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新型コロナウイルス感染症に係る23事例目の進捗状況および新しい働き方チャレンジ宣言に関する記者発表の要旨について

ページID:0017204 更新日:2020年8月3日 印刷ページ表示

日時:令和2年7月31日(金曜日)16時00分~16時24分

場所:知事会議室

 

 

 

(知事)

 本日説明させていただく内容は主に2点ありまして、まず23事例目、新居浜市の事例ですけれども、この検査の進捗状況。それから県庁の新しい働き方へのチャレンジについてでございます。

 まず検査状況ですけれども、昨日は医師からの要請がありました新規が29件ございましたが、全部陰性が確認されました。そして本日、先ほど14時に判明した検査では、前々からお話していたとおり、この23事例目の濃厚接触者2名については、潜伏期間の関係で31日に検査を実施すると申し上げてまいりましたけれども、その結果および医師からの要請のあったものが別に新規12件、合計14件が実施されまして、全てが陰性であることが確認されました。この検査結果を受けまして、23事例目を整理しますと、保健所の調査で確認されました濃厚接触者は7名でございましたが、うち同僚5名は先日28日の検査で既に陰性が確認されたことを発表させていただきました。その他の生活上で接触あった方2名も陰性となりましたので、7名全ての陰性が確認され、その結果、こちら(「愛媛県内の状況」パネルの23事例目の関係者調査とPCR検査の欄)が赤丸(接触者特定済み、検査完了)になるということになります。その後の保健所の調査でも、新たな関係者は確認されておりません。そこで今回23事例目の関係者の調査およびPCR検査は、一応今日終了したということで赤丸になっていますけれども、これでこの23事例目につきましては、囲い込みができたことになります。ただし、残っているのが濃厚接触者7名の方の2週間の自宅待機、そして健康観察でございますので、これが終了すれば事例としても終了ということになります。

 また、この10日間で確認されました4事例については、今の23事例と同様に、全て調査と検査が終了しておりまして、濃厚接触者の健康観察を残すのみとなっております。濃厚接触者は、全員自宅待機をしていただいております。そのことでこの4事例からの感染拡大の可能性は極めて低いと考えられますので、まずは県民の皆さん、ご安心をいただきたいと思います。

 これまでの県内での感染状況をあらためて説明させていただきます。7月に入りまして、宇和島市および今治市での初めての陽性が確認され、松山市で3名、新居浜市でも1名の陽性者が確認されました。4市で4事例が発生しましたが、個々の事例ごとに迅速に囲い込みを進め、現在のところ、県内での感染拡大は食い止めることができていると思います。ただし、今治市と松山市の21、22事例は感染経路が推定できていないことから、特に地域の皆さん、引き続き日常の感染予防には細心の注意を払っていただきたいというふうに思います。

 そこで、7月に入っての状況になりますが、国内ではご案内のように、多くの感染者が確認されるようになっています。特に、昨日は1日で最多となります1,300人を超える陽性者が確認され、今日も東京都は460人を超えるという公表がなされたところであります。こうやってみますと、とりわけ首都圏および関西圏をはじめ大都市圏、これは愛知も入ります。福岡もあります。ここが非常に際立っていますので、こういった大都市圏を中心に感染者が急拡大しているという状況にあります。29日にはご案内のとおり、これまで感染者がいなかった岩手県でも感染が確認されるなど、だいたい1日で見てみますと、感染者ゼロの県が9県ぐらいという状況が続いていまして、これは9県の中身も変わっていますけども、40県近くで毎日感染者が発表されているという状況でございます。

 こういった状況の中で、明日から8月に入ります。夏季休暇が本格的に始まりますので、県民の皆さんへの夏休み・お盆期間の注意事項。愛媛県、今何とか踏みとどまっていますので、再度お願いさせていただきたいと思います。他県では20代、30代など若い世代の方々で感染が拡大した後に、高齢者など他の世代へ感染が広がっていく傾向が見られます。愛媛県ではいまだに感染が広がっている状況ではありませんが、特に若い世代の方々は症状が軽く感染を自覚しない場合も多いので、若い方々はくれぐれも気を付けて行動をしていただきたいと思います。

 そこで注意事項でございますが、まず第一に、首都圏・関西圏、これ大都市も含めてということでございます。先ほどパネルで示したように大都市圏が非常に多くなっていますので、こういったところへの帰省注意、行き来の注意でございます。まず、重症化リスクが高い高齢者や基礎疾患のある方が県内のご家族にいらっしゃる場合、特にこの身内の方々の帰省等については注意をしていただきたいと思います。例えば、今回は感染拡大地域からの帰省は控えるとか、あるいは電話やオンラインを活用して対話をすることにとどめようとか、感染リスク回避についていま一度ご家族で相談をしていただきたい。(先ほど説明した)全国の状況を見て判断をしていただきたいというふうに思います。どうしてもという場合もあるでしょう。帰省された場合には健康観察、体調管理には十分気を付けていただきまして、少しでも発熱や咳などの症状がある場合は、人との接触は避けていただきたいというふうに思います。そして、ためらわずに相談センターに連絡をいただきたいと思います。

