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えひめの生物多様性パートナーシップの推進について
愛媛県では、平成29年2月に策定しました「第2次生物多様性えひめ戦略」に基づき、生物多様性の保全とその持続可能な利用による自然との共生社会を目指して、取り組みを推進しているところです。
現在、県内では様々な市民団体等が自然環境の保全活動(希少野生動植物の保護、生物多様性上重要な地域の保全、外来種の駆除等)を続けていますが、個々の取組みでは、活動資金やマンパワーの面などで限界もあり、今後、積極的な活動を展開するには、企業などの皆様の力が必要となっています。
また、企業などの皆様の中には、「事業活動、経営における生物多様性との関わりが分からない」、「実際にどうすればいいのか分からない」、「地域で生物多様性保全活動に取り組みたい」など様々な想いがあるかと思います。取り組みには、業種や会社の規模、本社・支店・事業所・工場を問いませんので、少しでもご興味がございましたらご連絡ください。
企業などの皆様と生物多様性とは
企業などの皆様は、生物多様性の保全と持続可能な利用に積極的に取り組むことで、短期・長期的なリスクを回避・低減し、チャンスを獲得することができます。
企業などの皆様への期待
生物多様性との関わり方は、事業者の特性や規模によって異なりますが、全ての事業者が関わりを持っています。事業者ごとの生物多様性への影響の強さを踏まえ、積極的に取組みを推進することが望まれます。
また、事業者は利潤の追求などの経済的主体であると同時に、社会の一員として、既存の基金への寄付や職員のボランティア活動、NPO等が行う生物多様性保全活動への支援を行うなど、社会貢献活動が求められています。
【参考文献】生物多様性民間参画ガイドライン(第2版)(2017,環境省)
このようなことから、今回、生物多様性に係るWEB研修用資料やリーフレットを公開させていただきましたので、今後の生物多様性などへの取組みにぜひご活用してください。
生物多様性パートナーシップ協定とは
愛媛県では、生物多様性の保全活動に関心を持つ企業と、県事業趣旨に即した保全活動を行う団体とのマッチングを図るなどの「生物多様性パートナーシップ推進事業」に取組んでいますので、企業の皆様には、当事業に参画いただきますようお願いいたします。生物多様性パートナーシップ協定を結ぶことで、協働で取組む保全活動の内容、支援内容等を文書化ができます。県は協定締結以降も、協定事項の進捗管理等をサポートするほか、広報活動を通じて保全活動の実績などをPRいたします。
企業などの皆様が保全活動に参画するメリット
- 人材育成として活用
社員研修や学生実習の一環として自然保護等の社会活動に関わることは、企業や学校等の人材育成に繋がります。 - 地域に欠かせない存在に
企業や学校等が地域の保全活動に寄与することは、CSR活動になるだけでなく、地域に欠かせない存在になるチャンスです。 - 県も積極的にアピール
パートナーシップ協定を締結した企業や学校等は、県のHPに掲載するなど、自然環境の保全に取り組む団体として積極的にアピールして参ります。
えひめの生物多様性パートナーシップ協定
第1号!KNT-CTえひめの生物多様性パートナーシップ協定
- KNT-CTホールディングス(株)
- KNT-CTパートナーズ会四国連合会
- 自然保護協会