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「まじめえひめプロジェクト」の新たなプロモーションに関する記者発表の要旨

ページID:0016912 更新日:2020年1月23日 印刷ページ表示

 【記者発表資料】

 

 日時:令和2年1月22日(水曜日)

 13時30分から13時52分

 場所:知事会議室

 

(知事)

 県では、発信する情報の訴求力を高め、全国における本県の認知度を向上させるためのPR戦略として、昨年4月に統一コンセプト「まじめ」を発表し、県内外でプロモーション活動を展開しているところです。統一コンセプトは、いわば百貨店の包装紙のようなもので、包装紙を一目見ただけでどこの百貨店で購入したのか分かり、中身の素晴らしさまでも推し量ることができるように、愛媛の魅力を「まじめ」という包装紙で包むことで、まじめな愛媛県人が丁寧に作っている良質なもの、まじめにおもてなしをしてくれる魅力的な場所として認識をされ、そして物産販売や観光交流、移住促進などの施策効果をさらに高めることができるものと考えています。

 また以前から申し上げてまいりましたが、統一コンセプト「まじめ」によるブランディングは、4、5年程度の時間を要するものであり、「認知を得る」「共感を得る」「定着させる」というステップを踏みながら、地道にプロモーションを継続していくことが必要であると思います。

 このため第1ステージとしては、まずは、本県が「まじめ」をコンセプトに取り組んでいるという基本的なことを県内外に広く認知していただくため、「まじめ会議動画」やインパクトのある人気アニメ「進撃の巨人」とのコラボレーション企画を実施し、また続いてプロジェクトへの幅広い共感を醸成するために、県民の方々に多数出演していただく「まじめえひめ動画」、こちらは毎週金曜日に公開アップしているところです。

 これらの取り組みにより、徐々に「まじめえひめ」の認知が高まりつつある中、さらなる共感を得るために、このたび第2ステージとして、よりテーマを絞った企画を展開することにより、皆さんに分かりやすく本県のまじめな魅力を届けることといたしました。

 特に、今年は、7月、8月には東京オリンピック・パラリンピックがあります。そしてその直後の9月には、日本スポーツマスターズの全国大会が愛媛県で開催されるなど、国内でスポーツ熱が高まる絶好のタイミングと捉えまして、本日からスポーツをテーマに本県のまじめな魅力を発信していくこととしました。

 まず、3月末まではスポーツを「支える」「応援する」という視点で、県内において熱い思いをもって競技者を裏側から支えている、普段あまりスポットが当たることがない方々にスポットを当てて、まじめのイメージを訴求するとともに、愛媛のスポーツ文化の魅力、スポーツで地域活性化に取り組む姿勢を全国に発信することで、今回のプロジェクトへの共感を高めていきたいと思います。また、スポーツを「支える」「応援する」魅力を、分かりやすく身近に感じ取っていただくために、県内のジュニアスポーツ指導者や、競技用義肢の製作者、スポーツボランティアの養成者等へのインタビュー映像を組み合わせたコンセプト動画を制作いたしましたので、まず流させていただきたいと思います。

<コンセプト動画「スポーツ×まじめえひめ」の放映>

 動画視聴の容易さを考慮し、1分半という短い時間に収めた結果が、ご覧いただいたとおり、ごくごく一部の方々の出演となっていますが、当然のことながらスポーツを支える活動をされている方はこの他にも大勢いらっしゃいますので、プロモーションの中で可能な限り広く紹介をしていきたいなというふうに思っています。

 また、第2ステージでの進行に合わせ、まじめえひめ公式ウェブサイトでも、今回のテーマであるスポーツをイメージしたものに更新しておりまして、スポーツにテーマを絞った狙い、「スポーツ立県えひめ」の取り組みの紹介、先ほどご覧いただいた動画の掲載、動画で取り上げさせていただいた方々の紹介などのコンテンツを盛り込んでいるところでございます。

 さらに、お手元に配布させていただきました資料のとおり、普段はあまり表舞台に出てこないけれども、さまざまな分野でまじめに頑張っている、陰に隠れた県民や団体の方々を顕彰し、その活動を応援するため、プロモーションの一環として「まじめえひめ賞」を新たに創設しまして、テーマごとに候補者を募集して、プロデューサー等による選考を経て授与することといたしました。いろんな顕彰制度がありますけれども、比較的こうした陰になってなかなか表に出てこない方々が表彰されるケースが非常に少ない、でも実はそこに大きな価値がありますので、そういった方々に光を当てて広く紹介していくようなことにつながればなと思っています。

 今回はスポーツを裏側で支えている方々を対象に候補者を募集する予定でございまして、あらためてお知らせさせていただきますので、自薦、他薦を問わず、ぜひ奮ってご応募いただけたらというふうに思っています。

 また民間企業からも、本プロジェクトの趣旨に賛同し、ぜひ応援したいという声もいただいておりますので、今回のスポーツ関係はもとより、幅広い分野において本プロジェクトに共感し、応援していただける企業等を「まじめえひめ応援隊」として募る予定であり、こちらもあらためてお知らせさせていただきますので、マスコミの皆さん、広報・周知にぜひご協力いただけたら幸いでございます。

