29日水曜日に発熱。37度6分だったそうです。倦怠感等が現れまして、翌日30日も継続。先ほど申し上げましたように、同日、大阪在住の友人からPCR検査で陽性が確認された旨の連絡を受けたため、すぐに相談センターに連絡をされ、帰国者・接触者外来で検体を採取。昨日31日金曜日の夜21時ごろにPCR検査で陽性が確認されました。この方も現在症状はないそうでありますが、医師の判断により、こちらは本日の10時ごろに県内の指定医療機関に入院をしていただきました。

 この方の行動歴として、症状が現れた29日水曜日の2日前以降、通学等もありません。終日ほぼ自宅で過ごされていたということが確認されています。松山市保健所の調査では、現時点では、濃厚接触者として陽性が確認されたBの方以外、同居のご家族が3名他にいることを確認しており、この3名の方については全員に自宅待機と健康観察を依頼し、受け入れていただいております。同居の方々3名についても、本日検体を採取しPCR検査を行いまして、今日の夜になると思いますが、結果判明予定でございます。結果はまた後日、お知らせをさせていただきます。先ほど申し上げましたとおり、この方は23日木曜日から24日金曜日にかけまして、大阪府から来県していた友人を含め6名で、松山市内において会食等を行うなど、行動を共にしていました。なお、大阪府内の保健所の情報によりますと、この大阪の友人は今回感染が確認された2名よりも、先に発症したということだそうでございます。断定はできませんけれども、この大阪の友人からの感染の可能性が高いと考えられると思います。また、共に会食等を行った友人3名の方々については、松山市保健所が濃厚接触者と判断しまして、現在そのうちの2名とは連絡が取れ、うち1名の検体は採取済みでございます。残りの1名の方も採取予定でございます。残る1名については、現在コンタクトを行っているところでございます。

 次に、同じ事例のもうお一方(ひとかた)、Bの方。92人目の方についてでございます。Aの方と同居されている方でありますが、7月27日月曜日に咳症状。そして、28日に38度の発熱、倦怠感。翌日には発熱に加え、喉の痛みや味覚障害が現れました。Aの方と同様でございます。大阪在住の友人から連絡を受け、相談センターに連絡の上、帰国者・接触者外来で検体を採取。昨日31日金曜日の21時ごろ、PCR検査で陽性が確認されました。現在まだ喉の痛みは残っているそうですが、軽症でございまして、同じく本日10時ごろに県内の指定医療機関に入院をしていただいております。先ほどのAの方はほぼ自宅にいらっしゃったのですが、Bの方は症状が現れた27日月曜日の2日前以降の行動歴として、まず26日日曜日に松山市内の飲食店でアルバイトを行い、翌27日月曜日は通学をされています。28日以降は自宅で療養していたと聞いています。アルバイト先では主に接客業務に従事していましたが、マスクを着用し、人との長時間の接触はないというふうに聞いております。また、手洗いや消毒などの感染防止対策は徹底していたとのことでございます。学校でもマスクを着用するとともに、学校の方針でしょうか席の間隔を空けて着席をし、長時間の会話は行わないなど、感染防止には留意されていたと聞いています。松山市保健所の調査では、現時点では、濃厚接触者として、Aの方の濃厚接触者は先ほど同居の方3名と申し上げましたが、それ以外にアルバイト先の同僚1名を確認しており、先ほどの同居の方も含めて全員に自宅待機と健康観察を依頼し、受け入れていただいております。この方も、本日検体を採取し、PCR検査を行い、本日夜間に結果判明の予定でございます。なお、学校関係は、さらに今、松山市保健所が調査を行っておりまして、接触状況等を確認の上、もし必要であるならば、それに応じて濃厚接触者の認定を行うこととしております。なお、Aの方、Bの方、別々の学校になりますが、在籍されている学校において、この県の会見の後それぞれ公表を行う予定と聞いております。そちらの方を受けていただけたらというふうに思います。引き続き、2人の詳細な行動歴等を確認し、迅速に関係者の特定を進めて、囲い込みに注力をいたしますので、関係者の皆さんのご協力をお願い申し上げたいと思います。

