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平成17年度9月補正予算案等に関する記者発表の要旨について

ページID:0008709 更新日:2017年12月4日 印刷ページ表示

 

日時 平成17年9月7日 11時00分~
場所 知事会議室

平成17年度9月予算案等記者発表

(知事)
9月補正予算案の発表の前に、今回の台風14号の被害について申し上げさせていただきます。今回の台風第14号は、大型で強い勢力を維持しておりましたことと、速度が非常に遅かったことなどから、県内でも長時間にわたって風雨が続いた状況にありました。
本日の午前6時現在での本県の被害状況では、人的な被害として久万高原町などで3名の方が風により転倒し、重軽傷を負われております。それから、被害の中には現在含めておりませんが、宇和島市三間町で82歳の女性が行方不明となっておられますが、災害との関連はまだ明らかではございません。
それから、住家被害としましては、現在まで把握しておりますところでは、全壊が1棟、床上浸水が2棟、床下浸水が53棟などとなっておりますけれども、本日未明に昨年に引き続き肱川が氾濫し、詳細は調査中でございますけれども、推定で大洲市では200棟以上の床上床下浸水等が発生しているもようでありまして、現在、八幡浜地方局職員を同市に派遣いたしまして、早急な被害実態の把握に努めているところであります。
被害に遭われました方々には心からお見舞い申し上げたいと思います。この他の公共土木施設や農業被害などについても、詳細を調査しておりまして、今後、国とも協議しながら、一日も早い復旧に全力を上げてまいりたいと思っております。台風関係は以上でございます。
それでは9月補正予算案につきまして発表させていただきます。今回の補正予算におきましては、財政破綻のシグナルが点滅中であるという極めて厳しい財政状況にございますことから、県議会各会派の要望や当初予算以降の社会経済情勢の変化も踏まえながら、「愛媛の元気創造」のために急ぐべき事業を厳選し、当面する課題への対応に絞って編成させていただきました。
予算の主要項目を申し上げます。まず、アスベスト問題につきましては、県民の不安解消のため、説明会の開催や県有施設の安全性確認調査及び緊急対策工事など各種対策を講じ、被害防止に万全を期すこととしております。次に、森林環境税を活用して、県民参加による森づくり活動を促進し、森林環境の保全を図ることとしております。さらに、子ども療育センターの整備に関連いたしまして、第一養護学校高等部の新築設計を行うことといたしております。それから、旧新居浜保健所の空きスペースを活用して新設する予定の「今治養護学校新居浜分校」の来年度開設に向け、整備を進めることといたします。
総合運動公園陸上競技場に、施設利用者からの要望を踏まえ、移動式電光掲示盤を整備し、本県のスポーツ振興に資することといたします。なお、この財源には、今年、現役を引退されました企業のトップからの寄附金をもって充てることとさせていただいております。次に、乳がんの早期発見につながるマンモグラフィの整備を支援し、検診体制の充実を図ることとしております。
このほか、中小企業を支援するための年末資金の確保、例年9月に補正いたしておりますが、金額的には、この分野が一番多うございます。それから、離島漁業の再生を支援する交付金制度を創設することとしております。
これらの結果、9月補正予算額は、一般会計で73億8,909万円、企業会計は2億7,459万円、合計いたしまして76億6,368万円となります。災害対策等を除きました当面の政策課題への対応額といたしましては、3年続けての緊縮型の予算となりました。以上でございます。

 

(愛媛新聞)
一般会計が73億8,909万円ということだが、過去と比較して、どれくらいの水準、過去何番目の額という言い方をするとどうなるのか。

 

(知事)
平成15年9月でガタッと緊縮型に切り替えましたが、そのときの金額が一般会計で81億3千万円でした。それから、翌年の昨年9月は、総額189億円でございますが、災害対策が106億4千万円含まれておりましたので、これを除きますと、82億6千万円でございました。
本年は、昨年、一昨年には9月で計上しておりました私学運営費の補助金の補正額を当初予算で計上いたしましたので、例年ならば9月補正で、昨年で言いますと8億4千万円上積みいたしておりました分は、当初に計上しておりましたので、今申し上げた81億、82億から当初に繰り入れた8億を引いた金額ということでは、この3ヵ年間の緊縮型は、ほぼ同額に近いのかなと思っております。当然のことながら、平成14年以前は、はるかに金額が多うございました。

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