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新型コロナウイルスの感染の確認(12事例目・13事例目)等に関する記者発表の要旨について

ページID:0017156 更新日:2020年4月14日 印刷ページ表示

日時:令和2年4月10日(金曜日)11時00分~11時23分

場所:知事会議室

 

 

(知事)

 それでは、県内で新たに27人目、28人目となる2名の新型コロナウイルスの感染者が確認されましたので、公表をさせていただきます。

 また、表(愛媛県内の状況)について、昨日4事例目が健康観察終了いたしましたので、1から3のくくりに移行させていただいております。

 2名とも愛南町在住の方でございまして、女性1名、これが12事例目となります。それから別途、同じく愛南町、男性1名、13事例目の感染が確認されました。

 この2人の接点および10事例目の愛南町の感染者との関連は、現時点では不明でございまして、調査中でございます。

 まず感染が確認された方に対して、心からお見舞いを申し上げさせていただきます。本当に気を付けられて、一日も早いご回復をお祈り申し上げたいと思います。

 検査結果が判明したのは、昨日9日の夕方16時ぐらいでございます。ご本人に連絡し、今後の治療内容等を説明させていただきますとともに、今後の保健所の調査にご協力をいただくこと、また、プライバシーに配慮した上で感染の事実を公表することにご理解をいただいておりますので、本日公表を行うものでございます。

 まず12事例目の愛南町関係、愛南町では3事例目の感染者の概要であります。

 感染が確認されましたのは60代の女性でございまして、住所地は愛南町、職業は自営業でございます。次に、症状・経過・行動歴でありますが、現在把握している内容をお知らせいたします。この方は4月6日に38度4分の発熱があり、4月7日には嗅覚異常も現れ、その後も症状が続くため、4月8日に帰国者・接触者外来を受診して検体を採取。昨日、4月9日16時ぐらいでしたが、PCR検査で陽性が確認されたものでございます。現在、ご本人の症状は、熱は37度5分で、咳と倦怠(けんたい)感がありますが、軽症であり、本日、県内の感染症指定医療機関に入院予定でございます。

 ご本人は、3月23日から31日までの間に、高知県宿毛市を数回訪れており、本人への聞き取りでは不特定多数との接触が生じる可能性がある集客施設を、発症前に数日訪れたとのことでありますが、ただこれをもって感染源であるかどうかは特定できておりません。さらに詳しい行動歴は現在調査中であり、高知県の保健所とも連携して感染源の調査を行っていきたいと思います。

 また、現時点で、濃厚接触者は同居人1人を把握しています。この同居人の方は、体調不良ではなく、症状はないですが、自宅待機および健康観察を要請して受け入れていただいています。それ以外の濃厚接触者については、現在調査中でございます。

 なお、接客を伴う仕事であるものの、発熱の症状が出る前日の4月5日からは、職場には出ていない。たまたまその日は休みであったということもありまして、間が空いております。そうしたことは聞いております。

 また、発症後は受診以外では外出しておられないということで、受診時はマスクを着用し、自家用車で移動しているということでございます。

 次に13事例目の愛南町関係。愛南町で4事例目でございますが、概要でございます。感染が確認されたのは60代男性でございます。住所地は愛南町で、職業は個人の特定につながる可能性があるため、差し控えさせていただきます。症状・経過・行動歴でございますが、この方は4月3日に発熱。37度2分の症状が現れ、翌日4日には38度4分まで熱が上がり、4月6日に医療機関を受診。その後も発熱が続くため、4月8日に帰国者・接触者外来を受診して、検体を採取いたしまして、昨日4月9日にPCR検査で陽性が確認されたものでございます。

 現在、ご本人の症状は、熱は39度4分で倦怠(けんたい)感がありますが、軽症であり、本日、県内の感染症指定医療機関に入院をする予定でございます。この方も発症後は受診以外では外出はされておりません。受診時はマスクを着用し、同じく自家用車で移動していたそうです。ご本人はこの2週間、町外には出ておらず、また、お仕事も屋外と聞いておりますが、詳しい行動歴は現在調査中でございます。また、現時点での濃厚接触者は同居のご家族2名を把握しており、お二人とも自宅待機および健康観察を要請しています。それ以外の濃厚接触者につきましては、現在調査中でありますが、昨日の時点では、接触者で体調不良の方はいないということでございます。

 このお二人の方について公表させていただきますが、いずれも愛南町でございまして、愛南町では先の10事例目と今回の二つの事例により、この1週間で4名の方の感染が確認されました。また隣接する高知県宿毛市でも感染確認が続いておりまして、愛南町と宿毛市の一体的な生活圏において感染が拡大していると考えざるを得ません。現時点では相互の関連性は確認されておりませんが、これらの地域では、これまで以上に厳重な警戒が必要と判断します。

