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新型コロナウイルス感染(県内7事例目)の確認に関する記者発表の要旨について

ページID:0017145 更新日:2020年4月3日 印刷ページ表示

日時:令和2年4月2日(木曜日)9時00分~9時20分

場所:知事会議室

 

 

 

 

(知事)

 昨日の夜の10時過ぎに、また別症例の陽性確認がありましたので、それも含めて発表させていただきたいと思います。

 ご案内のとおり、いろいろな陽性確認がされていますけれども、大切なことは、例えば、症例のパターンで言うと、今回が7例目になると思いますけれども、最初の1例目から3例目までの方々につきましては、既に入院後の健康観察も終了しておりますので、ここからの濃厚接触者全員の陰性は確認が取れてますから、3例目までにつきましては、ここから感染が広がるということはもうほとんど考えられないという状況になっています。4例目は京都の関係ですけども、こちらも濃厚接触者あるいはそれ以外のバスの運転士さんも含めて、陰性を確認しておりますし、4例目の方はもう少しで健康観察期間を終了しますので、1例目から3例目と同じではありませんけども、ここから拡大するということは、ほぼ考えにくいというふうに思っております。そのため、4例目から7例目も同じように、一つ一つ出た時に、速やかに対応して、そこからの拡大を封じ込めると、これを繰り返していくということが大事だろうというふうに考えています。かつ、ほとんどがまだ全て確定ではないですけども、県外から持ち込まれた可能性が高いというのは、これまで発表してきた経過で、皆さんも受け止めていただいていると思います。そのため、(感染拡大を防ぐべく)水際対策を行っておりますが、これが非常に大事であるということは間違いないと考えておりますので、ぜひご協力をいただきたいと思います。

 ということで、おととい申し上げたとおり、人数等の(数字に)目を奪われて混乱するのではなく、一つ一つのパターンの情報を的確に受け止めていただき、冷静に行動するというのが極めて大事だろうと思います。そのために、今日はあえてこのパネルを用意させていただきましたけれども、これは県のホームページのトップページになります。この場でお話ししている記者会見の模様は、当日のうちにアップしており、トップページの「新型コロナウイルス関連知事記者会見」のところに、県の最新情報として、タイムリーにアップデートされていますので、県のホームページを情報入手手段として活用していただけたらと思います。また、「知事メッセージ」については、都度都度状況が変わっていく中で、(皆さんへの)要請・お願い関係が記載されています。この段階では、こういうことを注意してほしいといったことを発表ごとに速やかに掲載していきますので、トップページにある「記者会見」と「知事メッセージ」については、ぜひ、皆さんにお伝えしていただけたら幸いに思っております。

 それともう一つはですね、実は、今から発表する事例は、昨日の夜10時過ぎに判明したものでございます。これまでは深夜であろうが、いろんな情報収集に当たって、できるだけ早くということをやってきたつもりですが、県職員の体調面、職員の人数も限られていること、それから(陽性判明が)深夜帯になった時の相手方への配慮も必要と判断しまして、夜の10時過ぎにその日の最終の(検査)結果が出るんですけども、そうしたケースにつきましては、(相手方に対し)連絡・入院等の必要なことについては行いますけども、行動パターンの把握などは翌朝にさせていただきたいと思います。件数が増えてくると、限られた人数であるため職員の体調の方も気にしなければならないと考えていますので、その点、ぜひご理解いただきたいと思います。

 さて、県内で新たに2名の新型コロナウイルスの感染者が確認されましたので公表させていただきます。2名の方は松前町在住の方でございます。後ほど申し上げますように、詳細は現在確認中でございますので、まずは皆さんに速やかにお伝えする趣旨で、今回発表するものでございます。昨日の夜の10時過ぎの確認でございますので限界がございます。

まずは、感染が確認されたお二人に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。一日も早い回復をお祈りしたいと思います。

