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RSウイルス感染症の流行状況(2022/2023シーズン)

ページID:0006812 更新日:2023年6月23日 印刷ページ表示

 2023年第23週以降の発生状況は「RSウイルス感染症の流行状況(2023/2024シーズン)」をご覧ください。

2022/2023シーズンの動向(2022年第23週から2023年第22週)

 RSウイルス感染症は、以前は冬季に報告数のピークがみられ夏季は報告数が少ない状況が続いていましたが、2011/2012シーズン以降は7月頃から増加傾向がみられていました。2020/2021シーズンは一年を通じて流行せず、2021/2022シーズンは新型コロナウイルス感染症流行前に比べて早く6月中旬から流行が始まり、2003年の報告開始以来最大の流行となりました。

 2022/2023シーズンは6月から報告数が増加し、第29週(7月下旬)に定点当たり報告数5.2人と、ピークがみられなかった2020年を除く過去5シーズンで最も低いピークを迎えた後(過去4シーズンのピーク:5.5~10.3人)、12月までだらだらと報告が続きました。1月上旬には一旦減少したものの1月下旬からは再び報告がみられ始め、第15週(4月中旬)からは増加傾向にあります。

 県全体の累積定点あたり報告数は70.4人で、例年と同程度の発生規模でした(過去5シーズン平均:53.6人)。

 保健所別の累積定点当たり報告数は、今治保健所が152.0人と最も多く、次いで西条保健所102.0人、四国中央保健所65.7人、中予保健所58.5人、八幡浜保健所49.0人、松山市保健所48.2人、宇和島保健所18.8人の順でした。6月下旬から今治保健所、松山市保健所、八幡浜保健所で報告数が増加し、その後四国中央保健所、中予保健所、西条保健所と地域が入れ替わりながら報告が続きました。11月下旬には一旦減少したものの、12月には西条保健所で小規模な流行がみられました。1月下旬以降は今治保健所で報告数が多い状況が続き、5月上旬には今治保健所以外の保健所でも報告数が増加し始めました。

 年齢別みると新型コロナウイルス感染症流行前の過去5シーズン(2015/2016~2019/2020シーズン。以下「平年」という。)に比べて、1歳以下の患者が占める割合が44.4%と減少し(平年:61.3~66.3%(平均62.8%))、2~5歳の患者が占める割合が53.4%と増加しました(平年:32.0~37.4%(平均35.7%))。

RSウイルス感染症の患者発生状況 2023年第4週(1月23日から1月29日)

 県内の定点当たり報告数は、第3週0.2人、第4週0.2人と横ばいで推移しています。地域別にみると西条保健所、今治保健所で報告がありました。

 この疾患は、発熱や鼻汁、咳など軽いかぜ様症状がみられますが、生後6か月未満の乳児が感染すると、細気管支炎や肺炎等の重篤な症状を起こすことがあるため、乳幼児がいるご家庭や保育園などの集団生活では、特に注意が必要です。

 感染予防のため、日常的に乳児に接する方で咳等の症状がある場合はマスクを着用し可能な限り乳児との接触を避けましょう。

 子どもたちが日常的に触れるドアノブ、手すり、おもちゃなどはこまめにアルコール又は塩素系の消毒剤等で消毒し、液体せっけんと流水による手洗いを励行しましょう。

 乳幼児に激しい咳、痰が絡んだ咳や息苦しそうな様子がみられたら、早めに医療機関を受診してください。

【咳エチケット】

  • 他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。マスクがない時は、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。
  • 鼻汁・痰などを含んだティッシュは、すぐにゴミ箱に捨てましょう。
RSウイルス感染症 定点当たり患者報告数の推移
区分 愛媛県 保健所別(各保健所の管轄市町
四国中央 西条 今治 松山市 中予 八幡浜 宇和島

定点当たり患者報告数

4週

0.2人

  0.2人 1.0人        

3週

0.2人

0.7人 0.7人          

2週

0.2人

  1.2人          

報告がない場合は空欄となっています。

県内 週別発生動向(過去5シーズンとの比較)の画像

県内 保健所別発生動向 (2022年6月以降)の画像

各保健所の管轄市町

県内年齢区分別発生動向(2022年6月以降)の画像

(参考)全国週別発生動向(過去5シーズンとの比較)の画像

RSウイルス感染症とは

病原体

 RSウイルスの感染によって発生する呼吸器感染症です。

症状等

 発熱や鼻水、咳などの上気道炎症状が2、3日続いた後、肺炎症状を引き起こして重症化する場合があります。潜伏期間は4、5日であり、その後発症して1週間から10日程度症状が続きます。

 生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の児がRSウイルスに少なくとも1度は感染し、その後再感染する場合もあります。新生児、乳幼児や免疫の弱った方が重症化しやすく、年長児や成人では重症化することはあまりありませんが、感染源となるので注意が必要です。

感染経路

 原因ウイルスが鼻やのどの分泌物に排出され、それらが付着した手指や物(ドアノブ、手すり、おもちゃなど)を介して感染する接触感染や、咳やくしゃみなどによる飛沫感染が中心です。

予防方法

 接触感染を防ぐため、外出後や食事の前など、液体せっけんを使用したこまめな手洗いを励行しましょう。年長児や成人は、感染しても症状が軽いため、知らないうちに乳幼児への感染源となっている場合があります。特に乳幼児がいるご家庭や、保育園などの集団生活では、手洗い、咳エチケットなどを励行してください。また、ドアノブ、手すり、おもちゃなど、手が触れる場所の消毒(アルコール消毒など)も有効です。


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