 あらためて県民の皆さんへのお願いを再度させていただきます。昨日、23事例目の囲い込みが完了した旨は冒頭申し上げましたように報告させていただきましたが、その直後、複数の感染事例の発生でございますので、不安を感じている方も多いと思います。しかしながら、今回の2事例につきましても、これまでと同様、事例ごとの感染拡大を抑えるべく、速やかに、丁寧に、関係者の調査、幅広い検査を実施するなど、迅速な囲い込みに取り組んでいくため、県民の皆さんにおかれましては、まずは冷静に正しく恐れるということを心に刻んで受け止めていただきたいと思います。しかしながら、二つの事例ともに県外との往来が関係している事例でございます。これはもう皆さんもお分かりいただけると思います。

 これまでもずっと言い続けてきたことですが、昨日、あらためて夏休み、お盆期間を前に注意事項の実践をお願いさせていただきました。もう一度申し上げます。今回の事例からも明らかなように、まず第一には首都圏、関西圏、感染が拡大している大都市、この帰省については十分に注意をしていただきたいというふうに思います。

 県民の皆さん、今回の事例で分かっていただいたと思います。できればご家族でもう1回帰省について相談をしていただきたい。このことをまずお願い申し上げたいと思います。

 それから二つ目には、県外からもし帰って来られて同窓会等々を計画されている場合、今回の事例を受け止めていただきまして、こうした地域からの参加者が多い場合、延期や中止をぜひ検討いただきたい。

 そして三つめは、夏休み、お盆期間の旅行でございます。首都圏、関西圏、あるいは感染拡大が確認されている大都市への旅行をもし計画されている県民の皆さんがいらっしゃったならば、今からでも間に合います、変更を検討いただきたい。

 繰り返し申し上げます。今年は、県内の旅行や、まだこの段階で感染拡大コントロールできている近隣(の県への旅行)を中心に考えていただきたい。このことをくれぐれもよろしくお願い申し上げます。

 また、県をまたぐ移動の自粛が全国的に要請されていない(という)国の方針でございますので、県外からの来客、こちらは旅行客になりますけども、来県客が増加すると見込まれます。

 今朝、私の方から、道後温泉旅館協同組合の理事長と、愛媛ホテル協会の会長に、団体の関係者の皆さんにお願いしたいということで、既に3回目になりますけども、検温等は実施していただいておりますが、問診票(による健康確認)をやろうということも取り組みの中で実施されているそうなんですけども、本当に具合が悪い場合は、もう即座に(申し出てほしい)ということを、例えばチェックインの時にしっかりと伝えていただきたい。やれることは全て注意喚起していただきたいということを、お二人にお願いをさせていただきました。おそらく今日中に会員の皆さんに指示が下りるのではなかろうかと思います。

 今回の感染者は、いずれも20代の方でございます。全国的にも20代、30代など若い世代の方々の感染が急増しておりますが、絶対に避けなければならないのは、この若年層から高齢者の方々など、重症化リスクの高い層に感染が広がることを阻止しなければなりません。

 先日政府が取りまとめた「飲食店等におけるクラスター発生防止のための総合的取組」におきましても、最近のクラスターが、若年層や学生が集まる会食や合宿等の場などで多く発生していることを踏まえまして、大学等と連携した強い注意喚起の必要性が指摘されているところでございます。

 今回の25事例目も大阪の方が感染源と特定されているわけではありません。場合によっては松山市内の若い世代の間で、感染が広がり始めている可能性も排除はできないと思います。確認が取れているわけではありません。排除はできないということでございます。

 若い世代の方々においては、ご自身の身を守っていただくことはもちろんですが、周りの方々を守るという意識を強く持っていただきまして、夏休み、お盆期間の注意事項の実践を特にお願いをしたいと思います。

 なお、これらの行動注意については、あらためて本日中に、県内の大学、そして専門学校等に県から協力要請を行わせていただきますので、それぞれの学校を通じて、学生たちに対し周知を図っていただきたいと思います。さらに、夏季休業期間中の部活動やゼミ合宿、ボランティア活動等においても、感染が拡大する恐れがあるため、感染回避行動を徹底的に実践していただくとともに、施設を管理する学校や、指導教員の皆さんにも、あらためて感染防止対策の徹底をお願いしたいというふうに思います。

 最後に、接触確認アプリ等の導入についてでありますが、若い世代の方々は、症状が軽いため、感染を自覚できないままに、広範囲での移動や、大人数での会食などを通じて、不特定多数の方に感染させてしまうことが危惧されます。こうしたケースでは、保健所における調査でも、詳細な行動歴や接触者の把握が困難でございます。こういった場合の武器になるのが、国の接触確認アプリ「COCOA(ココア)」や、本県独自の接触確認システム「えひめコロナお知らせネット」ございます。「COCOA」の通知により、早期の検査や感染確認に至る事例も少し出始めているようであります。