 高知県では昨日新たに10名の感染が判明するなど、感染者が急増しておりまして、浜田知事が「緊急事態宣言の対象の一歩手前である」という危機感を示されました。昨日、高知県民に対して、日中も含めた不要不急の外出の自粛。感染者の多い地域、高知市・宿毛市との往来自粛などの対応を呼び掛けられました。特に、感染確認が相次いでいる高知市と宿毛市の住民や通勤者には、より対応を徹底するよう昨日求めておりますので、本県においても、宿毛市と隣接し、感染者の発生が続く愛南町では、特定はできませんけれども、高知県の方との会食や宿毛市に訪問したというような行動履歴もありますんで、同様の危機感を持って、感染拡大を防ぐ必要があると判断します。

 具体的には、愛南町に居住する方や愛南町で勤務する方については、高知県と同様に、日中も含めた不要不急の外出の自粛。高知県の感染者が多い地域、高知市・宿毛市との不要不急の往来の自粛。つまり仕事や日常生活に支障がない限り、ご自宅で過ごしていただくことを強く要請させていただきたいと思います。

 同様に高知県の方々には、愛南町についても幡多地域と一体として考えていただき、往来の自粛を行っていただきたい旨、先ほど高知県知事にも電話をいたしまして、お伝えをさせていただいたところでございます。

 ただし、人との接触を控え基本的に自宅で過ごしていただく以外、パニックになる必要はございません。不安になって医療機関に殺到したり、買い物に押し寄せたりすると、そこで感染が拡大してしまう恐れもございます。愛南町の方々には、ご家族とともに、あるいはお一人でゆったりと、生活を少し穏やかに過ごしていただく気持ちを持って、一人一人が落ち着いて対応していただければ感染は防げますので、ぜひよろしくお願い申し上げたいと思います。

 さらに愛南町の周辺の方々には、愛南町および宿毛市への不要不急の往来を自粛していただけたらと思います。プライベートや仕事上、これらの地域に行かなければ目的を果たせないという場合以外は、他の地域で目的を果たす。例えば、買い物や飲食等、そういったことを求めさせていただきます。

 昨日申し上げましたように、県内の感染者数が、現状程度で推移するか、緊急事態宣言が出された都府県のように拡大していくかは、県民の皆さんのこれからの行動にかかっておりますので、先ほど申し上げました点を、高知県と同様、これもいつまでという目安を出す必要があると思いますので、今月26日、日曜日まで徹底していただきますようによろしくお願いいたしたいと思います。

 なお、こうした呼び掛けに伴いまして、愛南町に所在する公園施設、須の川の県管理キャンプ場などについては、原則として閉鎖をいたします。この件に関しては、詳細は、後ほど担当課の方から皆さんにお知らせをさせていただきたいと思います。

 次に先日から、方針をお伝えしておりました、学校の関係でございます。

 愛南町で別に1人でも感染者が出れば、休業というようなことを申し上げてまいりましたが、高知県宿毛市、愛南町という生活圏において感染が広がっている懸念があるため、南宇和高等学校については、来週13日月曜日から24日金曜日まで当面2週間、再度臨時休業といたします。生徒や保護者の皆さんには何よりも生徒の安全や健康確保を最優先に考えて行うものであることをご理解いただき、ご協力をお願いしたいと思います。

 なお、休業中の学習および生活の留意事項等について、幸い同校は一昨日8日に入学式と始業式を実施し、新しい担任と生徒の顔合わせや今年度の目標共有等ができております。

 県教育委員会には、今後学校現場において、学習相談や心のケアをしっかりと行なって、臨時休業に伴う学習の遅れ等については、学校再開後、平常時の放課後や夏季休業中に補習や個別指導を行うなど、丁寧に対応するよう要請をいたします。

 最後に隣接する宇和島地域など、他の地域の県立学校の児童生徒や保護者の皆さんには、感染の危険はないか不安に感じられる方もおられると思いますが、愛南町の皆さんには不要不急の外出自粛や感染者が多い地域、高知市・宿毛市への往来自粛をお願いするなど、感染拡大リスクを低減する措置を講じていることを受け止めていただきたいと思います。

 県ではかねてより申し上げているとおり、常に地域ごとの感染状況を注視しながら学校再開を判断しており、生徒の安全を守るために必要と認めた場合には、今回のように速やかに即時に休業措置も含めた対応を判断することとしておりますので、ご理解いただきたいと思います。まさに「あわてることなく冷静に」、「本質を見極め的確に」、そして「変化には迅速に」対応するというふうな方針に沿って、きめ細かく対応を続けていきたいと思います。以上です。

 

(愛媛新聞)

 愛南町の方に外出自粛するのは、この1週間で4人の方の感染が確認されて、相次いでいるからということか。

 

(知事)

 それとですね、これまでと違って高知との接点はあるんですけれども、感染源が特定できているわけではないということですね。

 

(NHK)

 4月26日、日曜日まで徹底してほしいということだが、その26日にしたという目安というのは2週間とか。

 

(知事)