 また、事業者の方々でございます。旅行、これは県民の皆さんに等しく言えることですけども、先ほどの首都圏を中心とする大都市部への旅行も慎重にしていただきたいと思いますし、出張ですね、これは本当に行くか行かないかも検討していただきたいと思います。会議もオンライン会議ができるのであれば、そちらに切り替えていただくこともぜひ事業者の皆さんは検討願いたいと思います。

 二つ目は県外の旧友たちとの会合の注意でございます。今、全国では都道府県の往来が制限されているわけではありません。そういう中で遠方から来られる方もいらっしゃると思います。多くの人が集まるのが、例えば同窓会でありますけども、同窓会の開催をどうするのか、中止や延期も含めて考えていただきたいと思いますし、そういった方々が参加するカラオケなんかは特に感染のリスクが高いというふうに思っていただけたらと思います。大人数の集まりは3密になりやすいので、特に、県外から多くの方が参加される場合は注意が必要でございます。それでも(これはあくまでも)お願いですから、開催される場合もあるでしょう。その場合は少なくとも症状がある方は参加しない。そしてまた、症状がある方が参加しないように、前もってあらかじめ確認は絶対していただきたい。そして会食等は向かい合って大声などを出さないと。ここだけはもう、最低限のコロナ禍における活動のマナーということでお願いできたらと思います。

 そして三つ目でございます。旅行でございますが、愛媛県では徐々にということを県の方針として打ち出させていただきました。先ほどのように、地方においても散発的な陽性確認がありますが、それぞれ、地域の状況を調べていますと、クラスター(の発生)で人数は多めになっているけれどもコントロールができているというような確認も取れておりますので、四国、中国それから航路のある大分、(そこに隣接する)宮崎を対象に県の割引キャンペーンをやっておりますが、こういったことも参考にしながら、今回はこちら(四国、中国、大分、宮崎)の方に行く時も気を付けながら、県内や近隣への旅行を中心にお考えいただきたいというふうに思います。旅行先ではこまめな手指の消毒を実施する、マスクを着用する、ソーシャルディスタンスを意識する、換気の悪い場所にはとどまらない。こういったことに注意を払っていただきたいというふうに思います。また、事業者の方々もやむを得ない首都圏等々への出張がある場合は、特に夜の繁華街、キャバクラ、ガールズバー、ホストクラブ等ですね、こちらには立ち寄らない。そして最近の傾向は飲食店での感染が報告されるようになっていますので、こういった大都市部における飲食店は特段の注意を払う必要が出てきているのではないかと思いますので、出張時等々にはご注意をいただきたいというふうに思います。これらの事項を県民の皆さんそれぞれに実施していただきまして、せっかく今踏ん張っていますので、新型コロナの拡大を何とか食い止めたいと考えております。呼び掛けにつきましては県ホームページに県民の皆さんへの書簡ということで、速やかにアップさせていただきますと同時に、関係団体には書面で通知させていただきますので、一読をお願いしたいというふうに思います。

 誹謗(ひぼう)中傷について少し触れさせていただきます。特に今回、県外の方が感染者の周囲やその地域に対して、誹謗中傷する情報の発信が多く見られます。また同じ地域内でも感染者探しみたいなことをしたり、あるいは政治的な思惑のあるような投稿も見られます。本当にそういったことがかえって混乱を招くことにつながる、感染拡大に、逆に一役も二役も買ってしまっているという、これは投稿する方々にも自覚をしていただきたいと思いますし、読まれた方はそういうものだというふうなもので受け止めて、惑わされないようにしていただきたいというふうに思います。感染者の方々がどういう思いで過ごされているのか、想像力を働かせていただきまして、思いやりのあるいたわりの声をぜひ掛けていただきたいというふうに思います。また、「敵はウイルス」で、感染された方は本当に交通事故にあったようなものだと思います。誰しもがその可能性があるという状況にあるわけでありますので、それぞれ自身が感染回避行動、できることを考えるということが極めて重要です。

 また、マスコミの皆さんにもお願いなんですが、陽性確認された方が勤務する事業者が社会的責任等を踏まえて、県の発表に併せて自ら感染を公表されるケースがございます。ただ、この報道のされ方によって、事業者が間違った批判を受けたり、感染者を特定しようとする動き、あれもそうじゃないか、あれもそうじゃないか、あれもそうじゃないかというような、不安をあおるような動き、こういったことにつながる可能性もありますので、報道に当たりましてはぜひ十分な注意を払っていただけたらというふうに思いますので、お願いしたいと思います。

 次に、新しい働き方チャレンジ宣言でございます。このたびデジタル技術を活用したスマートな愛媛県庁を目指して、「新しい働き方チャレンジ宣言」を行うこととしましたので、公表させていただきます。