 「えひめコロナ知らせネット」は昨日説明させていただいたとおり、イベントや施設でもし陽性者が出た場合には、同じ日にそこにいらっしゃった方に、注意喚起のメールが送られるという仕組みでございます。(「COCOA」とは)違う仕組みでございますので、この二つのツールを併用することにより、感染者の近くにいたこと、そしてもう一つは、感染者と同じ特定の施設等にいたこと、この把握が可能となり、通知を受けた方が相談センターに速やかに連絡することで、保健所の大きな負担軽減にもつながります。それが迅速な濃厚接触者の特定と囲い込みにも結び付いていきます。ぜひ県民の皆さんや事業者の皆さんにおかれては、この二つのシステムのインストールと利用をお願いしたいと思います。

 今後も、それぞれの事例の進捗をはじめ、情報はどんどん発信していきますので、県民の皆さんには、正しく恐れ、適切な感染回避行動を取っていただきたいと思います。なお、今日のお話については、昨日も愛媛県・20市町合同新型コロナウイルス感染症対策本部会議をやりましたけれども、県下20の市町、同じように、それぞれの市民、町民に呼び掛けていただきたいというふうに思います。合言葉は、「うつらないよう自己防衛」、「うつさないよう周りに配慮」、「習慣化しよう3密回避」。これを一人一人が実践していくことが、今まで以上に求められておりますので、徹底をお願いしたいと思います。以上です。

 

(テレビ愛媛)

 今回4連休中での行動によりそういうふうに感染が確認されていることについて、あらためて知事はどのように思っているか。

 

(知事)

 呼び掛けてはいるんですけども強制力があるわけでもないですし、また国全体の方針で都道府県間の移動の自粛は要請されていない。また同時に「Go Toトラベルキャンペーン」も始めるという状況なので、なかなか制限をするのが難しいのでもう呼び掛け続けるしかないなというふうに思っています。ただ、愛媛県内はなんとか踏みとどまってはいますけども、ここ数回の事例でも明らかなように、(ウイルスの)「持ち込み」、「持ち帰り」、これが今後の感染拡大要因になる可能性は高いと思いますので、本当にもう一度、先ほどの帰省をどうするかそれぞれが考えていただきたい。(感染拡大)地域への旅行を計画されているんだったら変更を検討していただきたい。(感染拡大)地域から多くの方々が参加する同窓会などは延期や中止を考えていただきたい。これだけはぜひお願いしたいと思います。

 

(あいテレビ)

 若い世代の感染が確認されていて、現状その県外の往来等について強制力がない中で、昨日沖縄県の方で独自の緊急事態宣言ということもあったが、今後愛媛で感染が拡大したときにそういった可能性というのはいかがか。

 

(知事)

 感染が拡大したときには当然のことながら判断することはあると思いますけども、今はもう本当に注意喚起で踏みとどまっている中でのクラスター対策で抑え込むということが、まだ沖縄と比べますと可能な状態ですので、県民の皆さんにその思いが届くことを信じて、みんなで力を合わせて乗り切って行きたいというふうに思っています。

 

(愛媛新聞)

 25事例目のAさんとBさんだが、これは同居ということで。

 

(知事)

 そうです。

 

(愛媛新聞)

 兄弟か。

 

(知事)

 それはご本人の意向で(お伝えできるのは)同居(まで)ということにさせていただきます。

 

(愛媛新聞)

 学生というのも大学生なのか。

 

(知事)

 後ほど、両方(の学校)から公表があると思いますので、そちらを取材していただけたらというふうに思います。

 

(テレビ愛媛)

 ちょっと確認だが、24事例目の20代男性に関して、これは連休中に大阪府に滞在というのは目的としてはどういったことが。

 

(知事)

 これはご本人の意向で(お伝えできるのは)大阪に行かれていたということ(まで)でとどめさせていただきます。

 

(テレビ愛媛)

 プライベートか仕事かというのも。

 

(知事)

 仕事ではなくてプライベートで。

 

(南海放送)

 25事例目のBの方だが、市内飲食店でアルバイトをされていると。これはお店からの公表というのはどうなのか。

 

(知事)

 今のところ保健所がさらに調査していますけども、濃厚接触に当たるような行動というのが見られないということがありますので、もちろん注意喚起をした上で何かありましたら対応しますけど、今のところその方針はありません。同僚の方も今日検査をやりますので、その結果もまた公表したいと思っています。

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