 今回の事例は、先日発表した集団感染事例の県内5事例目、それから、集団感染とは別の松山市の事例の県内6例目、どちらとも別のケースと考えられます。検査結果が判明したのは、昨日の夜10時過ぎでございます。ご本人に連絡をして、今後の治療内容等を説明させていただきますとともに、保健所の調査にご協力いただくこと、また、プライバシーに配慮した上で、感染の事実を公表することにご理解をいただいておりますので、本日、公表を行わせていただきます。2名の詳細な行動歴、濃厚接触者等については、現在調査中でありまして、全容を把握できている訳ではありません。ただし、職場の消毒は既に行われておりまして、自宅は本日実施することとなっております。

 感染者の概要でありますが、感染が確認されたのは、30代男性1名、40代女性1名の合計2名でございます。お二人はご夫婦で、住所地は松前町でございます。

 次に、現在把握できている症状・経過・行動歴等についてですが、3月22日から25日までの間、アメリカ在住の友人が自宅に泊まられています。22日には、この友人を含む9名の方と自宅で会食をしたと聞いています。

 ご夫婦とも、3月27日に発熱の症状が現れたそうでございます。お二人とも、発症日の2週間前までの間に海外への渡航や県外への移動はないということでございます。

 まず、男性でありますが、27日に38度の発熱と咳、息苦しいとの症状があり、A医療機関を受診されました。26日から28日は、職場に出勤されています。ただし、不特定多数の人と接する仕事ではないそうでございます。27日に症状が出て以降、職場でマスクを着用されておられます。30日には、B医療機関も受診しています。4月1日にも症状が改善せず、39.4度の発熱があったことからB医療機関を再度受診されました。肺炎の像が確認されたため、この医療機関の医師が「帰国者・接触者相談センター」に相談しました。その後、「帰国者・接触者外来」を受診して検体を採取。PCR検査で陽性が確認されたものでございます。

 この方は、昨日4月1日、夜10時過ぎの確認でありましたけれども、県内の感染症指定医療機関へ入院されています。

 次に、女性でございますが、男性と同じく、27日に39度台の発熱、咳、鼻づまりの症状があり、お二人で一緒にA医療機関を受診されました。30日には、嗅覚異常が現れたそうです。4月1日、男性に付き添い帰国者・接触者外来に来院しましたが、医師の判断でお二人とも検体を採取。PCR検査の結果、陽性であることが確認されたものであります。4月1日の時点では、若干症状が改善されていたということだったそうなんですが、その後、またちょっと(症状が出ている)というような状態であります。なお、女性は男性よりも症状が軽かったこともあり、昨日は入院されていないんですが、今日、感染症指定医療機関に入院していただきました。なお、お二人のさらに詳しい行動歴は、現在調査中でございます。

 また、現時点で濃厚接触者は、ご夫婦と同居のご家族1名を把握しておりまして、自宅待機および健康観察を要請しております。それ以外の濃厚接触者については、現在調査中でございますので判明次第、またご報告をさせていただきたいと思います。

 次に、県内5例目について、集団感染事例の残りの濃厚接触者2名の検査結果が出ました。お二人とも陰性が確認されたことを報告させていただきます。

 また、県内6例目、松山市の70代の男性の方の濃厚接触者関係についてです。3月31日、この方は陽性が確認されていますが、集団感染とは別ルートの感染者については、濃厚接触者8名ということでございますが、そのうちの6名のPCR検査を行いました。結果はいずれも陰性でございました。残る2名については症状がまだ出ていないということで、健康観察および自宅待機の協力を得ており、今後必要に応じてPCR検査を実施すると松山市より聞いています。