 なお、今回のスポーツをテーマとした企画は、本県でスポーツマスターズが開催される9月まで継続的に展開していきたいというふうに思います。スタートは「支える」「応援する」で行いますが、4月以降は「する」「見る」こちらの方も含めて、スポーツをテーマに「まじめ」をコンセプトとした多角的なプロモーションを実施したいと考えており、オリンピック・パラリンピックおよびその事前合宿、日本スポーツマスターズ愛媛大会、こうしたところにフォーカスしながら、本県のスポーツ文化と「まじめ」を組み合わせた魅力や情報の発信に取り組んでいきたいと思います。

 冒頭申し上げましたとおり、まじめえひめプロジェクトは本県のブランディングの取り組みであり、今回のスポーツ企画以降も、多様なテーマで継続的にプロモーションを展開することとしており、「まじめ」というキーワードで常に愛媛を想起してもらえるよう、今後ともプロモーションに注力をし、まだ知られていない本県のさまざまな魅力を、「まじめ」を使って全国にしっかりと届けて実需の創出につなげていくことで、地域の活性化にも結びつけていきたいというふうに思います。

 以上です。

(南海放送)

 今回のスポーツに関しての動画は、だいたい9月末ぐらいまで何本ぐらい考えているか。

(知事)

 はい、事務方から。

(企画振興部長)

 この動画は1本だけですけど、県民が作った動画ということで、別のことは考えております。

(南海放送)

 4月からは、「する」とか「見る」とかで、県民の中から募集するということか。

(知事)

 そうですね。

(南海放送)

 「まじめえひめ賞」を創設することについて、これまでもスポーツ関係では、「愛顔(えがお)のえひめ文化・スポーツ賞」などもあるが、そのあたりとの位置付けというか、違いはあるのか。

(知事)

 どちらかというと、これまでの賞は、全国大会で優秀な成績を収められたアスリートが中心、あるいは文化でも全国的な大会で上位に入賞した方々が対象になっていますので、もちろんご本人の努力、結果が一番なんですけども、実はそこに至るまでには「支える」「支援する」方々の力も当然あるわけで、こうした方々にスポットというのはなかなか当たらないものだと思うんですね。何もこれはスポーツ関係だけでなく、まちづくりにおいても、かつて松山市長時代もそれはいつも考えていたことなんですが、実は市制110周年の時に、当時市役所で議論して、市の10周年単位の事業の区切りの年には、表彰を幅広くやっていたんですが、ほとんどが肩書きのある方々を中心に、ほとんどというか全部ですね、表彰をするというような、日本全体の表彰制度もそういう傾向が強いので、実は無名の、特定の地域や特定の分野で、本当に拍手を送りたいような活動を、長年にわたって地道に取り組んで来られた方々がたくさんいるんで、当時、そういう方々を地域ごとに拾いあげて、110周年の時だったと思いますけど、特別表彰をしようということで、例えば、旧中島町で使い古しの布を集めて、手ぬぐいや雑巾を使って毎年小学校に寄付をし続けていたおばあちゃんとかですね、そういう方々を表彰の対象にしたんですよ。できれば、決して日本の社会の中において表彰されることのないような素晴らしい活動、こういったところにこの賞が生かせないかなというふうに思っています。

(南海放送)

 受賞者の人数は割と多めになりそうか。

(知事)

 そうですね、当然審査の方々にもんでもらって決めていくという過程は踏んでいくと思いますけども、むしろそういう方々が自薦でということは少なかったんですね。他薦でかなりこういう人がいるんだよっていう情報が、当時市民の中からかなり寄せられて、それで審査したって経緯があるんで、そんなふうになればいいんじゃないかなと思っています。松山市は、その後は続いてないんじゃないかな、もうやってないかもしれないですね。

(あいテレビ)

 この9か月で認知度をアップさせられたということだが、知事自身、「まじめえひめ」というのはどのくらいの認知度が取れたと思うか。

(知事)

 そうですね、ともかくよく「愛知」に間違えられる悔しさを県民の皆さんも経験されたことがある方も多いと思いますし、私もそういう場面を幾度か見ていますから、やっぱり知名度を上げるというのは何事もそうですけども、認知を得るというのは、大変時間と労力がかかると思います。そういう意味ではいろんな角度で情報発信し続けたことによって、動画のアクセス数が。アクセス数ちょっと分かる。

(企画振興部長)

 県民動画が170万回です。

(知事)

 170万回に達していますので、通常、地方公共団体がこの手の動画をアップして1万超えれば大成功と言われる中で、大変大きな数字がはじき出されているので、それはそれなりに全国1億2千万人という訳にいかないですけども、取り組まない段階と今を比べると、知名度が上がったのではないかなというふうに思っていますけども。

(あいテレビ)

 会議の動画でいろいろな意見があったと思うが、そのあたりはどう考えているか。

(知事)

 別にいろんな意見があっていいと思いますし、むしろそういったことで再生回数もドンと上がったというのもまた認知度アップにはつながるんで、プロモーションとしてはいいんじゃないかなというふうに思いますね。