 資料の1ページになります。社会全体でデジタル技術の活用が急速に進む中で、コロナを契機として、国民の生活様式が大きく変貌してきています。第1波の収束後、首都圏ではテレワーク等の働き方が一時拡大しましたが、これを従来型の勤務に戻すという報道もございますけれども、本県では新しい働き方のスタイルを構築していくこと、これを思い切ってチャレンジしていきたいというふうに思っています。第一に「先駆的なデジタル技術の導入」、第二に「デジタルシフトの加速」、第三に「デジタルシフトの深化」というコンセプトで進めてまいります。この三つのイノベーションによる「新しい働き方」へのチャレンジを宣言させていただきたいと思います。

 2ページになります。県では今年3月に働きがいと働きやすさの両立した職場づくりを基本理念とする、働き方改革指針を策定しまして、誰かが変えてくれるではなくて自らが変えていく、これをスローガンに最新IT技術の積極的な活用、総務系事務の集約化・外部委託化による事業の効率化に取り組んでいるところでございます。さらに、今回の宣言を機に、デジタル技術を活用しまして、まず第一に、先ほど申し上げました、先駆的なデジタル技術の導入によりまして、県庁のスマートオフィス化を進めて行政運営がスマートに。二つ目のテレワーク等のデジタルシフトの加速により、地域へ出向く機会の拡大、そしてまた、時間の有効活用が可能となりますので、働き方が柔軟になる。そして、三つ目にはデジタルシフトの深化でございますけども、電子申請やAI総合案内サービスを導入しまして、県民サービスが身近に、便利にという、愛媛オリジナルのスマート県庁へ転換を目指していきたいというふうに思います。

 3ページをご覧ください。具体的には老朽化した第二別館の建て替えを見据えまして、ここだけではありません、できるところから順次行っていくということなんですが、スマートオフィス化を早期に確立することとし、働き方改革に取り組む行革分権課の執務室、あるいは本館ドーム会議室、こういったところのスマートオフィス化への転換をできるだけ早く行っていきたいと思います。それから庁内のネットワークの無線LAN化、また、Web会議環境の増強を進めるとともに、現場起点や職員一人一人に応じた働き方の拡大、また災害時の対応力強化を図るため、テレワーク端末の増強を図ってまいります。そして、既存の端末を活用できるLTEルーターの整備などに取り組む予算を早速計上させていただきたいというふうに思います。

 全国知事会でも、WEB会議形式により行われまして、その参加の様子はマスコミの皆様もご覧いただいたと思いますが、今後は、県庁内においても、私自らもこうしたオンラインでの会議をより効果的に活用したいと思います。また、営業本部をはじめ、県庁職員が民間企業や市町職員の方々などとのオンラインでの打ち合わせを行う機会も、可能なところからどんどん増やしていきたいというふうに思います。また、デジタルシフトは災害時の対応力強化や県民の皆さんへの行政サービスの向上に結び付くようにしたいと思います。

 こうしたことを含め、今後、愛媛県庁が率先して新しい働き方にチャレンジし、愛媛オリジナルのスマート県庁への転換を図ることによって、県内の市町のデジタルシフトや民間企業の働き方改革の機運の醸成にもつなげていきたいというふうに思います。以上です。

 

(南海放送)

 本格的な夏休みに明日以降入るということになるが、知事も注意を呼び掛けられたように、やはり今年は例年とはちょっと、いつもとは違う夏になるという認識か。

 

(知事)

 そうですね。地域によっても感染状況が違うので、それぞれの地域ごとの呼び掛けや対応が重要になってきてるというふうに思っています。特に愛媛県では散発的な事例が確認されましたけれども、早期に囲い込みができていますので、今の段階では拡大するという状況にはありませんが、やはり夏休みに入ると人の移動というのは全国での都道府県をまたぐ移動が制限されているわけではありませんから、それはある程度起こっていくことを前提に考えていかなければならないと思っています。そこでできることは帰省や同窓会や出張や県民の皆さんの旅行先であるとかは、できるだけ感染リスクを減らすためには、こういったことをどうしたらいいかということを事例で呼び掛けてお願いするということが、この段階で大事ではないかなというふうに思っています。

 

(あいテレビ)

 東京をはじめ大都市圏での感染拡大に歯止めがかからない状況だが、あらためて県として水際対策により一層力を入れたりとかそういったあたりはいかがか。

 

(知事)

 本当にこの水際対策、先ほど申し上げましたように、都道府県間の移動が制限されているわけではない中で、やれることを考えていかなければなりませんので、例えば、7月に入ってすぐに検温を空港で再開したりしていますけども、熱が出てる場合は感染力が高い時期ですから重要なんですけども、無症状は検温ではカバーしきれないところもあるんで完璧ではないんですね。ですから、玄関口がある程度分かっていますから、そこで県外から来られる方へ常に注意喚起、「体調悪かったらここに連絡してください」、「外に出ないでください」等々の啓発をしつこく続けていくことが必要であるということ。それからもう一点は、事業者ごとにガイドラインというものが発表されていますので、県としても、特に県外から来られる方々と接する機会が多い業種のところには、さらなる注意を呼び掛けていますので、事業者の皆さんもこうした工夫、取り組みを強めていたただきたいなというふうに思っています。

 

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