 そうです。2週間ということです。はい。

 

(NHK)

 そこで感染が広がらなければ。

 

(知事)

 そうですね。そうやって徹底していただいて、封じ込めの見込みが立てば緩めていきますけども、その時点でまだ収まってないという場合は延長ということになろうかと思います。

 

(NHK)

 あと、この13事例目について、12事例目は宿毛市の施設ということにつながるのではないかと推測されるが、13事例目の場合は町外に出てないということで市中感染の可能性もあるのか。

 

(知事)

 ゼロとは言えないと思います。あらゆる可能性があると思います。こうしたような不明な場合があるので、最大限の対応をお願いするということでございます。

 

(朝日新聞)

 12事例目の方の宿毛市の施設というのは、例えば、スポーツジムのような接触不可避の感染に考えられるような場所なのか、それともショッピングモールのような近くに人がいたことで感染したということが考えられるような場所なのか。

 

(知事)

 1箇所ではないので。私どもも宿毛市の状況は分かりませんので、どこにどういう施設があるかってのも不明なんで規模も分かりませんから、当然のことながら、それは宿毛市とやり取りしながら追っかけていくしかないんで、今の段階では、細かいことは申し上げることができません。

 

(朝日新聞)

 複数の施設ということか。

 

(知事)

 そうですね。複数です。

 

(愛媛新聞)

 複数の集客施設ということか。

 

(知事)

 はい。

 

(あいテレビ)

 12例目の方と13例目の方だが、12例目と13例目の接点はあるのか。

 

(知事)

 今のところ確認できていません。

 

(あいテレビ)

 12例目の方の、同居人ということだが、これはご家族ということ。

 

(知事)

 同居人でございます。これも本人の聞き取りで同居人ということでございましたので、そのまま使わせていただきます。

 

(NHK)

 それは13例目も同居人ということ、12、13 例目も。

 

(知事)

 13例目はご家族です。はい。

 

(愛媛新聞)

 13例目の職業非公表ということだが、これは本人からの希望というよりも、特定されるような。

 

(八矢副知事)

 それも含めて非公表です。

 

(愛媛新聞)

 本人の意向かどうかも。

 

(八矢副知事)

 それも含めて非公表とさせていただいております。

 

(愛媛新聞)

 その方は医療関係者とか、そういう介護とか福祉とかそういう関係者ではないと。

 

(八矢副知事)

 それも含めてすみません。非公表ということに。

 

(NHK)

 ちょっと別件だが、新居浜の方で運送業の家族とかそういう方について、南予の方でも同じようなことがあったが、これに対する受け止めと対応というのは何かあるか。

 

(知事)

 そうですね、現場も最大の注意を払おうということで、いろんな対応を考えたのですけども、その辺は残念なことに意図を超える判断ではなかったかなというふうに思っています。残念だと思います。ただ、速やかにこれは改善する必要ありということで、昨日、県教委の方から徹底する通知を出していますので、今後はこういうことは起こらないと思っています。

 

(南海放送)

 男性の方について、職業非公表で屋外のお仕事だということだが、人との接触具合はどうか。

 

(知事)

 まあ屋外ですから、ここはまだ聞き取りのさなかですけどもこれは確定、確証もありません。ただ、換気の心配もないですし、距離もあるでしょうし。その点は屋内での事務とはちょっと状況は違うのかなというふうには想像できますが、念のため一つ一つ丁寧にしっかりと調査をしていきたいと思っています。

 

(南海放送)

 あと往来自粛を要請するだとか日に日に段階は変わってきている、ステージは変わってきているのかと思うが、その辺、知事の考えは。

 

(知事)

 そうですね、どういう状況が生まれるかは日々日々変化していきますので大事なことは、その最新の情報を常にキャッチをしながら調査をし、そして必要と判断したものはもう速やかに実行に移すと。それが封じ込めにつながるという考えでやってきておりますので、今回ももう速やかにやる。次の段階からずっと構えていましたので、一人でも愛南町で出た場合は、もう無条件に南宇和高校は閉鎖するとか、そういう事前の段階からあらゆる地域で準備をし、そして情報をしっかりとキャッチをし、調査をすると。この姿勢を崩さずに頑張っていきたいと思っています。

 

(朝日新聞)

 昨日今後PCR検査について、基本的には症状のある方を対象にということだったが、今回13事例目の男性の方は、まだ感染源が分からないということで、この場合は症状がなくでも検査をするということか。

 

(知事)

 はい。この場合は、まさに特定できない状況が続く場合は濃厚接触者と考えられる人たちの検体検査を行います。

 

(愛媛新聞)

 12事例目の方々の関係者に関してはどうか。

 

(知事)

 これもそう。同様です。

 

(健康衛生局長)

 接触者の調査の中で、発症の前に接触された方の中で感染源と疑われるような場合がもしあれば、その方についてはお願いをして検査をすることになる場合があると考えています。

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