 ご案内のとおり、濃厚接触者のPCR検査は、義務ではありませんので、要請ということになります。

 今回の新たな感染者2名について、詳細な感染源は調査中でありますが、これまで同様、県外からもたらされた可能性が高いと考えています。

 先日来、県民の皆様にお願いしているとおり、水際対策が極めて重要で、もう一度繰り返し、3点について、ご留意をお願いしたいと思います。

 一点目は、感染が拡大している首都圏や関西方面などへの出張や旅行は、やむを得ない場合を除き、できる限り自粛をお願いしたいと思います。

 二点目は、やむを得ずこれらの地域を訪問する場合には、不特定多数との接触をできるだけ避けていただきまして、愛媛に戻った後は、基本的な感染予防や、体調不良の場合の外出の自粛をお願いしたいと思います。

 三点目は、感染拡大地域に居住し、現時点で既に愛媛に戻っている方も、「もしかしたら感染しているかもしれない」との意識の下、2週間は不特定多数との接触を控えていただきたい、近い距離で人と話すのを避けていただきたいなど、感染予防のための意識を、県外、特に首都圏または関西圏は非常に厳しい状況にあるのはニュースでご案内のとおりですので、行かれた方は、そのあたりを十分に意識していただいて行動をしていただきますよう、心からお願いを申し上げたいと思います。

 今後も首都圏の感染状況や、人事異動、それから進学や就職等で人の移動が激しい時期でありますので、関係する企業、団体、学校を含めて、やれるだけの対応をしていただきますようお願い申し上げたいと思います。

 冒頭で申し上げた(県のホームページの)パネルについてですが、最新の情報が(県のホームページに)掲載されているということを、お知りおきいただければと思います。

 また、今後、集中すべきものは5事例から7事例までの状況把握と対応だと考えておりますので、全力を尽くしていきたいと思います。以上です。

 

(愛媛新聞)

 このお二人は、今のところ軽症ということか。

 

(知事)

 39度の熱はあるが意識がある場合は、軽症です。国の基準だと思いますが、人工呼吸器等の場合は重症となりますので、熱の度合いで重症、軽症ということにはなっていないということです。

 

(愛媛新聞)

 アメリカ在住の友人の方は、お一人という認識でいいか。

 

(知事)

 1人です。

 

(愛媛新聞)

 この方が、ウイルスに感染していたかどうか。

 

(知事)

 分かりません。この辺が難しいケースなんですが、例えば、アメリカ在住の方だけではないんですけど、県外の保健所に連絡をした時に、各保健所の判断となりますので、症状が出ていない場合、何もしないというケースもある。この方が感染源かどうかは分かりませんが、もしそうであったのならば、これは国全体で考えるべき課題になってくるのかなと思います。

 

(あいテレビ)

 アメリカ在住の友人はアメリカ人か。

 

(八矢副知事)

 アメリカに居住しているというだけで、国籍までは分かりません。

 

(テレビ愛媛)

 感染されたご夫婦は日本人か。

 

(知事)

 日本人です。

 

(あいテレビ)

 友人の9人ですが、これは県外の方か。県内の方か。

 

(知事)

 全員の確認は取れていません。今、確認が取れている方々は県内の方です。全員の確認はまだ取れていません。

 

(愛媛新聞)

 22日の自宅での友人との会食について、9人のうちの1人がアメリカの友人の方、自宅で会食ということだが、ご夫婦とご家族お一人、全部で12人で会食をしたということか。

 

(知事)

 そうです。

 

(南海放送)

 確認だが、濃厚接触者1人の方はご夫婦のお子さんか。

 

(八矢副知事)

 この時点では濃厚接触者です。濃厚接触者の検査結果が、陰性か陽性かも分かりませんので、お答えできません。

 

(南海放送)

 もう1件。県外からもたらされた可能性というような話があるが、そう言える理由について聞きたい。

 

(知事)

 ご夫婦自体が、さっき申し上げましたように県外にも出られてませんし、それから海外にも行かれてない。ただ、なぜ特定出来ないかというと会食の中の方にひょっとしたらという可能性もありますので、今の段階では確定できないということです。ですから、例えば、会食をされて県内にいらっしゃる方の検体が入手できて、それが全部陰性であるならば、この時点で県外からというのは確定できると思います。

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