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平成27年度重要施策提案・要望に関する記者発表の要旨について

ページID:0004449 更新日:2014年5月23日 印刷ページ表示

【記者発表資料】

 

日時 26年5月22(木曜日)

(記者発表)11時03分~11時17分

場所 知事会議室

 

 (知事)

平成27年度政府予算の概算要求に向けて、本県重要施策の提案・要望項目を取りまとめましたので発表させていただきます。

 今回の提案・要望では、本県が直面する政策課題を中心に厳選し、防災・減災対策や社会資本整備の促進などの重要課題とともに、日豪EPA等の情勢も踏まえた農林水産業対策の強化を求めていきたいと考えています。

特に緊急課題であるキウイフルーツかいよう病対策については、強く求めていきたいと思います。

 項目数は、お手元の資料1のとおり47項目、前年度も47項目でしたが、このうち「新規」が6項目、一部変更追加した「一部新規」が14項目となっています。

 47項目のうち27項目を最重点項目として、直接、私が関係省庁に要望し、その他は各部局長から要望を行うことといたしたいと思います。

 最重点項目の主旨は、資料2のとおり。主なものを申し上げますと、1ページの2「公共施設等の耐震化等の促進」、これは一部新規に入りますが、これは学校施設の耐震化に対する財政支援の拡充や、国直轄の松山空港滑走路の耐震工事の促進のほか、災害時の対応拠点となる医療施設の耐震化や災害医療対策、警察施設の耐震化の促進を求めるものでございます。

 3ページの5「四国への新幹線の導入」は、四国新幹線・四国横断新幹線の整備計画への格上げに向けた調査の実施のほか、フリーゲージトレインの実用化の推進と在来線の整備促進を求めていくものであります。

 4ページの6「南海トラフ巨大地震対策の推進」、これも一部新規でありますが、地震・津波対策を推進するための財政支援措置の充実や、広域的な防災対策の推進のほか、消防団員の確保に向け、勤務地の広域化に対応した活動環境の早急な整備を求めるものでございます。

 7の「伊方発電所の安全対策の強化等」、一部新規でございますが、新規制基準に基づく厳正かつ的確な審査及び確認結果の説明責任の履行を求めるとともに、原子力規制委員会の独立性等の確保と、地方公共団体等の外部意見に対する真摯な対応などを求めるものでございます。

 7ページの12「キウイフルーツかいよう病対策の強化」、新規になりますが、先般、緊急要望を行わせていただきまして、国から前向きな回答をいただいているところでありますが、被害が拡大している現状を踏まえ、重ねて、本県において全国で初めて確認された「キウイフルーツかいよう病Psa3型」について、被害を最小限に食い止めるとともに、被害農家の生産活動の継続を確保するための、早急な支援対策の強化を求めるものでございます。

 13の「果樹経営支援対策の充実・強化」、一部新規になりますが、これは果実の価格安定が確保できる新しい加工対策の実施や収入保険制度の早期実現などを求めるものでございます。

 14の「主伐・再造林対策と森林整備加速化・林業再生基金事業の拡充・強化」、新規でございますが、愛媛県でも「林業躍進プロジェクト」を立ち上げておりますが、その中で重視しているのが再造林でございますけれども、再造林等における森林所有者負担の軽減対策を継続するため、造林事業の国補助率の向上や森林整備加速化・林業再生基金事業の拡充・延長などを求めるものとなっております。

 8ページの15「畜産農家の経営安定対策の強化」、新規でございますが、畜産・酪農経営が国際情勢に左右されず、中長期的に経営を見通せるよう、経営安定対策の拡充や飼料自給率向上のための事業要件の緩和などを求めるものでございます。

 9ページの19でありますが、「高規格幹線道路等の整備促進」、一部新規になります。こちらは、災害に強く、地域の活性化や産業振興の基盤となる道路ネットワークを形成するため、津島道路、今治・小松自動車道、大洲・八幡浜自動車道の整備促進と、未着手区間である、四国8の字ネットワークの「仮称・内海IC~高知県境」や「仮称・大洲西道路」の早期事業化を求めるものでございます。

 10ページの24でありますが、「松山港、東予港など主要港湾の整備促進」、一部新規でございます。こちらは、松山港の国際物流ターミナル、東予港の複合一貫輸送ターミナル及び東予港の西条第1防波堤等の整備促進を求めるものであり、今回、新たに松山港の2基目のガントリークレーンや東予港複合一貫輸送ターミナルに関連する臨港道路や緑地の整備促進を求めるものでございます。

 11ページの26「国民体育大会の開催に向けた支援」は、3年後のえひめ国体に向け、大会関連の施設整備等に対し国の財政支援の充実を求めるもの、などでございます。

 本提案・要望については、5月27日、28日の予定で、省庁への要望活動が行えるよう日程調整を今、行っております。

 なお、各要望項目の詳細については、後ほど担当課からレクチャーをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。

