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平成16年度9月補正予算案等に関する記者発表の要旨について

ページID:0008705 更新日:2017年12月4日 印刷ページ表示

 

日時 16年9月9日 11時00分~

場所 知事会議室

平成16年度9月予算案等記者発表

(知事)
今回の9月補正予算案におきましては、台風10号・15号等により被害を受けた方々への支援 並びに農林・土木施設の早期復旧を図ることといたしておりまして、このほか極めて厳しい財政状況の中、 必要な事業を精選して、当面する課題に適切に対応することといたしております。
予算の主要項目は、第1点が災害対策でありまして、被災者支援に関しましては台風15号による土砂災害で 多大な被害を受けました新居浜市の被災者を対象といたしまして、新居浜市と協力して、連携して、 県単独で緊急的に生活再建を支援することといたしております。 このほか災害救助法に基づく応急救助活動並びに災害援護資金貸付金の利子補給などを実施することとしております。 被災施設の復旧に関しましては、ため池、河川、道路などの早期復旧を図りますとともに、 新たな被害を防止するための緊急的な対策を講ずることとしております。
第2点の、当面する課題への対応につきましては、県議会各派から様々な形での御要望ございました、 そういった要点を踏まえまして、一つには県立中央病院の建替に向けまして、これはPFIを視野に入れた形で、 診療機能や施設整備計画等を盛り込んだ建替基本計画を策定することといたしております。 次に、高齢者の地域における助け合い活動の拠点となります「高齢者やすらぎの場」の整備を支援することとしております。 そして、平成29年の愛媛国体に備えた段階的な整備の第一ステップとして、総合運動公園陸上競技場のスタンドを、 サッカーJ2規格に適合するように改修する予算を計上いたすこととしております。 さらに、子ども療育センターの整備に関連した第一養護学校中等部の改修設計を行うこととしております。 このほか、例年9月補正で予算措置をいたしております私立学校の運営費に対する助成 並びに中小企業を支援するための年末資金の確保は、例年とほぼ同規模で実施することといたしております。
この結果、9月補正予算額は、一般会計で125億4,192万円、特別会計で4,670万円、企業会計で2,580万円、 合計いたしまして126億1,442万円となります。 この内訳としては、災害関係が43億1,936万円、それから、県政の通常課題に対しまして82億9,506万円となります。 通常の政策課題への対応は、昨年に引き続き緊縮型でありまして、これに今回は災害分を上乗せした予算となっております。 なお、先般の台風16号におきまして受けました大洲市の浸水被害をはじめ、台風18号の風害等もございますので、 県下全域で相当な被害が出ておりますが、まだ被害状況を十分把握しておりませんけれども、 早急に被害状況を把握して、必要な予算措置について精査をしたうえ、9月県議会の会期中に追加提案をする考えであります。
以上でございます。

 

(読売新聞)
県独自の被災者生活再建の事業だが、どのような意図をもって県としてやろうと思ったのか。 また、大洲市はもう国の被災者生活再建支援法が適用になったが、大洲市の方でもやるのか。 やらないのであればバランスが取れない感じがするがどうか。

 

(知事)
被災者生活再建支援法自体は、大規模な地域災害が起きたときに、 その全体、言うなればそれぞれの地域が立ち直っていくためには大変だろうという意味で、 建物の撤去費であるとか、あるいは焼失した家具の整備とかいうことを想定した制度でありますけれども、 今回のケースは、国の場合は全壊、それから大規模半壊という条件が限られてますんで、そういったケースは、 新居浜の場合、数が少なくて、むしろ圧倒的に土石流による床上浸水という形態のものですから、 それが特に家電であるとか畳とかそんな形で、地域全体に相当大きな影響を与えているという点で、 新居浜市からの要請もありましたし、県としても地元の地域経済再興というような視点で 乗り出す必要があるんじゃないかという判断を下したというのが本音のところでございます。 その時点では、大洲の洪水想定してなかったもんですから、大洲で今のような300戸の床上浸水という形になりましたから、 ちょっと土砂災害とは性格違うんですけれども、それを今後どうするかは、 今、大洲市と協議中でございますけれども、土砂災害のようなものに限定するのか、 もうそれは災害の原因が土砂災害であろうと床上浸水であろうと、家具の傷み方・使用は同様な状況にあると判断すれば、 地域経済活性化という点では新居浜に準ずるのかなとか、そういう点は、新居浜に対する支援策を決めた後に起きた事柄なので、 今、協議中ということでございます。
正直、大洲の場合、またあと5年経ってまた床上浸水があったら、 その度に畳替え、家電の再購入というのが数年ごとに繰り返されるということが 可能性として無きにしもあらずという点はありますけれども。

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