(あいテレビ)

 170万回というのは、毎週アップしている動画のことか。

(知事)

 そう。個人が映った動画。それから「まじめ会議」が12万回ですね。これも1万で成功といわれる中で12万というのは、テレビでも取り上げていただいたところからグッと上がりましたので。

(南海放送)

 テーマを絞ってということだが、スポーツ以外で知事が考えているテーマ・分野というのはあるのか。

(知事)

 これから考えます。それぞれいろんな意見があると思いますんで。いろんな意見があると思いますんで。

(愛媛新聞)

 「まじめえひめ賞」は常設の賞になっていくのか。

(知事)

 できればそうしたいですね。本当に方向性をまだ今この段階で打ち出しただけなんで、おそらく、今申し上げた考え方の基本はご賛同いただけるんではなかろうかと思いますんで、それが毎年なのか、例えば何年に一回なのか、それもまた含めてですね、議論していきたいなというふうに思っています。

(愛媛新聞)

 「まじめ」とスポーツが合わさることで、あらためて具体的に愛媛の認知がどんなふうに上がっていくと考えているか。

(知事)

 本当に、そもそもおちまさとさんに、愛媛県をどう売り込んでいったらいいかアイデアが欲しいと(私が)言った時に、愛媛県を歩き回ってたどり着いたコンセプトがこれじゃないかなということのアドバイスをいただいて、かつ、これが使えるのはたぶん愛媛県だけかなと。それはやっぱりポンジュースの宣伝のイメージが、歴史的に年輪を積み重ねてきていますので、愛媛だとフィットするということもあるんで、しかもそのコンセプトがどっちの面から考えても、さっき申し上げたように、例えば、物を作るということになれば「まじめ」というのは非常に良いイメージですし、観光のおもてなしということからいっても非常に良いイメージなんで、ある意味ではこれを前向きに、そして時にはポジティブに捉えながら、イメージを作っていくというのはいいことではないかなというふうには今でも思っています。

(愛媛新聞)

 スポーツとの関連性でいうと。

(知事)

 そうですね、どの分野でも愛媛県の本当に今まで僕もこの仕事をさせていただいて、例えば国体の時でもですね、あれだけのおもてなしがなぜ築けるんだろうかっていったら、やっぱりどこかしらに県民性があるのかなと。その県民性というのは、恐らく歴史や気候やいろんなところから育まれてきていると思うんですけども、確かにまじめな県民性がなせる技なのかなというふうに思っているんで、特に国体の時には一番それを感じていました。なぜかというと、「えひめ国体」の前後にいろんな国体を見てきたんですが、あれだけの体制が組めたところが見当たらなかったんですね。そういったところで国体の余韻もまだ残っていますし、何よりもオリパラ、さらには日本スポーツマスターズがあるんで、これもまたいい機会かなということでタイムリーにいけるテーマではないかなと思っています。

(スポーツメディアonyourmark)

 今の話に付随して、マスターズのある9月まで、このまじめえひめプロジェクトをされるということだが、元々愛媛県は自転車を中心にすごくスポーツが盛んな県という印象が強く付いていると思うが、オリンピック、マスターズ後の2021年以降もスポーツ立県というか、スポーツを軸とした県というような動きをしていくということか。

(知事)

 もちろんそうですね。例えばですね、もうずいぶん前からこういった方向性は考えてきた経緯があるんですけども、国体の後に、障害者のスポーツの全国大会がありました。その時にどこの県もこれまでは障害者のスポーツの用具ですね、全国大会が終わったらもう使うことがないんで、ほとんどレンタルしていたようなんですよ。しかし、愛媛県はあえて購入を選びました。それはこれが終わった後も幅広く障害者スポーツも含めて取り組んでいくという、予算を通じたメッセージだと思っていただけたらいいんではないかなと思うんですけども、その分無駄なことは一切しなかったんですね。新しい建物を建てるとか、ハードに必要以上にお金をかけるということはしないで、既存の施設の改修を中心に、ましてはもう一個、一番典型的なのがプールだったと思うんですが、国体対応のプールというのは非常に(規格が)厳しかったんですね。深さが2mなきゃいけないと。それは終わった後維持していくのは大変だというんで、再利用しようと考えたんですね。ところが水深2m級のプールを再利用するところがない中で、1mであれば(活用しよう)というところが出てきたんで、あえて素材を当初のグラスファイバーからステンレスに変更して、成型をして、今、内子町の町営プールに転用しているんです。

 そういうところで削るものは削りながら、浮いたお金を例えば障害者のスポーツ用品の器具を、ここはお金を投入するとか、いろいろ考えながらやってきましたんで、今後とも大きな県と比較したら財政力は弱いかもしれませんが、身の丈にあった取り組みが精いっぱいかもしれませんけども、その中で知恵を絞ってスポーツに対する情熱を失わずに取り組みを進めていきたいと思っています。

 なお、スポーツへの全面切り替えは、4月以降になります。これまでの動画も、並行して3月いっぱいまでは継続していく予定にしております。

 以上です。

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