 

(愛媛新聞)

 キウイフルーツに関して、前回の会見のときよりも品種、エリアも拡大しているが、現状をどのように受け止めているか。

  

(知事)

 日本で初めて確認されたものでありますから、ともかく被害の拡大を食い止めるというものを第一に、全て動いていかなければならないと思っております。その結果として、今、休みをおして、関係者が伐採作業に当たっておりますし、また、農協の方でも日々新たなものが出てきているかどうかの確認作業を続けております。確認された所については、本当に断腸の思いだと思いますけれでも、健康な木も含めて、園地全部の伐採というものを生産者にご理解いただかなければできませんので、こうした話し合いを続けて、その面においては、関係者全てのご協力とチームワークで作業そのものはしっかりと進めることができていると思います。ただ、これからも新たに発見されるかどうか分かりませんけれども、もうこれ以上広がらないことを日々願っていますけれども、ともかく、拡大を防ぐというふうなことにいささかも変更はありません。

同時に国の方も事態の重要性を受け止めていただいているところで、今日も報道でありましたけれども、昨日の国会で林農林水産大臣の方から、対応について前向きな答弁があったところですが、ただ、まだまだ詳細の方はよく分かりませんので、特に同一品種への植え替えにつきましては、ちょっとはっきりとした答弁内容になっておりませんから、この辺りも地方の声として届け続けていきたいと思います。また、25日には、先般、要望をさせていただいた政務官が来県をし、現場を視察する予定でありますので、より一層事態の問題の大きさというものを理解していただいて、国の対応につながっていくのではないかと期待しています。

 

(愛媛新聞)

 伐採をした方への支援の中で、この、資料2の7ページの上の3項目が農家への支援になると思うが、実際切った部分への支援はどうするのか。

 

(知事)

 切ったところというのは、共済という制度がなかったこともあって、本来だったら共済制度があって、保険に入って、こういった事態が起こった時に10アール当たりいくらとかいう補償制度があるんですけれども、その共済制度の対象外であったということで、こうした対策がありません。そこで、今できることといえば、伐採に係る費用を速やかに県単でバックアップするということが一つと、それから、今後、この共済制度の中にキウイを組み込んでいくということ、それから、これは今後の対策ですけれでも、先ほど言った同一品種、非常に収入がいい品種でありますから、同一品種の植え替えについて、認めていただくことによって、多少ですけれども補償が出てくるようになります。もう一つは、無利子融資であるとかですね。いろいろな資金面でのこうした収入がない時期での支え、こういったものを全て組み合わせながら考えていきたいというふうに思っています。なお、同一品種の植え替えについては、かつて雪害でぶどうが1回だけ認められたことがありますので、可能性がゼロではないと思っております。

 

(愛媛新聞)

 その無収益期間の支援が出たとしても、本来、通常、健康な木を切らなかった場合に得られる収入と比べると微々たるものだと思うが、その辺についてはどう考えているのか。

 

(知事)

 それは県だけで考えるものではないと思っていますので、農協等も含めてどんな対策があるかとか積み上げていかないといけないと思ってますが、この段階で何をするということでは、まだ固まっているわけではありません。

 

(愛媛新聞)

 支援をしないというわけではなくて、これからの検討事項ということか。

 

(知事)

 そうですね。できるものがあればということですね。

 

(南海放送)

 キウイフルーツかいよう病に関して、一応、県下全域の農地を見回って、半分くらいの生産、栽培面積占める中予地方では出なかったということだが、県全体で見て、一定の落ち着きをみているのか。それとも、感染の余地があるということで警戒しているのか。

 

(知事)

 警戒は続けてまいります。ただ、今、調査チームを立ち上げていますので、感染ルートを解明するということが、今後の再発防止にも大きな影響を与えてまいりますので、一体これがどこから来たのかということは、どれくらい時間がかかるか分かりませんけれども、チームの活躍に期待したいと思いますが、是が非でも解明していきたいというふうに思ってます。

 

(NHK)

 感染ルートの解明について、今どんなことをポイントに調べているとかがあれば、教えてほしい。

 

(知事)

 急に発生するというのは考えにくいので、例えば、苗木、これ潜伏期間との問題も絡んでくるので、ちょっと技術的なことは僕も分かりませんけれども、苗木だったのか、あるいは、受粉、こうしたところにあるのか、それが一体どこから来ているのか、いろいろなことが考えられると思いますので、そこはチームの方でありとあらゆるルートをたどっていってくれると思っています。

 

(NHK)

 現時点で、大体の当たりというのは付いているのか。

 

(知事)

 分からないですね。この段階では。

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